行はじめ雑感

昨年は１年間行らしい行をしていないのでなにか相当心が退歩している感じがしていたこのごろでしたが、今朝理趣法の本尊呪に入った時、突然深い瞑想状態になりました。とても説明できませんが存在の根底に触れたとでもいうような気持ちになりました。胎蔵法、金剛法も修しているのですが諸尊の位置やお姿に気が移ってなかなか集中できません。その点理趣法はシンプルなので集中できるような気がします。この存在の根底に触れた気持ちは行のあとも続きました。こうしてブログをかいていても思い出します。理屈を言えば理趣法のご本尊は法性不二の大日如来様なのでそういうことになるとはいえますがそういう理屈を突き抜けたものを体感した次第です。しかしいままでの行でもそうですがこういう深い気持ちもいつのまにか色あせていくのです。そしてまた行をしているうちに次の深い体験をすることになるのです。未熟なためこういうくりかえしなのです。ただ行で体得したことは正に体が覚えているので条件が整えば繰り返すことはできるように思います。いずれにせよ今年はなにかまとまった行に取り組みたいとはおもっています。