毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

企業の業績が停滞した時は先ず初心に立ち帰ろう…北斗市

2007年03月31日 15時15分51秒 | Weblog
創業者の創業時には、事業を成立させようという、真っ赤に燃えるエネルギーがあり、そのファイトが無ければ新しい企業を興す事など出来ません。自分の目指すものがはっきりしているからです。
その企業が起動に乗り始め、各部署で分担して業務を行うようになれば、しだいに目指す焦点がボケて来るものです。

企業が動き始め、形態を創って行く過程では業績が右肩あがりに伸びるものです。
ところが社員が増えて企業が組織化されて行くと、企業の目指す方向と焦点がボケ始めるのです。
業績が停滞した時、先ずは創業時に何を目指し、どんな行動を行ったかを検証すれば、業績アップのヒントが多く含まれているようです。

ファース本部では昨日、今日の二日間にわたり、札幌スタッフ、東京スタッフも北斗市の本社に集合し、平成19年度の行動計画の各自業務分担などを兼ねた社員研修を行いました。
各部署ごとに業績が異なりますが、業績が停滞している部署もあり、その要因を分析すると完全に目指すべき焦点がボケている事が解ります。

今日は二時間にわたり、当方からファースの家は何を動機に開発され、どのような性能がどのように確保されているのかをレクチャーしました。
例えば、全館、快適な冷暖房を行って、それに必要な光熱費がいくらかかるのかを計算しますと、北海道での最高レベルと言われるグラスウール断熱とポリフィルムでの高気密、高断熱仕様で年間の暖房費が10万円に対し、ファースの家では4万円となります。

何故、家全体をシーズン通じて冷暖房するかと言うと、温度差の出来た界壁が露点温度になって室内湿気を吸着して含水量が増え、カビの胞子が浮遊する場合があるからです。
このようなハード的なレクチャーを全社員を集めて行うのは初めてのような気がします。
当初のファース本部は、各地を回り徹底してこの温熱環境を訴え続けていたのです。

展開当初は業績が常に右肩あがりでしたが、時代が経過して更に様々なノウハウが加算され熟成されて行くと、逆に業績が停滞し始めます。まさしく焦点がボケて器用貧乏の状態に陥るのです。業績が停滞した時にこそ、創業時に耀いていた初心を取り戻せば、それから現在までに備わったノウハウの分だけが必然的に業績アップになるのでしょう。

二日間の研修成果は「初心に発ち帰ろう」を社員全員が自覚した事でした。
写真は研修終了後、本社の前で撮り、この後、東京、札幌、四国に帰って行きました…
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事業の停滞はマンネリ化から生ずる…北斗市

2007年03月30日 12時48分58秒 | Weblog
会議は役員の報酬も含め、貴重な時間を費やします。
会議を開催する際には、議題に見合った時間配分、発言者、議事録作成者、取りまとめ司会者など、完璧な準備が必要です。

当社のような二十数名で行う会議でも、移動費や時間報酬を費用カウントすると一回の会議で50万円以上に相当します。
この間、財源収入の行動が停止しておりますので、当然ながら費やした費用に勝る効果が出る会議内容でなければりません。
以前、このブログで会議の問題点を書きましたのでここでは省略しますが、会議も内容と進行がマンネリ化すると効果が出難くなります。

私達、経営者も平素の仕事が順調な時は敢えて、その仕事の内容を変更したりする事などを考えません。
社員も普段の仕事で支障が無ければ坦々とその仕事をこなして行く事でしょう。
この坦々とこなす仕事がしだいにマンネリ化されてゆくものなのです。

坦々と行える業務にイノベーションの必要性は無いのでしょうか…
今、順調な業務であっても時代の潮流でマーケットニーズは目まぐるしく変動しています。
坦々と行っている業務内容にこそ、時代を先取りした内容に変更する必要性が潜在していると思われます。
ところがマンネリ化した業務から改革の意識が生まれ難いのです。

創業の時や、苦難の時などは、形振り構わない心境で業務に取り組んでいるものですが、事業がシステム化して起動に乗ったところからマンネリ化が始まると言われます。
社員間の意思統一を図る目的で思って行った朝礼も、マンネリ化して社員がやらされている心境に陥った時、朝礼は朝の貴重な時間を費やするだけに過ぎなくなります。

昨夜は北斗市内で5月に誕生する「北斗市準倫理法人会」の予備研修会で朝礼実習を行いました。
写真はこの研修会で20年ぶりにお逢いした、㈱アキヤマ、社長の小林久周さんと撮りました。
小林社長さんは業務用食品資材・機器販売の会社を手広く経営されております。
函館青年会議所を卒業以来の出会いでした。
小林社長さんも自分の会社の社員意識のマンネリ化を改善するために、倫理法人会に入会して社員さんと一緒に勉強されておられました。

当社、ファース本部も10年前から実施している朝礼では、様々な工夫を加えて参りましたが、最初は新鮮でも続けるうちに必ずマンネリ化します。つまり、いつまでもこれで良いと言う法則など、無いと言う事なのでしょう。
今日30日の午後はここ北斗市の本社で札幌と東京の社員も集り、全体合同会議と社員研修会を行います。
深夜まで社員研修となるので、昼休みにこのブログ更新となりました。
さて、午後からの会議と研修でどのような成果が…
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地位や肩書きが上がっても、品位までは上がらない…北斗市

2007年03月29日 18時01分05秒 | Weblog
官僚の天下り問題を解決する法案づくりで論戦が続いております。
役所が天下り先を斡旋出来ないのでは、適切な人事が出来なくなり「このような法律が出来ると役人に立派な人材の採用が出来なくなる」と言うのです。
このような発言が、社会的に高い地位にいる方の口から発言されるのに失望感を覚えます。
どうも社会的地位には、品位、品格が伴わないようです。

役人を志す人々の多くは、決して天下りだけを目的にしている訳でありません。
純真な志で国家のために奉仕しようと考え、役人になった方々に対しても甚だ失礼です。
人の心を地位や報酬を担保する事で動かそうと言うのでしょうか…
このような考え方には、憤りと同時に大きな不快感を覚えます。

真に優秀な役人は、民間でも放っておきません。まして最初から天下りを行い、出し抜いた人生を送ろうと言う輩を優秀な人材などとは決して言えないのです。

人間は勘違いし易い動物のようです。
最初はとにかく懸命に仕事を覚える事に専念します。しだいに職場での存在感が向上し、地位と報酬も上がってまいります。地位が高くなるに連れて権限も多くなり、権力者となってゆきます。
するとこの権力によって周りの人々を支配するようになり、このあたりからしだいに自分を中心に社会が回っているような勘違いをするものが出てきます。

テレビの報道番組にも品位のないもがありすぎます。上品で淑やかなトークでは視聴率があがりません。
司会者が、歯に衣を着せずにズバッ!と言う…報道の中身も吟味せずに…自分で現場に行って感じた事をズバッ!と言うのは説得力がありますが、スタッフが取材した誇大情報を鵜呑みにしてズバッ!と言って、当事者に大迷惑を…
報道の驕りでしょうか…品位が無い!…

自分の姿が常に見えている事で、地位に見合った品位を保つ事が出来るのでしょう。
報道も含め、膨大な権力は、自分を見失い、品位を欠如させる事になりかねません。
品位と言う言葉の意味を紐解きますと「態度、振る舞、社会的地位などの総合的なランク」となります。
国を引っ張る政治家や官僚、そして報道関係者の方々には品位の伴った活動を期待したいものです。

写真は常に風格、品性、品格、そして品位が備わっている富士山です。
今夜はこれから倫理法人会のセミナーに参加してきます。
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言うが易し行うが難し、事を実践するためには…北斗市

2007年03月28日 19時23分33秒 | Weblog
「急がば回れ」「善は急げ」は言葉として全く反対に思えます。「急がば回れ」は焦っては墓穴を掘るぞ、だから急ごうとしたら、むしろゆっくりと進みなさいと言う事なのか。
「善は急げ」は善いと思っているうちに早く掴み取ってしまいなさい、と言う事でしょう。

同じような格言で「運(果報)は寝て待て」「運を待つは死を待つに等し」これまた完全な反対語だと思います。「運(果報)は寝て待て」は、いくらあくせく働いても所詮、その稼ぎなどは知れてますよ、どんと構えて寝て待つくらいの度量がないものに運は向いてきませんよ、とでも言うのでしょうか。
「運を待つは死を待つに等し」は、生命は時間なり、寝ていても時間は経過し、命を削っているのですよ、いつ来るか解らない運を寝て待つなどと言う魂胆では、一生、運など掴めない、運は自分で掴みに行くものだ、と言うのでしょう。

格言を理解せよ。人の話を聴けるようになりなさい。耳で聞かずに心で聴け。相手を理解する事が出来なければ相手の話も理解できない。相手の立場に立って対応せよ……
解っています!!!充分すぎるほど解っています!!!
格言に込められる意味を充分に理解していて、それでも実践できずにいる自分がいます。

何故、実践出来ないのでしょう…その理由は、言葉でだけ理解しているからです。また、実践出来なくとも明日に困らない自分がいるからです。実践出来なければ命を取られるくらいの切迫状態に追い込んだら、必ず実践出来るのです。そのように自分を後戻りの出来ないように追い込むのです。有言実行と言う言葉がありますが、無言実行よりカッコウが悪いのですが、出来なければ自分の恥曝しとなるように追い込む方法があります。

大風呂敷を広げるのですよ…広げた風呂敷は自分自身で包まなくてはなりません。
実行実践出来ないでいる時は、まず大風呂敷を広げるところから始めましょう。
この手法は妙手です。私もちょくちょく活用をしてきたようにも…

写真は北斗市の自宅の庭に開いた福寿草の花びらを今日の午後に撮りました。
大風呂敷を広げる事もなく、福寿草は時期にさえなれば誰に言われなくとも花を開きます。
無言実行の福寿草になりたい…
昨日と異なり穏やかな一日でしたが、終日、社内にいて普段出来なかった仕事が一気に片付いて行くような気がします。
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大切にしたい我国、日本の伝統と文化…北斗市

2007年03月27日 18時55分08秒 | Weblog
何処の国にも、その国の人々が誇りとする文化や遺産などがあるのでしょう。
フランス料理とかイタリアン料理、インド料理など味覚に関する伝統もその一つです。
その中でも日本の鮨は世界でも類を見ない珍しい料理だと言います。

旨味の含んだ酢であえたご飯に空気を含ませ、そのご飯にワサビをはさみ、生の魚の切身を乗せて柔らかく握ったものが鮨なのです。回転寿司で空気を握る事を求めても無理ですが、本当の鮨屋さんは空気を握ります。ご飯と合える酢、その旨み、甘み、酢の濃さ、ご飯の粘り、空気を含ませる柔らかさ、ワサビの辛さと香り、ネタの仕込み具合など、究極の寿司を握るには、とんでもない奥深い拘りが求められます。

各国が自慢にする料理も、其々に真価を追及しながら現在に至っているのだと思われますが、日本の寿司の奥深さは食べ物の究極かと思っております。職人が寿司を握る時の手捌き、指の動きが芸術的とも思えるような鮮やかさに魅かれ、自分でも寿司を握るようになりました。もともと料理を作るのが大好きですが寿司の奥深さには驚愕します。

寿司などの日本の料理の他に、盆栽、茶道、華道などもこれまた、他の国には少ない、神秘的な我国古来の文化なのでしょうか。また公園や料亭、邸宅などにある、本格的な日本庭園は日本の伝統と文化が凝縮されているようにも思います。
岩の合間を流れる水、覆い被さる銀杏と紅葉の樹木、コケの蒸した石、松の枝、池の中を泳ぐ鯉…静寂の中に樹木の葉っぱが風に揺すられて擦れる音…心を洗うような空間が…

このような日本の自然や日本の食文化は、日本人を内面から育んで来た日本独特の文化なのでしょう。このような文化に育まれた日本人は、やはり独特な感性を具えるのだと思われます。姿勢を正した礼儀作法、時間や約束ごとに正確な律儀さ、繊細すぎるほどの几帳面さなども、日本の文化と伝統の影響でしょうか…

写真は一昨日、奈良県の北条工務店の社長さんが招いてくれた「月日亭」の庭園を撮ったものです。奈良公園を抜けた小高い山の中で、原木の樹木が鬱蒼と茂った場所に100年ほども経ったか思われる料亭がありました。山から流れるせせらぎを料亭の傍らの渓流にまとめて池をつくり、茂った原木の樹木をそのままにして坪庭のように設えた館(やかた)です。ここで出される割烹料理…混りっけの無い純正和食そのものがまた絶品…

今一度、日本の文化と伝統を見直してみたい…日本人のアイデンティテーを…
昨日の暖かさがウソのよう…今日の北斗市はミゾレ混じりの雨となっています。
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病気とは気の病(やまい)と書くのですが…奈良~大阪~関西空港~函館~北斗市

2007年03月26日 19時08分55秒 | Weblog
「ビジネスの心得」と言う冊子に、「溜め息を人前でつく人との取り引きをするな」と書いてありました。
内面の弱さを吐露する最も典型的な現象が溜め息なのだそうです。
自分も時々溜め息をつく事がありますが、人前でやっていなかったかどうか…

また、自分の年齢、健康などをせいにして言い訳をする事も、ビジネスマンとしては失格だと言う事です。
最近、歳だから…自分もよく言っているような気がします。
現役でいるうちは、常に自分を強く奮い立たせる事が必須であり、年齢を重ねる事で若い人達の考えや新しい発想を包容できるようになるのだそうです。出来ているかな…

私も普段は自分の健康を気にする事などありませんが、休日になればとたんに体調不調となります。しかも家内も一緒に具合が悪くなるのです。緊張感がなくなって一気に気が緩む事に要因がありそうですが、家内も同じ緊張感の中にいるのでしょう。連日連夜、次々とやってくる業務に追われているうちは、病気をする暇もないと言う事なのでしょうか。

病は気からと言いますから、気を治すと病も治ると言う事でしょう。
とは言っても、普段、酷使する身体には確実に疲労が溜まって行くのでしょう。
最近は背中と肩がパンパンと凝って、首を振るのも激痛が走り、辛い思いをしておりました。やはり定期的なメンテナンスが必要なのでしょう。今日は関西から函館空港に戻り、空港から直接、矯正治療を行って参りました。

写真は家族、親戚のほぼ全員が治療を受けている函館の飯野治療院、飯野耕次郎先生です。
飯野治療院は、飛び込みでの治療は受けられず、ニケ月先まで予約で埋まっています。
致し方なく家内の予約枠を貰って治療をして戴きました。飯野先生はとても温和で穏やかな方です。飯野先生の身体を診て戴いただけで治ったように気になるものです。
痛いというところにサット触れ「左の半身が緊張しています」「この緊張をとりましょう」首筋に手を携えて、二、三回軽く抑えて深呼吸させ「はい緊張が取れました」…
あとは、軽い気持ちの良くなるような柔らかい指圧をして…「福地さん、治りましたよ」

曲げると激痛が走っていた首がウソのようです。行列が出来る訳ですね…
次の治療は来月の末にやっと入れて戴きました。

今日は、関西も北海道も穏やかに晴れ上がり、快適なフライトでしたが、ちょうど、能登半島の付け根を飛んで来ましたが、能登地震の被災者に心よりお見舞い申し上げます。
さて今週は研究開発室の山積した業務をこなします。
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心から美しいと思える人・そして国とは…奈良県

2007年03月25日 16時36分10秒 | Weblog
安倍総理は「美しい国・日本」を政権のキャッチコピーにしています。
ゼロ円しかかからない事務所費に「何とか還元水を使用した」として500万円も計上し、その説明で困窮している大臣をそのままにして、つくれるのか美しい国を…

飛行場の売店で土産の買い物をし、自分のバッグに入れようとしていたら、先ほど売店にいた店員さんが駆け寄って来て、小さな袋に小分けしてくれました。
小分けにする事で、バッグの荷物の隙間に入れるように工夫をくれたのです。毎日、洪水のような人々が訪ずれるターミナルで、このような細かい事に気遣いの出来る人がいます。

同じターミナルの別の店では、品物を買って幾らですかと聞いたら、ニコリともしない定員が、レジに打ち込んだ金額をアゴを突き出して見ろと、そして視線を下におろしてカウンターの上のトレーにお金を入れろと言う仕草です。思わず、呆れる前に見事なジェスチャーに苦笑いを…顔だけを見たら、さっきの小分けしてくれた定員さんよりはるかに美形なのですが、美人と、美しい人の違いを見た気がします。

ある観光地のガイドさんで蝋人形のような美形の方がおりましたが、唇から録音されたテープが再現されるような滑らかな案内スピーチが流れてきます。本当に蝋人形のようで、笑顔などの表情など全く無く、しだいに聞いていて気持ちが悪くなった覚えがあります。
決して美形とは言えない顔立ちでも、とても美しいと思える人もたくさんいるのです。

行革大臣が懸命に天下り対策法を提案しても、役所は勿論、同じ与党内、閣内からの抵抗にあっています。一部の方々だけの思いが強く反映され、国民全員に笑顔が溢れる国こそが「美しい国」の定義では…

今朝、能登半島付近に大きな地震がありました。地震の大きさのわりには阪神淡路大震災、中越大地震のような大災害にならなかったのがせめてもです。避けられない自然災害の時に人命救助、人道復興のための速やかな対応の出来る国も美しい国の定義かも知れません。被災者を支援する心情の豊かさは、我国日本の自慢出来る美しさのひとつだと思います。

写真は今日、日曜日、関西電力、奈良営業所の展示館でファース工務店、北条工務店主催「住まい講座」で講演後に撮りました。向かって左から関西電力、お客様センターの橋爪應幸さん、北条工務店4代目継承者、北条慎示さんと奥さんの北条麻里子さんです。

美しい家づくり…それは竣工して住んでから満足を実感する家の事です。
今日は奈良の方々に勉強して戴きました。
今日、蒸し暑さを感ずる奈良ですが明日は北海道に…
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捨てるものと捨ててはいけないもの…北斗市~函館~関西空港~奈良

2007年03月24日 21時12分17秒 | Weblog
捨てる基準は、1にもったいないもの。2に過去の栄光。3にこれから必要になるかなと思うもの。4に現在のレベルを下げるもの。これは倫理法人会が活用している倫理研究所が発行の冊子「職場の教養」に記載されている記述です。

この「職場の教養」には、過去へのしがらみ、人からの評価、将来への不安などを綺麗さっぱりと捨て去り、ありのままの自分を見つめよう…とあります。
現在のありのままの自分って自分自身では中々掌握できていないものです。
過去に自分が果たした栄光があるとするならば、その評価は他人がするもので、自分の中に引きずるのであれば、さっぱりと捨てきる事が大切なのでしょう。

関西地域の県知事選挙で「もったいない」を旗印にした方が選挙戦を勝ち抜きました。
もったいないは、日本人の美徳なのでしょう、と言う事です。もったいない、もったいない、と言う美徳に取り付かれ、普段使用しないものを次々に溜め込んで行くと、いざ必要と言う事態に埋もれてしまって使えず、また新しいもの買い揃え、それもまた、もったいないので捨てずに溜め込みます。もったいないも、場合によっては悪循環に…

自分が行った過去の栄光は他人がどのように評価するかにかかっています。
自分の過去の栄光は現在の栄光ではありません。過去の栄光にすがっていてはこれからの可能性を摘んでしまう事になるのでしょう。しかし、過去があるからこそ現在の自分が存在します。

過去を捨てる…この職場の教養を読んで、ことさら昔の自分の姿が浮かび出ます。過去に何の栄光もありませんが受けた義理や人情などがいっぱいあります。
18歳頃の時代ですが、昼間がトビ職で、夜が流しのギター弾きと言う時代がありました。あの時代に自分を支えてくれた方々の多くは、男も女もヤクザものと言われ、今では暴力団と呼ばれる任侠界の方々でした。

暴力団と任侠とは似て非なるもの…トビの親方も、仲間も、飯場のオバサンも、あの人達がくれた恩情を捨てたら、自分自身の魂を捨てた事になるのでしょう。
人には捨てるべきもの、そして絶対に捨ててはいけないものあるのです。

写真は関西空港行きの飛行機に乗り組む際の搭乗口で、今日も全日空の地上係員、金田さんの優しい笑顔に送られて飛び立って来ました。この笑顔は永遠に捨てる事はないでしょう。
「笑顔は捨てない」をテーマに飛行機の中でこのブログを記述し、小雨が降り出した奈良のホテルに着いてからアップです。
明日は奈良市内でユーザー向けセミナーで講演を…
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悪い人は居ないが不幸な人が居る…女満別~函館~北斗市

2007年03月23日 18時36分56秒 | Weblog
老後のためにコツコツと働いて貯めた大切なお金は、その人にとって命そのものと言っていいでしょう。その大事なお金を騙し取るなどの詐欺を行う人も居ます。
これは、発作的や成り行きで人を殺めてしまった人より、はるかに悪質だと思われます。しかし、よく考えると、騙された人は気の毒ですが、騙した人の方がはるかに不幸な人生なのです。

人は誰もが誕生した時点より悪人になったのではないと思われます。生まれてからの様々な環境過程で倫理観が揺らぎだし不幸な人生を送る事になったのかも知れません。
中身の伴わない表面だけの優しさ…ことごとく自尊心を蔑ろにされる…自分の生命の尊厳を逸した時などに、その人間としての在るべき姿を見失ってしまうのでしょう。

自分は懸命に生きているにも関わらず、いつしか不幸な自分になってしまっている場合もあるのでしょう。自分の気付かないうちに、自尊心と尊厳を大きく傷つけられて、気がついたら犯罪者になっていたと言う人も実際に存在します。
私自身も犯罪者になり得るギリギリのところまで近づいた事があるような気がします。

人生、幸福感ばかりを抱きながら一生を過ごす人などは、ひとりも存在しません。
楽しそうに見える人でも、内面では苦悩する時があり、葛藤しているのでしょう。
幸福の中に本当の幸福は存在いたしません。苦悩や困難があるからこそ本当の幸福を実感出来るのでしょう。しかし、人生を楽しもうと思って過ごしている人は、本当の幸福を得る機会が断然、多くなると思います。

自分の前で起きる事象を、出来るだけ建設的に受けとめて対応します。人様の尊厳を尊重し、人様に自分が何をして上げられるかを常に考えられる人です。このような人に困難が訪れても容易にその苦難を乗り切れるものです。どんな悪い人を見ても、その人を悪い人だと言う見方ではなく、不幸な人だと言う同情的な見方をするのです。

写真は、昨日、大空町(旧女満別町)のファース工務店の雅楽代建設を訪れた時に撮りました。社長の雅楽代憲男さんと奥さまの雅楽代佐稚子さんです。雅楽代ご夫妻とは十数年の付き合いになりますが、いつ、お逢いしてもお二方のおおらかさと穏やかさに心が和むのです。人を大事にし、我を張らず、数を求めず、人を責め込まず…を貫いています。
地域の方々の人望も厚く、雅楽代さん夫妻の周辺にはいつも笑顔が渦巻いており、雅楽代さん自身の幸福を周辺の人々に波及させる人徳を持っているご夫妻です。

今日はその女満別空港からエアートランセと言う小さな航空会社の18人乗りの小さな飛行機に乗って函館空港に戻ってきました。明日は関西、奈良に移動…
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魂の入った仕事とは…斜里~美幌~大空町~網走市

2007年03月22日 21時39分15秒 | Weblog
一流の陶芸家と言われる人は、自分の思い描いた陶器を創るために寝食を忘れて没頭し、その作品が出来あがった時、既に目標は次の作品に心が向いていると言います。
陶芸家に限らず、創り出す作品に魂を載せよう思えばこそ、出来た作品の直後から次の作品への入魂構想が始まるのでしょう。

プロ野球で、禁止されている金銭による青田刈り行為が発覚し、問題になっております。
高校野球でも大学野球でも、プロ野球で極める事の出来る選手は、プレーに魂を入れ込むための最も大切なプロセスなのでしょう。身体を鍛え、精神を調練し、魂を入魂している最中に金銭で買収する行為は何とも卑劣な人間社会の醜態です。

これも野球に限らず、プロのスポーツ選手は、魂を戦わせる試合が出来なければ、その試合が見ていて詰まらなく、その選手も一流になれない事でしょう。入魂のための修練は、その一節、一節が一段階目の終わりであり、二段階目の始まりと言えるでしょう。

身体でものづくりを行う職人にも終わりがありません。
大工さん、左官屋さんなども、修練で積んだ技と勘で仕事を進めます。しかし、腕のたつ職人ほど絶対と言うほど100%満足した仕事は出来ないと言います。
他人が見ればこれ以上のものはないとしても、本人は必然的に次を目指したくなるのです。

名人とは死ぬまで修練し続けるから名人なのです。
また、名人とは自分が言うものでなく、人様から言われるものなのですが…

写真は今日、訪れた美幌のファース工務店、(有)山岸工務店、社長の山岸伸行さんと妹さんの山岸百合子さんです。
山岸社長の家づくりのユニークさは常に関わる人々を感心させる斬新さが見られます。
管内でトップクラスの受注をほこる工務店経営者です。

山岸さんは、大工の名人と言われ、ゴルフもシングルで名人と言われ、妹の百合子さんもまた、現場施工の進行名人、そしてソフトボールチームの監督と選手を務め、試合運びの名人とも言われております。
名人と言われる人の家づくりにおいては、出来た空間にその風格と拘りを感じるものです。

今日は斜里町、美幌町、大空町、網走市の名人たちにお会いして来ました。
明日は北斗市の本社へ
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地域工務店経営は夫婦の絆が左右する…札幌~北見~斜里町

2007年03月21日 23時50分06秒 | Weblog
厳しい住宅業界の中でも立派に地域工務店を成立させているところがあります。
特に地域工務店は社長さんの仕事を裏側でしっかりと支える奥さまの存在がとても大きなものです。
ファース加盟工務店の中で健全経営を行う工務店は、社長の仕事を奥さまなど、家族の方々がしっかりと支えあっているところが殆どです。

小規模な地域工務店の経営者と言えども、30社もの協力業者さんの協力で成り立っており、その業者さんの社員を入れると数百人もの方々の頂点に立っております。
普段、気付かない業者さんのスタッフも含め、常にこんなに多くの方々から見られており、その方々に様々な影響を与え続けております。

また地域工務店に家づくりを依頼する建主さんも、その経営者の人間関係も、工務店選びの選択肢の重要な要素となるのでしょう。
家づくりは竣工してからが本当の付き合いが始まです。と言う事は、工務店経営者のライフスタイルも大きな要素となり、仲の良い夫婦であるに越した事はありません。

今日は北見市のファース工務店、児玉建設さんと、斜里町のファース工務店、丹羽工務店さんを訪問しました。二社の工務店さんの共通点は、経営者夫妻の協力関係が理想的な環境にあります。時には、工務店経営上で意見の対立があり、相当に大きな夫婦喧嘩をする事もあると言います。しかし、信頼しあう夫婦である事が前提で、他人ならとっくに離職してしまいお終いとなるのですが、そこはやはり夫婦でなのですね。

写真は北見市のファース工務店、コダマホーム((有)児玉建設)の児玉光功さんと奥さまの児玉啓子さんです。ご夫婦の絶妙の連携プレーが際立った家づくりを成立させています。
斜里町の丹羽工務店さんは、奥さまの財務管理と見込み客さんへの初期営業サポートが大きな戦力となり、地域ナンバーワンのシャーを誇っておりました。

様々な夫婦間の形態がありますが、夫婦ってはやり一番の人生パートナーなのでしょう。と言う当方は、家庭や会社の課題を妻に委ねたまま、出張、出張…妻に感謝、感謝!!!

晴天に恵まれた道東巡りですが気温は氷点下で、やはり北の大地です。
明日は網走方面に移動を…

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自分自身を幸福に出来なけば誰もを幸福に出来ない…北斗市~函館~札幌

2007年03月20日 20時52分11秒 | Weblog
会社のために一心に働く…家族のために一心に頑張る…恋人のために懸命に心を配る…
このように、多くの方々が自分の行動を、誰それのためにと、理由付けをしています。
一見、社員は会社のため、家族のためにに働いている…社長は社員のため、社会貢献をするために働いているように見えますが、突き詰めれば自分自身のために働いているのです。

ある通夜に参加しましたが、故人の亡くなり方がうつ病による自虐的なものでした。
うつ病にかかるのも自分の人生をポジティブに描く事が出来なくなる事がきっかけとなるようです。自分を取り巻く環境の全てが閉鎖的に思え、人生が袋小路に嵌ったような錯覚を起してしまい、死んでしまった方が幸福になれると判断するのでしょう。

人は生きている限り、様々な人々を幸せにする動機付けを与える可能性を潜在しています。
それには、自分自身が常に精神的な幸福感を維持している事が条件となりるのでしょう。どんな状況下にあっても自分がこの世で一番幸福なんだと思い知らせて行く必要があるのでしょう。しかし、自分の幸福は、人の不幸の上に成立するものでは決してありません。
他人を幸福にした分だけ、自分が幸せになるのでしょう。つまり、誰のために頑張るのではなく、自分のために頑張っているのです。

調停委員として行う家庭裁判所での離婚調停では、当事者が一方的に相手側への言い分を捲し立てます。
相手側にもまたそれ以上の言い分があるのです。自分だけが虐げられていると錯覚を起しているのです。自分が虐げられていると思う分、相手も同じ心境にいます。
相手の気持ちを察してあげようと思った瞬間に一気に問題が解決するものです。

自分を大切にする事と、自己中心とは全く意味合いが異なります。自己中心は他人を見えていない自己主義者で、自分を大切にしていない象徴とも言えるでしょう。
自殺行為は、人生における最も短絡的な選択肢だと言えます。その行為に走る時は既に、自分が自分としてのアイデンティテーを失っているのでしょう。
賢者は常に物事を建設的に捉え行動します。このブログを読んでる貴方はきっと賢者だ!

このブログを書きながら自分自身を鳥瞰的に観る事が出来ました。
自分のアイデンティテーとは…近くに存在する方々に幸福感を与えられない自分…
決して自分が賢者ではない事を痛感…

写真は今日、訪問した札幌ファース会会長の桧山建設綜業株式会社、住宅企画お客様担当で桧山社長のご子息、桧山俊介君です。将来を担う俊介君ですが、自分のアイデンティテーをしっかり自覚しておられ、彼は賢者です。
明日は道東へ移動…
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倫理観を問う…北斗市

2007年03月19日 20時10分49秒 | Weblog
「何とか還元水」のための装置を設置したとかしないとか…ある大臣の事務所経費計上をめぐり永田町が賑やかになっております。
国民や企業に範を示すはずの国会議員や大臣が、何とも歯切れの悪い言い訳に終始しております。
企業倫理やコンプライアンスを問われる風潮の中で、最高権力者である国会議員の先生が、模範を示す事が出来ないのはいささか問題であろうと思われます。

 寒冷地のヒートポンプ(エコキュート)では、一年に何度もない、非常に厳しい、外気温マイナス20度の時にどの程度の成績係数を出せるかが開発のテーマーとなります。
この厳しい条件下で設定した成績係数(COP)を何処まで出せるかを、寒冷地の電力会社が主宰して実験と研究を行った事があります。この時、各機材メーカーはマイナス20度の厳しい気温でCOPを確保するため、その技術に特化しようとしました。

例えばマイナス20度でCOP2.0の成績係数だとしますと、必然的にマイナス10度の時はもっと成績係数が上がるはずです。
しかし、マイナス20度のターゲットポイントだけに技術集約をすると、マイナス10度エリアでの成績係数を無視する事も在り得ます。
極端に低い気温だけでのCOPを上げるため、その気温に合わせて性能を調整する事は技術的に可能だそうです。

一流メーカーと言えども、与えられた条件だけをクリアーするために、普段、頻繁に在りがちな温度域を無視しざるを得ない場合もあると言います。
JIS規格と言う基準がありますが、一定の基準を提示してその基準の中で性能を比べる事はとても必要であると思います。
ところが、その基準だけが一人歩きをしてしまい、設定基準以外の条件が無視される場合が往々にして存在します。

基準は必要ですが、ターゲットポイントでは決してありません。その基準に満たない緩和的な条件下では、当然ながら基準より良い成績である事が前提となります。しかし、その取り扱いは全て企業倫理に委ねられているのが現状です。
法令違反は犯罪になりますが倫理観の欠如は犯罪になりません。しかし、解り難い数値を並べて素人を欺く手法は、犯罪と同じだと言えるでしょう。

写真は、ある神社仏閣の見事な匠の技で仕上げた軒先部分を撮りました。
この技を繰り出すのに、倫理、コンプライアンスなどの意識など全くありません。ひたすら無心で作り上げた職人たちの技なのでしょう。
今日は役員会議でコンプライアンスなどがテーマとなりました。
この大工さん技のようにいつまでも純粋で在り続けたいものです。
明日は札幌へ…
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固定観念を払拭させる難しさ…北斗市

2007年03月17日 12時40分33秒 | Weblog
ある講演会場で突然、年配女性が講演を終えた私の前に詰め寄り、何か抗議を始めました。
この奥さんが何年か前にご主人に伴われて来社してくれた方なのです。
ご主人は、自分から家の安全性や省エネなど家の性能の話をしておりましたが、奥さんは全くその話に興味を示す様子がありません。私が奥さんに、どのような家を望んでいらっしゃるのですか?と、聞いたところ「私は既に建てる家を信頼できる立派なハウスメーカーに決めていますので、主人が勝手に訳の解からない家を建てようしている事に腹を立てています」との言葉でした。僅か20分程度でご主人をせかせ、奥さんの後を追って出て行くご主人の情けなそう姿が強い記憶として残っております。

その後、その奥さんが主導権を持って某大手ハウスメーカーと契約し、オール電化住宅を建築したそうです。しかし、新築して間もなくそのハウスメーカーと紛争が持ち上がり、現在も解決していないとの事でした。紛争の要因は冷暖房器の容量不足なのか、毎日のように寒い思いをしており、夏は北海道でもエアコンを稼働させなければ暑くて過ごせないと言います。冬は窓の結露が酷く、あちこちにカビが発生し、しかも電気料金がその年の1月分が5万円近くだったと言うのです。今や家に帰るのも嫌なくらいだと言います。

とにかく「7年前にわざわざあなたの本社まで行ったのに、何故もっと積極的に私達を説得してくれかったのか」と言う執拗で感情的な抗議でした。確かにわざわざ本社まで訪ねてくれた夫婦に、このような状態にならないように適切なアドバイスを本当に出来なかったのだろうかと自問自答し、当時の自分の説得力の乏しさに虚しさを感じ得ませんでした。

一般の方々が一度描いたイメージ、思い込みやある種の観念持ってしまえば、その観念を払拭する難しさを痛感します。
本当に自分の開発した住宅システムが「住む人を幸福に出来る」のであったのなら、もっと本気で自信を持って何回でも何回でも乗り込んで行き、こちらを向かせる動機付けが出来たはずでした。しかし、住宅システムが一般の方々に正確な情報が伝わり、その住宅システムを心から理解され、実際に受注契約に至るまでには相当の時間と労力が伴うものです。
既に住んでいる方かたから真実を聴いてしっかりと確かめて戴きたい!

写真は今日土曜日、当番出勤だった研究開発室の村上次長、ハウジング事業部の柳田次長の両次長です。
二人ともハード(家の性能)研究とソフト(家の使用法)研究を専門にしており、思い込みの深いお客様に対する対応は私の上を行きそうです。
今日の土曜日の北斗市は、春の日差しと時折降る雪のコントラストが面白い…
明日の日曜日は休養が出来そう…
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経営とは人に任せられる事…東京~函館~北斗市

2007年03月16日 19時26分17秒 | Weblog
破綻しないサオ竹屋の話を以前、このブログで書きました。
サオ竹屋が何故、潰れないかと言うと、最初から経営など、していないのだから経営破綻も在り得ないのです。
然るに経営とは何かを問うて見なければなりません。

昨日と今日は、東京での特別研修で、工務店経営の弱点をカバーし合う内容の勉強会を行って来ました。
工務店は、社員が少なくとも30社もの協力業者を組織的に活動させる事で経営が成り立っています。
絶対にサオ竹屋のような訳には行かないのです。
工務店が破綻した場合、多くの方々に迷惑をかける事になります。経営をしていないサオ竹屋とはその関わっている関係者の数が根本的に異なります。

今日は東京から戻り、夕方から隣の上磯中学校での学校評議会に出席してきました。
この上磯中学校の校長先生の殆どが、道南地域の学校校長会の会長に就き、渉外活動が多くなるため、必然的に教頭先生が校長の役割りを果たす事になります。したがって教頭先生も自然と校長の行う仕事を覚える事になり、校長としての器を造って行くのでしょう。ここで肝心なのが、校長が教頭に何処まで学校経営を任せられかです。

企業経営も、学校経営も、問題が発生した時、その責任の全てをトップの社長や校長が背負う事になります。
だからと言って全て自分で行おうとすればサオ竹屋と同じになる…
自分ひとりで行える事は極めて限定され、組織的な活動は出来ず、経営になりません。
任せられる人をつくれないため、組織を委ねる人材を育てていないと言う事にもなります。

経営とはいかにして人を育て、育てた人に支えられるかなのでしょう。人を育てると言う事は、責任の取り方を身体で覚えて貰い器をつくる事も重要な要素です。育てた人材にいずれは支えられるのです。

写真は昨日の上磯中学校の第60回卒業式で、全卒業生が全校生徒と先生、父母、来賓の方々に向かって行った感謝の合唱風景だそうです。私は東京研修で参加できませんでしたが、参加者の全員に大きな感動を与えたイベントだっと言います。教育現場でのこのような式典イベントは、型どおりの硬い内容になりがちなのです。内容を変えても上手く行くとは限らず、責任を取ると言う管理職が少ないのでしょう。

よい経営とは、企業にも学校にも、企画を立て運営を行える人材と、そのトップに責任をとれる度胸と度量が必要です。
上磯中学校に経営を学ぼう…
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