HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

ROCK THE FAMILY 4

2006年05月09日 | インディーズ
『ROCK THE FAMILY』の3番バッターはLot Crewというバンドだった。申し訳ないけど、私の聴く音楽の反対側にいる感じのバンドだった。きわもの系というのだろうか?バラの花が飛んできそうな・・・って飛んで来たな、実際(苦笑)。自分の事をプリンスなんと申すボーカルは山高帽をかぶりベルベットゴールドマインみたいな出立ちででっかいサングラスを掛けて登場。

とにかく中途半端。及川ミッチーみたいならいいんだけど、そこまではいかず、かといってベルベットゴールドマインみたいなグラマラスロックなら許せるんだけど、また曲が「ラブラブ・・・」って感じの曲で。もう勝手にしてくれ~いみたいな。

お花が咲く振りまで教えてくださって、会場との一体感を要求してくださる。O型の私はこういう時弱く、ついつい回りの雰囲気を乱さぬようにとりあえず、ちょっとだけやってみる・・・しかし「なんじゃいこれ~」って心では叫んでいる。

そういえば、いろんなライブに今まで行ったり、テレビとかで見たりしたけど、ロックなライブで同じ振りをファンが一生懸命にやっているのを見ると「・・・・・」となる。ステージから要求されるなら許せるんだけど、ファンが勝手に自分達で振りを考えて「この曲のここでね!」みたいな結束感は私には「・・・・・」だ。そういうのはアイドルグループやジャニーズ系でどうぞ。だいたいジャニーズファンは理解できない・・・いや理解できているから嫌なのかもしれない。

「顔優先」だから。

音楽を聞きにライブに行くのではなく、愛しの王子様に会いに行くんだものね。だいたい昔のアイドルファンはヨン様に続いている気がする。それはそれでファンタジーなんだろうけど、クラッシュとか聴いて人生に戦いを挑んで大人になってきた私としては「甘過ぎて」食えないんだよね。そういう音楽。たまに好きなロックバンドとかにもそういうファンがいて「おいおい、お願いだから・・・・・」と寂しくなる。あるいは気を取り直して「そうか、このバンドはアイドルバンドなんだ」と自分に言い聞かせる・・・それも虚しい。

アジカンのゴッチは会場から黄色い声援があがると「うるせ~だまれ」というらしい。それがロックだぜ(笑)同じ振りではなく、自分の感じたオリジナルなスタイルでのればいい。私はそういうファンが多いライブが好きだ。

人と同じじゃないと安心できない・・・ゆえにヤンキーはヤンキースタイル。ヤマンバスタイルは団体でヤマンバ。エビちゃんが流行れば、皆エビちゃん。ルイ・ヴィトン持つ人いっぱい。同じじゃないとだめなんだね。これも寂しい。

って話が飛びすぎたけど、そうLot Crewは見た目は笑える。そして、ギターは上手いし、キーボードも上手いし、ベースもドラムも上手い。ボーカルも上手いのかもしれない。じゃあ、何?やっぱり楽曲。これがもっとイエローモンキーぐらいまで行くか、はたまた米米クラブみたいになるかすれば、私も近付けるんだけど・・・。

なんかめちゃくちゃ言っているけど、可能性はあるバンドだ。彼らがどう転がるのか・・・今後に期待。

コメント
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