山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山 2013-10② ホトトギス・キッコウハグマ・セイダカアワダチソウ・スミレ

2013-10-27 | 弥彦山の足跡 9・10月
新潟では町並みの緑も
色が変わり始めました。
弥彦山でも
登山道の近くではまだ
鮮やかな樹は少なかったのですが
沢の向こうの斜面には
赤や黄色の斑模様を見ることができます。
青空をバックにして
オレンジ色の葉。

ホトトギス
ユリ科の多年草

登山道の中ほどに咲いていたので
弥彦山に生きる植物として
数えることにします。

キッコウハグマ
キク科の多年草
花が咲いていました。

1cmにも満たないとても小さな花ですが
よく見ると
ウェーブした白い花びらに
ピンクの葯がアクセントになっています。
ほとんどの人が素通りで
かわいそうなので
たくさん写真を撮ってあげました。 
セイダカアワダチソウ
キク科の多年草
北アメリカ原産の帰化植物

この時期、平地では
我がもの顔で咲いていますが
ついに弥彦山にも進出しました。
当たり前で気がつかなかっただけ
かも知れませんが。
スミレ
秋に咲いてくれる珍しいスミレ?

1輪だけ道端に咲いてました。
調査中
花は終わりかけかもしれません。
茎は根元の方の色が変わり倒れていました。

薄紫色で細い花びらが可憐だったので
いい写真になりました。
目立たない小さな花なので
花の名前は迷宮入りか?
秋に咲いたヒメジョオン
ではないかと思われます。
(2014年追記)
ノコンギクのその後

冠毛が長いので
この花はヨメナではなく
ノコンギクとします
end

表現できない広さ@美ヶ原 日本百名山№28

2013-10-25 | 28美ヶ原(秋)
山本小屋から
牧場の道を王ケ頭に向かっていると
バスにすれ違いました。
ホテルのバスみたいです。
チェックアウトしてお帰りの?
10人くらいのお客さんを乗せて。

王ケ頭の左に雲海が見えてきました。
今日は
雲でいつ見えなくなるか
冷や冷やしながら歩いています。
岩場が少し赤いので
雲海の白と好対照です。


王ケ頭ホテルに着くと
再び雲に囲まれ
山頂の王ケ頭はベールに包まれました。

この正面には
御嶽山があるはずなんですが。

何かの像が壊れて鉄筋だけが
残ってしまったのでしょうか?


今日の目的地はもうひとつ
王ケ鼻に進みます。
少し下ると
道の脇にマツムシソウが
まだ咲いていてくれました。

季節はずれの花に出会うと
うれしくなります。

王ケ鼻
時々薄く山の形が見えますが
ほとんど厚いベールに包まれ
アルプスの絶景はお預けです。
お昼にして少し休みました。

後から子連れの家族が来ましたが
人の声以外
音のない時間が流れました。
深田久弥さんの
日本百名山より
以前松本平の人々は、
美ヶ原を東山、北アルプスを西山と呼んだそうだが、
その西山の最重要部分、槍、穂高の連嶺を、
東山からまざまざと眺めることが出来る。
その豪快な山容を鑑賞するのに、最も適した距離である。
晴れそうな気配がないので
残念ですが戻ります。
王ケ頭を過ぎて
牧場の中ほどで
急に雲が消えました。
平らな牧場

山本小屋・駐車場方向

 ほとんど平らなので
広さを表現しようがありません。
百曲がりの頭方面に回り道をして
紅葉が見えればと思ったのですが
だいぶ下らないとダメのようなので
アルプス展望コースから
見下ろしました。

雲が生き物のようでした。

最後に
山本小屋ふる里館で
牛肉コロッケを買い
駐車場で雲海を見渡しながら
いただきました。

揚げたてだったみたいです。
帰り道で雲海の向こうに
日本百名山がいくつも見えました。
湯ノ丸山を中央に
左に四阿山と根子岳

右に浅間山と篭ノ登山

弓の形の稜線から
雲があふれています。
きらりと光った火打山と
左に高妻山・右に妙高山

この日判別できた日本百名山
7座
本日の歩数
16,162歩
山頂が平らで広いのは
苗場山も同じですが
ここは人に優しい山でした。
end

五里霧中・坂の上の高原牧場@美ヶ原 日本百名山№28

2013-10-22 | 28美ヶ原(秋)
上信越自動車道
上田菅平インターから
天気予報どおり
雨は降っていないのですが
空は低い雲にさえぎられ
どの山も山頂を
仰ぎ見ることはできません。
カーナビの示す方向も
雲が山頂を覆い隠していました。
井出牧場を左折すると
九十九折の上り坂になり
次第にガスに包まれ
距離にして10kmくらい上り続けます。

美ヶ原高原美術館が見える辺りで
ようやく
ガスの中にも明るさが出て
気持ちも前向きに変わりました。
今日は
車が上りのほとんどを
肩代わりしてくれました。
登山口というより

出発点は
山本小屋ふるさと館

標高1924m
行く先は
王ケ頭
標高2034m
標高差110mは
今までの日本百名山の中で
最も少ないものです。

ガイドブックでは
南西の三城牧場からのルートで
標高差650mになっていましたが
このガスたっぷりの天気では
あまり違いはないでしょう。
牧場の道を
向こうから6人ぐらいのグループが
やってきました。

地名が引き寄せる魅力で
若い人や観光客のような人たちが
多く訪れる観光地ですが
この日は雲のせいか
落ち着いた雰囲気の牧場でした。
ここに来られる皆さんは
きちんとあいさつをして
すれ違います。
話し声がないと、すれ違う直前まで
人の気配がわかりません。

まっすぐ進むと最初の目的地
美しの塔が霧の中に見え始めます。


塔の裏には
尾崎喜八さんの詩があります。
登りついて不意にひらけた眼前の風景に
しばらくは世界の天井が抜けたかと思う
やがて一歩を踏みこんで岩にまたがりながら
この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ
無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な
この風景の情緒はただ身にしみるように本原的で
尋常の尺度にはまるで桁が外れている
今日
雲の間から不意をついて
見えるものは
快晴のとき見えると言う
日本百名山41座よりも
心に残る風景でした。
進むとともに
正面には
西洋の城に付き物の尖塔のような
電波塔を従え
牧場の丘の上に立つ城
王ケ塔ホテルが姿を現しました。


自然のものとは思えないほど
雲の演出がみごとです。

右には
遠く
上下の雲にはさまれて
北アルプスの山々が見えて

左手に
雲海を従えた八ヶ岳と蓼科山です。
 
頭上にも雲があるので
この色を失った海は
本当の海との違和感がありません。
日光がないので
山は青く
切り絵のように
その形を印象づけていました。
つづく

弥彦山 2013-10① アサギマダラ・ノコンギク・シオガマギク・ナンブアザミ・サラシナショウマ・センブリ・オヤマボクチ・ホトトギス

2013-10-11 | 弥彦山の足跡 9・10月
今年は10月だというのに
夏日もある暑い秋です。
弥彦山でも時々見かけるのですが
この日は
ゆっくり遊んでくれました。
人懐っこいアサギマダラです。

アサギマダラの名前は
福島県の西吾妻山のふもと
グランデコスキー場で知りました。
アサギ=浅葱色(新撰組の羽織の色)
マダラ=胴体の斑点
ゴンドラ山頂駅近くに
まとまった生息地があるようです。

日本で生息する唯一の<渡り>をする蝶で
2000kmほどの長い距離を渡るものも
いるそうです。
日本では
主に夏に見られるようですが
10月まで新潟にいて大丈夫なんでしょうか?
風をうまく使って
ホバリングするように飛ぶのを
見上げると
青空と浅葱色が溶け合って
黒っぽい模様が強く印象に残ります。
とても美しい蝶でした。
ノコンギク
キク科の多年草
日本各地の山野に生じる

ヨメナとの区別が難しく
ヨメナは湿気を好むので山の上には少なく
冠毛が多いのがノコンギクだそうです。
たくさん咲いていたので
花のあとも確認してから
花名を最終確定させたいと思います。
シオガマギク
ゴマノハグサ科の多年草
アジア東部の温帯に広く分布する
山地の日当たりのよい草地に生える
 
花は終わりかけでした。
輪のように咲いていると
トモエシオガマと区別がつきにくい
ナンブアザミ
キク科の多年草
本州の山地や草原に生える
岩手県南部地方に因んで名づけられた

アザミとしては花が小さく色も地味です。
サラシナショウマ
キンポウゲ科の多年草
アジア東部の冷温帯に広く分布する
日本全土の山地の樹下や草原に生える
若い葉は茹でて水にさらし味をつけて食べられる

(再掲載)
センブリ
リンドウ科の多年草

道路わきの草刈りで
危ない場所に咲いていました。
来年も咲いてくれるでしょうか。
オヤマボクチ(開花)
キク科の多年草

葉は蕎麦のつなぎになるようです。
(おまけ)
ホトトギス
ユリ科の多年草
日本各地の山地に広く分布する
紫色の斑点をホトトギスの胸の斑点に
なぞらえて名づけられた。

野生ではなく植えられたもののようなので
おまけとしました。
end

牛ケ岳まで歩いて得たもの@巻機山 日本百名山№5アゲイン

2013-10-10 | 05巻機山(夏・秋)
9合目のニセ巻機から巻機山山頂が
この山のハイライト
と言っていいでしょう。
 
真ん中の米子沢の水源は草地で
夏は緑一色ですが
秋には草紅葉となります。
 
風が吹くと
気持ちよく揺れて
ヒーリングタイムになります。
巻機山とニセ巻機によって
遠くの景色はさえぎられ
隔絶された世界です。
 
人間のつくったものは
木道と避難小屋だけです。
巻機山山頂から
団体さんが降りてきました。

駐車場の車の数に見合う
にぎやかさになってきました。
やはり皆さん早起きだったようです。
御機屋と呼ばれる
山頂の標柱のある広場は通過します。
 
登山口から3時間50分。
展望が良過ぎてのんびりしてしまい
ガイドブックの時間通りです。
今日の最終目的地は
牛ケ岳です。
このあたりの登山道には
イワショウブの赤い実がたくさんあり
夏に来れば
高山の花が咲いていることを
教えてくれます。
 
立ち枯れたキンコウカも
ありました。
この丘の上が最高地点です。
前回来たときは何もありませんでしたが
誰かが小さいケルンを作っていました。
 
通過しようと思ったら
360度の絶景にしばらく足を止め
写真を撮りまくりました。
道が少し広がっている程度で
ゆっくりするには狭いので
後から来た群馬県の人たちに場所を譲り
先に進みます。
朝日岳への分岐点で
数人が休んでいました。
ここも
静かな絶景のビューポイントです。
行く先には牛が岳が
牛の背中のようにどっしりと
構えています。
 
牛の背の上りのあたりは
笹の緑が途切れ
その茶色に切り取った形は
左向きの牛がひざまずいているように
見えました。
木道が続いていますが
緑の濃い場所は
木道が見えないほど笹が茂り
つまずかないように慎重に
歩かなければなりません。
牛ケ岳の山頂は
牛の背中の一番手前になります。
 
木の柱が横たわっています。
字も読めません。

さらに先には
展望台があるようです。
牛ケ岳山頂にザックを置いた女性二人とすれ違い
次第に大きくなる越後三山を正面に
まっすぐの道が下り始めるところに
展望台がありました。
御機屋から50分かけて到着し
遅い昼食をとりながら
ゆっくり休憩をしました。
展望台には
遭難のメモリアルプレートが
設置されており
山の危険に慣れないよう
気を引き締め直しました。
越後三山は初回で掲載しましたから
省略します。
魚沼こしひかりの産地
 
群馬県の山々
 
そして
巻機山と割引岳
 
帰りはガスで
展望がいまひとつになったので
淡々と下りました。
牛ケ岳展望台から御機屋まで30分
 
御機屋には
ザックにヘルメットをぶら下げた
人たちが下りるところでした。

どこから登って来たのでしょう?
そこから登山口まで2時間15分。
他の登山者は
早く下りたか・避難小屋に泊まるかのようで
またまた
静かな下山道でした。
この日の歩数
26,740歩
今年一番の距離。
この日に得たものは
今年一番の心地よい疲れでした。
end

開放感のある登山道>9合目まで@巻機山 日本百名山№5アゲイン

2013-10-08 | 05巻機山(夏・秋)
巻機山の6合目は
林の途中です。
先に進めば
再び視界がさえぎられますが
それも20分で上空の空が見え始め
30分で7合目に到着しました。
 
花が少ないので
ガイドブックより少し早いペースになり
登山口から2時間です。
ここからは
いたるところパノラマ状態です。
先客はご夫婦1組でした。
写真を撮っていたら
途中で先を譲っていただいた
もう1組が合流し
それでも静かな7合目です。
まったりとした時間の流れを
子供が来た?の声が遮ります。
まさか巻機山に子供が来るはずはない
甲高い声と色とりどりのキャップで
6人が並んで登ってきます。
近づけば
トレランの格好をした女子チームでした。
さわやかな挨拶を残し
風のように登っていきました。
 
10分も写真を撮っていました。
 
谷川連峰
雲たなびくあたりの一番低いところが
清水峠>谷川岳>一ノ倉岳>茂倉岳>
万太郎山>エビス大黒の頭>仙ノ倉山
180度の展望を満喫して先に進みます。
先は9合目まで見渡せます。
 
紅葉にはまだ早いので
ごく一部が色づき始めた程度です。
森林限界を超えたので
展望を楽しみながら登ります。
8合目到着
 
振り返るとこんな道でした。
 
8合目から見上げると
登っている人が見えました。
 
疲れも出てきて感覚的には
7合目から9合目の上りが
一番きついようです。
前回来たときにすでに
岩礫の斜面に草が生えるように
植生保護の養生をしてあったのですが
環境が厳しいためか
効果は見られません。
それでも
登山道としての階段を外れないように
進みます。
赤い実が空の青と草の緑の間に
生きていることを主張しています。
 
上るにつれて
草の紅葉も始まりました。
 
降りる途中
この少し下の方でナナカマドが
枯れて落ちそうな茶色い葉を
つけていましたから
この赤い実はナナカマドでしょう。
ここを超えると
米子沢の源流部を隔てて
巻機山の山頂部が姿を現します。
 
今回は最初から最後まで
雲に隠れることなく
かやぶき屋根を連想させる姿を
見せてくれました。
9合目のニセ巻機に到着です。
 
7合目から55分
登山口から3時間かかりました。
ゆっくり景色を堪能しながら登ったので
ガイドブックのペースに戻りました。
写真を撮っていると
山頂から戻ってくる道に
見たことのある帽子が見えました。
 
7合目で追い越された女子チームの内の
二人でした。
単純計算で2倍のスピードです。
脱帽
次回(最終回)
山頂から牛ケ岳
につづく

ブナ林を6合目まで@巻機山 日本百名山№5アゲイン

2013-10-07 | 05巻機山(夏・秋)
巻機山登山口のある桜坂駐車場は
この日は車が7割ほど埋まっていました。

巻機山の山頂は見えませんが
割引岳と天狗岩は姿が見えます。
 
割引岳はワレメキダケ(又はワリメキダケ)と読みます。
深田久弥さんの
日本百名山より
この描写から察して
私は牧之の指す破目山(ワレメキヤマ)とは
今の巻機山前峰の天狗岩に相違ないと思う
中略
割引山とはワレメキ山の聞き誤りに違いない
清水から仰ぐと天狗岩とその三角点の山は重なって見える
中略
誤ってその背後の山がその名を負ったのだろう
のんびりした時代と
方言に悩まされた測量担当者が
思い浮かびます。
ほとんどの皆さんが登る
井戸尾根コースですが
単純標高差1200m以上
累積高低差は1500mくらいです。
 
スタートは7:37
桜坂駐車場は3合目付近で
しばらくは
ブナやミズナラの林の中を
大きな石が
ゴロゴロと露出した登山道です。
こういう道は
上りは問題ありませんが
下りで疲れが加速します。
30分ほどで4合目の標柱です。
 
花の出迎えは
アキノキリンソウでした。
 
そのほか
ムラサキシキブの実が
色鮮やかで
弥彦山でよく見かける
クルマバハグマ
オクモミジハグマ
なども咲いていました。
豪雪地帯のため
大木はありませんが
太さがそろったブナの美林が
目の保養になります。
 
登山口からずっと
このくらいの角度で登りましたから
最初の休憩をとりたいなと思うころ
前方が明るくなり
5合目に到着です。
 
登山口から55分かかりました。
ガイドブックには1時間とありましたので
今日は長丁場ですから
いいペースでしょう。
出発時間が中途半端だったのか
下る人3人とすれ違っただけで
登る人や休んでいる人は見かけませんでした。
静かです。
5合目からは右に
山頂の稜線から下りる大きな谷に
米子沢を見ることができます。
遠眼鏡をのぞけば
岩肌に滝のような水が流れ
涼しげです。

この日は稜線に雲がかかり
青空なのに展望がないという
悪い予感が浮かびました。
5合目からの展望を満喫したら
再び
ブナの美林を楽しみながら
30分で6合目になります。
 
今度は左側に
ヌクビ沢・割引沢の間に天狗岩が

そして割引岳がその奥に見えます。

すみません
両方が入ったいい写真がありませんでした。
こちらの沢は
流れる水が少ないようですが
沢でこれだけの傾斜があれば
上級者向きというのは理解できます。
 
行程の節目節目で
山の大きさを感じることのできる風景が
長い道のりを分割してくれて
疲れをリセットできるのが
この山の優しさかもしれません。
つづく

山頂は百名山の展望台@巻機山 日本百名山№5アゲイン

2013-10-04 | 05巻機山(夏・秋)
新潟県の巻機山
以前に登ったのは夏の8月でした。
山頂は流れる雲で
見えたり見えなかったり
ましてや
展望はありませんでした。
とても暑くて
持っていった水がぎりぎりだったと
記憶しています。
観光地でもある福島県の浄土平と
比べれば
ひっそりと静かな山旅です。
今回は
晴れて空気が澄み
新潟・群馬・福島の山々を
登った記憶をたどりながら
目で楽しむことができました。
この日写真で判別できた
日本百名山を北から時計回りで
ご覧ください。
1.       越後駒ケ岳
 
牛ケ岳からは
中ノ岳(右)と八海山(左)を従え
越後三山がひとつのまとまりとなって
迫力がありました。
午後になってしまったので
薄くガスが上がってきましたが
日帰りですからしかたありません。
この間にあるはずの
会津駒ケ岳と平ケ岳は残念ながら
写真に写っていませんでした。
2.3.燧ケ岳と至仏山
 
よく見られる角度とほぼ同じ向きなので
見慣れた形をしています。
4.日光白根山
 
標高がひときわ高く
山頂が3つに割れて目立ちます。
5.皇海山
 
雲間から頭だけなのでわかりにくいのですが
方角からほぼ間違いないと思います。
6.武尊山

剣ケ峰から見た幅広の堂々とした形とは
違うシルエットになっています。
右側の低い方のピークが剣ケ峰。
7.8.富士山と谷川岳
 
富士山が谷川岳の左に雲に浮かんで見えました。
たまにしか見えないようなので
登頂2回目で見えたのは幸運でした。
富士山との距離は180kmくらいだそうです。
9.八ヶ岳(未登頂)
 
万太郎山とエビス大黒の頭の間
八つの峰の形は
登っていないので
見慣れないものです。
群馬から来た人たちは
形からして間違いないと言ってました。
10.浅間山(未登頂)
 
仙ノ倉山に重なっていますが
標高が500mほど高いので
山頂が覗いています。
草津白根山からは大きく見えました。
11.苗場山
 
みつまたかぐらスキー場と
平らな山頂湿原が目印です。
紅葉が始まったようです。
秋の晴れた日に
もう一度登ってみたいと思います。
12.13.妙高山と火打山
 
双子の山みたいです。
長岡から上越市に向かうと
最初に妙高が見えその後ろに火打
すなわち東西という感覚ですが
地図を見れば火打の方が海側(北西)でした。
雨飾山はこの先ですから見えません。
(おまけ)
北アルプス
 
遠くてわかりにくいので
この写真だけ
コントラストを上げてみました。
自宅からの距離が
そんなに遠い訳ではないのですが
日本アルプスで登ったのは
今のところ木曽駒ケ岳だけです。
この写真のようにまだ遠い存在です。
登った山を探すのに時間がかかるほど
新潟と群馬・福島の日本百名山は
たくさん登りました。
地図を持ってくれば
もっと小さく見える百名山も
見つけられたでしょうか?
巻機山の魅力は
次回に
end

弥彦山 2013-9③ シラネセンキュウ・ミゾソバ・ツルボ

2013-10-02 | 弥彦山の足跡 9・10月
越後平野では
田んぼの稲刈りもほぼ終わり
食欲の秋がやってきました。
庶民の味方の秋刀魚がおいしいけれど
消費税の増税でほろ苦い?
アベノミクス
来年はアベマゲドンになって
大暴れ?
シラネセンキュウ
セリ科の多年草
本州・九州・朝鮮半島・中国北東部に分布し
山地の林下や溝の縁などの
湿り気の多いところに生える

セリの仲間は似たものが多くて
名前の判別に苦労しました。
もし違っているようならお知らせください。
ミゾソバ
タデ科の一年草
アジア東部の温帯に分布する
日本では溝の縁や水辺に群生する

ママコノシリヌグイに似ています。
ツルボ
ユリ科の多年草
アジア東部の温帯から亜熱帯に分布し
日本では各地の草地などに自生がみられる

終わりかけでしたが
きれいな先端だけ撮りました
(再掲載)
ナギナタコウジュ
シソ科の一年草
日本各地の山地に生え
東アジアの温帯から熱帯に広く分布する

花序がややそり返って
なぎなたの刃のように見えることから
この名がある
ゲンノショウコ
フウロソウ科の多年草
(ピンク色の花)

トリカブト
キンポウゲ科の多年草
昔アイヌが熊狩りの際に毒矢として用いた

秋は白か紫の花を多く見かけます。
薄紫は上品で好きな色のひとつです。
10月の花にしておいたものの多くが
9月に移ってしまいました。
今の山には
花より赤い実の方が目立ちます。
end

吾妻連峰の広さを楽しむ@吾妻山 日本百名山№25+

2013-10-01 | 25吾妻山(夏・秋)+一切経山
吾妻連峰の東端へ
花の季節でもないのに
紅葉にも早いのに
出かけた山旅を締めくくります。
磐梯吾妻スカイラインにある
浄土平からの周遊コースの
締めくくりに選んだのは
東吾妻山
標高1975m
お皿をひっくり返した山容は
吾妻連峰の山の標準形です。
鎌沼越しに見ると

深田久弥さんの
日本百名山より
この山群には一頭地を抜いた代表的な峰がない。それでいて
東北では貴重な千九百米以上の高さを持つ峰が十座近くも
群がっている。しかもそれらの峰がいずれもずんぐり
むっくりした形で、顕著な目じるしがないので、
遠くからこの山群を望んで、どれがどの峰かにわかには
識別しがたいほどである。
姥ケ原から東吾妻山に向かうのに
勇気はいりません。
どう見てもハードな山道の様には
見えないからです。
ビジターセンターにあった案内板によれば
東吾妻山まで上り40分です。

しかし
遊び疲れた体に
林の山道はジンジンと効いてきます。
十字路の標識から

林の中の石と木の根が露出した道

しだいに青空が見えるようになって

森林限界を超えると

まるで山頂を示すような木柱ですが
文字の上に矢印があるので
山頂はまだ先です。
案内板の時間通り
40分で山頂です。
下から見た山の形から想像できる
広く平らな広場に
10名以上の方が休んでいました。

吾妻連峰は

写真の一番奥に左から
西大巓と西吾妻山が見えます。
手前の一番左が中吾妻山です。
西吾妻に登ったときは
展望がいいはずの西大巓からも
ガスで何も見えず
寂しく山を降りましたが
今日は最高の山日和です。
パノラマにすれば

このすべてが
1900m級の山が連なる吾妻連峰で
東吾妻山から見た地形は
地図によればカタカナのヨの形で
山あり沼ありの変化に富んだ
地形です。。
花の百名山には
2泊3日で縦走するコースが
紹介されていました。
この広さからすれば
日程が長すぎるということはないでしょう。
今回は時期的に
咲いている花は少なかったのですが
花の百名山にふさわしい面影を
確認することができました。
あまりにも広大で
西と東にそれぞれ日帰りで登り
中抜きにしてしまった功罪は
いずれまた
言い訳を考えて
来ることになるかもしれません。
この日
吾妻連峰から見ることのできた
福島県の山々

湖沼群を抱く会津磐梯山

紅葉が有名な安達太良山

遠いので
ここからは残念ながら見えなかった
秘境に近い会津駒ケ岳も
今年登りました。
福島の山の魅力を堪能し
福島県で残るのは
新潟県との境にある
飯豊山のみとなりました。
end