山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

米山2009年5月@新潟百名山№6<復刻版>

2022-03-08 | 〇新潟100名山(上越)
角田山から始まった山旅は
新潟県内の山を1年に1つか2つ
写真アルバムのページが増える程度のゆるさで
続いていました。
山と渓谷社の№16「新潟県の山」
1800円が唯一の指導書で
64の山々が紹介されていました。
最近は低山を楽しむことが
流行しているみたいですが
初心者としてただ
安全な低い山に行ってみようと
思っていただけです。
数えてみると、米山が
新潟百名山の6番目でした。
フィルム現像の手間から解放される
デジタルカメラは
2000年ころに初めて
FUJIの製品を10万円で買いました。
240万画素は
当時としては標準的な性能でしたので
生活圏の中で使うには十分でしたが
山での感動を伝えるには
物足りないのは仕方ありません。
2005年ごろ2代目のキャノンIXYに
買い換えて
米山にもそれを持って出かけました。
これは400万画素でした。
デジカメの性能がどんどん進化して
いつ買い替えるか迷っていたあの頃が
懐かしいです。
米山の一番印象に残っていることは
山頂から見下ろす
田んぼや海岸線・日本海です。
霞んではいたものの
慣れない山道を登ったご褒美として
満足できるものでした。
ただ、カメラの性能からして
感動の半分も伝えられない写真ばかりで
ほとんど消去してしまい
今残るのは3枚のみです。
この冬に
gooブログを整理・再構成して
新潟百名山としてまとめましたので
その6番目の米山を写真3枚分だけ
記事にしました。
米山の登山コースは
豊富なバリエーションがあり
この時は大平コースを登りました。

自宅から登山口までの移動が楽で
一般登山者向けのコースだったからです。

登ったのは5月5日のこどもの日。
ガイドブックに3~4月は雪が残り
歩きにくいと書いてありました。
1枚目の写真は
ガンバレ岩

登っていくと疲れがたまった頃
ちょうど眼の高さに赤い文字が
飛び込んできます。
岩は直径1mくらいの大きさです。
同伴者と顔を見合わせ
思わず笑ってしまい
楽しい思い出になりました。
他のコースを下見に来た時
林道で、カモシカを見つけました。
その印象が強いうちに

この看板を見て同伴者に
本当にいるんだよと話したこと
山での出来事の記憶は鮮明で
昨日のことのようです。
山頂からの写真は全然だめで
残っていないのはいいとして

ただの林の写真です。
なぜ残したのか
まったく覚えていません。
新緑の緑がきれいだったから?
雪が消えた頃
もう一度、同じコースを登り
どのくらい覚えているか、記憶に
挑戦します。
end

青田南葉山2013年7月-2@新潟百名山№14<復刻版>

2022-03-05 | 〇新潟100名山(上越)
青田南葉山6合目の水場から
引き続き、土の登山道を歩くと
脇にはコメツツジやノギランが
咲いていました。

15分で
7合目の見晴らし台分岐に到着。

すぐに広場に出て

高田平野と米山が見下ろせます。

直射日光に当たるが、風があり
不快ではありません。
5分ほど休んだ後に登山道に戻り
山頂を目指します。
登山道の脇には
ツルアリドウシやツクバネソウが
たくさん見られました。
10分ごとに
8合目・9合目の標識を刻み

傾斜が緩むと
青田南葉山の山頂です。

誰もいません。
登山口から1時間10分で
ガイドブックよりかなり時短でした。
山頂には山名を示す標柱と祠があり

樹木が伐採されて、広場になっていますが
360度樹木に囲まれ、展望はありません。
背の低い樹木の上から
カメラを持つ手を精一杯伸ばして、
やっと、南の
妙高山と火打山が撮れました。

火打山は高く、残雪があり
涼しそうです。

展望デッキがあればいいと思うけど
豪雪地帯なので維持が大変でしょう。
広場の片隅に
ヒメサユリの花の色に似た
ササユリが咲いていました。
花はヒメサユリより大きい。

ササユリ
ユリ科の多年草
本州の中部から九州にかけて分布する日本固有種
涼しく乾燥してやせ地を好む
薄い紅色の花で、葉が細く笹の葉に似る
南の籠町南葉山と
北の明神沢分岐を確認し

来た道を戻りました。
上り:1時間10分
下り:1時間
危険個所はないので
子供と一緒のハイキングに
ちょうど良いでしょう。
春には
シラネアオイも見られるようです。
冬は
キャンプ場の駐車場までの道の雪が解けないと
アクセスが不便で、人出も少なく
弥彦山ほどのお手軽な雪山ではありません。
雪景色を見るなら
日本スキー発祥地:金谷山スキー場がいいかも。
キャンプ場の少し上からのパノラマ

end

青田南葉山2013年7月-1@新潟百名山№14<復刻版>

2022-03-04 | 〇新潟100名山(上越)
yahoo時代のブログ記事から
引越ししなかった9年前の山行を
新潟100名山として追記します。
高田公園のハスの花が第一の目的で
その記事にまとめたので、移行から漏れました。。
南葉山(なんばさん)
標高949.1mは
上越市と妙高市にまたがる山域で
その主峰が青田南葉山です。
ふもとの南葉高原キャンプ場が
登山口になります。
キャンプ場は高田市街地を見下ろす高台で
よく整備されており、子供連れで遊ぶには
とても良い立地にあります。
歩行時間:3時間
歩行距離:5km
標高差:585m
弥彦山と同じくらいで、危険個所もなく
地元の人にうれしいハイキングコース
だと思いました。

先に立ち寄った
ハスの花が見ごろの高田公園から
山の姿を眺めることができます。

右側のドーム型の山です。
そしてその奥に、妙高山。

登山ルートの地図は
明神沢コースへの周回になっていますが
明神沢は展望がないそうなので
木落沢コースのピストンにしました。


キャンプ場の管理道路を進み

看板の通り、二股を真っすぐ左へ

すぐに緩やかな上りになります。

カタバミ・アジサイ・キバナニガナなど
夏に地元でよく目にする花が咲いています。

20分で5合目の標識まで
展望はありません。

さらに10分で6合目。

北側が開けて
上越市高田の市街地と米山。

水場があり水量も十分です。

つづく