妙な夢を見た。トイレの便器にペーパーが溢れそうになっている。水を流すことをまったく考えていない。でもこの事態がワタシの招いたものだと私は思っている。便座の蓋を降ろす。すると、便座の上に大きなうんちがとぐろを巻いて落ちている。えっ、こりゃあ大変だとトイレットペーパーを切り裂いてそれを便器に入れようとするが、きれいに取れない。あたふたする。すると向こうにお袋がいて手を貸そうかという顔をしている。ドアから亡兄が覗いて手伝おうと声をかける。いやいや、これは私の不始末だからと思うが、言葉にならない。
この辺りでトイレの事態を観ている自分に代わっている。紙が詰まっているって言うよりも、紙おむつを流したから詰まってんだよと、少し事態がみえている。でも紙おむつってどうしてワタシが? と思ったとき、そうだ、市立病院で手術をしたとき紙おむつを用意したんだっけ。それを使わないままに持ち帰ったのがあったが、それを流しちゃったのかと理屈を合わせている。これって、ワタシが認知症になったときの夢ではないのか。なぜこうなったかをわからないまま、しかし、この事態を引き起こしたのはワタシであり、これを始末しなくちゃならないのはワタシなのだと認知している。でもどうしていいかわからない。あたふたするのは、自分を客観視できないからだ。そんな理屈まで考えていたのが、夢の中。
ゴーゴーと鉄路を走る電車の音がし、隣のリビングに灯りがついている。おやまだ、終電の頃なのかなそれとも始発の頃なのかなと,枕元の目覚ましを見る。5時35分。おや、朝までトイレにも行かず8時間半ほども熟睡したんだと思って起きだした。
予知夢かと考えていたが、そうでもない。団地の給水管の更新工事をした後に、トイレが詰まって逆流する事故が2件あったと、カミサンが井戸端会議で聞いてきたことを話していた。トイレに流せる紙おむつを考案したと新聞の記事で読んだ。認知症の母親が,自分の不始末を始末しようと畳の上の便を手で撫で回して大変だったと、十歳も年上の友人がむかし話していた。
でもこれが何で今ごろワタシに甦ったのか。亡母も亡兄も手を貸そうというのは、三途の川を彼岸に渡る手伝いってことか。それにしても辻褄が合いすぎる。突き放してみるとオモシロイが、心地の良い夢ではなかった。
この辺りでトイレの事態を観ている自分に代わっている。紙が詰まっているって言うよりも、紙おむつを流したから詰まってんだよと、少し事態がみえている。でも紙おむつってどうしてワタシが? と思ったとき、そうだ、市立病院で手術をしたとき紙おむつを用意したんだっけ。それを使わないままに持ち帰ったのがあったが、それを流しちゃったのかと理屈を合わせている。これって、ワタシが認知症になったときの夢ではないのか。なぜこうなったかをわからないまま、しかし、この事態を引き起こしたのはワタシであり、これを始末しなくちゃならないのはワタシなのだと認知している。でもどうしていいかわからない。あたふたするのは、自分を客観視できないからだ。そんな理屈まで考えていたのが、夢の中。
ゴーゴーと鉄路を走る電車の音がし、隣のリビングに灯りがついている。おやまだ、終電の頃なのかなそれとも始発の頃なのかなと,枕元の目覚ましを見る。5時35分。おや、朝までトイレにも行かず8時間半ほども熟睡したんだと思って起きだした。
予知夢かと考えていたが、そうでもない。団地の給水管の更新工事をした後に、トイレが詰まって逆流する事故が2件あったと、カミサンが井戸端会議で聞いてきたことを話していた。トイレに流せる紙おむつを考案したと新聞の記事で読んだ。認知症の母親が,自分の不始末を始末しようと畳の上の便を手で撫で回して大変だったと、十歳も年上の友人がむかし話していた。
でもこれが何で今ごろワタシに甦ったのか。亡母も亡兄も手を貸そうというのは、三途の川を彼岸に渡る手伝いってことか。それにしても辻褄が合いすぎる。突き放してみるとオモシロイが、心地の良い夢ではなかった。
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