HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

bye-bye circusというバンドについて

2013年11月13日 | bye-bye circus
bye-bye circusという名がどうしてついたのかは私は知らない。

だからこんな感じでつけたのだろうか?とか
こういう意味だったらいいなとか
好き勝手に思ってたりする。

(本当の意味知っている人がいたら教えてください。)

そもそもbye-byeという言葉はgood-byeから来てるわけで
古くは「God be with ye」の短縮形だと本に書いてあった。
yeはいまで言うyouのことだし、
私の勝手な解釈ではbyeはby(そばに)と同じ意味なのかな~なんて
思ってた。

それを考えるとbye-byeは
「君のそばに、あなたのそばに」って事になるなって。
be with youが元なら「あなたとともに」だから
ほぼ同じ意味になるよね。

ではcircusはどんな意味なのか。

サーカスの語源はラテン語(Circus=キルクス)で、円周とか回転を意味するらしい。
つまり、「輪」を表す語。

ならば、bye-bye circusを拡大解釈すれば

人と人がそれぞれのそばにいて、手をつないでいけばやがて輪になっていく。

すなわち1つの音楽が人と人をつなげて、輪を作っていく。

そんな音楽を奏でるバンドに彼らはなりたいのかな~?なんて考えたりしている。


このバンドのフロントマンであり、音楽の作り手であり
歌うたいであり、ギタリストである真田暎人氏。

彼と出会ったのはかれこれもう10年ぐらい前になるのかな?
彼の描く音楽の中の世界はとっても広くて、奥行きがあって
その飛び出す絵本的な驚きを知ってしまってから
もう離れることができなくなってしまった。
なにが次のページでぴょんと飛び出して来るのかわからない
ワクワク感がいつもどこかに隠されているんだ。


今週の金曜日
11月15日に代官山LOOPで
bye-bye circusのワンマンライブがある。
これが初ワンマンではないのに
今回は以前とは気合いが違う気がする。
もう一週間以上毎日ボーカル真田氏のツイキャスがあって
彼はそこで3曲ほど毎日歌ってくれる。
残念ながら、毎日は仕事とかあって聞けてないけれど
聞くたびに思うことはこの人イコール音楽だ!って。

水を飲み干すように彼は歌を歌う。
渇きを癒すように歌を歌う

単に歌うという行為ではなく
息をしないと死んじゃうかのように歌う。

歌うことで生きているそんな人だ。

だからツイキャスでも
「さあ、いまから歌います」的な気合いとかはなくて
風がふわ~っと吹くように気がついたらもうギターは
鳴り始めて、歌があふれてくる。

私は彼のような音楽そのもののような人が世に知られないのが
とってもくやしいんだ。

もっともっと多くの人に彼の歌を届けたい。
でも、bye-bye circusは彼のためのバンドではないんだ。
みんなが集まってひとつになるバンドでなくてはならないんだ。

メンバーの半分は若くて、正直まだまだ経験不足を否めない。
でも、真田暎人氏が見つけた人たちだからこそ
私はそこに秘められたものを信じたい。

ただ、無理をさせちゃいけないと時々思う。

一番年長の薮内さんだって、彼のステージングを見てて
ときどき気のせいかもしれないけれど「無理してるみたいだな~」って
感じることがある。彼はきっとそんなに派手な振る舞いをする人ではない。
でも、かっこいいロックギタリストを見せつけるには派手なパーフォーマンスを
しなくちゃいけない?と真田氏も含めて思っているのかな。

もちろん、そういうロックヒーローもたくさんいるけれど、
もともとそういう派手好みの人ならいいけれど、そうじゃない人が
やるとどこかぎこちなかったりして、音と行為が溶け合わないことがある。
私は自然体でいいんじゃないかと思う。
あまり無理して動かなくても、鳴らす音自体が派手でロックなかっこよさを
もっていたら、それでいいんじゃないかって。
薮内さんのギターの音はほんとに素晴しいから。
自分の音につられて、大きなパフォーマンスをしてしまうのなら
それはそれでいいと思うし、きっとそういう姿を見たときには
泣けちゃうんだろうな。自然に高ぶって派手にやっちゃう薮内さんの
男前な姿をいつか見たいな。

ベースの佐藤さんはただひたすらシューゲイザー的なワールドに
入りがちではあるけれど、私は正直「好きなようにやれ」で
いいのではないかと思う。妙なベーシストでいいかと。
彼にはまだ佐藤印の音が完成していない。でも、あの奇妙な
取り憑かれ的弾き方がいつか佐藤印を生み出すと思う。
お客さんを放ったらかしにしちゃったって、ランドセルを
背負ってしまっちゃったって短パンはいてしまっちゃったって(そんなことしてませんが・笑)
構わないんじゃないかな。
レッチリのフリーが好きなら、尚更あの宇宙人のようなベースの
弾き方の日本版みたいなのが佐藤くんから生まれるやもしれない。

ドラムの柴田くんはあのドラミングを見ていると実直な人なんだろうなって
思う。ある意味、真面目なドラムだ。でも、真面目が何が悪いって話で
真面目ということは基本をきっちりやる人だということだから、
画家でいうなら、デッサンや色彩をしっかり学んでいる人だということ。
ゆえに、いつかピカソのように誰もが考えもしないような個性的な絵を
描くように唯一無二のドラミングを生み出せるかもしれないよ。
彼にはそんな奥行きが見えるような気がする。


なんか音楽やってないくせに
えらそうな事を言ってるって
ファンの方に怒られそうだけれど
生きている年数は佐藤氏や柴田氏よりはかなりたくさん生きているし
もちろん真田氏より薮内氏よりも生きて来たので
聞いている音楽の数はきっと私の方が多いと思うし、
ライブも海外や国内合わせてかなりいろいろ見ていると思う。

そんな中でも真田暎人というアーティストは類いまれなミュージシャンなんだ。
だから多くの人に彼の歌を聞いてほしい。そして彼の歌を一番最大限に
見せてくれるのがバンドのライブなんだ。


彼らは何枚かCDを出している。
でも、私はその中から次の曲たちを選び、
そして真田氏の前のバンドJet Lily Starでも演奏してた
yesを入れて、「これがbye-bye circusなんだ」って言いたい。

その選曲とは

good night
蹴っ飛ばせ
悪魔はラッパを鳴らさない
beautiful day
キャッチミー
yes

である。

これらの曲が一番私の中ではbye-bye circusとして
多くの人に届けたい曲なのだ。

他の曲たちや音源になってない曲にもいい曲はある。
でも、あえてこの曲たちを選んだのは
yes以外の5曲はメンバーがみんな「自分の曲」として
溶け込んでいるからだ。
他の曲はどこか他人行儀な感じがときどきして
まだ自分のものではなく真田氏の曲を弾いてます。あるいは
叩いてます。っていう空気を感じてしまう。

この選んだ曲は聞いててとても安定感がある。
これがbye-bye circusですって堂々と紹介できる曲たちだ。
もちろん、誤解のないようにお願いしたいけど
他の楽曲も素敵な曲ばかりだ。

個人的にキャッチミーからyesに行く流れはすごく好きだ。


♪神様よりも広い宇宙で私をつかまえて

っていうキャッチミー。
この曲を聞きに行くだけでも、ワンマンライブに行く価値はあると思っている。

なんかわかんないけれど、この歌をテレビの中で歌う彼らが見えて来るんだ。


騙すことはしないから
ほんとうに心に音の花が咲くから
彼らのライブを一度観に行ってください。






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