山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山 2015-7☆リョウブ・イチヤクソウ・ニガクサ・ヒメヒオウギズイセン・サジガンクビソウ

2015-07-21 | 弥彦山の足跡 7・8月
海の日は
午後から晴れて
暑くなりました。
新潟ももうじき
梅雨明けとなるのでしょう。
弥彦山の裏参道の様子を
見て来ました。
3連休にもかかわらず
春の賑わいは見られず
数人しかすれ違いませんでした。
花が少ないと
静かなものです。
リョウブ
リョウブ科の落葉高木
北海道南部から九州に分布する
高さ3~8mになる
樹皮は古くなると薄片となってはがれ
滑らかなまだら模様となる
昔、若葉が食用になるため
飢饉に備えて令により植えさせたので
令法(りょうぶ)の名がある

尾根筋などの乾燥した場所を好み
弥彦山では
日本海からの寒風の吹く9合目付近に多く
高さは人間の身長を超えないようです
木が白くなるほど花が咲くので
目立ちます。
イチヤクソウ(実)
ツツジ科の常緑多年草
北海道から九州の明るい林中に生える
強心・降圧・抗菌などの生薬となる
一つの薬草で多くの病気に効くことから
一薬草の名がついた

広楕円の葉と長い花茎に
下向きに咲く花が
似合いそうだったので
水彩画調にしてみました


ニガクサ
シソ科の多年草
日本全土の野山の湿った所に生える

あまりにも平凡な名前は
雑草の代表のようです。
名前のような苦味はないとする人もいて
どうやって食したのか気になりました。
普通、雑草を生で食べると
苦いものだというのが
私の幼児体験です。

ヒメヒオウギズイセン
アヤメ科の球根植物
南アフリカ原産で
フランスで交配された園芸種だが
繁殖力が強いため野生化した
全国的な帰化植物となっている

花を乾燥させ湯に浸すと
サフランの香りがするらしい
以下は再掲載です。
サジガンクビソウ
キク科の多年草
裏参道にたくさん
花が咲いていたので

ツリガネニンジン
キキョウ科の多年草
とてもきれいに咲いていたので
水彩画調にて撮影

実物よりもきれいに撮れたかも
ヤブラン
ユリ科の多年草
木漏れ日に浮かぶように
すらりとした花の形が美しい

オオバコ
線香花火のように
寂しげな花

end

弥彦山 2015-7☆サジガンクビソウ

2015-07-16 | 弥彦山の足跡 7・8月
久しぶりの弥彦山は
親子連れも多く
元気なあいさつがたくさん聞こえ
登山道に春の名残の
散ってしまった藤の花が
まだ色を残していました。
今回の弥彦山で
名前がわかった花はひとつです。
まだつぼみでしたけれど。
サジガンクビソウ(つぼみ)
キク科の多年草
本州から沖縄までの
やや乾いた山地や丘陵の木陰に生える

ヤブタバコの仲間ですので
咲いた時の花の形はタバコの雁首のようで
根生葉がサジに似ているから
ついた名前です。
9合目にある展望台から
日本海の向こうに
佐渡が横たわっています。
ソニーα6000で遊んでみました。
クリエイティブスタイルの
ディープにて

ピクチャーエフェクトの
絵画調HDRにて

水彩画調にて

イラスト調にて

随分印象が変わりますので
風景以外でも
挑戦してみたくなりました。
最後に
初めての花ではありませんが
夏の花をいくつか
紹介します。
小さな白い花が
たくさん咲いていても
特別な印象が残らないからか
名前が分からない花。

みずひき

あじさい

花茎が伸びる前の
ナツエビネ

毎年夏に咲いてくれて
海老のような大きな花を
楽しみにしています。
end