毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

タンポポの独り言…北斗市

2008年04月30日 18時56分28秒 | Weblog
福地建装本社、玄関前のアスファルト端部と、道路縁石との隙間を通じて、縁石の目地から流れ沁みた雨水が、土交じりの砂を湿らしてくれます。この土交じりの僅かな土砂は、縁石との角のデッドスペースに入り、頻繁にやって来る市役所の除雪車、清掃車の除雪板、徐塵ブラシにも、何とか排除されずに残る事が出来たようです。

昨年の夏、私達は南東側200m先のたんぼから、落下傘にぶら下がり、風に乗って飛んで来て、この縁石に僅かに残った土交じりの土砂に根付きました。
あれから何十回も、清掃車や除雪車から脅威にも堪え続け、この春を向かえました。
私達がいる縁石の上は、朝夕、上磯中学校の生徒が何百人も通り過ぎます。また福地建装の社員が何回も掃除をしますが、掃き込んだホコリが頭を越して道路に散って行きます。

私達が根付いている道路の南方向の向い側には、歩道も縁石もなく、直ぐに側溝になっております。私達は南から地上スレスレに飛んで来たのですが、福地建装の建物が邪魔して失速し、この縁石のところに着地してしまいました。本当は更に数百メートル北側にある雑草地まで飛んで行き、危険の少ない安心で穏やかな一生を送りたかったのですが…
でも、今はこの危険な縁石の隅に花を咲かせた事をとても良かったと思っています。

毎朝、福地建装のオッサン社員と、中学校へ通う生徒とのアンバランスで、ちぐはぐな会話を聞く事が楽しいのです。「生徒・おはようございます!!オッサン・おー!オッハ!?」
雨の時は、この場所が車で迎えに来る保護者との待ち合わせ場所になり、会話の中から人間達の様々な状況や営みを察する事が出来ます。

でっかい犬に引っ張られ、犬に散歩させられている人もいます。
向かいのビニールハウスでは本州に出荷するユリの花が栽培されています。
福地建装には、全国から様々なジャンルの人々が訪れ、私達の頭の上で挨拶が行なわれ、何処かへ立ち去って行きました。福地建装と言う会社には、ネクタイを締めたホワイトカラーや地下足袋を履いたオッサン達が出入りします。黒いでっかい車で来る人、軽トラックで来る人、宅急便のトラック、郵便配達のオジサン…人間社会の大変さをこの縁石の隅で垣間見る事が出来ました。

もう少しすると私達タンポポ(写真)は、綿帽子となり、また風に乗って旅立ちます。
今度は上磯中学校のグランドまで飛んで根付き、来年、生徒達の運動を見たいものです。
でも、上手に風に乗って、この福地建装の建物を越えられかどうかが少し不安ですが…
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人は常に主観的なもの…函館~北斗市

2008年04月29日 17時50分40秒 | Weblog
49対51の多数決で物事を決めて行く事が民主主義なのだそうです。
したがって選挙に勝った政党が民意を得たと言う事になるのでしょう。
その51の過半数を得た民意が、真に実状を捉えたものであるかどうかは、だいぶ後になってから様々な事象となって判別される事になります。
この我々の民意を示す機会である選挙の時の殆どが、主観的感情で行う事が多いようです。それでもその民意は尊重されなければならないのでしょう。

個人的な感情、個人的な意見などを「主観的」な意見と言います。
一方、道徳的で多くの情報を汲み取った意見などを「客観的」な意見と言います。
つまり物事の全ては、客観的に事を運ぶ必要があります。ところがこの、道徳的で客観的な方向性を見出すためには主観的な意見を上手に取りまとめる必要があるのでしょう。

来年度からはじまる裁判員制度も、裁判官と言うプロの主観的な視点に対して、素人の主観的な意見も参考にして「客観的」な判決を行なうのが目的と言います。
裁判の評決は、プロの裁判官3名、素人の裁判員6名、計9名の多数決つまり、4対5で判決が下されます。この4対5評決のどちらかに、必ず、プロの裁判官の1名以上が加わっている事が前提となります。つまり素人だけでは、無罪、有罪、或いは量刑を評決する事が在り得ないのですから、偏った判決が出難い仕組みになっているようです。

人は皆が主観的な持論を持っているものです。
誰もが自分自身の人生観や感性を持っており、それこそ「主観的感情」なのでしょう。
その主観的な人生観や感性は尊重されて然るべきもの…
この主観的感情を整合し、客観的な方向に導くのが民主主義なのではないでしょうか。

そのためには、出来るだけ多くの方々の意見を客観的に聴ける寛容性が求められます。
この慣用性は、政治家に求めらる大きな要素のような気もしますが、投票する時の尺度としても参考にすべきでしょう。
政治家に限らず、私達のような企業を経営するものは、特にこの寛容力、包容力などが必要だと言われます。
私などは全く備わっていないのですが、常に意識だけはしているつもりなのですが…

今日の祭日は久々に函館駅前の軽食喫茶オーパを訪れ、マスターの野村一成さん(写真)と政治談議を行なって来ました。懇談中にかなり強い地震があり、下北半島あたりが震源との事。
むつ市のファース工務店、シーエスホームの向井さんに電話をしたら、被害らしきものは無いとの事で安堵です。
夕方になった北斗市は強い風が納まり、執務室から見える函館山は、地震のあった北半島を背景に紫色に霞んで佇んでいます。
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一瞬の判断力…北斗市

2008年04月28日 20時09分34秒 | Weblog
羽田空港から乗った飛行機が函館空港に向って降下し、ぶ厚い雲を抜け、白い筋を作っている津軽海峡の海面が見え始め、大揺れだった飛行機は小刻みな揺れに変わります。
地上の景色が目線の直ぐ下に見え、滑走路が近くなってからは左右の揺れが大きくなり、函館空港ビルの建物が見えた瞬間、飛行機は着陸を断念して再上昇となりました。

雲の中を上昇し、かなりの時間、旋回待機を行なって再度、滑走路にアプローチを試み、二度目は高度を下げはじめると間もなく大きな揺れが始まり、地上の景色の見える前にまたもや再上昇となりました。この再アプローチの時間まで既に2時間以上も機内で揺られ続けています。機長は、おそらく3度目の着陸態勢に入ったのだと思われます。それからもかなりの揺れが続いておりましたが、3度目はアプローチ状況になる前に再上昇を行い、札幌の「千歳空港」に向うと言うアナウンスがありました。それから35分、終始大揺れのフライトでしたが函館空港から300km北の千歳空港に降ろされました。

人数が多かった関係で、JRの函館行き急行を5分ほど遅らせ、殆どが列車移動となりましたが、新千歳空港駅から南千歳駅で乗り換え、函館まで3時間の地上移動になります。
皆さんが函館の目的地に着いたのは、おそらく日付が変わる時刻となった事でしょう。
同時刻に、同じく東京から函館空港にフライトした別の航空会社の飛行機は、無事に着陸しており、この事態を知った乗客の中には、怒りの矛先を乗務員や地上係員にぶちまけている人もおりました。写真は上空で撮ったものですが、雲上の束の間の静寂だったよう…

1ヶ月ほど前に外国の飛行場で着陸寸前、横からの激しい突風を受け、左右前後に大きく揺れ、主翼の先端一部を一瞬滑走路に触れ、着陸を遣り直して事なきを得た事がありました。
その時の様子が地上で撮影されており、誰が見てもあのまま着陸を敢行しようとしたら大惨事になっていたと予想され、機長の判断が高く評価された事があります。

別会社の飛行機が着陸し、この飛行機が出来なかった訳で、この機長の判断が問われます。折り返し便が欠航して払い戻し、千歳から函館までのJR特急券の支給など、後始末に膨大な費用が掛かる事になります。機長は、このような事情に左右される事無く、少しでも危険を感じたら着陸を諦める事の方がはるかに「勇気」のいる判断力だと言えるでしょう。

乗客にリスクを与えないと言う機長の信念…家づくりも建主にリスクを与えない工務店…
私は、この機長の判断を支持したいと思います。でも帰宅が0時でした。
昨日は早朝の新幹線で福島県に行き、3時間のイベントを終えて東京に戻り、夕方の飛行機に乗ったらこの状態…本当に長い、長い、日曜日でした。明日は少しゆっくりと…
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家づくりに終わりなし…東京~郡山~羽田~千歳~五稜郭~北斗市

2008年04月27日 21時09分31秒 | Weblog
今日のコラムは昨日の「子育ては終わりの無い旅」と言う内容と続いています。
昨日は北斗市の本社でハウジング事業部主催の着工研修会がありました。
建主さんは、多くの工務店やハウスメーカーの中から私達の工務店と、私達が開発したファースの家を建築する事を選択して戴きました。

昨日のコラムでは、母親がお腹に胎児を身篭った時から、育児、子育てが始まるのではと書きました。家づくりも工務店と建主さんの出会いからその兆しを感ずるものです。
昨日の着工研修会は、建主さんの家族と工事に携わる担当者は勿論、協力業者さんの全てが参加して、建主さんの家づくりに対するビジョンや思想を伝えます。
そして建主さんには、工事に関わる方々の全てをご紹介いたします。

着工研修会は、家づくりにおける実務のための最初と活動なり、母親が身篭った時と同じように思います。
この日から、多くの人々の知恵や工夫と尽力によって家が出来上がって行きます。
これから胎児が、母親のお腹で生育している段階と同じように思うのです。
お腹で育くんだ子供がお腹から出る出産が、家づくりの竣工と同じ状況と考えます。
これからが子育ての本番なのです。
家づくりも、竣工した家に住む人の感性やライフスタイルに合うように、家そのものを育て行く事になります。

今日は福島県郡山市のファース工務店、渡昭建設㈱<渡辺昭彦社長>さんで、ファースの家にお住まいになる、ファースユーザーさんの感謝の会がありました。
出来上がった家を私達工務店は、嫁に出した娘のような気持ちなのです。
創り育てた家が嫁ぎ先で、住む人の幸せを包むための役目を立派に果たさなければなりません。

誕生してから始まる子育てと同じで、家づくりも竣工してからが、建主さんとコラボレーションで家を育成して行く事になります。
家づくりはその家に人が住み続ける限り、いつまでも終わる事などありません。

写真は渡昭建設さんが建築されたユーザー友の会の設立イベントで、懇親会の席上でユーザーさんの方々と一緒に撮りました。
施工工務店は建主さんや地域住民の方々に慕われ、育まれて行かなければなりません。

売るのではなく、創り育てる家づくりこそが、我々工務店、そして建主さんが、その地域社会に育まれ、いつまでも穏やかで幸せな状況を営む事が可能なのでしょう。

今日は東京から日帰りの郡山出張だったのですが、羽田から函館への飛行機が、強風のため函館空港着陸できず300km離れた千歳空港に変更着陸してしまいました。
このコラムは千歳空港から函館に戻る列車の中から更新しています。
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子育てに終わりは無い…北斗市~函館空港~羽田空港~東京大崎

2008年04月26日 19時50分10秒 | Weblog
「好きで生まれて来た訳でない」不良少年と言われる子供達の多くが口に出す言葉です。
私自身もこんな言葉をほざいた記憶があります。確かに、自分の意思でこの世に生まれた訳ではありません。でも私達はこの世に存在し、存在する限り生きなければなりません。
人生って辛いもの、こんな辛い人生などを勝手につくった親を恨む子供もいるのです。

今朝のNHK連続テレビドラマ「瞳」で、「子育ては終わりの無い旅である」と言う台詞が印象的でした。このドラマは里親制度で他人の子供を預かって育てる奮闘ドラマです。
里親に出される子供達は、両親が亡くなるとか、離婚するとか、刑務所に入るとかなど、様々な環境にいた子供達で、このような子達の全てが心に大きな傷を持っています。

母親のお腹に胎児の存在を知った時から子育てが始まるのでしょう。
十月十日(とつきとおか)しだいに大きくなるお腹をさすりながら出産に備えます。
この期間の母親の心情的な環境も、お腹の赤ちゃんに大きく影響すると言います。
胎児を持った母親の精神衛生面でも周りの人々の気遣いが求められるのでしょう。

子供が誕生してからの育児については、子供を持つ人々が其々の奮闘振りが伺えます。
首のすわらない乳幼児から、動き回り一時も目を話せない幼時期、そしていじめなどの問題のある小学校での集団生活、思春期を迎えて中学、受験戦争の高校、大学、そして就職戦線に繰り出して大人へとなって行きます。この大人になるまでの過程の中で、普通の家庭に育った子供であっても、様々な環境に左右され、悩み苦しむ事もあるのでしょう。

里親に出された子供達の心情がどうであるかを想像できます。ドラマ「瞳」(写真はヒロインの榮倉菜々)で西田敏行の扮する一本木勝太郎は、預かった子供達との生活を自分のライフスタイルにしている様子が解ります。勝太郎や保護補助役の瞳に、預かってやる、育ててやる、などの恩着せがましい気持ちがあったとしたら、即刻、子供達に内面を見られて信頼を失う事でしょう。子供達の心は水晶のように透き通って透明なのですから…

この透明な子供達の心を濁らすのは我々、大人なのでしょう。「子育てに終わりは無い!」と言うのはかなり驕った大人の心情です。実は私達、大人の方が子供達に育てられているのでしょう。将来を担う、この子供達がいるからこそ、私達の大人社会が存在するのです。そのように純粋に思えた時、「好きで生まれて来た訳でない」など言う言葉が消える時です。

今日は、明日、福島県のユーザーさんのイベントに参加のため、東京にやってきました。
明日は「家づくりに終わりは無い!」をコラムにします。
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来年から裁判員制度が始まります…北斗市

2008年04月25日 18時22分23秒 | Weblog
一般の方々が重大な犯罪事件の裁判に、裁判官と同じ立場で参加する裁判員制度が来年の5月からスタートします。
私達のような家裁調停委員は、裁判所に出入りする機会が多く、その啓蒙活動を見て参りました。
以前にもこのコラムで紹介を致しましたが、改めてその心構えを記載します。

「裁判員制度」は主に殺人を犯した重罪事件にのみ適用される制度となっています。
裁判員は、各地域の裁判所ごとに選挙人名簿から抽出して毎年、抽選で翌年の裁判員候補名簿を作成し、その対象者に通知すると言います。その管内で事件があると、裁判員候補名簿から抽選で人選し、裁判所に登庁を促し、裁判官との面談によって裁判員が決定するのだそうです。

裁判所から指名された裁判員は、基本的に辞退する事が出来ない事になっております。
但し年齢が70歳以上の方、議会議員の方で会期中の方、裁判所に行く事の出来ないほどの疾病を持つ人は、辞退が出来る場合もあると言います。
ひとつの事件で3名の裁判官に、6名の裁判員が加わり9名で重要な裁判を裁く立場になります。裁判員は、裁判官と同等の立場で事件に対する議論を尽くしますが、意見が集約できない時は、この9名の多数決で評決する事になるのだそうです。

多数決での評決では、多数意見に必ず裁判員か、裁判官の1名以上が賛成している事が前提となります。自分の一票で被告人を一審のみですが有罪か、無罪か、そしてその量刑が決まると言います。
このように裁判員制度は、一審の判決が重視される傾向にある裁判で、法律の素人である私達が重大な任務を果たす事になります。
この裁判員制度の狙いは、法律の専門家である裁判官の四角四面になりがちな視点と、法律の素人である裁判員の異なる視点とのコラボレーションで判決が評議されるところに大きな意義があるのでしょう。裁判員は、その事件が終わった時点で任務終了となります。

私達、調停委員も法律の素人ですが、調停室では素人だからこそ見出せる解決策が多くあるものです。裁判員制度も、素人である我々が、裁判と言う特殊な事項に向き合う事で自分自身の人生観を見つめ直す善い機会にもなりそうです。
人から裁かれても裁く事などは在り得なかった一般国民が、裁判と言う裁く方の立場に為り得る可能性を有する事で、今までと異なる社会展望ができる機会にしたいものです。

写真は巷の騒ぎを悠々と見守る五稜郭タワーに靡く鯉幟を撮りました。明日は東京へ…
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希望(ビジョン)を語ろう…函館~北斗市

2008年04月24日 19時27分56秒 | Weblog
昨日までの暖かさと違い、今日は朝から冷たい雨が降り続いています。
せっかく外に出て活動をしようと準備したのに、この雨が完全に邪魔をする…
今日の天気に不満を言っている人がいました。
いつまでも冬は続かず、いつまでも晴れも続かず、いつまでも雨も続きません。
四季の気候を感ずる事が出来れば、晴れた日と雨の日を上手に使い分ける事が出来ます。

希望を語る人は瞳がいつも輝いており、愚痴や不満を言う人は、表情に明るさも覇気も欠如しているものです。仕事を安心して任せられる人に愚痴や不満を言う人などおりません。
井上靖の言葉に「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」と言うのがあります。
希望(ビジョン)を人に語る事で、自らを大きく突き動かす源動力になります。
「有言実行」とでも言うのでしょうか。無言実行が出来ればかっこうは良いのですが…

今朝の朝礼で、仲間や関係する人々の少しでも優れたところを、ピックアップするように心掛けようと言う発言がありました。人の長点を見出そうと努力すれば、普段は見えない良いところを見つける事が出来るものだと言います。一方、逆から見れば、人の長点を見出そうと言う行動は、活き活きとした輝きにも見える事でしょう。

自分が思うようにならない事の要因は、全て自分自身に問題があるのだとすれば、解決策の糸口が見えくるのです。つまり自分自身が変われば解決するのです。
問題要因が、社会や他人であると考えるのなら問題解決はとても困難です。それは他人や社会を自分ひとりで変える事などとても出来ないからです。

今日は午前中に家庭裁判所に登庁して、調停依頼された案件の調書見聞をしてきました。
家事調停に持ち込まれる案件の殆どが相手側に対する不信や不満を訴えてきます。
その不満不信の一端が自分にも責任が在った事を気付いた時、一気に解決に向うもの…
問題解決のポイントは、自分がその問題にどのように関わったかに気付く事のようです。
自分の行いに気付き、自分を変えようとする時、瞳が輝き、希望を語りだすものです。

今日の午後、隣の上磯中学校に今年度から赴任された教頭先生の海野厚二さん(写真)が私の執務室に、学校通信を持参して見えられました。上磯中学校は渡島桧山管内で最も大きな中学校です。規模だけではなく生徒の進学、部活、校風も高く評価されております。
海野教頭先生も、学校経営のビジョンを目を輝かせて語ってくれました。
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何もしない事の恐ろしさ…函館~北斗市

2008年04月23日 18時09分17秒 | Weblog
時代はいつも変動し、移り変り、大きな潮流となって押し寄せてきます。
ただこの潮流に身を任せていただけなら、いずれその激流に呑まれてしまう事でしょう。
入院中に見たニュースで国家の財務内容は、破綻した夕張市よりはるかに深刻な状態にあると言う事を財務省が発表しています。財務省が増税を促すキャンペーンと穿った見方がないでもありませんが、国や地方自治体の借金の合計が1000兆円にもなるのです。
決して増税キャンペーンだけだと言えないとのだと思います。

国の収入に見合う支出を行なっていれば借金国にはならなかったのでしょう。
大阪府の橋下 徹知事が、打ち出した借財削減のための施策について大阪府の自治体首長が、こぞって大反対ののろしをあげ、橋下批判を述べておりました。府からの補助金削減は、自治体住民の生活を困窮させるものだと言う理由です。今まで行なっていた事が出来なくなるのですから住民不満が出るのが当然です。自治体行政では、府政や自治体の困窮を開示し、住民に理解して戴くのも首長さんの仕事であるとも思うのですが…

私達の住む北斗市は、地方自治体の中ではかなり財政に余裕のある方だと言われています。それはそれなりの苦渋に満ちた自治体経営の施策を打ち出して参りました。現在の海老澤市長が旧上磯町の町長に就任した当時は決して財政豊かな町ではありませんでした。
海老澤町長の下で全職員、全町民が連携し合い、住民サービスのための公共事業を抑え、自治体職員の採用を控えるなどの歳出削減に努め、企業誘致や農産物育成などの歳入確保に懸命に取り組んで来たのです。20年以上の歳月がかかっています。

そこの住民が自治体に何を望むかではなく、何をして来たかが問われるのだと思います。
企業では社員の給与カットを好む人などおりません。住民サービスを好んで受け入れる住民も居ないのです。時代の潮流を見極めながら、大英断を下せなかった指導者の責任は当然でしょう。また、盲目的に、その自治体サービスを受け入れて来た住民の責任も皆無でありません。橋下知事が、首長懇談会(写真・ネットニュースからコピー)の席上で、感極まって涙で懇願する姿が報道されておりました。

国も自治体も、何もしないでいたら必ず夕張市のように破綻します。私達工務店も何もしない経営者は確実に淘汰されるでしょう。企業経営も自治体経営者も、何もしなければ、全てが劣化してしまいます。しかし、その潮流を捉え、為すべき事を行っていれば、必ず心豊かな経営が可能になるのです。
今日は昼過ぎに退院し、研究開発室の業務や問い合わせ返信などを行いました。
今週は土曜日まで出張を控え社内業務を…
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今日、現在をいかに頑張るか…函館市

2008年04月22日 20時23分40秒 | Weblog
西の山向こうに沈んだ太陽は、明日の朝に間違いなく東の空から昇って来ます。
自然の営みを思うと何とも力強く、そして尊いものです。
入院している病院最上階の部屋の窓から昨日の夕日を、今朝は朝日を見る事が出来ました。
眼下に広がった早朝の駐車場には、1台の車もありませんでした。しかし、8時を過ぎたあたりにはいっぱいになり、担当者が周辺駐車場へと誘導し始めました。

来る人すべてが患っているのではないと思いますが、車椅子に乗って病院に入る人、付添い人に抱えられるように来る人、中には病人とは思えないような人もいます。
外来患者の待合室は、順番を待つ人々で行列を作っておりました。
今日、この病院で私と同じカテーテル検査を行なう人が9名もおりました。

このような大きな病院で医師や看護師さんと一緒に闘病され、病から解放されて元気に社会復帰される人も多くいる事でしょう。また闘病に敗北する人も少なくないと言います。
夕方になって駐車場に停められた車の数がしだいに少なくなって行きます。
自分の病気の経過はどうだったのか…家族や親戚の病は快方に向っているのでしょうか。

病気なんて交通事故のように、いつ何時、どのような形で襲ってくるのかは解りません。
数々の偉業を成し遂げ、多くの人々に敬愛され、まだまだこれからの先行きを期待されながら、急病や事故などであっけなく亡くなってしまう人もおります。
自分の寿命を自分で決める事など出来ません。自分の生まれ持った運命なのでしょうか。

手首から入れられたカテーテルが、血管を選り分けながら進んで心臓を動かす、太い血管に入り、狭窄(きょうさく)している箇所や、昨年に挿入したステントの状況を調べます。その一部始終が目の前にある大きなビジュアル画面に映し出されます。
「福地さん入れたステント、ほら、狭窄率0%」つまり全く詰まっていないと言う事です。
私は明日の退院がその場で決まりましたが、他の8名の患者さんはどうだったのか…

沈んだ太陽は明日また必ず昇ります。しかし、我々に明日、絶対の保証などはありません。
つまり、今日、この時間をいかに充実し、悔いの残らない時間を過ごすかなのでしょう。今日、現在を懸命に頑張る延長線にこそ、素晴らしい明日が待っていそうです。
写真は入院中の部屋前の廊下を撮りました。手首に止血ベルトを嵌められての、何ともぎこちないブログアップでした。明日の午後には本社で仕事をします。
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テレビに出演する議員達…北斗市~函館市

2008年04月21日 19時38分24秒 | Weblog
昨日の日曜日はテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」と言う番組を見ました。
テレビに登場するコメンテーターとか評論家と言われる人々の中には、過激な発言で視聴率を稼ぐタレント的な人も少なくなりません。「たけしのTVタックル」でも、タレントと政治家を論争させ、見ていると、とても面白いものです。
タレントはまさに面白ければ良いのであって、話の中身を吟味する必要などありません。

ところが登場する政治家は知名度アップになればと思って出演するのでしょうが、タレントの質問に躍起になって回答する姿は真剣そのものです。そのようなバラエティー番組でも失言は、政治生命を失う事になる場合があります。政治生命のかかる政治家に、面白ければ良いだけのタレントが突っ込むのですから、力量の足りない漫才を見ているよりはるかに臨場感があるものです。

大学教授なども、徹底的な反体制の過激な発言をする人、中立的な人、保守的な人などを配置して議論が白熱するようにしているようです。誰が何を示唆しているのが解ります。
政治評論家と言われる人の中にも、実際に長期間にわたり現場を経験した人もおります。
また、屁理屈だけしか言わない評論家でも面白ければテレビに出して貰えるのですから、はやりテレビで知名度を上げた人が議員になればタレント政治家と言われても仕方ないと思われます。

自分の発した言語や態度が他人から思いもよらない不信感で捉えられる場合があります。
政治家の発言で「そんなつもりでなかった」と、言ってみたところで不信を与えた事実は受け止めなければなりません。ところが情けない言い訳がとても多いのです。
マスコミに登場する議員連中は、与党議員が版で押したように体制側で発言し、野党議員は反体制側で発言します。

昨日の「たかじん…」に出演した自民党の鴻池参院議員は、予算委員長でありながら福田総理が主張の特定財源の一般財源化と、道路を造り続ける道路整備費財源特例法を可決しようとする矛盾を認めておりました。誰が見ても理不尽な政策は相互に認め合い、国民本位の政治を司る文化を構築したいものです。重要法案で与野党が合意の上で法案可決の場面を見てみたいのです。

今日は函館市内の総合病院に昨年、心臓に挿入したステント検査のために入院しました。
写真は入院した病院の隣にある五稜郭タワーを今、撮ったものです。
手前の木の枝に間もなくタワーを覆いつくすような櫻の花が咲き誇る事でしょう。
明日は心臓にカテーテルの挿入を…
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姿勢とは…北斗市

2008年04月19日 16時45分07秒 | Weblog
姿勢(しせい)と言う文字をそのまま読みますと、姿と勢いと書いています。
辞書で引きますと「身体の構え方」「構え」「心構え」「態度」と言う意味だそうです。
姿勢と言う単語には実に多くに意味が包含されているようです。

写真は、今日土曜日の午前に、本社隣の上磯中学校グランドで行なわれている、短距離競争のスタートダッシュの練習風景を撮りました。この写真こそが「姿の勢い」つまり「姿勢」だと思うのです。顧問の先生に聞いたところ、この時のスタート姿勢が短距離競争でタイムを縮める大きな要素なのだそうで、繰り返してスタート練習を行なっておりました。

総理大臣が決まり、内閣が組閣されると、その内閣の「政治姿勢」を問う、と言う言葉が行き交います。まさに政治に対する姿、心構え、態度、勢いなのでしょう。新しい内閣が組閣された時は、多くの国民が期待を込めて軒並み高い支持率をカウントするものです。
ところがしだいにその実態が透けて見えるようになるのでしょう。就任時の支持率をそのまま保持する内閣など皆無と言えるのではないでしょうか。姿勢保持の難しさです。

企業では、社員などの就労姿勢、勤務姿勢などが、給与査定の対象になる事もあります。
私どもの企業も含め、報酬査定の多くが企業貢献度によって行なっているようです。
公務員のように、学歴、資格、年功なので昇給、昇進を行うところが少なくなりました。
そのような給与査定、部署替え、昇進などの人事考課の事を経営姿勢と言うのでしょう。

空港のラウンジで、身体をだらしなくソファーに横たえながら専門著書に読み耽るビジネスマンがおり、決して行儀の良い態度ではありませんでした。搭乗時間が近づいて席を立つ時の彼は、颯爽としたビジネスマンに変身しておりました。本を読む時の行儀が悪さは誉められませんが、専門著書を読み耽る姿勢は悪いとは言えないようにも思ったのです。

福田内閣の支持率が日増しに低下しています。次々と明るみ出る中央官庁の不手際は、参院で野党が多数を占めている、ねじれ国会の効能とも言えるのでしょう。
現在までは、都合の悪い事を隠し通して来たものが次々と表面に出てきたのです。政権与党の福田総理が矢面に立たされるのは当然です。福田さんの人柄なのでしょうか、総理として断固とした問題解決の「姿勢」を感じさせないのが支持率低下の要因のようです。

政治は、写真に写った短距離競争のようなスタートダッシュの「姿勢」が必須のようです。
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ネーミングって大切です…北斗市

2008年04月18日 19時11分03秒 | Weblog
裁判員制度を来年に控え、その啓蒙のために法務省の門に掲げた「裁判員参上!」と言う看板を掲げました。ところが鳩山法務大臣がセンスの無いネーミングだとの一声で「裁判員誕生!」と書き換えられる事になりました。そのネーミング変更に伴う看板代金が11万円…大臣のポケットマネーで調達したのだなら評価できるのですが…
確かに「参上!」「誕生!」の方が柔らかいネーミングと言えるのかも知れません。

「後期高齢者医療制度」と言うネーミングが不評で、制度そのものもさる事ながら、そのネーミングのセンスの悪さがバッシングを煽っているようにも感じます。早々に「高齢者長寿医療制度」とネーミングを変えるそうですが、法務省の看板替えの11万円どころか数億円もの費用が掛かると言います。いずれも役人のセンスの悪さなのか、その尻拭いも税金なのです。
「若返り医療制度」と言うネーミングはどうでしょうか…

先般のブログで紹介したJR割引優待チケットを「青春キップ」と言うネーミングで発売しておりました。青春キップと言うネーミングで利用者の多くが高齢者です。先日、列車内で出合った70歳代のオバちゃんは、青春キップを得意げに見せてくれました。
国鉄から民営化されて何十年も経たのですが、国鉄のままだったら年齢を問わない「青春キップ」と言うネーミングは無かったと思われます。洒落てとても粋なネーミングです。

私どもの販売代理店に「備前アルミ建材」と言う会社があるのですが、アルミ建材だけでなく環境関連部材の扱い量の方が多くなり、会社名の変更を提案してきました。
昨日、連絡があり「あんじょうテックス」と言う社名に変更する事を決定したいいます。岡山で「あんじょう」とは、安全とか安心と言う意味なのだそうです。とても良いネーミングと思います。

今日はファース検査委員講習があり、講習試験を行なって全員が合格となりました。
写真は受講者と一緒に撮りましたが、右手前から釧路・興住建装の西嶋さん、札幌・サンケイ建匠の入山さん、同じく妻野さん、札幌・三協テックの安部さん、北見・ミズノ硝子の原谷さん、私の隣が講師陣の智専務、村上次長、その手前が姫路・姫路立山の渡邊さん、宇都宮・ハッピーハウジングの徳澄さん、新潟・石口工務店の佐藤さん、岩手・佐々木建設の佐々木さんです。

ファース加盟工務店は、1社に1名以上の検査委員を置く事が必須ですが「FAS検査委員」と言うネーミングもそろそろ考え時のようです。
良いネーミングを思案しなければ…受講者の皆さんお疲れさん!
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人はいつまでも未完成…長野~東京~函館空港~北斗市

2008年04月17日 22時42分46秒 | Weblog
学校評議委員の職務の一環で上磯中学校の授業参観に行って来ました。
中学1年の授業、2年の授業、3年の授業を参観しましたが、自分の中学校時代と授業内容が様変わりしておりました。英語の教科など自分の生徒時代は、文法ばかりをやっていたように思え、進学出来ない身の上では全く覚える気力すら起きませんでした。
今日、英語の授業では派遣されている外国人教師とのコラボレーション授業でした。

本場の外国人教師に、英語で話しかけて戴き生徒に応えさせ、先生が解説する授業方法を行なっていました。(写真)ゆっくりした英会話を話す事で何となく意味が解るような気がするものです。まして外国人の美人教師となれば会話を成立させようと懸命になるのでしょう。
とにかく英語が好きになりそうな雰囲気を感じました。

数学の授業では二次方程式がテーマでしたが、当時の自分だったら完全に居眠りを決め込んでいたと思われる内容ですが、今は自分でもついていけそうな気がしてきます。
地理の授業では緯度、経度など内容ですが、思わず授業に入り込んでしまうようです。
人生の大半を過ごして来た身でありながら、全くはじめて受けるな新鮮さを感じてしまいます。

私達人間は、年代とともに失うものがあり、また得るものがありますが、中学の授業がとても新鮮だったのは、既に失ったものを、改めて得たのが要因だと思います。人は皆、常に未完成であり、過ぎ行く時間から学んで行く事が帳尻合わせになりそうな気がします。

今日は、信州長野6時発の一便新幹線で東京に出て、羽田から空路で函館、北斗市に戻り、午後からの中学校授業参観を行い、その後に直ぐに本社、会議室でファース検査員講習の講義に入りました。今回は北海道の北見、釧路、札幌、本州の岩手、新潟、兵庫など広範囲からの受講者が来ておりました。
講習会は、ついさっき見た授業参観のように、講義内容に入り込んで貰う工夫が必要です。

受講者も工務店技術者です。
講習内容は、断熱材の厚さを熱伝導率で割って熱抵抗値を出し、その逆数で熱貫流率を算出します。その部位面積からの熱損失量や隙間や開口部からの放熱量などを計算します。解説している方が迷い込んでしまいますが、これは建主さんが住んでから光熱費や冷暖房のクオリティーとして具現化致します。

講義は受講する方も行う方も、互いに未完成な部分が多く、互いに学びあうのだと言う認識があれば通ずるものだと思います
明日は講習試験がありますが70点以下だと不合格になります。
彼らは今晩、飲み過ぎていなければいいのですが…今週は社内業務に徹します。
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グループミーティングのルール…前橋~高崎~長野市

2008年04月16日 21時13分39秒 | Weblog
テレビ討論会で喋っている相手が居ようと居まいと構わずまくし立てている人がいます。
ある番組では、某政治家がC型肝炎問題で「薬剤投与を受けた妊産婦を探すのが大変な苦労だ」と言う発言に、あるコメンテーターが母子手帳があるので妊産婦を探すのは他の患者よりは探し易いだろうと噛み付いたのです。難しい理由は実際にあるのですが、政治家の発言を薬害患者への政治的救済に後ろ向きだと捉えたのでしょう。

このコメンテーターは、お笑い芸人でもあり、選挙で選出される政治家とは全く立場が異なります。面白い事を言っていれば仕事になるタレントと、選挙で戦い抜く政治家とが同じテーブルで議論を交わす事そものが公平とは言えません。選挙民の事を考えると感情的や激情的にもなれず、言葉尻を捉えて批判するタレントの発言をただ黙って聞くしかありません。

激論を交わす番組は、見ていて面白いものですが、司会者が話しの内容と発言者の立場を考慮しながら進行させると面白みが半減するのだそうです。そのような番組に出演する政治家は、そのリスクも充分に計算に入れるべきなのでしょう。
討論番組に限らずグループミーティングでは、一組の発言の遣り取りが基本にならなければなりません。同じテーブルで別々の遣り取りをする場面に何度も遭遇する事があります。

自分が発言する機会になるまで、今の発言者の内容を聴取するのがルールなのです。
発言者の一部に疑念が生じた時に、傍らにいる人に話しかけたり、自分なりの考えを傍の人に話す人がいますが、グループミーティングを台無しにしてしまいます。
カラオケに行って、歌っている人を無視して話し込む人がいますが、その時のカラオケは騒音以外の何物でもありません。

発言者の発言にしっかりと耳を傾け、歌っている人の歌に耳を傾けるのがグループ行動の基本だと思います。これはテーブル討議やテーブルミーティングでも同じ事で、発言者の話を聞けない人は、同じく他人から聞いて貰えないと思うべきでしょう。

写真は今日、行われた信州ファース会の定時総会の後に参加者の皆さんと撮りました。
信州ファース会の面々は、会長のツチクラ住建、土倉社長、副会長の森本建設、森本社長の若手リーダーが率いておりますが、実にキビキビとしたチーム行動が出来ています。
このグループからは組織体系の在るべき姿を見る事が出来ました。明日は北斗市へ帰社…
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
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見上げれば何処にも空がある…北斗市~函館空港~羽田空港~東京~高崎~前橋

2008年04月15日 22時48分46秒 | Weblog
まだまだ櫻の季節まで期間がある函館から飛行機で1時間、ついた東京、そして群馬は既に葉桜となっていました。今日の日本列島全体は春らしい陽気だったようです。
間もなく厳しかった冬から、春、そして夏へと季節が変わります。ところが南半球では今から秋、そして冬となるのだそうですが不思議な気がするものです。

函館空港から一緒だった青年と機内で話をする機会がありました。彼は東京に本社のある企業のサラリーマンで、南半球のオーストラリアに赴任するのだそうです。その報告に実家のある函館に来ての帰りだそうです。函館空港では見送りに来たお母さんらしい人と名残惜しそうに話をしておりました。そのお母さんらしき人が、チェックゲートの前での最後の言葉が「何時でも何処でも寂しかった空を見なさいよ」…とても印象的でした。

機内で近くに座った彼に聞いたのですが、父親は肺ガンを患っており、今日がおそらく最後の別れだろうと話しておりました。「父の最後を看取ってあげられなくとも、大空に向って念ずる事で必ず思いは伝わるのだ」地球の裏側にも大空があり、その大空には何の界壁も無く、24時間いつも通じているとのだと母親が言ったそうです。息子を遠くへ送り出す母親が、自らの心情に言い聞かしているようにも感じました。誰もが、何時、何処にいても、魂と気を込め、空に向って強く念ずる事が出来るとするならば、意識がきっと伝わるような気も致します。

出合った人とのご縁は、その人が幸せになって欲しいものと自然と思うものです。
羽田で別れた彼、そして一瞬しか見かけなかったのですが、懸命に手を振る彼の母親も、明日、成田から飛ぶと言う母子に、平和で幸せな時期が来る事を念ずにいられませんでした。

写真は今日、群馬県庁32階の展望レストランで、前橋市のファース工務店、山崎建設㈱の社長、山崎弘一さん、そして奥さまの隆子さんと撮りました。
山崎社長は、現在の群馬県庁の庁舎前で大正時代に祖父が創業の工務店を継承した3代目経営者です。叩上げの大工経営者の後を継ぐ困難さを、隆子夫人と協力しながら乗り越えて来たと言います。

どんなに辛い時があったとしても、二人で一緒に大きな空を見上げれば、希望と夢が湧き上がって来たと、二人で見合って話していました。山崎ご夫妻は、ファースユーザーさんにも支えられ、混迷した住宅業界でありながら、堅実な経営をなさっております。

誰の頭の上にも、何時でも何処でも空が在る…函館空港で聞いた言葉をこの前橋で…
明日は長野市に移動します。
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