福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は香椎廟に於いて大般若経を読誦せしめた日

2024-05-13 | 法話
  『文徳天皇実録』仁寿三年(853)五月壬寅(13日)条 「亦た大宰府に詔して、観音弥勒両寺并に四王院・香椎廟・管内国分寺において。大般若経を読ましむ」。 (香椎宮(かしいぐう)は福岡市北部、立花山南西麓に鎮座。仲哀天皇・神功皇后を祀る。) 聖武天皇の頃から天然痘は大陸との交易で九州から入ってくることが多かったのでこの頃も大宰府管内が猖獗をきわめていたのではないかと思われます。 . . . 本文を読む
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今日は疫病封じのために般若心経を神泉苑等で読誦した日

2024-05-13 | 法話
今日は疫病封じのために般若心経を神泉苑等で読誦した日。三代実録 / 貞観七年(865)五月十三日癸巳条「十三日癸巳 僧四口を神泉苑に延期べ 般若心経を読ましむ (注1)又僧六口を 七条大路の衢、朱雀道東西に分配し 朝夕二時に般若心経を読ましむ。 夜、佐比寺(注2)の僧恵照に疫神祭を修さしめ以って災疫を防がしむ。 預め左右京職に仰せて 東西九箇条の男女に人別に一銭を輸させ 以って僧の布施供養に充てし . . . 本文を読む
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今日は真然・真済両大徳が遣唐使船に乗り込まれた日

2024-05-13 | 法話
今日承和三年五月十三日は真然・真済両大徳が遣唐使船に乗り込まれた日高野春秋「(承和三年五月)十三日、壬子(みずのえね、じんし)、両大徳(真然・真済)遣唐使と難波津を発船。国史に云、遣唐大使藤原常嗣、副使小野篁、及び判官長峰高名、録事高岑継、共に纜を解き難波海口を発す。真言請益僧真然真済両大徳は第三船・・」(この後、難破し九月に帰京します) . . . 本文を読む
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今日は真言・法相を究めた三修遷化の日

2024-05-13 | 法話
今日は真言・法相を究めた三修遷化の日です。以下ウキぺデア等に依ります。三修は昌泰二(899)年5月13日73歳で遷化。近江国伊吹山(滋賀県坂田郡)の護国寺を定額寺としまた伊吹山に長尾,弥高,太平の3寺を創建したと伝えられる。東大寺に属したが,宗叡に従って真言宗を兼学。寛平6(894)年に維摩会講師,翌年に三会已講(維摩会,最勝会,御斎会の講師を勤めた者)の労によって権律師に任ぜられた。 . . . 本文を読む
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