至仏山の山頂が空いていたのは
訳がありました。
鳩待峠から直接登った登山者が
強風のため
小至仏山で引き上げたようです。
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一人歩きの山女さんのブログで
知りました。
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そんなことは知らぬまま
小至仏山に向かいます。
登りでは気にならなかった
濡れてすべる大きな岩や小さな石に
足をとられながら進みます。
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西側の斜面から
真っ直ぐ歩くことが困難なほどの
強風が吹き付け
薄紅色のシャクナゲが咲いていますが
写真が撮れる状況ではないので
通り過ぎます。
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深田久弥さんは
この西斜面から初登頂されたそうですが
その足跡を
今日は目でたどることもできません。
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岩の多い道は
ルートを間違えやすいのですが
このルートは
登山道がロープではっきり区別され
迷うことはなさそうです。
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一瞬、雲が切れて
視界が広がりました。
本来ならこの正面に
武尊山が見えるはずですが
残念ながら
そこまでの時間は与えられませんでした。
写真を2枚撮るくらいの間ですから
1分くらいだと思います。
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強風は小至仏山まで続きましたが
所々
岩の陰で可憐な花が
精一杯咲いていました。
過酷な環境を乗り越えて
花を咲かせる植物を
岩で風が弱まり
何とかカメラを取り出せるものだけですが
写真にしました。
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ホソバツメクサ
ナデシコ科の多年草
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キバナノコマノツメ
スミレ科の多年草
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ホソバヒナウスユキソウ
キク科の多年草
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小至仏山の標柱には
ご夫婦が休まれていました。
この間30分ほど
一人もすれ違いませんでした。
振り返っても
雲の中に至仏山は見えません。
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どこまで
この強風とすべる岩が続くのか?
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オゼソウが撮れたに
つづく