福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は高野山八傑の一人道範入寂の日。

2024-05-22 | 法話
今日は高野山八傑の一人道範入寂の日。道範は高野山正智院の学匠。高野山八傑の一人。字は本覺、和泉国船尾の人也。年甫はじめて十四、高野山に登り正智院明任に随て剃髪、志行精勤、學解最も顕る。建仁二年1203八月兼澄の嘱を得て寶光院に住し、建保四年1216十一月朔日、明任を拝して具支灌頂を稟け、又華王院覺海に宗義を問ひ、後京都に出て禅林寺静遍並びに金剛王院寶賢に受法し、御室宗覚法親王に就きて廣沢流の源底を . . . 本文を読む
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今日は貞観の韓寇のあった日です

2024-05-22 | 法話
貞観十一年(869)五月二十二日、新羅の船2隻が博多湾に侵入し、豊前国の年貢を奪って逃走しています。(貞観の韓寇)『日本三代実録』「大宰府言す。「去る月(貞観十一年869年五月)二十二日の夜、新羅の海賊、艦二艘に乗り博多の津に来たり、豊前の年貢の絹綿を掠奪して即時逃竄す。兵を発して追へども遂に賊を獲ざりき」対馬守である小野春風は、多くの賊を討ち取り、新羅と内応していた30人を逮捕して追い払ったとさ . . . 本文を読む
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今日は新羅の賊が博多で年貢の絹綿を奪って逃げた日

2024-05-22 | 法話
日本三代實録 貞観十一年(869)六月に条に「先月の二十二日夜、新羅海賊 二船に乗船し博多津に来り豊前國の年貢絹綿を掠奪し即時に逃竄す、兵を発し追へども遂に賊を獲ず。」天皇は清和天皇この新羅の博多侵略は歴史記録のいたるところに出てきます。 . . . 本文を読む
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後宇多法皇が「宸筆弘法大師傳」(国宝、大覚寺蔵)をお書きになっています

2024-05-22 | 法話
正和四年三月二十一日、後宇多法皇が「宸筆弘法大師傳」(国宝、大覚寺蔵)をお書きになっています。「第八祖大日本國贈大僧正法印大和尚諡弘法大師者、讃岐國多度郡人也、法諱空海、遍照金剛號、大唐青龍寺恵果和尚之付法也、以大日如来七葉相承、両部大法、漢梵無差悉以傳受、猶寫瓶、夫両部秘法者、諸佛之奥蔵、即成之經路也、訶陵新羅之英傑、劔南北方之俊才、各得一果(注1)、不能兼聴、亦以両部灌頂、雖授義明供奉(注2) . . . 本文を読む
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今日は大師が「大夫笠左衛佐、亡屋のために大日の楨像を造る願文」を撰せられた日です。

2024-05-22 | お大師様のお言葉
今日(天長四年五月二十二日)は大師が神護寺で笠仲守のた亡妻のために法会を営み、大日如来の一印曼荼羅を図画し大日経を講演され、あわせて「大夫笠左衛佐、亡屋のために大日の楨像を造る願文」を撰せられた日です。「大夫笠左衛佐、亡屋のために大日の楨像(ちょうぞう、絹の上に描く像)を造る願文恭んで聞く、嚩曰羅(ばざら)は智なり。鉢納麼(はんどま)は理なり。智はよく物を照らすに功あり。理は摂持して乱るることなし . . . 本文を読む
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