山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

5月の花と浜辺の駅☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-11 | 〇新潟100名山(上越)
米山は、訪れる登山者が
温かく見守ってくれているから
自然が豊かな山の証として
山野草が群生していました。
(13年前の自分のアルバムには
花の写真がまったくないのに驚かされます。)
赤色
ユキグニミツバツツジ(ツツジ科)

ユキツバキ(ツバキ科)・ハウチワカエデ(ムクロジ科)

イワカガミ(イワウメ科)

紫ケマン(ケシ科)
紹介済みのため省略
青・紫色
ショウジョウバカマ(シュロソウ科)・スミレ(スミレ科)

カタクリ(ユリ科)
(花が終わりかけていたので写真は省略)
白色
ニリンソウ(キンポウゲ科)・トキワイカリソウ(メギ科)

ニシキゴロモ(シソ科)・チゴユリ(ユリ科)

ムシカリ又はオオカメノキ(スイカズラ科)

時間と体力があったので、帰りに、
JR信越本線の米山駅に立ち寄りました。

山の名前がついている海辺の駅です。
無人駅で
改札の前から、ガラス越しに
米山が見えました。

(上の左のガラスの中です)
新潟県は
長い海岸線を持っていますが
最近は山にばかり出かけています。
end

ブナ林~山頂☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-08 | 〇新潟100名山(上越)
ブナの巨木の林を横目に
階段を上り続けます。
再び、豪雪のため横に延びる樹木と
雪道用に張られたと思われるロープを
過ぎると

ガンバレ岩に再会です。
13年前はデジカメの性能上
岩そのものをを撮るだけでした。
今回はフィッシュアイにて
周りの様子も記録しました。
手前の階段より

ブナの新緑とともに

岩の先の階段

ガンバレ岩の先は雪が残っていて
歩きにくくなってきました。

尸羅場(しらば)跡

明治の初めまで女人禁制で
女性はここまでしか登れませんでした。
雪道が続き
駐車場で車を隣に止めた方とすれ違い
お早いですねと言葉を交わし
ガンバレ岩の続編か?あと
3分

の文字で、脚に力が戻ります。
5分かかって
山頂の立派な避難小屋に

そして
ブナ林から40分で
山頂の薬師堂と三角点到着です。

休んでいる登山者は5,6名でした。
地元の人はあまり長居をしないのでしょう。
関東からと思われるご夫婦の声しか
聞こえません。
それも長くは続かず、静かです。
振り返って
避難小屋越しの南東方向は
妙高・火打と日本海

避難小屋のガラスが
手づくりの特注品のように
妙に歪んでいて、写った
案内板の真ん中が膨らんでいます。

避難小屋の奥には、芝生の広場があり
寝転んで休んでも
180度の風景が楽しめます。

(フィッシュアイにて)
さて、日本海は北東から南西に
広がっています。
北東の柏崎市街・弥彦山方向

南西の上越市街・妙高・火打方向

α6400のパノラマモードで

春の海は青さが綺麗に撮れました。
(左から順に)妙高山・火打山・焼山

その右奥に、うっすらと
コントラストを上げても
白くつぶれてしまい
山の形がはっきりしませんが
雨飾山と白馬三山

遠くに白く浮かんだ山は
日本二百名山の守門岳

緑の中に孤高の存在感があります。
暑くもなく、寒くもなく
風もない山頂で1時間ほど
郷土の風景を楽しみました。
上り:駐車場⇒(1:00)⇒711米峰⇒(1:05)⇒山頂 計2:05
下り:山頂⇒(0:45)⇒711米峰⇒(0:45)⇒駐車場 計1:30
この日の歩数:16,526歩
ワークマンの5本指ソックスのおかげで
テーピングなしでも快適でした。
とりあえず合格です。
もっと長い距離や急坂でどうか
テストを続けます。
珍しい花はありませんでしたが
たくさんの花が咲いていました。
花編につづく

大平登山口~ブナ林☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-05 | 〇新潟100名山(上越)
雪が残る山頂下までの登山道は
わかり易く、道に迷うことはありません。

最初は杉林の林道ですが

すぐに階段が現れます。その後、
粘土質の足型のようなステップがあり

浮いた木の根をまたぎ歩く平坦な道や

寝曲り竹ほどに横に延びる枝をくぐり

450mのところで
赤い距離標識がありました。

山頂までと登山口までの距離が併記され、
ほぼ一定の間隔で設置されていて
おおよその位置がわかり易いです。
その後も色んなアトラクションがあるのか
と思ったら、ほぼ林の中を、
急登の階段で登っていきます。

新緑の森が爽やかで
足元には山野草が色とりどりでした。
花は最後にまとめてご紹介します。
ただ、階段は段差が大きく、
踏み幅に余裕がないので、下りでは
一歩ごとに膝にくるしんどい道でした。
駐車場から50分で二ノ字に到着です。

正面に米山山頂がドーンと見えます。

腰掛けられる角柱が何本か
横たわっているのを横目に
まだ休まなくても行けそうなので
写真を撮り、先に進みます。
このすぐ先で、

尾根を渡る冷たい風が急に強くなり
ウィンドブレーカーを羽織りました。
その間に、
単独登山者1名に追い越されました。
ここまでに、下りてくる人に
何人かすれ違いましたが、
登っていく人は初めてです。
二ノ字から10分ほどで、711米峰です。

先ほど追い越された単族登山者が
ちょうど休んでました。

南から西の方向が見渡せて
真っ白い火打山が目を惹きました。

残念ながら、白く霞んでいて
カメラではα6400でも
クッキリという訳にはいきません。
ここから道はけっこう下ります。

鞍部まで10分ほど
地図によれば道はほぼ真っすぐで
最後の上りはしんどいことを
覚悟しました。
左の尾根がゆったりとしていて
うらやましいです。

この大平コースでは、
それほど大きくない段差でも
木製の梯子がかかっています。

コース保護のためだと思いますが
時々、梯子を避けて地面を登りました。
梯子はちょっと苦手です。
711米峰から20分で
見事な巨木のブナ林に到着です。

ここは
13年前の記憶が鮮明に蘇りました。
(フィッシュアイにて)

駐車場から1時間25分でした。
つづく

大平登山口まで☆米山@新潟百名山№2再び

2022-05-03 | 〇新潟100名山(上越)
2022年の登山シーズンの始まりは
13年前の登った新潟百名山
米山を記録し直すことから始めます。
弥彦山の花を写真に残し始めたのが
2011年ですので、13年前の2009年はまだ、
山に登ること自体が目的だったころで
デジタルカメラも2代目の小型カメラ
キャノンIXYでした。
遠くの山を撮る望遠も、花を大きく撮る
マクロも楽しめる環境ではありません。
2022年から使い始める
2つのアイテムを紹介します。
ワークマンの5本指ソックス

今の登山靴は
靴の中で足の指が遊ぶため
親指と小指にマメができるので
毎回テーピングをして出かけました。
不満解消のため、快適な靴下を探していました。
安価な魚眼レンズとして
TG-5用フィッシュアイ・コンバーター

フルサイズ換算で焦点距離18mmです。
山道をあるいていて今までに何回も、
近すぎて風景が画面に入りきらず
あきらめた写真がありました。
高級で重たい交換レンズが欲しいほど
切実な願望ではなく
写真プリントに行ったキタムラに
中古レンズとして販売されていたので
思わず購入しました。
重さ125gはカメラに取り付けると
ずっしりと感じるのが難点です。
駐車場に向かう山道で
山頂の避難小屋が見えたので
車を止めて写真に記録します。

左が、米山山頂で、右が711米峰です。
少し近づいて

ネットで調べた
3D地図の通りに見えました。

13年前と同じ大平登山口駐車場には
9;30くらいに到着です。

登山口にも車は止められますが
台数が少ないので
ここに止めることにしました。
それと、山道を走るとタイヤが傷んで
何回もパンクした苦い経験からです
米山の歴史を刻んだ石碑があります。

登山口までは
車道をショートカットした山道を
ここから歩いて10分ほど登ります。
紫ケマンの群生

ケシ科の越年草
(秋に発芽して春に花が咲く)
有毒。
すぐに二股となりますが
案内板が劣化して、謎解きのようです。

左がショートカットの道で
右が登山口への林道です。
帰りにショートカットを使おうと
右に進みます。結果として、
帰りにショートカットの道がわからず
往復とも林道を歩きました。

米山薬師堂の階段を左に見て
舗装された道を真っすぐ進みます。

帰りに地元の方が杉の枯れ枝を掃いて
道をきれいにしてくれていました。
5分ほどで、大木を回り込んだ道となり
フィッシュアイの出番です。

何とか、幹の全体が画面に入り
木の大きさが表現できたでしょうか?

2回ほど車道に出て
10分で登山口に到着しました。

車は5台くらい止められるでしょうか。
この日は車1台とバイクが2台
止まっていました。
大きな案内板に
米山の全体図がありました。

大平口からは標準2:30だそうです。
つづく

米山2009年5月@新潟百名山№6<復刻版>

2022-03-08 | 〇新潟100名山(上越)
角田山から始まった山旅は
新潟県内の山を1年に1つか2つ
写真アルバムのページが増える程度のゆるさで
続いていました。
山と渓谷社の№16「新潟県の山」
1800円が唯一の指導書で
64の山々が紹介されていました。
最近は低山を楽しむことが
流行しているみたいですが
初心者としてただ
安全な低い山に行ってみようと
思っていただけです。
数えてみると、米山が
新潟百名山の6番目でした。
フィルム現像の手間から解放される
デジタルカメラは
2000年ころに初めて
FUJIの製品を10万円で買いました。
240万画素は
当時としては標準的な性能でしたので
生活圏の中で使うには十分でしたが
山での感動を伝えるには
物足りないのは仕方ありません。
2005年ごろ2代目のキャノンIXYに
買い換えて
米山にもそれを持って出かけました。
これは400万画素でした。
デジカメの性能がどんどん進化して
いつ買い替えるか迷っていたあの頃が
懐かしいです。
米山の一番印象に残っていることは
山頂から見下ろす
田んぼや海岸線・日本海です。
霞んではいたものの
慣れない山道を登ったご褒美として
満足できるものでした。
ただ、カメラの性能からして
感動の半分も伝えられない写真ばかりで
ほとんど消去してしまい
今残るのは3枚のみです。
この冬に
gooブログを整理・再構成して
新潟百名山としてまとめましたので
その6番目の米山を写真3枚分だけ
記事にしました。
米山の登山コースは
豊富なバリエーションがあり
この時は大平コースを登りました。

自宅から登山口までの移動が楽で
一般登山者向けのコースだったからです。

登ったのは5月5日のこどもの日。
ガイドブックに3~4月は雪が残り
歩きにくいと書いてありました。
1枚目の写真は
ガンバレ岩

登っていくと疲れがたまった頃
ちょうど眼の高さに赤い文字が
飛び込んできます。
岩は直径1mくらいの大きさです。
同伴者と顔を見合わせ
思わず笑ってしまい
楽しい思い出になりました。
他のコースを下見に来た時
林道で、カモシカを見つけました。
その印象が強いうちに

この看板を見て同伴者に
本当にいるんだよと話したこと
山での出来事の記憶は鮮明で
昨日のことのようです。
山頂からの写真は全然だめで
残っていないのはいいとして

ただの林の写真です。
なぜ残したのか
まったく覚えていません。
新緑の緑がきれいだったから?
雪が消えた頃
もう一度、同じコースを登り
どのくらい覚えているか、記憶に
挑戦します。
end

青田南葉山2013年7月-2@新潟百名山№14<復刻版>

2022-03-05 | 〇新潟100名山(上越)
青田南葉山6合目の水場から
引き続き、土の登山道を歩くと
脇にはコメツツジやノギランが
咲いていました。

15分で
7合目の見晴らし台分岐に到着。

すぐに広場に出て

高田平野と米山が見下ろせます。

直射日光に当たるが、風があり
不快ではありません。
5分ほど休んだ後に登山道に戻り
山頂を目指します。
登山道の脇には
ツルアリドウシやツクバネソウが
たくさん見られました。
10分ごとに
8合目・9合目の標識を刻み

傾斜が緩むと
青田南葉山の山頂です。

誰もいません。
登山口から1時間10分で
ガイドブックよりかなり時短でした。
山頂には山名を示す標柱と祠があり

樹木が伐採されて、広場になっていますが
360度樹木に囲まれ、展望はありません。
背の低い樹木の上から
カメラを持つ手を精一杯伸ばして、
やっと、南の
妙高山と火打山が撮れました。

火打山は高く、残雪があり
涼しそうです。

展望デッキがあればいいと思うけど
豪雪地帯なので維持が大変でしょう。
広場の片隅に
ヒメサユリの花の色に似た
ササユリが咲いていました。
花はヒメサユリより大きい。

ササユリ
ユリ科の多年草
本州の中部から九州にかけて分布する日本固有種
涼しく乾燥してやせ地を好む
薄い紅色の花で、葉が細く笹の葉に似る
南の籠町南葉山と
北の明神沢分岐を確認し

来た道を戻りました。
上り:1時間10分
下り:1時間
危険個所はないので
子供と一緒のハイキングに
ちょうど良いでしょう。
春には
シラネアオイも見られるようです。
冬は
キャンプ場の駐車場までの道の雪が解けないと
アクセスが不便で、人出も少なく
弥彦山ほどのお手軽な雪山ではありません。
雪景色を見るなら
日本スキー発祥地:金谷山スキー場がいいかも。
キャンプ場の少し上からのパノラマ

end

青田南葉山2013年7月-1@新潟百名山№14<復刻版>

2022-03-04 | 〇新潟100名山(上越)
yahoo時代のブログ記事から
引越ししなかった9年前の山行を
新潟100名山として追記します。
高田公園のハスの花が第一の目的で
その記事にまとめたので、移行から漏れました。。
南葉山(なんばさん)
標高949.1mは
上越市と妙高市にまたがる山域で
その主峰が青田南葉山です。
ふもとの南葉高原キャンプ場が
登山口になります。
キャンプ場は高田市街地を見下ろす高台で
よく整備されており、子供連れで遊ぶには
とても良い立地にあります。
歩行時間:3時間
歩行距離:5km
標高差:585m
弥彦山と同じくらいで、危険個所もなく
地元の人にうれしいハイキングコース
だと思いました。

先に立ち寄った
ハスの花が見ごろの高田公園から
山の姿を眺めることができます。

右側のドーム型の山です。
そしてその奥に、妙高山。

登山ルートの地図は
明神沢コースへの周回になっていますが
明神沢は展望がないそうなので
木落沢コースのピストンにしました。


キャンプ場の管理道路を進み

看板の通り、二股を真っすぐ左へ

すぐに緩やかな上りになります。

カタバミ・アジサイ・キバナニガナなど
夏に地元でよく目にする花が咲いています。

20分で5合目の標識まで
展望はありません。

さらに10分で6合目。

北側が開けて
上越市高田の市街地と米山。

水場があり水量も十分です。

つづく

7月の花・白馬大池から上☆小蓮華山@新潟百名山№16

2014-07-21 | 〇新潟100名山(上越)
それでは白馬大池から上の
砂礫の植物をご案内いたします。
タカネヤハズハハコ(赤)
キク科の多年草
姿がウスユキソウに似ることから
タカネウスユキソウの別名もある
本州中部以北から北海道の高山帯に分布する
花は白色で下部が薄紅色である

ひときわ赤い花がありました。
ハクサンチドリ(紫)
ラン科の多年草
本州中部以北の高山帯の草地に生え
千島からアラスカまで分布する

まだ咲きはじめで
見慣れた形ではありませんが
たぶんハクサンチドリでしょう。
ヒメクワガタ(紫)
ゴマノハグサ科の多年草
本州中部以北の高山の草地や砂礫地に生える

色が紫と白のグラデーションになって
疲れを忘れるほどの美しさでした。
オヤマノエンドウ(紫)
マメ科の多年草
本州中部以北の高山の草地や砂礫地に生える

マメ科だとすぐわかる
花の形をしています。
ミヤマアズマギク(ピンク)
キク科の多年草
本州中部以北の高山の草地や砂礫地に生える
アズマギクの高山亜種で
小型で毛が少ない
山地により葉形や草姿に特徴がある

コマクサ(ピンク)
ケシ科の多年草
高山植物の女王
本州中部以北の高山の砂礫地に生える

草津白根山のように
手厚く保護されてはいないのか
小さな株で花の色も薄いものばかりでした。
ウルップソウ(青)
ウルップソウ科の多年草
北東アジアとアラスカの寒帯や高山に生じる
全草やや多肉質でイワレンゲに似るので
ハマレンゲの名もある
千島のウルップ島からこの名がついた

アオノツガザクラ(緑)
ツツジ科の常緑小低木
本州中部以北・北海道・樺太・アラスカに分布する

ミヤマキンバイ(黄)
バラ科の多年草
日本特産の高山植物のひとつ
本州中部以北・北海道に分布し
高山の日当たりのよいやや湿った草地に生える

シナノキンバイやミヤマキンポウゲなど
黄色い花は種類があって
識別しにくいですね。
イワツメクサ(白)
ナデシコ科の多年草
本州中部以北の高山の砂礫地に生える

密生している葉の中で
白い花が印象的です。
ミヤマハタザオ(白)
アブラナ科の多年草
北海道・本州・四国の高山や山地の砂礫地に生える

白い蝶が
風にとばされないように
つかまっていました
ハクサンイチゲ(白)
キンポウゲ科の多年草
日本では代表的な高山植物であるが
北半球の山地草原に広い分布を持っている

ツガザクラ(白)
ツツジ科の高山性常緑小低木
本州と四国の高山帯に生じ
いわるる乾性お花畑の構成種である
葉がツガに花の色がサクラに似るので
この名がつけられた

チングルマ(白)
バラ科の小低木
本州中部以北・
サハリン。カムチャッカ・アリューシャンに分布し
日本では高山帯の日当たりのよい所に
群落をつくって生える
和名は
長い花柱をもった果実が風になびくところから
稚児車の転訛したものといわれてる

シャクナゲ(白)
花は終わりかけでした。
ハクサンフウロ
フウロソウ科の多年草
本州中部以北の高山の日当たりのよい草地に
しばしば群落をつくって生える

これはおまけです。
蓮華温泉の花壇に
きれいに咲いていたので
記録に残しました。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
end

7月の花・白馬大池まで☆小蓮華山@新潟百名山№16

2014-07-20 | 〇新潟100名山(上越)
今回の山旅では
名前がわからない花を含めると
50種以上になりました。
登山口との高低差が大きく
目的地の高度が高いからでしょう。
歩みが遅いわけです。
初めての花との出会いは
天候に左右されない山の楽しみの一つです。
蓮華温泉から白馬大池と
白馬大池から小蓮華山という
2つに分けて報告します。
それでは森林の中をご案内いたします。
他の山でもよく見る花は
名前だけのご紹介とします。
ベニバナイチゴ(赤)
イワカガミ(ピンク-赤)
シラネアオイ(紫)
ハクサンコザクラ(紫)
エンレイソウ(他)
ネバリノギラン(他)
モミジカラマツ(白)
ゴゼンタチバナ(白)
ツマトリソウ(白)
シロバナニガナ(白)
ミツバオウレン(白)
ツボスミレ(白)
ギンリョウソウ(白)
サンカヨウ(白)
ミヤマカタバミ(白)
ユキザサ(白)
ウラジロナナカマド(白)
コケモモ(白)
タカネバラ(赤)
バラ科の落葉低木
本州中部以北や四国の高山に生える

登山道のすぐ脇に咲いていました。
至仏山で見て以来ですが
初めて写真がきれいに撮れました。
イブキジャコウソウ(赤)
シソ科の小低木で草のように見える
高山や日当たりのよい岩地、
時には海岸にも生える

植物全体に香油を含んで芳香があり
和名はその香りに由来する
タカネナデシコ
ナデシコ科の多年草
本州中部以北の高山の岩の間に生える
カワラナデシコに似るが
背丈がやや低く
花は大型で花弁の周縁は著しく細く避けている

終わりかけの花とつぼみがついた1株が
天狗の庭にありました
ミヤマムラサキ(青)
ムラサキ科の多年草
本州中部以北の高山の砂礫に生える

雪国植物園で見たエチゴルリソウの仲間です。
薄いブルーも上品でいいですね。
ムシトリスミレ(青)
タヌキモ科の多年草
北半球の寒帯に広く分布し
日本では高山植物として有名である
葉面から粘液を出して小昆虫を捕える
食虫植物である
花の形がスミレに似ているのでこの名がある

何枚も撮ったのに1枚も
花にピントが合っていません。
オオバミゾホオズキ(黄)
ゴマノハグサ科の多年草
本州中部以北の日本海側・北海道・南千島・サハリンに分布し
細長い地下茎を伸ばして
山間の湿地に群落をつくる

黄色の花が少なかったのですが
この花はたくさん咲いていました。
タカネスミレ(黄)
スミレ科の多年草
タカネキスミレとも呼ばれる
本州中部以北・北海道・サハリンなど
東アジアの寒帯に分布する
高山の日当たりのよい砂礫地に生える
キバナノコマノツメに似るが
全体が強壮で赤みを帯び
葉はずっと大きく厚みがあって光沢がある


スミレは種類が多いのでわかりにくいですね。
ズダヤクシュ(白)
ユキノシタ科の多年草
日本各地をはじめ中国やヒマラヤにかけて
温帯の針葉樹林中に広く分布する
喘息のことをズダという地方があり
この植物が喘息にきくのでこの名がついた

キヌガサソウ(白)
ユリ科の多年草
本州中部の深山に自生する
輪生した葉の形を
昔、貴婦人が用いた衣笠に見立てたことから
この名がある

花の色は黄白色か薄紅色だが
ここではほとんどが白でした
この縁の色を薄紅色というのでしょうか。
調査中の花の内
名前が一番知りたいもの

花の形が変わっているけど
オオバギボウシ
でしょうか?
初めての北アルプスなので
名前を間違えているものも
あるかもしれません。
もし間違えていましたら
遠慮なくご指摘ください。
ありがたく訂正いたします。
花編part2につづく

後立山連峰の展望台☆小蓮華山☆新潟百名山№16

2014-07-18 | 〇新潟100名山(上越)
白馬大池山荘から雷鳥坂を登ります。

残念ながら
雷鳥には会えませんでしたが
右には
小蓮華山・鉢ケ岳・雪倉岳・朝日岳が
雪渓を抱いて連なっていました。

高度があがると
左側に白馬大雪渓が見えはじめ

白馬大池山荘から50分で
船越の頭に着きました。

360度の大展望ですが
やはり気になるのは
この先の尾根道です。

すべて見渡せるので
小蓮華山が遠く感じられました。
登山口で出会った二人に道を譲り
お花畑の写真を撮り始めたら
あっという間に
小さくなってしまいました。

朝から荷を降ろさずに進んだので
歩くスピードも上がりません。
白馬大池山荘から1時間半で
小蓮華山の山頂にたどり着きました。
 
やっとという感じでした。
正面は白馬岳です。
先客は男性1名でしたので
気軽に声をかけると
やはり常連さんのようで、
蓮華温泉からは初めてとのこと。
台風の後なので
もっとすごい風景に会えるかと期待して来たが
そんなにたいしたことはなかったということでしたが
私は初めてなので
そうですか。これだけの山が見えれば満足です。
と答えて、昼食と初めての大休止です。
周りの山にも詳しくて
後から来た登山者に
丁寧に山の名前を説明してくれました。
もちろん私も聞いています。
白馬岳まで1時間半で行けるらしく
体力も時間の余裕もないのに欲張って
行けるところまで行くことにしました。

三国境までは下りで30分
富山県・長野県・新潟県の境界です。
後1時間で白馬岳ですが
残りは200m登らなければなりません。
 
この写真の人がいる辺りで
太ももにギブアップの兆候がでて
取り合えずザックを降ろして休むと
歩数計が18000歩を表示しています。
冷静に考えると
白馬岳山頂まで行くと
下山は日暮れになりそうなので
今回はあきらめて
下山することにしました。
三国境まで行ってよかったことは
ウルップソウが見れたこと

小蓮華山を
白馬大池の裏側から見れたこと

などと自己満足していると
後から
トレラン女子が追いかけてきました。
白馬岳山頂から26分で下りてきたそうで
仲間のもう一人の位置を確認をして
走り去って行きました。
 
この写真の中央に見えますか
黄色い服だったので黄レンジャーと名づけ
もう一人は青レンジャーとしました。
頭の上に音符が見えるほどいいリズムで
踊るように走っています。
小蓮華山で
青レンジャーを待つ黄レンジャーに
追いついたので
山の話をしたら
やっぱり常連さんらしく
この日は今までで最高の天気だそうで
槍ヶ岳も見えるでしょうと
なるほど。
よく見ると
立山や剣岳らしき山の姿もありました。
(この写真の時は曇って見えてません。)
 
蓮華温泉の日帰り入浴の受付が
3時半までだそうで
なんとしても入ると
颯爽と駆け下りて行きました。
私も後は下るだけです。
撮り忘れた花を写真に残し
登る人にあいさつをし
のんびり下ります。
途中ですれ違った写真家さんが
今日はいい天気だから
いい仕事ができそうだと喜んでいました。
やっぱり
今日はいい天気だったんですね。
出発点の蓮華温泉です。

黄レンジャーと青レンジャーの姿は
ありませんでした。
この日は空いていたから
きっとお風呂に入れてもらえたんでしょう。

この日の歩数は電池切れで
計測できたのは
29272歩
しかし上りで18000弱でしたから
往復35000歩には
なっていたでしょう。
筋肉痛が2日も続きました。
花編に続く