↑ USD/JPY(infoseek)遂に来た、反転上昇
一気に市場が明るくなった。
先導するのはNY市場ではないかと思われる。
香港市場のモメンタムが弱いのが気になる。
強いムンバイにキャッチアップされる可能性もあるだろう。
東証はまだ分からない。
NY大幅上昇を受けた今週の動き次第だろう。
「先週は転機を感じさせる動きがあった」
「ユーロ圏も米経済も結論としては
不安症な市場関係者が懸念するほど
深刻な悪化からは逃れられることになりそうだ」
と一週間前に当ウェブログではコメントしたが、
ほぼ想定内の動きとなった。
概況は先々週書いた通り。予想より市況の落ち込みは深刻で急回復は望み薄。
「今年は本当に東証がアウトパフォームしてしまうかもしれない」
「香港も大きく下げており、アメリカ経済の影響度の大きさと
デカップリングの難しさが改めて浮かび上がっている。
暫くはDAXの方がましかもしれない」
「米経済の回復ペースが鈍化しているのは間違いありませんが
当ウェブログで書いたように大勢は上です。それは揺らぎません。
問題はどの地域、どの企業、どのセクターの回復が早いかです」
との見方も引き続き変わりませんが回復は遅れるでしょう。
ユーロの下落が止まったのでDAXの復活が近いです。
今週はユーロに関し以下のように見通しを修正します。
第2のギリシャショックはほぼ過ぎたと判断しました。
ただユーロ圏の経済停滞と利下げのリスクは残っています。
「ECBが本当に利下げしたらユーロ100円割れもあり得る。
ユーロ圏の債務問題は2年3年で解決できるものではない。
国家間と政府対世論の対立で無駄に時間が過ぎるだろう」
ゴールドに関しては「警戒すべき水準」との判断を維持します。
FRBの利上げ観測で完全に相場が終わるでしょう。
バブルは崩壊する寸前に大きく上昇して人を幻惑することが多い。
「ゴールドは高値波乱です。素人は手出し無用」
「ゴールドが1400ドル台で苦戦しています。
ここから中長期のポジションはくれぐれも注意。
寧ろ今年中に売り時が来ると考えた方が良い」
↓ EUR/JPY(infoseek)下方トレンドを抜けられるか正念場
↓ AUD/JPY(infoseek)強烈な急反発!
スロバキア議会の否決や週末の格下げでも
ユーロが動じなかったので市場心理が一気に
強気に転じたのは明らかです。
ドル76円後半、ユーロ底堅くスロバキア議会採決に楽観的(reuters)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK063545820111011
”東京外為市場午後3時のドル/円はニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同じ76
円後半で推移している。米金利上昇への反応は乏しく、上下13銭値幅でのレンジ
取引になった。
ユーロは対ドル、対円とも海外市場での急騰が一服。ユーロ/ドルは1.36ドル
前半まで自律調整となった。しかし調整は浅く、きょう予定されているスロバキア
での、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充をめぐる議会採決には楽観的
な見方が広がっている。
アジア時間これまでのドル/円は、76.62─76.75円の上下13銭値幅でも
みあった。上値が重い一方で、このところ76円半ば付近の下値も堅く、膠着感が
強まっている。インターバンク勢は76.90円付近から売り注文を出していると
いうが「個人は膠着相場に飽きて手を引いている。ただ、クロス円の水準が切り上
がっていることでドル/円にも売りを出しにくくなっている」(武田氏)との声が
聞かれた。
米国金利が上昇しており、市場では、「ドル/円がなぜ上昇しないかが不思議だ。
(米雇用統計だけでなく)持続的にいい数字が出てこなければ、ドル買いに弾みが
つきにくいのだろう。市場の関心は欧州ソブリン問題に向かっており、これが一巡
するまで米景気回復期待によるドル買いにはなりにくい」(大手銀行)との声が出
ている。
〔中略〕
<米10年債利回りが上昇し、ダブルボトムを形成>
予想を上回った米雇用統計やその後の株価上昇を受けて米10年債利回りが上昇、
8月末以来の水準に切り上がっている。チャート的には9月22日(1.71%)
と10月3日(1.74%)を底とするダブルボトムを形成しており、いったんの
底打ち感が出てきている。SMBC日興証券シニア債券為替ストラテジスト、野地
慎氏は「1.75%付近での底打ち感は出始めてきている」とみている。
ただ、これまで利回りを低下させた主体が邦銀や米銀を中心とするリアルマネーで
あることを指摘、リスクアセットを買えないなかで米債への潜在的な買いニーズは
あるとみている。また、利回り低下を受けて日本の生保は外債投資を減らしてきた
が、2.25─2.50%に戻れば再び買いに出てくるとの見方。さらに「ツイスト
オペに加えて投資家の潜在的な米国の期待成長率の低下で、10年債利回りを50
bpは押し下げた」(野地氏)ことから、今後の利回りの上昇余地は当面は2.3
%と予想しており、ドル/円の押し上げ効果も限定的とみている。
〔中略〕
金融危機を経ていったん収縮したヘッジファンドの運用資産は再び拡大しており、
足の速いCTAの運用資産は過去最高。リスクマネーが危機を加速する条件も整っ
ている。草野氏は「政策余地が乏しいなかで何かがトリガーを引けば、リーマンシ
ョックに相当する危機が起きる可能性が非常に高い」と警告している。
金融危機前には証券化商品が人気化するなかで、SPVがCDSを複数束ねて資産
担保証券であるシンセティックCDOを組成した。高格付け債を組み合わせること
で格付けを上げ、顧客の信用を得る手法が話題になった。
EFSFは、救済対象国への融資から金融機関への資本注入や債券の市場買い入れ
などに機能を広げる可能性が出てきている。草野氏は「EFSF債は、周辺国への
融資や債券、銀行株などを原資産とする証券化商品とみることができる。原資産の
安全性には疑問があり、トリプルA国の保証をつけることで高格付けを得ようとす
る手法は、かつての証券化商品をほうふつとさせる。レバレッジによる規模拡大案
も出るなかで、日本政府のEFSF債購入は妥当だろうか」と懸念している。”
→ これは11日のロイター報道で、的確な市場分析。
ドル円の急騰はこの段階で予見できたのだ。
他にも重要な指摘が幾つもあり、熟読したいところ。
但し省略したユーロへの言及はやや論拠が弱い。
最後のEFSF債の問題は見過ごせないがまだ取り越し苦労の段階。
私は円の急落に備えるためEFSF債を購入し、
ユーロ圏に恩を売っておいた方が良いと考える。
ユーロが対ドル・円で上昇、スロバキアのEFSF拡充承認見通しで(reuters)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201110130022.html
”12日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで一時約1カ月ぶりの高
値をつけた。スロバキア議会が欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充
法案を承認する見通しとなったことを好感した。
スロバキア議会は前日EFSF拡充法案を否決したが、連立与党3党と野党スメル
党は12日、同法案を週内に承認することで合意した。
また、ドイツのメルケル首相が、10月23日の欧州連合(EU)首脳会議までに、
すべてのユーロ加盟国がEFSF拡充を承認すると確信していると述べたことで安
心感が広がった。
ユーロ/ドルはニューヨーク取引終盤の電子取引システムEBSで1.1%高の1.
3808ドル。一時9月16日以来、約1カ月ぶりのユーロ高水準となる1.38
340ドルを付けた。
ユーロは対円でも上昇。9月9日以来の高水準となる107.035円に上昇した。
終盤では1.9%高の106.57円。
ただ、トレーダーからは、ユーロ圏成長見通しの悪化や危機対応への政治的障害に
対する懸念が根強いため、ユーロの上昇余地は限定的との見方がでている。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのG10為替米州戦略責任者パレシュ・ウ
パダヤ氏は「ファンダメンタル面の裏付けに乏しい短期的なテクニカルな動き」と
指摘した。
ドル/円はEBSで1カ月ぶりのドル高水準となる77.489円をつけた。終盤
では0.8%高の77.27円。
ドル指数はは一時3週間ぶり低水準の76.796をつけた。終盤では0.9%安。
午後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録には、ほとんど反応し
なかった。〔以下略〕”
→ これは12日の報道。トレーダーはユーロ高に懐疑的ですが
これは単にユーロのポジションがショートに偏り過ぎたためです。
最後には米の人民元切り上げ圧力への言及もあります。
関心のある方は元記事をどうぞ。
ユーロ上昇、欧州債務危機への対応に期待感=NY市場(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201110150018.html
”14日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが上昇した。欧州の首脳が債務危
機に対して大胆な措置を打ち出すとの期待感が、このところのユーロの上昇を支え
ている。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が14日からパリで始まった。
債務危機への対応をめぐり、23日の欧州連合(EU)首脳会議までに概要につい
て合意されるとの期待感からユーロが上昇した。
ギリシャ救済に向けて中国やインドなどの新興国が国際通貨基金(IMF)の資本
基盤増強に貢献する可能性があるとの見方も地合いの改善につながった。
これを受けてユーロ/ドルは1.39ドルに迫り、1カ月ぶりの高値をつけた。ア
ナリストからは、ユーロは短期的には若干の上昇余地はあるが、数日以内に1.4
0ドルを下回る水準で高値をつけるとの指摘があった。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの為替ストラテジスト、マーク・マコーミック氏
は「この日の上昇はショートカバーが中心だった」との見方を示した。
電子取引EBSでユーロ/ドルは一時1.3895ドルまで上昇した。1.3723
ドルの安値をつける場面もあったが、欧州中央銀行(ECB)がイタリアとスペイ
ンの国債を買い入れているとの観測などで値を戻した。
ドル/円は0.5%高の77.22円。EBSで一時77.45円の高値をつけた。
リスク選好の高まりを背景にドル指数は0.5%下落した。”
→ 週末にはこうなりました。
積み上げられたユーロショートが軽くなった後に
ユーロが続伸できるかが問題です。
ドル円は上昇していますがリスクオンでドル指数が低下する、
望ましい状況になっています。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄、NY原油先物は順調に続伸中!
丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453 → 587 / 450 → 587
542 → 608 / 494 → 577 / 540 → 577
541 / 529
三菱商事(東証一部 8058) 1,970 / 1,622
エルピーダメモリ(東証一部 6665) 1,048 / 920
ユナイテッドアローズ(東証一部 7606) 1,044 → 1,215
1,087 → 1,284
1,146 → 1,526
1,341
東京建物(東証一部 8804) 298
マツダ(東証一部 7261) 232 / 178
タカラレーベン(東証一部 8897) 458 → 472
544
昭和シェル石油(東証一部 5002) 987 → 1059 / 966
716 → 723 / 688
総合商社の株価の動きが弱く、
中国株インデックスに似ているのが気になる。
9月の米小売売上高1.1%増=自動車販売が急回復(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/ws?g=us&k=USEconomy324760
”【ワシントン時事】米商務省が14日発表した9月の小売売上高は、季節調整後で
3954億7200万ドルと、前月比1.1%増加した。前月マイナスだった自動
車・部品が大幅に伸びたことが主因。
雇用統計など9月の米経済統計は前月からの改善が目立っており、景気は依然低調
とはいえ、二番底懸念は幾分後退しそうだ。”
→ 米指標の改善が続いている。
予想通り2番底はないだろう。
この指標改善のペースに注目したい。
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
今週は素晴らしい上昇でした!
珍しくボンドにロングで入ったり
ユーロを細かく売り買いしましたが面倒なので省略します。
2010/07/11 80.40 USD/JPY Lev ×1.5
2010/08/05 82.27 AUD/JPY Lev ×1.5
現在 > 107.25 ユーロ/円(損益124%)← 今年の損益率
77.25 米ドル/円
79.89 豪ドル/円
◎ 2010年の損益率(手数料等除外)> 147%
◎ 2008年秋~09年末の損益率(手数料等除外)> 353%
▼ ポジション解消済み
2010/09/12 80.52 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/29 103.76 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/14 115.03 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/08/26 110.48 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/08/08 78.19 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/08/08 80.20 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/08/05 111.33 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/08/03 83.16 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/07/29 77.17 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/07/19 111.86 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/06/18 80.14 USD/JPY Lev ×1.5
2010/07/07 116.59 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/07/01 116.53 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/05/26 114.70 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/05/06 80.14 USD/JPY Lev ×1.5
2010/03/22 114.97 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/27 81.64 USD/JPY Lev ×1.5
2010/05/06 117.35 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/04/19 118.08 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/04/15 119.82 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/03/31 117.55 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/05/03 87.43 AUD/JPY Lev ×3.0
2010/03/31 85.75 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/03/25 81.42 USD/JPY Lev ×1.5
2010/03/17 127.12 GBP/JPY Lev ×1.5
2010/01/06 108.40 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/10 77.52 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/03/01 133.60 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/02/10 82.65 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/02/03 111.36 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/01/27 82.87 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/01/21 112.38 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/01/14 110.19 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/12/29 107.80 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/12/23 83.12 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/12/08 84.10 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/11/26 111.24 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/11/15 113.30 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/11/04 115.10 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/16 79.57 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/24 112.68 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/07/15 76.20 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/06/29 77.09 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/06/17 78.07 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/06/04 78.18 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/07/22 76.77 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/21 86.74 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/23 86.88 AUD/JPY Lev ×3.0
2010/04/13 86.28 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/01 86.40 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/10/29 83.08 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/29 82.75 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/03/04 80.12 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/02/16 81.15 AUD/JPY Lev ×1.5
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀は政策金利を引き上げ始めており、
豪ドルは緩やかな上昇トレンドに入っています」
中長期的な見通しは変わりません。72円が当面の底になりそう。
「90円から72円のレンジ圏を想定」
豪ドルに割安感が出ています。
好機ですが急反落に注意。
依然として中国経済の減速が警戒要因。
「豪ドルに依然として割安感、反転が続くか」
ユーロ円はそろそろ戻り売りに注意。
ドル円は先週と変わらず、反転上昇トレンド持続か。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
(当ウェブログの こちらのカテゴリーも御覧下さい。)
一気に市場が明るくなった。
先導するのはNY市場ではないかと思われる。
香港市場のモメンタムが弱いのが気になる。
強いムンバイにキャッチアップされる可能性もあるだろう。
東証はまだ分からない。
NY大幅上昇を受けた今週の動き次第だろう。
「先週は転機を感じさせる動きがあった」
「ユーロ圏も米経済も結論としては
不安症な市場関係者が懸念するほど
深刻な悪化からは逃れられることになりそうだ」
と一週間前に当ウェブログではコメントしたが、
ほぼ想定内の動きとなった。
概況は先々週書いた通り。予想より市況の落ち込みは深刻で急回復は望み薄。
「今年は本当に東証がアウトパフォームしてしまうかもしれない」
「香港も大きく下げており、アメリカ経済の影響度の大きさと
デカップリングの難しさが改めて浮かび上がっている。
暫くはDAXの方がましかもしれない」
「米経済の回復ペースが鈍化しているのは間違いありませんが
当ウェブログで書いたように大勢は上です。それは揺らぎません。
問題はどの地域、どの企業、どのセクターの回復が早いかです」
との見方も引き続き変わりませんが回復は遅れるでしょう。
ユーロの下落が止まったのでDAXの復活が近いです。
今週はユーロに関し以下のように見通しを修正します。
第2のギリシャショックはほぼ過ぎたと判断しました。
ただユーロ圏の経済停滞と利下げのリスクは残っています。
「ECBが本当に利下げしたらユーロ100円割れもあり得る。
ユーロ圏の債務問題は2年3年で解決できるものではない。
国家間と政府対世論の対立で無駄に時間が過ぎるだろう」
ゴールドに関しては「警戒すべき水準」との判断を維持します。
FRBの利上げ観測で完全に相場が終わるでしょう。
バブルは崩壊する寸前に大きく上昇して人を幻惑することが多い。
「ゴールドは高値波乱です。素人は手出し無用」
「ゴールドが1400ドル台で苦戦しています。
ここから中長期のポジションはくれぐれも注意。
寧ろ今年中に売り時が来ると考えた方が良い」
↓ EUR/JPY(infoseek)下方トレンドを抜けられるか正念場
↓ AUD/JPY(infoseek)強烈な急反発!
スロバキア議会の否決や週末の格下げでも
ユーロが動じなかったので市場心理が一気に
強気に転じたのは明らかです。
ドル76円後半、ユーロ底堅くスロバキア議会採決に楽観的(reuters)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK063545820111011
”東京外為市場午後3時のドル/円はニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同じ76
円後半で推移している。米金利上昇への反応は乏しく、上下13銭値幅でのレンジ
取引になった。
ユーロは対ドル、対円とも海外市場での急騰が一服。ユーロ/ドルは1.36ドル
前半まで自律調整となった。しかし調整は浅く、きょう予定されているスロバキア
での、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充をめぐる議会採決には楽観的
な見方が広がっている。
アジア時間これまでのドル/円は、76.62─76.75円の上下13銭値幅でも
みあった。上値が重い一方で、このところ76円半ば付近の下値も堅く、膠着感が
強まっている。インターバンク勢は76.90円付近から売り注文を出していると
いうが「個人は膠着相場に飽きて手を引いている。ただ、クロス円の水準が切り上
がっていることでドル/円にも売りを出しにくくなっている」(武田氏)との声が
聞かれた。
米国金利が上昇しており、市場では、「ドル/円がなぜ上昇しないかが不思議だ。
(米雇用統計だけでなく)持続的にいい数字が出てこなければ、ドル買いに弾みが
つきにくいのだろう。市場の関心は欧州ソブリン問題に向かっており、これが一巡
するまで米景気回復期待によるドル買いにはなりにくい」(大手銀行)との声が出
ている。
〔中略〕
<米10年債利回りが上昇し、ダブルボトムを形成>
予想を上回った米雇用統計やその後の株価上昇を受けて米10年債利回りが上昇、
8月末以来の水準に切り上がっている。チャート的には9月22日(1.71%)
と10月3日(1.74%)を底とするダブルボトムを形成しており、いったんの
底打ち感が出てきている。SMBC日興証券シニア債券為替ストラテジスト、野地
慎氏は「1.75%付近での底打ち感は出始めてきている」とみている。
ただ、これまで利回りを低下させた主体が邦銀や米銀を中心とするリアルマネーで
あることを指摘、リスクアセットを買えないなかで米債への潜在的な買いニーズは
あるとみている。また、利回り低下を受けて日本の生保は外債投資を減らしてきた
が、2.25─2.50%に戻れば再び買いに出てくるとの見方。さらに「ツイスト
オペに加えて投資家の潜在的な米国の期待成長率の低下で、10年債利回りを50
bpは押し下げた」(野地氏)ことから、今後の利回りの上昇余地は当面は2.3
%と予想しており、ドル/円の押し上げ効果も限定的とみている。
〔中略〕
金融危機を経ていったん収縮したヘッジファンドの運用資産は再び拡大しており、
足の速いCTAの運用資産は過去最高。リスクマネーが危機を加速する条件も整っ
ている。草野氏は「政策余地が乏しいなかで何かがトリガーを引けば、リーマンシ
ョックに相当する危機が起きる可能性が非常に高い」と警告している。
金融危機前には証券化商品が人気化するなかで、SPVがCDSを複数束ねて資産
担保証券であるシンセティックCDOを組成した。高格付け債を組み合わせること
で格付けを上げ、顧客の信用を得る手法が話題になった。
EFSFは、救済対象国への融資から金融機関への資本注入や債券の市場買い入れ
などに機能を広げる可能性が出てきている。草野氏は「EFSF債は、周辺国への
融資や債券、銀行株などを原資産とする証券化商品とみることができる。原資産の
安全性には疑問があり、トリプルA国の保証をつけることで高格付けを得ようとす
る手法は、かつての証券化商品をほうふつとさせる。レバレッジによる規模拡大案
も出るなかで、日本政府のEFSF債購入は妥当だろうか」と懸念している。”
→ これは11日のロイター報道で、的確な市場分析。
ドル円の急騰はこの段階で予見できたのだ。
他にも重要な指摘が幾つもあり、熟読したいところ。
但し省略したユーロへの言及はやや論拠が弱い。
最後のEFSF債の問題は見過ごせないがまだ取り越し苦労の段階。
私は円の急落に備えるためEFSF債を購入し、
ユーロ圏に恩を売っておいた方が良いと考える。
ユーロが対ドル・円で上昇、スロバキアのEFSF拡充承認見通しで(reuters)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201110130022.html
”12日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで一時約1カ月ぶりの高
値をつけた。スロバキア議会が欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充
法案を承認する見通しとなったことを好感した。
スロバキア議会は前日EFSF拡充法案を否決したが、連立与党3党と野党スメル
党は12日、同法案を週内に承認することで合意した。
また、ドイツのメルケル首相が、10月23日の欧州連合(EU)首脳会議までに、
すべてのユーロ加盟国がEFSF拡充を承認すると確信していると述べたことで安
心感が広がった。
ユーロ/ドルはニューヨーク取引終盤の電子取引システムEBSで1.1%高の1.
3808ドル。一時9月16日以来、約1カ月ぶりのユーロ高水準となる1.38
340ドルを付けた。
ユーロは対円でも上昇。9月9日以来の高水準となる107.035円に上昇した。
終盤では1.9%高の106.57円。
ただ、トレーダーからは、ユーロ圏成長見通しの悪化や危機対応への政治的障害に
対する懸念が根強いため、ユーロの上昇余地は限定的との見方がでている。
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのG10為替米州戦略責任者パレシュ・ウ
パダヤ氏は「ファンダメンタル面の裏付けに乏しい短期的なテクニカルな動き」と
指摘した。
ドル/円はEBSで1カ月ぶりのドル高水準となる77.489円をつけた。終盤
では0.8%高の77.27円。
ドル指数はは一時3週間ぶり低水準の76.796をつけた。終盤では0.9%安。
午後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録には、ほとんど反応し
なかった。〔以下略〕”
→ これは12日の報道。トレーダーはユーロ高に懐疑的ですが
これは単にユーロのポジションがショートに偏り過ぎたためです。
最後には米の人民元切り上げ圧力への言及もあります。
関心のある方は元記事をどうぞ。
ユーロ上昇、欧州債務危機への対応に期待感=NY市場(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201110150018.html
”14日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが上昇した。欧州の首脳が債務危
機に対して大胆な措置を打ち出すとの期待感が、このところのユーロの上昇を支え
ている。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が14日からパリで始まった。
債務危機への対応をめぐり、23日の欧州連合(EU)首脳会議までに概要につい
て合意されるとの期待感からユーロが上昇した。
ギリシャ救済に向けて中国やインドなどの新興国が国際通貨基金(IMF)の資本
基盤増強に貢献する可能性があるとの見方も地合いの改善につながった。
これを受けてユーロ/ドルは1.39ドルに迫り、1カ月ぶりの高値をつけた。ア
ナリストからは、ユーロは短期的には若干の上昇余地はあるが、数日以内に1.4
0ドルを下回る水準で高値をつけるとの指摘があった。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの為替ストラテジスト、マーク・マコーミック氏
は「この日の上昇はショートカバーが中心だった」との見方を示した。
電子取引EBSでユーロ/ドルは一時1.3895ドルまで上昇した。1.3723
ドルの安値をつける場面もあったが、欧州中央銀行(ECB)がイタリアとスペイ
ンの国債を買い入れているとの観測などで値を戻した。
ドル/円は0.5%高の77.22円。EBSで一時77.45円の高値をつけた。
リスク選好の高まりを背景にドル指数は0.5%下落した。”
→ 週末にはこうなりました。
積み上げられたユーロショートが軽くなった後に
ユーロが続伸できるかが問題です。
ドル円は上昇していますがリスクオンでドル指数が低下する、
望ましい状況になっています。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄、NY原油先物は順調に続伸中!
丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453 → 587 / 450 → 587
542 → 608 / 494 → 577 / 540 → 577
541 / 529
三菱商事(東証一部 8058) 1,970 / 1,622
エルピーダメモリ(東証一部 6665) 1,048 / 920
ユナイテッドアローズ(東証一部 7606) 1,044 → 1,215
1,087 → 1,284
1,146 → 1,526
1,341
東京建物(東証一部 8804) 298
マツダ(東証一部 7261) 232 / 178
タカラレーベン(東証一部 8897) 458 → 472
544
昭和シェル石油(東証一部 5002) 987 → 1059 / 966
716 → 723 / 688
総合商社の株価の動きが弱く、
中国株インデックスに似ているのが気になる。
9月の米小売売上高1.1%増=自動車販売が急回復(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/ws?g=us&k=USEconomy324760
”【ワシントン時事】米商務省が14日発表した9月の小売売上高は、季節調整後で
3954億7200万ドルと、前月比1.1%増加した。前月マイナスだった自動
車・部品が大幅に伸びたことが主因。
雇用統計など9月の米経済統計は前月からの改善が目立っており、景気は依然低調
とはいえ、二番底懸念は幾分後退しそうだ。”
→ 米指標の改善が続いている。
予想通り2番底はないだろう。
この指標改善のペースに注目したい。
『会社四季報』2011年4集 秋号 | |
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
今週は素晴らしい上昇でした!
珍しくボンドにロングで入ったり
ユーロを細かく売り買いしましたが面倒なので省略します。
2010/07/11 80.40 USD/JPY Lev ×1.5
2010/08/05 82.27 AUD/JPY Lev ×1.5
現在 > 107.25 ユーロ/円(損益124%)← 今年の損益率
77.25 米ドル/円
79.89 豪ドル/円
◎ 2010年の損益率(手数料等除外)> 147%
◎ 2008年秋~09年末の損益率(手数料等除外)> 353%
▼ ポジション解消済み
2010/09/12 80.52 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/29 103.76 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/14 115.03 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/08/26 110.48 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/08/08 78.19 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/08/08 80.20 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/08/05 111.33 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/08/03 83.16 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/07/29 77.17 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/07/19 111.86 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/06/18 80.14 USD/JPY Lev ×1.5
2010/07/07 116.59 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/07/01 116.53 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/05/26 114.70 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/05/06 80.14 USD/JPY Lev ×1.5
2010/03/22 114.97 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/27 81.64 USD/JPY Lev ×1.5
2010/05/06 117.35 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/04/19 118.08 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/04/15 119.82 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/03/31 117.55 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/05/03 87.43 AUD/JPY Lev ×3.0
2010/03/31 85.75 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/03/25 81.42 USD/JPY Lev ×1.5
2010/03/17 127.12 GBP/JPY Lev ×1.5
2010/01/06 108.40 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/10 77.52 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/03/01 133.60 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/02/10 82.65 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/02/03 111.36 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/01/27 82.87 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/01/21 112.38 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/01/14 110.19 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/12/29 107.80 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/12/23 83.12 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/12/08 84.10 USD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/11/26 111.24 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/11/15 113.30 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/11/04 115.10 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/16 79.57 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/09/24 112.68 EUR/JPY Lev ×1.5
2010/07/15 76.20 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/06/29 77.09 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/06/17 78.07 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/06/04 78.18 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/07/22 76.77 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/21 86.74 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/23 86.88 AUD/JPY Lev ×3.0
2010/04/13 86.28 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/04/01 86.40 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/10/29 83.08 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/29 82.75 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/03/04 80.12 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/02/16 81.15 AUD/JPY Lev ×1.5
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀は政策金利を引き上げ始めており、
豪ドルは緩やかな上昇トレンドに入っています」
中長期的な見通しは変わりません。72円が当面の底になりそう。
「90円から72円のレンジ圏を想定」
豪ドルに割安感が出ています。
好機ですが急反落に注意。
依然として中国経済の減速が警戒要因。
「豪ドルに依然として割安感、反転が続くか」
ユーロ円はそろそろ戻り売りに注意。
ドル円は先週と変わらず、反転上昇トレンド持続か。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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