山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

昔の写真とカメラ@昭和時代の山登り

2018-11-23 | 昭和時代の記録
家の中の整理をしていたら
昔の写真のネガが入ったケースを
見つけました。

そんなに
きちんと管理された状態ではない
にもかかわらず
ネガはきれいに残っていました。

この冬に
トレース台と拡大鏡・手袋を買い
時間をかけて
整理して保存したいと思っています。
たくさんあったカメラは
時間とともに
ほとんど
どこかに行ってしまいましたが
2つだけ残ったカメラを
飾り棚から出して
記録に残します。
コニカの2眼レフ


まだファインダーに画像が映り
子供の頃に、のぞき込んだことを
思い出しました。
キャノンのコンパクトカメラ

このカメラで撮った写真かどうかは
わかりませんが
当時のカメラは
全てをマニュアルで操作する
メカの塊だったので
山での撮影は
大変だったろうと思います。
どんなものが記録されているのか
楽しみです。
日本軍で使用していた
水筒も
記録に残します。

これは
持ち主とともに
千島列島からシベリアまで行って
無事に帰ってきました。

end

小遠見山からの下山@小遠見山(標高2007m)

2018-11-15 | ‐‐小遠見山(秋)五竜岳入口
小遠見山の山頂で
写真を撮っていたら
すぐに雨粒が落ちてきて
この日の天気予報は
午後から下り坂で
西から雷雲が来るとのこと。
ゆっくり休んでも
晴れ間が来る可能性もなく
とんぼ返りすることにしました。
2時過ぎに下山開始。
ロープウェーの時間には余裕ですが
雨雲に追われて
下山も急ぎます。
上りと同様に
ガスの中で何も見えません。
登山道は整備されているので
脚の負担が少ない下り坂で
助かりました。


見返り坂を過ぎて
もう少しで地蔵ケルンというところで
外人の若い女性が単独で
登ってきたのにすれ違い
明るい茶色の髪と
片手に持ったカメラが
印象に残りました。
山頂から35分で
地蔵ケルンに着くと

唐松岳や五竜岳の方向から
雷鳴が聞こえてきました。

雨はまだ小降りでしたが
天気予報は当りました。
先ほどすれ違った女性が
どうするのか気になりましたが
軽装だったので
きっと引き返してくるだろうと思い
そのまま下山すると
アルプス平駅が大きく見えてきたら

雨が本降りになり
急ぎ足で駆け込みました。
山頂から45
3時前に山旅は終了しました。

アルプス平駅の中の写真で
きょう見られなかった風景や花を
楽しみながら
もちろん、暑くはなかったのですが
山旅の後の
いつものソフトクリーム

濃厚でおいしいソフトクリームでした。
外は雨が降り続き
何も見えませんので
20分ほど休んで
下りのゴンドラに乗りました。
スキー場の紅葉は
雨が降っていても彩り豊かです。

ゴンドラを降りると
スキー場まで雲が下りていました。

上りでは気がつかなかった
小石川植物園から贈られた
ニュートンのりんごの木は
まだ小さく
実がなったら、枝が折れそうです。

雨で通路が鏡のよう。
 
このエスカルプラザで
写真を見たり
お土産を物色していると
山ですれ違った外人の若い女性が
スーッと通り過ぎていきました。
無事だったことが確認できて
安心しました。
end

地蔵ケルンから小遠見山@小遠見山(標高2007m)

2018-11-10 | ‐‐小遠見山(秋)五竜岳入口
白馬五竜スキー場のゴンドラ
テレキャビンのアルプス平駅に
着いたのが12:40
展望台で写真を撮って
高山植物園に入ったのが1250
地蔵ケルンまで歩いて1305

案内板に表示されていた
地蔵ケルンから小遠見山までは
上り90分・下り60
植物園の下り10分で合計2:40
ゴンドラの下り最終は1630
ギリギリという訳にはいかないので
1600には戻りたいところです。
残された時間は3時間。
初めてで、視界も効かないという
悪い条件もあり
とりあえず
行けるところまで行ってみるか
と前に進むことにしました。
すぐに
先ほど分かれた男性とすれ違います。
これから先の道の情報を交換して
お別れしました。
登山道は整備され
ほとんど階段状になっています。

地蔵ケルンから25分で
見返り坂に到着。

写真の真ん中が地蔵ケルンです。
歩いた実感より遠く下に見えました。

次第に
ガスで何も見えなくなってきましたが
登山道の脇には
ナナカマドの実が多く

紅葉のピークには
美しい赤に染まっていたのでしょう。
空気も
久しぶりに山に来た
なつかしいものに変わりました。
地蔵ケルンより40分で
一ノ背髪 に到着です。

なんで髪なのかなと
不思議に思いながら

時間にせかされ
脚が早いテンポで前に出ます。

名残のナナカマドの紅葉があり
少しうれしくなりました。
ノ背髪に55分で到着です。

予想通り
誰ともすれ違いません。

1時間で
五竜岳への分岐があり

まもなく
小遠見山の山頂が見えました。

ガイドブックには
小遠見山に登り着くと、南側の視界が開け、
鹿島槍ヶ岳が姿を現す。
双耳峰の端麗な山容で知られる鹿島槍ヶ岳も
望む方向によって印象が変わる。
小遠見山付近からは、北面の絶壁がそそり立ち、
人を寄せ付けないような険しい表情を見せる。
絶壁が切れ落ちる深い谷は、カクネ里と呼ばれ、
遠見尾根に登って、初めてその景観を望むことができる。
山岳写真家の間では、北アルプスを撮るビューポイント
として知られている。
とありました。

今回は残念な
360度のガスで
何の展望もありませんが

*

山頂にたどりつけたことが
達成感を満たしました。
写真を撮っていると
雨粒が落ちてきました。
つづく

アルプス平から地蔵ケルン@小遠見山(標高2007m)

2018-11-04 | ‐‐小遠見山(秋)五竜岳入口
遠見尾根の支稜にある
アルプス平駅の前は
高山植物園になっています。
(標高1515m)

北アルプスで初めて見た八方尾根の花々
のような点在する植生ではなく
密集して植えてあるので
花の季節は
見ごたえのあるお花畑に
なるでしょう。

越後湯沢のアルプの里に
近いかもしれません。

今は、紅葉の季節なので
名残の花が少しだけ
咲いていました。

花ではありませんが白いので
目立った<アサギリソウ>


ヒマラヤの青いケシと
コマクサの群生が
おすすめのようです。

五竜山荘は既に小屋じまいとなり
植物園の上にある
地蔵ケルンを目指す人は
私の他に男性が1名のみでした。
あいさつを交わして
私は直線の近道を
その男性は廻り道を選んで
分かれました。
近道は急ではありますが
階段になっており
楽に登ることができます。

案内板にあった8分とかからずに
地蔵ケルンに到着しました。
(標高1676m)

なだらかな斜面だったのに
150mも上っていました。
鐘が鳴ったので
下を見ると
先ほど分かれた男性が
鳴らしたものでした。
つい
声を出して
手を振ってしまいました。
返事も返ってきました。
小遠見山の方向は
本格的な登山道となり
残念なガスがかかっています。

つづく