福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は奥の院に法然上人供養の五輪塔を建てた日

2022-10-25 | 法話
  「高野春秋」「(建暦二年1212)玆年十月二十五日。浄土宗開祖法然上人遷化し(注1)末資等五輪石塔を奥の院に創立す(注2)。案ずるに、別所社友内に法然往来して住す。蓋し社友等師恩報謝の為に之を建つか。熊谷入道蓮性の石塔も亦之を建つ。未だ其の施主を考へず。」   (注1)法然上人は建暦二年(1212年)一月二十五日、京都東山大谷(京都市東山区)で遷化されています。享年八 . . . 本文を読む
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増延山籠の入滅の日

2022-10-25 | 法話
「高野山往生伝」「増延山籠は和泉の国の人也。良幸の室入り、出家学道。精進之を行ひ勇猛怠らず。一字三禮 経を書し、毎夜千遍禮を致す。諸尊秘法を伝へ、遂に入壇灌頂す。毎朝大仏頂・理趣経・尊勝陀羅尼二千遍、不動慈救呪一万遍。即ち臨終に至るまで永く退転せず。爰に永満二年(永万二年は1166)十月廿二日、弟子に告げて云く『我入滅の後、仏事を催す勿れ。極楽中品中に生ず、敢て疑を成すべからず』と。同廿五日巳刻( . . . 本文を読む
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今日は守覚法親王が建礼門院の為に孔雀経法を修した日です

2022-10-25 | 法話
・今日治承二年1178、10月25日は守覚法親王が建礼門院お産の為に六波羅蜜寺において孔雀経法を修した日です。これにより安徳天皇が無事生れています。 守覚法親王は仁和寺諸師年譜には「喜多院御室法親王守覚。後白河院第二皇子なり。永暦元年1160,二月十七日年十一、紫金臺寺御室覚性に随って出家。同十月五日東大寺戒壇院に於いて受戒。於仁安三年二十七日観音院受灌頂紫金臺寺御室。経年、廣澤の淵源を究め尽く . . . 本文を読む
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・今日10月24日は宇多上皇が東寺の益信に受戒し出家された日です。

2022-10-24 | 法話
・今日10月24日は宇多上皇が東寺の益信に受戒し出家された日です。 宇多上皇は昌泰2年(899年)10月24日には東寺の益信のもとで受戒し出家された後、仁和寺に入って最初の「法皇」となられ「寛平法皇」を名乗られました。密教辞典によると「益信は廣澤流祖・円城寺僧正(尚待藤原淑子の病気を祈祷で治したため淑子の東山山荘を円城寺とした)なり。石清水八幡開基の行教の実弟。源仁から宗叡相伝の法全阿闍梨付属の . . . 本文を読む
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「桓武天皇の奉為に太上御書の金字の法華を講ずる達親」(大師)

2022-10-24 | お大師様のお言葉
「桓武天皇の奉為に太上御書の金字の法華を講ずる達親」(大師) (先帝供養の法華講により先皇・桓武は成仏し、ひいては生類すべてにその功徳は及ぶとされています。)   沙門空海聞く、栗駄の蓮理(かりだ心)は湿凝(因果)を筌魚(経典)に貸り、大我の広神(佛の広大な知恵)は虚金を指兔に仮る(明智によって妄念を止めるべく経典を示された)。ここに爪章(長爪梵志の断見論)髪論(黄髪外道の論書)は . . . 本文を読む
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供養

2022-10-23 | 先祖供養
最近修法で香花燈塗を供養するのにどうもマンネリ化しているのが自分でもわかりました。結論は、供養する自分を功徳を受けようとして「自分が自分が」として我利我利に考えていたためでした。供養する方、供養物、供養される仏様すべて雲海のように広がっているとイメージすべきだったのです。そこに自分などという狭い考えは入りようもなかったのです。1、およそ供養といって思い出すのは供養雲海菩薩で、自分の供養が海のように . . . 本文を読む
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Q,三生得道とは?

2022-10-23 | Q&A
A,三生得道とは、ふとした縁を仏さまと結ぶだけでも三度生まれ変わった後には仏道に入り悟ることができる、という因縁の話です。「大智度論巻第十三」に「比丘尼曰く、我れ自らもとの宿命を憶念するに、時に戯女と作る、種々の衣服を著けて旧語を説く。或時比丘尼衣を著して以て戯笑と為す。是の因縁を以ての故に、迦葉佛の時に比丘尼と作りき。時に自ら貴姓端正なるを恃み、心に矯慢を生じて禁戒を破る。禁戒を破る罪の故に地獄 . . . 本文を読む
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今日は一粒万倍日です

2022-10-23 | おすすめ情報
今日は一粒万倍日です . . . 本文を読む
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今日10月22日は大師が「笠の大夫、先妣の奉為に大曼荼羅を造り奉る願文」を書かれた日です。

2022-10-22 | お大師様のお言葉
・今日天長元年10月22日は大師が「笠の大夫、先妣の奉為に大曼荼羅を造り奉る願文」を書かれた日です。「弟子従五位上行左衛門の権の佐笠の朝臣仲守、金剛界蓮華部の四種曼荼羅に帰命し奉る。李桑が言籍はなお二辺の泥に滞り(老子は無の一辺に、孔子は有の一辺に滞っている)、勝数が典文はなお三有の水に溺る(勝論と数論はなお三界の迷いの世界である)。小家は小感し、大演は大時なり(小乗は自利のみで小涅槃のみ、大乗は . . . 本文を読む
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今日十月二十二日は大師が御請来目録を朝廷に出された日

2022-10-22 | 法話
今日大同元年十月二十二日は大師が唐より大宰府に御到着になり「新請来経等目録」を朝廷に出された日です。「御請来目録」に「・・・それおもんみれば鳳凰干飛するときは必ず堯舜を窺る。仏法の行蔵は時を遂うて券叙す。今すなわち一百余部の金剛乗経、両部大曼荼羅海会、請来して見到せり。波涛漢にそそぎ、風雨舟を漂わすというといえども、かの鯨海を越えて平らかに聖境に達す。これすなわち聖力のよくするところなり。&hel . . . 本文を読む
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今日は真濟が上表して大師に「大僧正」が追贈された日

2022-10-22 | お大師様のお言葉
今日は真濟が上表して大師に「大僧正」が追贈された日 文徳実録・天安元年十月二十二日の条に 「丙戌,詔法師等曰:「天皇我が詔旨と,法師等に白さへと敕命を白.僧正-真濟大法師上表て,以為く:『故大僧都-空海大法師は,真濟か師なり.昔延曆年中,渡海求法.三密教門,從此發揮.諸宗之中,功無與二.所願は,以僧正號將讓于師.』者.雖知師資其志既切,而在於朕情,未有許容.仍今先師をは,大僧正の官贈賜ひ治賜ふ . . . 本文を読む
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今日は大伴部博麻が日本に帰国した日

2022-10-22 | 法話
日本書紀・持統天皇4年(690)のところに、筑後国上陽郡(今の八女市)の住人大伴部博麻という稀代の愛国者の事が記録されています。当時から、中国・朝鮮半島とは緊張状態であったことが分ります。 . . . 本文を読む
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高野八傑の一人法性示寂の日です。

2022-10-21 | 法話
法性は高野八傑の一人。高野山寶性院開基。字は覚圓、正智院明任の神足にして神府独朗、慧辨利快なり。覚海法将に就きて宗義を究め、三寶院憲深に従って事相の源底を叩き、嘗て高野山に法性院を建て盛んに密乗を宣揚し、英彦風猷を慕てその門に集まる者多し。仁治三年1243秋、大傳法院方と金剛峰寺方との争議に連座し出雲国に配流せられ、寛元三年1245十月二十一日謫所において寂す。著に顕密問答鈔あり。師常に同法道範等 . . . 本文を読む
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今日は醍醐天皇が大師に衣を送ることを勅された日

2022-10-21 | お大師様のお言葉
  「高野春秋」「(延喜二十一年921十月)二十一日。勅す。檜皮色法衣人襲を贈大僧正空海入定庿所に贈らんと欲す。之を製裁せしむべし、と。天皇(醍醐天皇)今暁霊夢叡慮在る故也。御夢とは、大僧正来現して云く、帝我が為に檜皮色御装束一襲を裁製し野山入定の庿所に贈賜焉云々。天皇甚だ御感也。又御伝に外記日記を引て云く、十月二十一日己卯天晴、野山の勅書少納言平維相之を艸す云々」 . . . 本文を読む
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今日は弘法大師号が賜勅された日です。

2022-10-21 | お大師様のお言葉
今日は弘法大師号が賜勅された日。 『勅す。琴絃旣に絕へ、遺音更に淸し。蘭叢(らんそう)凋むと雖も、餘香猶ほ播しく。故贈大僧正法印大和尙位空海、煩惱を鎖弃(しょうき)し、驕貪を抛却して、三十七品の修行を全うし、九十六種の邪見を斷たつ。密語を受る者、山林に滿ち、眞趣を習ふ者もの、淵藪を成す。況んや太上法皇久しく其の道を味ひ、其の人を追念す(注1)。誠に天に浮の波濤と雖も、何ぞ石を積の源本を忘れん。宜 . . . 本文を読む
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