毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

学びの姿勢こそ良い指導の原点では…北斗市

2007年03月12日 18時43分08秒 | Weblog
全国各地の多くの工務店を訪問し、次世代工務店の在るべき姿を学んで戴こうと、あらゆる情報を携えます。しかし、指導するつもりが多くを学んで来る事の方が多いのです。
十数年前までは、工務店指導だと構えて出かけたものです。指導する事で自分は優越感に浸っていたような気がします。そのような時は、指導を受けた工務店側は、大した参考になっていないのです。

いつしか自分自身が、指導を受ける側に立って肌身に感じました。
それは対象者の現状を詳しく知らなければ、実のある指導には為り得ないと言う事です。
今は最初から工務店に学ぶつもりで訪ねます。訪問される側は、指導を受けるつもりでいたのですが、学ばれる姿勢を見て、今までの自分の経験や自分の思いを次々に話し易くなります。工務店経営者の話の中からはその工務店の経営状況や背景が浮き上がってきます。

経営者セミナーでの講話の殆どが、工務店訪問や販売代理店訪問、そしてユーザー訪問で学んだ事ばかりです。
指導を受ける対象者にこそ、指導を受けたい実を見る事が出来ます。

親は子から多くを学び、先生は生徒から多くを学ぶと言います。
子供は親の背中を見て育つと言いますが、子供に見せるべき背中になるためには、その当事者である子供にこそ学ぶべきなのでしょう。

大人と子供とでは背丈の違いから目の高さが違い、いつも見えている部分が異なります。
自分達もその時代を経過して来たのですが、その時の目線を覚えている人はおりません。しかし、今、その目線を持っている子供からなら現在の状況を学べるのです。
大人になる前の子供達は、純真な視点の捉え方、そしてその解釈の仕方が我々大人と異なります。
我々、大人はその大人になる過程の中で様々な観念や概念をつくり上げているようです。

知識や学問は、教科書や教育資料、ビデオなどで教える事が出来ます。
そもそも血の通った生身の人間が、同じ生身の人に何かを教えると言う事は、同じく血の通った内容でなければなりません。つまり、心の波長を合わせ合うと言う事です。

今日12日午後、私が学校評議委員を行なっている上磯中学校の校長室を訪問しました。
校長の酒井充先生と懇談中、二人の生徒が校長室を取材に訪れました。
卒業式を前にして広報誌を担当される3年生の生徒です。
酒井校長先生の後ろは、向かって右が田中智恵美さん、左が下川部由利子さんです。卒業おめでとう…
二人の生徒と酒井校長の遣り取りが何とも微笑ましいもので、取材を終えて出てゆく二人の生徒の満足な笑顔に感銘…

酒井校長先生の生徒から熱心に学ぶ姿勢を見て、今日のブログテーマとなりました。
今日は今年一番の猛吹雪で、一瞬、ホワイトアウト状態に…明日は名古屋に…
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
今までのブログ総集編
下のコメント欄にご意見を!!