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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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大切にしたい我国、日本の伝統と文化…北斗市

2007年03月27日 18時55分08秒 | Weblog
何処の国にも、その国の人々が誇りとする文化や遺産などがあるのでしょう。
フランス料理とかイタリアン料理、インド料理など味覚に関する伝統もその一つです。
その中でも日本の鮨は世界でも類を見ない珍しい料理だと言います。

旨味の含んだ酢であえたご飯に空気を含ませ、そのご飯にワサビをはさみ、生の魚の切身を乗せて柔らかく握ったものが鮨なのです。回転寿司で空気を握る事を求めても無理ですが、本当の鮨屋さんは空気を握ります。ご飯と合える酢、その旨み、甘み、酢の濃さ、ご飯の粘り、空気を含ませる柔らかさ、ワサビの辛さと香り、ネタの仕込み具合など、究極の寿司を握るには、とんでもない奥深い拘りが求められます。

各国が自慢にする料理も、其々に真価を追及しながら現在に至っているのだと思われますが、日本の寿司の奥深さは食べ物の究極かと思っております。職人が寿司を握る時の手捌き、指の動きが芸術的とも思えるような鮮やかさに魅かれ、自分でも寿司を握るようになりました。もともと料理を作るのが大好きですが寿司の奥深さには驚愕します。

寿司などの日本の料理の他に、盆栽、茶道、華道などもこれまた、他の国には少ない、神秘的な我国古来の文化なのでしょうか。また公園や料亭、邸宅などにある、本格的な日本庭園は日本の伝統と文化が凝縮されているようにも思います。
岩の合間を流れる水、覆い被さる銀杏と紅葉の樹木、コケの蒸した石、松の枝、池の中を泳ぐ鯉…静寂の中に樹木の葉っぱが風に揺すられて擦れる音…心を洗うような空間が…

このような日本の自然や日本の食文化は、日本人を内面から育んで来た日本独特の文化なのでしょう。このような文化に育まれた日本人は、やはり独特な感性を具えるのだと思われます。姿勢を正した礼儀作法、時間や約束ごとに正確な律儀さ、繊細すぎるほどの几帳面さなども、日本の文化と伝統の影響でしょうか…

写真は一昨日、奈良県の北条工務店の社長さんが招いてくれた「月日亭」の庭園を撮ったものです。奈良公園を抜けた小高い山の中で、原木の樹木が鬱蒼と茂った場所に100年ほども経ったか思われる料亭がありました。山から流れるせせらぎを料亭の傍らの渓流にまとめて池をつくり、茂った原木の樹木をそのままにして坪庭のように設えた館(やかた)です。ここで出される割烹料理…混りっけの無い純正和食そのものがまた絶品…

今一度、日本の文化と伝統を見直してみたい…日本人のアイデンティテーを…
昨日の暖かさがウソのよう…今日の北斗市はミゾレ混じりの雨となっています。
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