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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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企業の業績が停滞した時は先ず初心に立ち帰ろう…北斗市

2007年03月31日 15時15分51秒 | Weblog
創業者の創業時には、事業を成立させようという、真っ赤に燃えるエネルギーがあり、そのファイトが無ければ新しい企業を興す事など出来ません。自分の目指すものがはっきりしているからです。
その企業が起動に乗り始め、各部署で分担して業務を行うようになれば、しだいに目指す焦点がボケて来るものです。

企業が動き始め、形態を創って行く過程では業績が右肩あがりに伸びるものです。
ところが社員が増えて企業が組織化されて行くと、企業の目指す方向と焦点がボケ始めるのです。
業績が停滞した時、先ずは創業時に何を目指し、どんな行動を行ったかを検証すれば、業績アップのヒントが多く含まれているようです。

ファース本部では昨日、今日の二日間にわたり、札幌スタッフ、東京スタッフも北斗市の本社に集合し、平成19年度の行動計画の各自業務分担などを兼ねた社員研修を行いました。
各部署ごとに業績が異なりますが、業績が停滞している部署もあり、その要因を分析すると完全に目指すべき焦点がボケている事が解ります。

今日は二時間にわたり、当方からファースの家は何を動機に開発され、どのような性能がどのように確保されているのかをレクチャーしました。
例えば、全館、快適な冷暖房を行って、それに必要な光熱費がいくらかかるのかを計算しますと、北海道での最高レベルと言われるグラスウール断熱とポリフィルムでの高気密、高断熱仕様で年間の暖房費が10万円に対し、ファースの家では4万円となります。

何故、家全体をシーズン通じて冷暖房するかと言うと、温度差の出来た界壁が露点温度になって室内湿気を吸着して含水量が増え、カビの胞子が浮遊する場合があるからです。
このようなハード的なレクチャーを全社員を集めて行うのは初めてのような気がします。
当初のファース本部は、各地を回り徹底してこの温熱環境を訴え続けていたのです。

展開当初は業績が常に右肩あがりでしたが、時代が経過して更に様々なノウハウが加算され熟成されて行くと、逆に業績が停滞し始めます。まさしく焦点がボケて器用貧乏の状態に陥るのです。業績が停滞した時にこそ、創業時に耀いていた初心を取り戻せば、それから現在までに備わったノウハウの分だけが必然的に業績アップになるのでしょう。

二日間の研修成果は「初心に発ち帰ろう」を社員全員が自覚した事でした。
写真は研修終了後、本社の前で撮り、この後、東京、札幌、四国に帰って行きました…
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