福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は菩提僊那が大宰府に上陸した日です。

2024-05-18 | 法話
天平八年736、五月十八日菩提僊那が大宰府に上陸しました。東大寺要録に「天平八年・・南天竺婆羅門僧菩提。胆波国林邑北天竺仏哲等来朝。」とあり。菩提僊那という印度の高僧をわざわざ招聘したのは聖武天皇の東大寺大仏様を世界戒壇にしたいとの構想があったのではないか、と田中智学の説にありました。実際大安寺のホームページには当時、「大安寺は国際的総合佛教大学の様相を呈していた」とあります。 . . . 本文を読む
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今日は、咳の出る疫病が流行り「仁王会」を修した日

2024-05-18 | 法話
扶桑略記・延長一年923 五月十八日「仁王会の事あり、咳疫に依る也」天皇は醍醐天皇.延喜19年919には太宰府天満宮の社殿を造営したり、延長元年には道真を右大臣に復し、正二位を追贈、左遷詔書を焼却したりしていますから、此のころも相当道真公の祟りを恐れていたと思われます。 . . . 本文を読む
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今日は疫病を払うために興福寺に観音像を造立して拝んだ日。

2024-05-18 | 法話
今日は疫病を払うために興福寺に観音像を造立して拝んだ日。続史愚抄 / 弘安元年(1278)五月十八日条「十八日 疾疫流行ニ依リ 興福寺ニ観音像ヲ造立シテ 之ヲ祈禳セシム」(後宇多天皇。鎌倉幕府将軍は惟康親王、執権は北条時宗。建治四年(1278)二月二十九日、疾病により改元。 改元の日より半月前の同年2月13日、日蓮上人が松野氏にあてた返書の中に「日本国数年の間、打ち続きけかち(飢渇:飢えと渇き)ゆ . . . 本文を読む
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今日は疫病を払うために臨時仁王会を修した日

2024-05-18 | 法話
今日は疫病を払うために臨時仁王会を修した日。日本紀略 / 寛平五年(893)閏五月十八日条「十八日 仁王会 依祓疫癘之難也」(宇多天皇。菅家文草[「臨時仁王會咒願文」にも「このような災害は朕(宇多天皇)一人の罪である」「昨年から疾役あり家々病死す・・」とあります。菅家文草「臨時仁王會咒願文 寬平五年閨五月十八日。國主皇帝宇多天皇 歸命頂禮 仁王般若波羅蜜經 發願無邊 所以者何 去歲有疫 往往言上  . . . 本文を読む
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