HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

どんな仕事でも・・・

2006年05月26日 | Weblog
続けて仕事ネタだとつまらないって思う人もいるかもしれない。でも、今日はまた仕事の話。まあ、相変わらずというか今日もやっぱり爆発しそうなぐらいの仕事量だった。でも、それをとにかく急ぎ順にかたづけていった。もちろん、自分一人では出来ない事もあるので回りの人の手を借りながらやるわけ。そして、ようやくだいたいは終わって、後は頼まれていた英訳の続きを始めた時に、隣のグループの女の子が私の所に寄って来て、仕事中なのに小さな声で仕事に対する不平を訴えて来た。私とは違うグループなのでどういう状態かはわからないんだけど、「私だけ仕事が多い」とか「当番の人がちゃんと仕事をしない」とかを訴えて、顔つきもかなりのもんになって、なんか泣きそうだった。時間が迫ってきていて仕事が気になりながらも、話を聞かないのも可哀想なのでとにかく聞いてあげていた。

そういう彼女をみているうちにまだ大学出たての新入社員だった頃を思い出した。そう、まだどういうことが大事なのかも知らずにとにかくいろんな事を比べてみたり、いい仕事だけに目がいって、上司に文句を言ったりもしていた。そんな自分を思い出すと恥ずかしい。

もし、今の自分があの頃に戻れたら、もっと仕事を楽しく、いい方向に向けられただろうって思う。

仕事を選ぶんじゃなくて、仕事に選ばれるようにならないといけないんだよね。

今の仕事は一流大学を出て、事務職なんて・・・と思っている女子大生から見れば、くだらない仕事なのかもしれない。重労働もあるし、えらそうに言われるし・・・でも、ここで私は過去の自分と重ね合わせながら、いろんな事を学んでいる。

回りの人が仕事をやりやすいように仕事をすること・・・案外それは人を癒せるんだと。笑顔を増やせるんだと。たとえ、半分パニックになりそうになっても、誰かが「ありがとう」って笑顔を返してくれたら、なんか急に元気力が上がって来る。

あの人がしないなら、私はしない・・・ではなくて、あの人が今忙しそうで、自分にちょっと余裕がある時は自分がしたらいい。別にそれをしたからって誰からも気付かれなくても、誰からもほめられなくても誰かがちょっと助かれば、それでいいんじゃないかって。

私の会社には別会社からの派遣で掃除をしに来られている方がいる。何人かいらっしゃるのだけど、朝、女性用トイレのドアを開けた瞬間、「あ~今日はあの方が掃除されたんだ」ってすぐにわかる。別にしるしが何かあるのではないけど、わかるんだ。そう、その人はいつも皆が気持ちよくそこにいられるように心配りをされているんだ。何気なく花を飾ったりして・・・。廊下ですれ違った時はいつも笑顔で挨拶をされる。

「あ~この人は掃除のプロだ」といつも「すごいな~」って思う。

どんな仕事でもこんなにも人を感動させたり、「できる!」って思わせられるんだとこの方から学んだ。

物を運ぶ仕事を専門にされる方もそうだ。小さい体で思い荷物を運ばれる。時間内にトラックに積まれる。「すごい」っていつも思う。

こんな仕事・・・とか言って、選り好みする事ももちろん人間だから誰でもあるだろう。でも、たとえ、自分の思う仕事につけなくても、そこに仕事があるのなら、そこでやっぱりベストをつくし、そこでプロになってやろうって思う気持ちは必要だと思う。

分野なんてどうでもいい。そこでいかに極めるか・・・それが仕事の楽しさと奥行きだと今日はしみじみ思った。

私なんてもう年行き過ぎて、極められないだろうけど、自分ができるだけの事はやっていきたいと思う。


そして、不思議な事にたまたま今日ある大阪の会社に郵便を送る時住所を見たら、なんと大学出てからすぐに就職した会社と同じ住所だった。そこはビルなのでその同じビルに入っていたんだけどね。それを私が今アシスタントをしている方に言うとなんとその方は私がかつて働いていた会社の社長さんの奥さんといっしょに仕事をした事があるというではないですか!なんという繋がり・・・その社長さんは私が務めていた時はドイツ帰りのバリバリのまだ営業部長さんだったのだけど、すごく素敵な上司で、会社では私の尊敬する人ナンバーワンだったから、こんなとこで繋がるとは・・・感動しましたね。これだけ世の中に人がいるっていうのにね。

まだまだたいした仕事もできてないけど、やっている間はしっかりやろうと・・・
コメント
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