山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山から見た白い飯豊連峰 2013-12

2013-12-27 | 弥彦山の足跡 11・12月
弥彦山から見える日本百名山は
遠いので
写真にすると
白けた感じになって
うまく写らないんですが
あれこれ調整してみたら
何とか
見られるものになりました。
新潟平野を見下ろす
五頭山の奥の飯豊連峰が
白く染まっていました。

よってみます

さらに近づくと
<北股岳>

やはり冬は遠くまで見通せます。
<大日岳>

今年は
平野に積もった雪が一度融けて
このまま
穏やかな正月を迎えられると
にぎやかな弥彦山になる
かも知れません。
何年か前に
初日の出を見るために
真っ暗なうちに登ったことがあります。
同じ道でも
新鮮な気持ちになりました。
来年も良い年になりますように
end

弥彦山 2013-11 晩秋7景

2013-11-27 | 弥彦山の足跡 11・12月
新潟は雨の多い季節になり
何も降っていない時を狙って
弥彦山へ。
山頂までの幸運は
あふれる光でクライマックスに。

何かが舞い降りてくる?

海も風にあおられて
金色の波が水面に風紋となり
港に押し寄せていました。

双耳峰の多宝山は
吹き付ける風で
秋色の山肌を隠す
雲を襟巻きにして
じっとたたずんでいました。

遠くを見れは何事もないように
濁った鉛のような海なのに
足元では
冬の訪れを感じさせる白い波が
ふもとまで色づいた森と
バトルしていました。

幸運にも
傘の世話にならなかったのは
ここまでです。
濃密な湿度の中で
一瞬・日が差して
雨に濡れた黄色い葉が
輝きを増しました。

温度が高ければ
熱帯の雨季と勘違いする
森を潤す雨によって
機械の眼をしたカメラさえも
動作不能の極限です。
人通りのない登山道で
この沢はいつもと違う光景を
見せてくれました。
色づいた木々は
次第に姿を変え
冬の支度の真っ最中ですが
3合目付近のもみじは
緑の葉と黄色になりかけの葉が
重なり合い
新緑のような錯覚に落ちました。

まもなく来る
白い季節の前に
まぶたに残る山のうつろいでした。

end

弥彦山 2013-11①

2013-11-11 | 弥彦山の足跡 11・12月
弥彦山の紅葉の時期は
ふもととあまり変わりません。
今年は10月まで暖かかったので
遅くまで秋が楽しめました。
スカイラインの紅葉
 
山頂から国上山を見る

山の花も
遅くまで楽しめました。
せっかくなので
今まで掲載した種類も含めて
数多くの花に登場してもらいます。
アザミ

この花は葉が大胆に割れていたので
ナンブアザミではありません。
ノコンギク

虫がホバリングして
蜜を狙っています。
カワミドリ

まだ咲いていました。
葉を1枚ちぎって臭いを嗅ぐと
ハッカほどさわやかではありませんが
似た臭いがしました。
カタバミ

草刈の後の日当たりで
仲良く咲いています。
待宵草

日が短くなったからか
日中も堂々と咲いています。
タンポポ

茎が短いので
冬になる前に
あわてて咲いたみたいに見えます。
イヌトウバナ

ハーブみたいに
臭いがしそうだったので
葉を1枚破いてみましたが
無臭でした。
イヌタデ
タデ科の1年草
幼い女の子たちが
この花をバラバラにして盛り付け
赤マンマ(赤飯)として
ままごとに使ったことから
アカマンマの別名がある

以前からあまりに普通に咲いていたので
カメラを向けませんでしたが
11月ですから特別です。
ノダケ
セリ科の多年草
山野の日当たりのよいところに生える
濃い紫褐色がセリ科では珍しい

これも以前から咲いていたのですが
花の名前がわかってから見つけられず
この花は小さいですが
年を越えずに済みました。
雪の天気予報もあり
野の花は終わりかもしれません。
約2年間で
180種の花や実を掲載することができました。
end

イベント盛りだくさんで夕方になったら@弥彦山 2013-11

2013-11-10 | 弥彦山の足跡 11・12月
弥彦神社の
菊まつりや

もみじ谷の紅葉を見て

鬼の歯型などという珍景まで
写真に収めたものですから
弥彦山に登るのが
遅くなってしまいました。
鬼の歯型は
このトンネルのすぐ近くにあります。

おもしろい名前がついていますが
看板がある訳ではありませんから
皆さん素通りです。
遅くなったので
弥彦山はいつもの静けさです。
4合目の少し下の
国上山が良く見えるお気に入りポイントで

谷の向こうは錦秋の彩り
もみじの紅葉も素敵ですが
自然任せの素朴な
山の紅葉も悪くありません。

山頂には3時半ころ到着し
人影はありません。
太陽が西の雲越しの光を灯し
遠くの青い山並みと薄紅色の雲が
迎えてくれました。

左から
妙高山・火打山・焼山
右奥に
北アルプスの白馬岳

しばらくの間
冷たい空気を肺に感じながら
写真を撮っていましたが
ふと
水平線の近くは雲が薄いので
夕日が見れるかもしれないと思い立ち
今は3:45
日没は4:30前後
間に合わないかもしれないと思いながらも
夕日がきれいだと言う
ある場所に行ってみることにしました。
普通に下りても間に合いませんから
最短距離のルートで駆け下ります。
この時期になれば暗くなるのは早く
駐車場から見る空は
もう夜の暗さを宿していました。
道は混んでいて
飛ばせませんでしたが
4:40到着です。
移転した寺泊中学校の跡地
汐見台

残念ながら
日没には間に合いませんでしたが
空をオレンジ色に染める夕焼け

*
街灯のともる町並みと寺泊港
海の向こうは佐渡ケ島

少し前に撮った昼間の写真はこちら

*

やはり
夕景の方が風情があるようです。
ここは
寺泊ロマンス街道の始まり。
end

雨の中で1年を振り返る @弥彦山№240

2012-12-31 | 弥彦山の足跡 11・12月
個人的には
充実した1年だった2012年も
あと少しで終わります。
今シーズンの雪は
早く多かったのですが
ここしばらくは降雪も落ち着き
だいぶ解けてきましたので
雨の中
弥彦山に登って来ました。
5合目までは雪もほとんど融けて
土の上を歩きます。
その上も昨シーズンと比べれば
たいしたことはありません。
雨の日はいつもとは違う
景色が楽しめる時があります。
霞がかった弥彦の街並み

霧をまとった優美な国上山

一歩一歩踏みしめながら
この1年の報告と
来る年への希望を描き
今年の山は終わりとなりました。

買い物に行くとどこも混雑していて
不景気ではありますが
年末くらいはと
皆さん買いだめしていらっしゃいました。
来年は
もっとよい年になりますように

パノラマで越後平野 弥彦山より

2012-12-03 | 弥彦山の足跡 11・12月
貴重な晴れの日に
弥彦山で360度のパノラマを堪能。
おすそ分けしようと
いつものカメラでパノラマ撮影。
しかし
一番の絶景の
魚沼方面の雲をかぶった県境の山は
撮影を失敗しボケボケ。
練習しないとうまくいきません。

なんとか写っていた
越後平野と県境の真っ白な山

信濃川の運ぶ土砂で
まったいらな穀倉地帯
田んぼから見上げた弥彦山

すでに紅葉は終わりを告げました。
左のピークが弥彦山、
右側は多宝山です。
弥彦山の山頂付近は初雪を
人が踏み固め
凍った道になっていました。
そして
佐渡ケ島の山も
白くお化粧しています。

真っ白になると
海の青や空の青によく映えます

穏やかな日本海
end

穏やかな日の弥彦山 2012晩秋

2012-11-23 | 弥彦山の足跡 11・12月
弥彦神社の菊祭りも
もうじき終わります。
今年の菊祭りはほとんど雨で
残念な祭りになりました。
こういう時は
寺泊の魚のアメ横が
にぎわうそうです。
屋根のある場所は
天気に関係ありませんから
来年こそ
よい天気に恵まれますように
雨の合間に弥彦山に登りました。
それでも途中で
雨に降られましたけど
<多宝山と越後平野>

*
今年一番の花photoご覧ください。

草むらの奥にひっそりと咲く
センブリ
日差しがスポットライトのように
花を照らしていました。

山頂から柏崎方面の日本海

この日は
風もなく穏やかな日本海です
7合目から
紅葉で有名なモミジ谷

5合目付近で
ほんの少し日差しが射して
まだ紅葉が残っています

国上山と信濃川
ふもとの里の風景

空気が湿っているので
写真では遠くが白くなってしまいましたが
肉眼では真っ白な山も
新雪の飯豊連峰?
写真ではよく見えませんが
日が射して真っ白に輝いていました

もうじき来る
冬の仕度が続いています。
end

弥彦山から冬便り 金賞まんじゅう

2011-12-22 | 弥彦山の足跡 11・12月
湯気が出てると
ついつい買っちゃいます。
休日には行列もできます。
中村屋
第十六回新潟県展金賞受賞

色は濃いが
黒糖の香り豊かで
しっとりとした生地。 あんこは
小豆のこしあんです。
塩が少々強めなのにスウィート。
絶妙なバランスで
美味しさが口に広がります。
切れがよく、
しつこい甘さが残りません。 これぞ
金賞
温泉まんじゅう。

今日は冬至だそうです。
今年の
弥彦山は雪の中。

でもこの日は
遠くまで見渡せました。
<三条市下田方面>

国上山と光を映す信濃川

雪に埋もれる橋

 足元には落ち葉

山頂に近い登山道の脇に
ウサギの足跡。

弥彦山のうさぎは
砂糖のお菓子になっています。
チョコも出ました。
名前もおしゃれな
ちょこっ兎
*
雪の中で咲いている菊

みんな
生きるのに一所懸命です
end

つぶらな瞳の雪だるま 弥彦山

2011-12-02 | 弥彦山の足跡 11・12月
弥彦山のベンチで
いったい
何日
待っていてくれたんだい
つぶらな瞳の雪だるま君

その紅の目は
うさぎのように愛らしい
* 
夕日に染まった
薄紅色の頬は
みんなに見つめられて
恥ずかしかったからなのか
その体や
小枝のような腕は
あまりにも華奢だから
似合わない帽子を
取り替えてあげることもできない

* 
せめてもう一度
会いに来るその日まで
そのままでいてくれる

 *
新潟県弥彦村
弥彦山登頂200回記念
紅葉も雪も同時にある世界

*

その後日
雪だるまの親子?

子供はソリに乗っている
end

弥彦山 弥彦公園 紅葉のもみじ谷

2011-11-30 | 弥彦山の足跡 11・12月
弥彦山の記事のまとめ
気に入っていただけるかどうか
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私のお気に入りは
6合目の木橋

最近新しくなりました。
なぜ気に入っているかと言うと
ここが一番涼しいんです。
橋の上に立つと
暑くて風がほとんどない日でも
ここだけは涼しい風が吹いています。
暑くなったらお試しください。
7合目の水場

皆さん休まれるところです。
写真は、
排水パイプから水が出ています。
枯れ枝に落ち葉が
水を放射状に広げて
のように見えたので
撮ってみました。

わかりますか
動画のほうがよかったかも。
* 
9合目からの長い階段の終わり

階段が終わってほっとする場所です。
このときは
山頂付近のみ雲で覆われ
行く手の太陽の光りが
霧で暖かく包まれていました。

山頂の奥宮

雑木が刈り取られ
石の柵も分解して組みなおされ
リニューアルされました。
後ろの電波塔が現代的でしょう。
電波塔を外した写真を削除してしまいました。
紅葉のもみじ谷

今年の紅葉は
今ひとつなので、見に行っていません。
これは数年前の写真です。

 *

全赤も、色とりどりも
もみじなんですが
グラデーションのある方が好きです。
14番目の月と同じです。
白銀の飯豊連峰

おわり