山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山 2013-7 上旬

2013-07-13 | 弥彦山の足跡 7・8月
弥彦山から見るいつもの国上山です。

梅雨の空と
雨で育ち始めた稲で緑の田んぼが
季節を感じさせます。
9合目のアジサイも大きな花をつけ
アジサイの青い色が
梅雨時の湿度と真夏の暑さに
一瞬の涼しさを運びます。
光を受けて輝く放射状の花
ネムノキ

マメ科の落葉高木
アジア東南部に広く分布し
日当たりのよい山野の湿地に生える
小枝の先に散形状に紅色の花をつけ
日没前に開花する
小葉は夜閉じて
眠るように見えるのでこの名がある

大きな樹でたくさん花をつけているので
この樹だけが輝いているように見えました。
ただ
ツルがたくさん絡まってかわいそうでした。
ムラサキシキブ
クマツヅラ科の落葉低木
アジア東部に広い分布をもつ
果実は球状の液果で
秋に美しい紫色に熟する

クガイソウ
ゴマノハグサ科の多年草
高原の草地に生じる
盛夏に穂状の花序をなして
青紫色の小花を密につける
花が何段にも重なってつくので
この名がある

開花前のつぼみの状態では白いのですが
開花すると色が変わり
違う花のようでした。
オトギリソウ
オトギリソウ科の多年草
山野の日当たりのよい草地に普通に見られる

薬草なのですが
兄と弟の悲しい逸話があります。
アクシバ
ツツジ科の落葉低木
北海道・本州・四国・朝鮮半島に分布し
山地の林縁に生える

全長1cmくらいのとても小さい花です
ツユクサ
ツユクサ科の1年草
アジア東部に広く分布し
近年では北アメリカでも野生化している
路傍・荒地・畑地などに普通に生える

朝早く開花して
午後の露がなくなる頃には
花が閉じるのでこの名がついた
タチイヌノフグリ

花が5mmくらいと小さいので
オオイヌノフグリではないと思います。
ノギラン
やっと開花しました

ヒヨドリバナ
(再掲載)

おまけ
ネムノキの大きな樹

弥彦商工会館の隣の
今は地域交流センターにあります。
弥彦キッズの集合場所です。
大切に育てられた樹は
発色のいい花の色で帰ってくる。
地域交流センターは
保育園か幼稚園のような建物です。
車で来園しにくいので
別の場所に移転したのでしょう。
end