HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

Hi-switch ~ double click ~

2007年11月24日 | TOKYO DROP
昨日、何年ぶりかにOSAKA MUSEに行った。High-G主催の2マンイベントで、その対バンがTOKYO DROP。いつもより長い時間彼らのライブが楽しめるということは、何よりも素敵なことだと思いながら、前日までの仕事上での憂鬱な気持ちをとりあえず家に残して、久しぶりに弟子Bといっしょに心斎橋まで繰り出した。

田舎から出て行くといつも思うけれど、本当に大阪は人が多いな。京都の比でない。弟子Bは将来東京に出るらしいから、「東京はこれより人多いんだよね~」ってつぶやいて、かなり覚悟したようだ。

OSAKA MUSEはおそらくミルクランのワンマンライブ以来だろう。なんか懐かしかった。

2マンであとゲストにAIR DRIVEが登場した。

最初はTOKYO DROP


不思議だな~
先月セカンドラインで見た時となんか雰囲気が違う。
まだ一ヶ月ちょっとしか経ってないのに、あれがすごく昔のように思える。
自分自身の毎日も苦くて濃い日々だったからかもしれないけれど、彼らが来月にひかえてる東京でのワンマンライブのためにかなり音楽力というのか、全精力をそこへ向かって集中させているからか、すごくパワーアップしているのに驚いた。

サッカー選手が大事なゲームで最高なプレイができるように、マラソンランナーが大会でベストタイムを出せるように、TOKYO DROPも最高のライブをやりとげるために、今強いオーラが放たれている・・・そんな気が昨日はした。

最初の曲は初めて聴く曲だった。

「願い」

その曲からすでに、今までとは違う何かがステージから溢れ出てきた。ドラムもベースもギターも、そしてボーカルすべてが分厚く、深く、最高のエキスを今抽出しようとしていた。

彼らはきっと、TOKYO DROPという誰にも作り出せない結晶を輝かせてくれるだろうと、その「願い」を聞きながら、強く感じた。

「サテライト」

これはJET KELLY時代からの曲。これを聴いたのは久しぶりだったので、なんだかドキドキした。これをよく聴いていた時代は私はまだ会社勤めで、その時のいろんなことを思い出した。今と比べるとまだまだ生ぬるかったな~って思う。かといって、そこにまた戻りたいなんて、これっぽっちも思わない。別に意地張っているわけでもなく、本当にそう思う。正直、今の仕事は辛いことの方が多いかもしれないし、体力精神力とも消耗する。でも、どこか、それこそ未知なる結晶も見え隠れする場所なんだ。だから、その結晶が見たくて、しんどいのに離れられない・・・困ったもんだ。

この曲は初めて買ったJET KELLYのCDの最初に入っていた曲だ。そう家で初めて聴いた彼らの曲だ。


♪見えない闇を突き抜けられたら、ここからどこへでもいける♪


まさにそうだよね。今の闇を突き抜けられたら、もうどこへでもいけるよね。そう思ってやってみるよ・・・ってこれは私自身に向けてのひとりごと(笑)

「destory」

自分が崩壊しそう・・・って思ってたけど、その前に目の前の壁を壊していかないときっとだめなんだろうね。戦うことそれをやめたらだめなんだ・・・自分自身と

身近な一人の心の痛みから世界のどこかで悲しみの中で戦っている人のことまでも思いやって歌が書ける人が好きだ。心をいつも無限大にどこにも線を引かずに広げられる人が好きだ。

君がそういう人でよかった。

「シンクロナイズドスイミング」

これはJET KELLYからTOKYO DROPへの橋渡しとなっている曲。大事な曲。どのライブでも聴けなかったことはない。いつもやってくれる曲。

きっとこれから先、人生の波に沈みそうになったりしてもこの曲がきっと救い出してくれるんだろうな・・・って

「くたばれナイトメア」

きっとライブでは私は初めて聴いたと思う。JET KELLYのアルバムには入っていたのでCDでは何度聴いたかわからない。これは村上春樹の「ノルウエーの森」からインスピレーションを受けて書かれたとどこかで聞いた気がする。彼、真田さんの詩は電車のシーンがよく登場する。日々電車通勤の私にはその歌詞はとても身近で案外リアルだ。ニューヨークのライターにピート・ハミルという人がいるんだけど、彼が書く文章と共通する人間の温度を感じるのが真田さんの詞だ。

「心臓のインベーダー」

タイトルからどんな曲なのか推測不可能だったけれど、実際聴いてみて「やられた~」って思った。ラップを取り入れながらもTOKYO DROPのメロディはしっかり存在感を示して、その新しさが彼らの新たな世界を広げていく。弟子Bもかなり気に入っていたし、もちろん私も。それにしてもどんなタイトルでも言葉で納得させていく彼の言葉力は凄いと改めて思った。

「タイムマシン」

♪どうせ会いたくなるから 君を忘れられないから
きっと泣きたくなるから  君を忘れられないから

このフレーズの歌われるときのメロディラインというのか、ハーモニーというのか半音階というのかが凄く好きだ。なぜ?って説明できないんだけど、体の奥底の沈みこんでいる血まで沸きあがって熱くなっていくというのかな?きっと私の感情の源泉と共鳴するんだろうね。

大好きだ。本当に。なんでだろう?

「サンデージャーニー」

JET KELLY時代からの代表的な曲。久しぶりに聴けた。やっぱり「休日」感がいっぱいでくつろげるし、ワクワクしてくる曲だ。しかも太陽がいっぱいって感じで。

「彼女のショコラ」

不思議な曲だ。2度目だけど。ショコラと言ってもそんなに甘くない。むしろちょっと苦め。きっとカカオが多いんだ(笑)でも、この曲も彼らの新しい顔をのぞかせている。

「ナナ」

なんかよくわかんないんだけど、楽しい曲っていうのかな?歌詞もよく覚えてないんだけど「ナナナナナナナ」って言葉が繰り返されて、会場はすごく盛り上がってハイテンションになる。きっとこれから欠かせない曲になるだろうね。

でも、ナナっていうカタカナを良く見ると人がダンスしているみたいだよね。並んで・・・

そして

ラストの曲

「New day」

初めて聴いた。


そして感じた。



あ~始まるんだTOKYO DROPのNew dayが・・・って


もうそこまで昇ってきているんだね。TOKYO DROPの明日のでっかい太陽が。

この一年いろんなことがあって、私がこんなこと言っていいのかわかんないけど、本当にでっかくなったと思う。それは君達の心というのか踏ん張る力というのか音楽に対する真摯な気持ちというのか・・・特に昨日はそれを強く感じた。

そして、言葉ではなくぬくもりで伝わりました。君からの「頑張れ」のメッセージ。強く感じました。本当に。ありがとう。


TOKYO DROPの後に出たAIR DRIVEとHIGH-Gのライブもしっかり見たし、よかった。また改めて感想を書くかもしれない。

でも、ごめんなさい。

TOKYO DROPは今のマンネリ化してきたジャパニーズロックシーンに置いて、新鮮さを失っていないバンドの一つだと昨日のライブを見て言い切れる。


彼らを知らないで一生終わったら、ほんと千年の損失だよ。



大好きなんだ。本当に。笑えるぐらいに。泣けるぐらいに。








コメント
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