福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

菩薩は空不二の相を行ずるも而も慈悲心を行ず

2024-05-24 | 諸経
華厳経巻二十六、十地品第二十二ノ四「(菩薩は)空無想の願を成じて慈悲の心を修し、仏の平等法に順じて諸仏を供養し奉る。智をもって空を観ずといえども而も福を修して厭くことなく、よく三界を厳るといえども而も心に遠離をねがふ。心常に寂滅なりと雖も、而も悪を滅する法を起こし、空不二の相を行ずるも而も慈悲心を行ず。一切の土は空なること虚空のごとしと観ずるといえども、而も能く荘厳して諸仏の土を清浄にす。諸仏の身 . . . 本文を読む
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四国遍路で不可能と思われた小児麻痺が治癒した話

2024-05-24 | 頂いた現実の霊験
四国遍路で不可能と思われた小児麻痺が治癒した話があります。「日本巡礼記集成」の中のn尼の手記によると昭和55年5月45番岩屋寺奥の院で小児麻痺により20年間動かなかった女性の手が行場へ登ろうとして鎖に手をかけた途端に動くようになったということです。「不思議はいまも新たなり」です。其処の所を抜粋しておきます。「昭和55年5月12日、四国88所巡拝」に、「美代ちゃん(19歳の女性、小児まひで左腕が上に . . . 本文を読む
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おおいなる、お慈悲ひとつの身になりて

2024-05-24 | 法話
「おおいなる、お慈悲ひとつの身になりて、すごす月日は、貴とかりける」(お地蔵様の歌、詠み人知らず。)お地蔵さまはお釈迦様の入滅された後、56億7千万年後に弥勒菩薩がこの世にあらわれるまでの間、衆生を救う役割を担っておられます。そして辺鄙な山中や道端に立ち尽くして自分は風雨に打たれながら、塗炭の苦しみにあえぐ衆生を無縁の大悲で救ってやろうと日日大奮闘されています。全く何の見返りもお求めになりません。 . . . 本文を読む
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十善業道經(全)

2024-05-24 | 諸経
十善業道經大唐于闐三藏實叉難陀奉制譯如是我聞。一時佛、娑竭羅龍宮にいまして、與八千大比丘衆三萬二千菩薩摩訶薩と倶なりき。爾時世尊龍王に告げて言く。一切衆生心想異るが故に業を造ることも亦異なり。是の故に諸趣に輪轉すること有り。龍王、汝此會および大海中に形色種類各別なるを見るや不や。是のごとく一切心によりて善と不善とを造る。身業と語業と意業との致すところならざるはなし。而も心は無色にして見取ばからず。 . . . 本文を読む
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