毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

聞いた聞かないの水掛論争…北斗市

2008年02月29日 18時08分23秒 | Weblog
政治家の議論を聞いていても解釈の違いで正反対に理解される場合があるようです。
解釈の違いと言うより、自分の都合の良い受け止め方で解釈する事が多いのでしょうか。
特に仕事に関連したトラブルなどでは、あなたにこのように言いました…いやそんな事は聞いていません…の類のトラブルが多く発生しています。
必ずしも仕事上の事でなく家庭内でも、言った言わないで家族喧嘩になる場合もあります。

間違いなく言ったのに…そんな事は絶対に聞いていない…互いに確信をもって主張しあうだけに、この心情の行き違いを解消させるにはとても時間がかかったり、その間に互いに嫌な思いをし続ける事になります。次に「あいつは知らばっくれて悪いやつ」「言い逃れをする卑怯なやつ」と言うような罵り合いに発展する場合もあります。このような言った言わない紛争の殆どは、当事者双方に等分の責任があるものです。

このような事態に発生する気配を察したら先ず、言った言わないの言い争いを止めて、相互に何を言ったのか、そして現在、どのような事態になっているのかを冷静に話し合うべきです。言った言わないの水掛論争は、建設的な結論に落ち着く事はまずありません。
普段からこのようなルールを社員どうし、家族どうしが取り決めておくべきでしょう。

話をした時の状況などで相手の受け止め方、理解の仕方などが異なる場合が多くあります。
また人によっては、理解力、洞察力なども異なるものです。私自身も幾多の失敗をしましたが、言ったと言う人の表現力やどのような言葉を用いたかによっても異なって参ります。
大事な伝達事項はメモを用いたり、相手の目を見ながら重ねて確認するとかなど、伝える手法を相互に工夫しあう必要があるのだと思われます。

よく、メールを送っておきました…書類をデスクの上に上げておきました…誰それに連絡するよう言ってあります…このような伝達手法だけでは伝えた事になっておりません。
そもそも意思伝達は言っただけでなく、相手に正確に伝わって初めて意思伝達と言えます。
当然、意思伝達を行なおうとする相手の立場や、伝える時のその場の環境を充分に考慮して確実に伝える手法をあなたなりに工夫してみては如何でしょう。

今日は北斗市の本社で事業部会の会議(写真)を行なっていましたが、扇常務のコーディネートで、話の聞き方やメモの取り方、意思伝達の仕方などが議題となっておりました。
会議は全国大会終了後の方針を討議し、明日の土曜日まで続きそうな雰囲気でした。
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北海道の超暖かい家…札幌丘珠空港~函館空港~北斗市

2008年02月28日 18時31分23秒 | Weblog
先週は、空に聳える椰子の木の葉っぱの緑が鮮やかだった南国高知におりました。
高知の外気温は15℃になり、日当たりの良い場所では日向ぼっこが出来そうな陽気でした。
今週火曜日は札幌の隣町の石狩市に出向きましたが、街並みが除雪して山積した雪に隠れて道路から見えない状態で、地吹雪で家並みが完全に雪に埋まっている状況です。

昨日は札幌市内で北海道内の各地域に出先を持つ、道内最大のサッシ販社である三協立山アルミの関連販社、三協テック北海道の社員勉強会で三時間講演を行って来ました。
北海道経済は、かなりの部分が公共事業に支えられてきました。その豊富だった公共事業により、自立するための足腰がしだいに弱くしてしまった様子が見受けられます。
頼りの公共事業削減は、気温冷え込みよりもっと大きな経済活動の冷え込みとなりました。

住宅産業がいくら冷え込んだと言っても、北海道にも人の営みがあり、そこには必ず住まいが在り、バブル期前に建築した住宅の立替需要も確実に存在しております。
最も冷え込んでいるのは、北海道民のヤル気と活力なのでしょう。三協テックさんの経営者は、その沈滞した機運を払拭するために昨日の社員研修会を企画したと言います。
北海道の気温はマイナス20℃を下回る場合があります。つまり、暖かい家を造ってあげる事であり、湿気が多くて夏の期間が長い本州より割と単純な手法で解決出来るのです。

今日はファース本部の札幌事務所に帯広市の隣にある幕別町のファース工務店、㈲北海技建工業(ほこだてホーム)の鉾館哲治社長が来社されました。(写真の向って左、右は弊社の中村札幌事務所長)鉾館社長の居る幕別町は、今月に入ってから連日のようにマイナス20℃を下回っているような極寒地です。鉾館社長は先週の高知大会にも参加して戴きましたが、同じ日本列島でもその気温差に驚くばかりです。

ほこだてホームは、幕別町にファースの家のモデルハウスを建築しておりますが、訪れた人はコントロールユニットに表示(ファースの家は、外気、天井裏、床下、居室の4箇所の気温が常に表示されています)された気温を見てびっくりです。昼間でも外気温がマイナス15℃、居室が25℃とその気温差が40℃にもなっています。しかも全館をほぼ同じ気温に24時間、保ち一ヶ月の暖房費が15,000円程度で済むようになっています。
一般の住宅にお住まいの方は嘘のようにも思うでしょうが、実際に実現しているのかどうを是非、体験し、住まいしているユーザーさんから確認して戴きたいものです。

とにかく大雪の札幌から雪の合間を掻い潜って北斗市の本社に戻ってきました。
明日からまた断熱実験の研究を行う予定です。寒い期間だけ可能な実験を…
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スケールメリットと、そのメリットの行方は…札幌市

2008年02月27日 20時42分15秒 | Weblog
物を大量に生産し、そして大量に販売するとスケールメリットが生じます。
一本のラインで同一の製品を作り、まとめて運搬し、まとめて販売する事で確かに経費の削減が可能になる事でしょう。メリットとは長所とか利益と言う意味になります。
大量に生産し、大量に消費する商品なら確実にスケールメリットが期待できる事でしょう。
しかし、私は戸建住宅でのスケールメリットなどは在り得ないのだと思っています。

昨今の戸建住宅の年間着工数は全国で約50万戸程度と言われております。
住宅建築に使用する合板、サッシなどの建材などは、ハウスメーカーやローコストメーカーなどが大量発注致します。その際、資材メーカーからとんでもない安価な価格で買い付けますが、ここで得た利益が何処に行くのかを、どれだけの人が承知しているのでしょうか。

大量生産、大量供給で得た利益がしっかりと顧客還元されるなら言う事などはありません。
住宅の供給数は、どんなに大量生産しようと建てられる数は年間50万戸程度なのです。
資材をどんなに大量発注しても一戸建てに使用する資材や建材などは限られており、この絶対数が限られている限り、スケールメリットなどは生じないと考えるべきでしょう。

スケールメリットを得るため安価に大量に買い付けるハウスメーカーが販売する家も、スケールメリットのない高価格で仕入れる零細な地域工務店が造る家も、全部合わせても年間の建築着工数の50万戸は50万戸なのです。
資材メーカーは散々買い叩かれ、下請け業者もトコトン値切られます。
ここで得られたスケールメリットは、建主さんが住んでから肌で感ずる事になる、家の性能や機能に反映されない費用である「膨大な宣伝広告費」に消費されているのが現状なのです。

スケールメリットの得られない地域工務店は、適正価格で購入し、適正価格で協力業者に発注しますが、宣伝広告費を殆どかけておりません。
したがって、しっかりと勉強した工務店が、親切で丁寧な施工を行ない、創って育てる家づくりを行なったとしても、建築費が価格が高くなる事などは無いのです。
本物を選べる生活者の方々の賢明さが問われるところでしょう。
情報が完全に偏って伝わっている住宅業界です。悔いの残さない家づくりを願いたい!!

今日はある資材メーカー販社さんの社員勉強会で3時間講演を行なってきました。
写真は猛吹雪の札幌で滞在しているホテル前で撮ったのですが、車から10m歩いただけで雪だるまのようになってしまいました。明日は北斗市の本社に戻る予定です。
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自分の強みって何か…北斗市~函館空港~丘珠空港~石狩町~大通公園

2008年02月26日 20時38分22秒 | Weblog
人は誰にも負けない生まれながらに持った天性の才能があると言われます。
何をやって上手く行かないと思っている人も、その人だから出来る事ってあるものです。
ごく身近にいる人で読み書きが出来ず、体型風貌も見栄えもイマイチで、まさにダメ人間の典型と思われますが彼の天性とは、どんな人にでも絶対に偏見を持たないと言う事です。
黙々と自分の与えられた仕事をこなす姿にどんなに多くの人々が影響を受けた事でしょう。

事故で片腕を亡くした大工棟梁さんが、残った利き腕で刃物を砥ぐ事に活路を見出した人がおります。彼の砥いだノミ、カンナ、包丁は切れ味が鋭くなるだけでなく、長時間のその切れ味が持続するのだそうです。彼に直接話を聞いた事がありますが、それしか出来ない身の上になったら一身に刃物を砥ぐ事に専念しているだけだと言います。

天才と言われた山下清画伯は、一般の方から見れば知恵遅れと言われるような人でした。彼の絵画(貼り絵)をご覧になれば誰もが感じる事が出来ますが、その絵画で彼が何を描こうとし、その描いた先に人々の夢や希望、願望が見えてくのです。彼だから描ける絵画の世界なのでしょう。彼の絵画こそ、まさに不滅の芸術だと思われます。

世の中には100%ダメ人間などは、きっと存在しないのでしょう。
為せばなると言うプラス思考で自らを追い込む事もきっと必要なのではないでしょうか。
遣ってみれば失敗する確率も少なくありません。しかし、その失敗から学ぶ事の方が多いと言います。失敗したらまた再挑戦し、出来るまでやれば誰もが成果をみる事が可能です。

自分は才能がないとか、体力がないとか、年齢をとりすぎたとかなど、出来ない理由を見つけ出し、出来ない人間ほど出来ない理由を述べるのが上手くなると言います。
確かに仕事の出来る人、成果を出す人に理屈を先に言う人などいないようも思います。
自分自身が最も自分自身の事を知っているようで実は知らないのだと思えてなりません。
天は我々に対して公平に才能を与えたと言いますが、先ず、自分自身の一番の強みを、自分自身が知る事なのでしょうか。

写真は高知大会で始めて経験した6個の酒樽を24人で一気に叩き割る豪快な行事です。
この後、この酒樽の酒が皆の胃袋に納まったのです。高知には酒飲みの天才ばかりが・・・
今日は大雪の札幌へやってきましたが、今日と明日の2日間、札幌に滞在します。
午後に訪れた石狩町は大雪に街中が雪に埋もれそうです。先週の南国高知は夢のよう…
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これが本物の「よさこい」なのか…北斗市

2008年02月25日 18時24分20秒 | Weblog
本物は見ずして語るなかれ…
百聞は一見にしかずと言いますがまさに本物の違いは聞くより見て感じる事なのでしょう。
北海道では毎年、札幌の大通公園を中心に「よさこいそうらん祭り」が開催されています。踊り手がグループコンテストで審査を受けて優秀さを競い合うお祭りに発展し、歴史こそ浅いのですが、次第に素晴らしいイベントに成長してきました。

写真は、ファース全国大会の余興で披露された土佐の高知の元祖よさこい踊りです。
よさこい祭りの原型なのかどうかは解りませんが、ステージ狭しと跳躍するとても激しい踊りでした。高知は情熱的な人々が暮らす地域だと聞いていましたが、本場の「よさこい」を見てその意味がとてもよく理解出来ました。
札幌の「よさこいそうらん」も年々その動きが激しくなりましたが、それでも本場のこれを超える事はとても難しいのではないでしょうか。

高知大会でのユーザースピーチで高知市にお住まいのファースユーザーさんはファースの家を「建てて後悔せず、建てずに後悔する」と言う言葉で表現されました。
我々のような住宅システムの開発業者やそれに会費を支払ってノウハウを買っている工務店さんが、どんなにその家が良いって言ってみても説得力がありません。家の評価は、実際に何年も住んでいる建主さんが良いと言ってこそはじめて本物だと言えるのでしょう。

大会前日の新商品発表会に、引き違いサッシ用の収納ロール網戸と言う網戸が出展されておりました。本州の家の窓の殆どに引き違いサッシが使用されておりサッシには網戸が取り付けられています。
網戸は引き違いの片側に位置しており、サッシ半分の視界を網目で見難くしています。
この網目をシューッと一瞬で収納する網戸なのですが…
この収納式ロール網戸を、このように文章で説明いても、写真で見たりしただけでは、さっぱり理解出来ないものです。見て触ってはじめて理解できるのでしょう。

暖かさが違うとか、快適だとか言う感覚的な事項を文章や写真、動画を使ってもその実を伝える事が出来ません。
自らが身体で体験するか、既に何年も住居して体験済みの人から直に話を聞く事なのでしょう。
この写真は12枚撮ったうちから最も躍動的な一枚を掲載しました。明日は札幌に移動を…
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どげんかせんといかん…北斗市

2008年02月23日 16時13分01秒 | Weblog
宮崎県の東国原知事の就任演説で述べた「どげんかせんといかん」は、昨年の流行語大賞になりました。「どうにかしなければならない」と言う意味なのでしょう。さて、借金財政の県政をどのようにして運営するのか問題ですが、彼はせっせと宮崎県の売り込みセールスマンに徹しているようです。少なくとも前知事よりはるかに大きな成果を残すでしょう。

問題のない自治体なども、問題のない企業なども、問題のない組織なども、問題のない家庭などもありません。その問題をどうにかしなければならいと言う、問題意識を持ち、その問題解決のため行なうアクション(行動)こそが重要です。
官僚の世界などは、自分自身の事として深刻に受け止め、身体を張ってでも問題解決をはかろうと言う官僚が本当に少ないのだと言います。

我々工務店経営者は、問題を解決しないでいるとそのまま破滅へと進行してしまいます。
まず住宅業界改革が必要なのですが業界改革は、一社一社の工務店の経営改革から始め、工務店経営には経営を学ぶと同時に家づくりのハードを学ばなければなりません。家を売って儲ける事ばかりを勉強していても、供給した家に備えてあるべき性能が担保されていなければ工務店経営を健全に継続する事など出来ないのです。

一昨日のファース全国大会in高知の工務店スピーチで、宮崎県を代表して演壇に立った大塚工務店の大塚信夫さんは、自分の工務店経営を「どげんかせんといかん」いや、その前に、この工務店スピーチを「どげんかせんといかん」と話して聴衆から大うけでした。
大塚さんは大工棟梁さん経営者で、スピーチの経験など少ないと思っていましたが、何と何と聴衆を引き付ける素晴らしいスピーチを披露して戴きました。

上手なスピーチでは「導入」と言って聴衆に対して耳を傾けさせるための誘い水的なトークを用いますが、大塚さんの「どげんかせんと」まさにその導入トークでた。ついでは建主さんの喜ぶハードをより充実させ、更に「ファース全国大会in宮崎」を少しでも早いうちに誘致するのだと結んで大喝采を浴びておりました。写真はその演壇の大塚信夫さんです。

「どうにかしなければならない」と思っていただけでは何も解決しませんが、先ず問題意識を充分に認識してからが行動です。東国原知事は県のトップセールマンになりました。大塚さんは大会スピーチを立派に成功させ、家づくりの本髄を経営に加えると言う事です。
高知での全国大会では多くの方々の人生観、経営観、家庭観などを学ばせて戴きました。
たくさんのブログネタの宝庫でもあったように思われます。明日は休養を…
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自然が一番…高知~東京~函館空港~北斗市

2008年02月22日 19時33分45秒 | Weblog
高知での全国大会に、元環境庁長官の川口より子代議士から戴いた祝電は「ファースの家は健康深呼吸、地球にも深呼吸をさせてあげましょう」と言う内容でした。
女性代議士らしい川口先生の優しさのこもった祝電でしたが、住宅における「自然との共生」を強く感じるメッセージでした。
全国大会では毎年、既にファースの家にお住まいの複数のユーザーさまからスピーチを戴きます。

今年は北海道旭川市の上西さま、愛媛県松山市の奈良さま、そしてご当地、高知市でファースに住んで7年目の山本大造さまから話をして戴きました。
高知の山本さまは「ファースは暖房して暖房感を感ずる事なく、冷房しても冷房感をも感じさせない家」だと言われました。

ファースの家は床、壁、天井からの輻射熱で家屋内の気温が保持されております。
調湿機能で湿度を一定に保持するため、床下に大量に敷き込んだ特殊な専用のシリカゲルで空気清浄を行なっています。そのためには換気量を一定にする必要があるため、燃焼ガスを発生させないオール電化専用の住宅システムになるのです。

どんなに冷暖房が完備され空調が施されいても、結局、大自然がに勝る環境などは在り得ないのですが、最大限、その大自然環境に近づける事は可能なのです。
家づくりとは、住んでいる人がいつまでも、ニコニコと笑顔の絶える事のない幸せを包む空間でなければなりません。

笑顔の絶えない居住空間とは、外がどんなに寒くても家の中がほんのりと暖かく、湿気の多い夏場でも木陰のような涼しさがあり、カビやハウスダストが発生しない機能が保持され、更に光熱費が安価で経済的である事が前提となります。
このような家は、実際に建築されており、既に多くのユーザーがいる事をもっと多くの方々に知って戴きたいものです。

写真は山形県天童市、東住宅産業の一級建築士、藤木朗さんです。
藤木さんは6年前に自らが設計管理をした造ったファースの家に住んでおり、造り手と住み手側双方の立場での貴重なスピーチを戴きました。堂々と立派なスピーチでした。
藤木さんのスピーチからも、はやり自然に最も近い居住空間であると感じておられるようです。

初夏を思わせる南国高知から、夜になって氷点下になった北海道に戻りました。
多くの方々から全国大会の感動メールを戴き、疲労感が吹き飛んでしまっています。感謝!!!
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強いやつほど隙がある…高知市

2008年02月21日 22時52分39秒 | Weblog
飛躍の発展を続ける企業は、時代の潮流と外部環境、それに展開方法などがフィットすると、遣る事為す事の全てが順調に進捗するものです。
発展企業には経営者だけなく経営幹部にも一般社員にも、溌剌さとした勢い、そして圧倒するような覇気を感ずるものです。その圧倒されるような覇気によって前進あるのみの姿勢は、常に前方をしっかり見据えているものなのです。

新興企業があっけなく破綻するケースが時々ありますが災難は、前方でなく、極めて直近の足元にある場合が殆どです。重視すべきコンプライアンスが為されておらず、問題が具現化すると市場に根付いていない新興企業は、あっと言う間に姿を消してしまいます。
新興企業でなく、老舗の企業でもヒット商品をだして勢いにのり、いっそう強い企業になった思った次の瞬間に破綻する企業もあります。
勢いと強さは経営を傲慢し、肝心な足元に不安が出てくるものだと言われています。

昨日はファース全国大会in高知の前日イベントとして各メーカーより、新商品の展示発表会を行いました。今日は大会基調講演、式典、大会懇親会を行ないました。
高知は明治維新を為し遂げる原動力となった坂本龍馬を輩出したところです。
住宅業界全体は今や明治維新と同等の大転回の過渡期を迎えています。
量から質を求め、無関心だった温熱性能が規準ではなく規制へ変わる変革です。

例えば家のQ値(熱損失係数)などの摑みどころのなかった温熱性能が、指導要項から、規制に移行し、Q値の伴わない家を建築してはいけない時代になります。
これは住宅業界全体に関わる課題ですが、モンスターのように巨大になったハウスメーカーは高気密高断熱と、それに伴う対応がとても難しくなる事でしょう。

地域密着の小規模工務店は、明日にでも切り替えが可能となるため、大きなチャンスが舞い込んだと言っていいでしょう。地道にコツコツと地域住民に慕われ、育てられている工務店こそが、次世代を担うホープと言えるのです。
写真は大盛況で終幕した全国大会in高知で素晴らしい活躍を見せた四国ファース会の皆さん方に謝辞の述べているところです。

来年は祈念すべき第10回大会となり、ファース本部のある北斗市と函館市で開催する事になりました。来年、北海道で逢いましょうを合言葉で第9回大会が無事に終了いたしました。
明日は北斗市の本社に戻りますが高知県の方々の熱い支援に心より感謝申し上げます。
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クレームが糧となる…北斗市~函館~東京~高知

2008年02月20日 22時33分49秒 | Weblog
家づくりは全てが上手に行って当たり前であり、少しの課題であってもクレームとなる場合があります。以前にこんな事例がありました。自信を持って仕上げた和室で、床の間の縁の柱上部に小さな節があるのが解り、建主さんから猛烈な抗議を受けました。
柱上の小さな節など全く気にしない建主さんが圧倒的に多いのですが、建主さんの思い描いたものとイメージが異なったのでしょう。

どんなに善い材料であっても建主さんがストレスを感じていると言う事は、対応せざるを得ないのです。
柱を取り替えるか埋木をするか、ラミネートを接着するかなどの対応法があります。
事例の案件については埋木で全く解らなくなり、建主さんも納得してくれました。
当然、遣ってみて上手く行かなかったら取り替えるつもりでした。

柱の節が建主さんにとって生涯のストレスとなれば、施工工務店との信頼関係は揺らいでしまいます。かと言って小さな節が要因で柱を取り替えるとなると出来上がった和室のかなりの部分を解体しなければなりません。とにかく誠心誠意を尽くして建主さんが納得して戴きさえすれば、一件落着となるでしょう。

今日は全国大会in高知の前日行事として、新商品の発表説明会を行いました。
全国から参集した工務店経営者、ユーザーさんからの指摘事項は、全てが参考になります。
ユーザーさんの苦情に悩み苦しんでいる工務店経営者、工務店の無責任さに呆れかえっているユーザーさん、工務店の理不尽な要求に困り果てている販売代理店さんが存在していました。
その相手側の立場になって考えて見ますと様々な問題が浮き彫りになります。

今日はメーカーさん、販売代理店さん、工務店さん、ユーザーさん夫々の悩みや課題を聞かせて戴きましたが、真心を持って対応すると必ず解決策が見えて来るでしょう。
物の先には必ず人が存在しております。
冒頭の小さな節に対するクレームも、問題解決のため真剣に取り組む姿を見て建主さんが納得しました。その後、その建主さんとはとても友好的なお付き合いが出来ております。

写真は大会前夜祭での最後に一本閉めを仕切ってくれた高知の販売代理店、新共住設の坪内社長さんです。氷点下の北海道から気温15℃の高知県に移動して来ましたが、坪内さんはじめ四国ファース会に皆さんの熱い歓迎に感激ひとしおでした。明日が本式典です。
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改革者はいつも命がけ…北斗市

2008年02月19日 18時07分44秒 | Weblog
小泉元総理が断行しようとした行政改革には多くの方々が猛反発を行ないました。
人々は自分が培って来た歴史や文化を否定されて好ましく思うものなどおりません。
まして自分の生活権を脅かされるような改革なら、身体を張り、死ぬ物狂いで反発する事でしょう。国政に関わる改革を称えると言う事は、大多数の人々を敵に回す事になります。
改革者は抵抗勢力に暗殺されるリスクを覚悟してまでも行動していると言います。

発明王と言われたエジソンは「人から批判されることを恐れてはならない。それは成長の肥やしとなる」と言う名言を残しています。
世の中に無いものを生み出すと、従来、普通のように使用されていたものが使用されなくなる恐れが生じてきます。電灯を発明したエジソンは、ランプをつくる会社から電灯など、トッリクを用いた紛い物、彼は詐欺師なのだとまで扱下ろされたと言います。

本当の改革を行うためには、人々の批判や批評、またバッシングなどにこそ次のステップに成長するためのヒントが潜在していると言います。エジソンもそのような批判を糧にして、次々と発明品を世の中に生み出して行ったのでしょうか。現代文明では当たり前になっている、電気やオーディオ、ITなどもエジソンの発明が根源となっております。

政治改革とは、戦後の国づくりをリードして来た官僚との闘いでもあると言います。
特定財源をめぐる無駄遣いの現況などは今にはじまったものでなく、独立法人、財団法人など高級官僚が天下り先を確保するために構築した組織が数多く存在し、その組織防衛ために族議員と言われる人々が群がっていると言います。いきなりその組織の最高責任者となった大臣は、そのとたんに官僚のメッセンジャーになったと思う場合があります。

決して官僚機構の全てが悪いのではありません。実際に優秀な官僚と役人によって日本の国は素晴らしい発展を遂げてきました。しかし企業や組織も発展のピークに達した時、大改革を断行しなければ必ず機構劣化を起こします。
己の利益だけに執着する一部の我利我利亡者を完全除去をしなけば改革になりません。それには命がけの執念が必要です。
政治の大改革も、企業経営の大改革も、業界の大改革も、それを阻止しようと言う抵抗勢力が必ず存在するものです。
文化や風土、風習などは、とことん抵抗して守り抜くものも必要ですが、それが自己利潤を保持するための理由かどうかを見極めなければなりません。

住宅業界も「売る家」の時代から「造って育てる」時代です。
明日からファース全国大会in高知の開催です。(写真は明日、配する出来立ての冊子)
明日のイベントは命がけで行っている業界大改革の息吹を知って戴くイベントです。
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バトル論争は面白いが…北斗市

2008年02月18日 19時02分18秒 | Weblog
橋下 徹 大阪府新知事は、先日このブログで取り上げた件だけでなく、マスコミのあちこちでバトルを繰り広げております。とにかく公人が言語を捉えられて指摘されると反論したくなるのです。現場で実践してみると「ただ喋るだけのあなたと違うんです」と言いたくなるのですが、それを言えばマスコミのただ喋るだけの人は最も自尊心が傷つくのです。
「そうですね、今後、発言を吟味させて戴きます」と言えばバトルにはなりません。

しかし、マスコミで評論家と言われる面々とバトルにならなければ評価されるのか…
決してそうではないと思いますが、バトルだけで終わる事も虚しさが残るものです。
話の聞き返しの仕方などで、喋るだけのマスコミ関係者の自尊心を傷付ける事もなく、視聴者の理解を得る事も出来るのです。宮崎県の東国原知事も当初、同じ質問を繰り返す記者団と険悪な時もありました。彼の場合、彼の人柄や年の功、経験が為せる業のようにも思いますが、橋下知事もしだいにその術を身につけることでしょう。

私は意に反する意見が飛び出るとカッカとエキサイトするのも人間らしくて大好きです。
また、自分の意見を後で覆ざるを得なかった事も人間だから当然あるものなのでしょう。
これ以上の方法は無いと思って自信を持って提案した事項が、ことごとく反発され、怒り心頭になる事も実際には数限りなくあるものです。
大人(たいじん)はこのような時に、その相手の話を上手に聞ける術を持っているのですね。

小学校PTA会長を務めていた頃に、担当の先生とイベント方法で大議論をした事があり、その私達の論争(口喧嘩みたい)をたまたま聞いた6年の小学生に「不毛の議論!」と一喝された事を強烈に覚えています。論争相手の先生と思わず顔を見合わせ苦笑を…確かに言語を捉えての論争で、たいした中身でなかった事に気付いて赤面したのでした。
その時の論争相手の教諭は後年、大先生と言われる学校経営者になりました。

今日は、全国大会に参加応募した工務店経営者から「参加通知を出してもファース本部から何のレスポンスも無い」と言う指摘を受けました。飛行機を乗り継いで参加するのに多額の交通費と参加料がかかり、それに行き帰り3日間もの時間を要します。
それでも参加を申し込んで戴いた方にお礼通知があって然るべきで、猛省しかりです。指摘を戴いた先輩経営者に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
人さまからの指摘事項には、反論や論争の必要なものと、真摯に受け止めるべき事項の判断が必要と思います。

写真は全国大会の最終打ち合わせを行う、村上、柳田、岩山と専務達のようすを撮りました。
先発隊は明日の一便で高知へ移動しますが私は当日、彼らの指示通りに動くだけです。
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橋下 徹 知事vs江川 詔子…北斗市 

2008年02月16日 17時06分05秒 | Weblog
今朝の読売テレビの番組に先日NHKの放送で司会者に「遅刻」したと言われ激怒した大阪府の橋下 徹知事が出演しておりました。今朝も放送が始まってから40分ほど経過してからのスタジオ到着でした。知事に当選されて間もない橋下 徹さんは寝る時間を惜しんでの過密日程で、先日のNHKでも、今朝もスタジオ入りの時間を事前に通知してあったと言います。

生まれた瞬間から死に向かって時間が経過するのですから時間を粗末にする人、平気で遅刻する人は信用の出来ない人だと思われても致し方ないと思っています。「遅刻」は罪を犯したに等しいと思うべきなのです。したがって「遅刻」と言う事にことさら神経質になるのですが、最初からスタジオに到着する時間を指定してあるにも関わらず「遅刻」と言われると抵抗があるのは当然です。マスコミの横暴さは至るところに見られます。

番組当事者は、司会者も含め自分の担当する番組の事しか念頭にないのでしょうか。
出演者の現況や立場、情況を加味したら司会者の「遅刻」と言う言葉にはなりません。
今朝の番組では、橋下知事と江川詔子さんとの間に激しいバトルがありました。
江川詔子さんはオウム真理教を断罪した正義派のジャーナリストです。弱い者の味方を身上とする彼女の活動は評価が高いものがあります。

その江川さんが、橋下さんの大阪府の財政を再建するために打ち出した、福祉関連の削減案の見出しに噛み付いてバトルになったものです。マスコミは注目を浴びるため政策の見出しを大きく報道しますが、詳細な中身が隠されてしまいます。選挙で民衆の評価を得なければならない政治家と、言いっ放しの評論家やコメンテーターとは立場が異なります。生放送が面白いのは遣り合う双方の感情が浮き出て見えるからです。

橋下 徹さんの過激トーク、そのトークが面白いのでマスコミを取り込む事が出来ます。
彼の若さが感情を剥き出し「もうNKHには行かない」とか、江川さんに「私の会見の全部に付き合え」などと言う発言が出てきます。老獪さを身につけ感情を表に出さなくなれば、つまらない並みの知事に成り下がるでしょう。宮崎県の東国原知事のように何を言われてもニコニコ笑って営業マンに徹する様になるまで、もう少し時間がかかりそうです。
しかし、根っこにあるキャラクターそのものの相違点は一緒に出来ないでしょう。

知事も経営者も、若いからこそ出来る事、経験を積んだからこそ出来る事がありそうです。
出釘は叩かれると言いますが、良い部分を引き出し応援してあげる事も必要なのでしょう。
写真は今日の土曜日も研究開発室では様々な試験を行なっていますが、スタッフの冨田君と撮りました。富田君とは早くバトルが出来るようになりたいものです。

さて、全国大会に送る用品の発送や、出展するとそれ以後に特許出願が出来なくなる部材の特許出願も終え、明日の日曜日は休養が出来そうです。
先発隊は寒波が続く北海道から19日の火曜日に高知県に入る予定です。
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肩書きや立場が器をつくる…函館~北斗市

2008年02月15日 19時46分36秒 | Weblog
21歳の時、東京に出て独立したのですが、今になって考えれば生活のためと言え、何ともリスキーな行動であったと思われます。師匠には独立するなら知ない場所で、しかも生存競争の激しい都会に行きなさい言われたものです。営業手法も、経営に必要な知識も独立してから習得せざるを得ませんでしたが、必要で覚える知識や手法は自分でも気付かないうちに自分自身の身体に染み込んでいるものです。

福沢諭吉は「独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を怒る、人を怒るる者は必ず人にへつらうものなり」と言う名言を残しました。
人は1人だけで生き抜く事など絶対に出来ないのです。だからと言って自立の出来ない人の面倒などは誰もみれないもので、福沢諭吉が言う独立心とは、自分自身が1人の人間として確立するための気力と努力を促すものなのでしょう。

人は皆、やる気がありさえすれば自らの力で遣り抜こうと思うものなのでしょう。
最初から遣る気のないものは人に依頼する事ばかりを考え、依頼事が思うように進まなければ直ぐに怒り出し、直ぐに怒り出す人は、権力者の腰巾着になる…福沢諭吉の格言の意味です。
自分の使命を果すためには、試練をチャンスと受け止める度量が必要です。

今月20日21日に行なうファース全国大会で工務店スピーチと言うコーナーがありますが、ここで4名の工務店の方からスピーチを戴きます。工務店の社長さんや技術屋さんが人前でスピーチする機会はとても少ない思いますが4名の方々は快諾されたそうです。
そのうちの宮崎県の大塚工務店、大塚信夫さんは、純粋な大工社長さんでで、数百名の人前で話す事などはじめてだと言います。しかし、自らに試練を与えようとスピーチにチャレンジする決意をしたと言います。

工務店が家づくりを行なう場合は、技術を磨くと同時に、人間を磨く必要があります。
スピーチで壇上に上がった時、参集した聴衆の目がその人に集中、注目されます。聴衆の面前では誰もが助けてくれず完全孤独となり、その瞬間、真っ白になって何も言えなくなった人を多く目にしてきました。
そのような修羅場を潜ると人間としてのキャパシティーが驚くほど大きくなります。

写真は昨年夏、検査員講習で本社を訪れた時、北斗市の男子修道院で撮ったものです。
イベント採用する写真を探していたら見つかったもので、向って右が鹿児島の保住宅サービス、保幸守さんと宮崎の大塚工務店、大塚信夫さんです。
このお二方は若くして工務店経営者になられ、着実に器を大きくしております。
この写真を見ながら今日のブログを書きましたが、全国大会で大塚さんのスピーチが聞けそう…
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駄目人間から学ぶもの…北斗市

2008年02月14日 18時35分06秒 | Weblog
何をやっても根気がなく直ぐに挫折したり、自分に自信が持てずに投げやりがちな人がいるものです。ドラマ「ちりとてちん」の主人公「若狭」がまさにそのようなキャラクターなのでしょう。この駄目人間の若狭が、大師匠の経歴を持ちながら様々な経緯で人生を投げ出していた落語家「徒然亭草若」を、もう一度、落語を通して自分を見直す機会を与える事になります。若狭の入門で、師匠の挫折で夢を失いかけた弟子達が参集しだします。

強力な機関車みたいなリーダーがいると、その下にいる部下達は、黙って従っているだけで事がスムーズに進んで行きます。部下が最もラクの出来る環境と言えますが、この機関車リーダーが居なくなった時にことごとく混乱を招く事になります。
落語家の徒然亭草若は先行き短い自分の生命を自覚して弟子達に自立を促したのでしょう。
ところが駄目人間の若狭に出会い、もっと駄目な自分に気付く過程が感動的なのです。

人は、自分より明らかに劣っていると思われる人物と対面しますと、少なからず何かしかの優越感を覚える場合があります。この自分より劣っていると思われる人には、何かを教えてあげようと言う行動に出るものです。人は人さまに何かを教えようとする事で、通常の何倍もの勢いで成長しますが教えると言う事は、すなわち教わると言う事なのでしょう。
私達には、知識や学問を構築した優れた人から学ぼうと言う勉強の仕方が普通と考えます。

駄目だと言われる人から多くの事を気付かせられたりすると、自らの身中に染み込むようにインプットされるものです。優れた人から知識や方式、理論を学び、駄目だと言う人から人間を学ぶ…駄目人間から学ぶ人間学の方が貴重であるようにも思えます。
自分達の周りには、機関車的存在や駄目だと言われる人間がいるものですが、大師匠が駄目人間の若狭に教わる「ちりとてちん」が面白い…

写真は九州熊本から来社された住宅営業のスペシャリスト、山田増雄さんと撮りました。
山田さんは大手ハウスメーカーのトップセールスマンの経歴をお持ちですが、トップに上り詰める過程で、駄目セールスマンこそが最大の師匠であったと振返っておりました。
山田さんにはファース加盟工務店が最も苦手とする住宅営業サポートをお願いする事になると思います。何処にも「ちりとてちん」の物語が存在するようです。

今日は、今月20日、21日に高知市で開催するファース全国大会を控え、東京や札幌のスタッフが本社に集まり、様々な刷り合わせを行なっています。外気温は-10℃…寒い!
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不便を感じて発明が生まれる…北斗市

2008年02月13日 22時41分05秒 | Weblog
日頃の生活に不便を感じなければ発明は生まれてなど来ないのです。
凍った道を滑らないで歩くために、靴の設置面にスパイクを埋め込み特許となりました。
凍った道では滑る事が当り前であると言う観念が定着すると発明は生まれません。
発明と言うと特殊な才能を持った天才だけしか出来ないのでは言う観念も間違いです。

私のような薄学なものでも多くの発明をしてきましたが、私が出来ると言う事は誰もが発明を出来ると言う事になります。回りにあるもので不便だと思った時にこそチャンスと言えるでしょう。
ファース工法の象徴的な特許で「ネット発泡断熱施工」と言うのが特許登録されています。
私は日本ではじめて木造住宅の現場スプレー方式の認定を交付されましたが、屋根の断熱材を屋根材に直接、樹脂発泡で施工しますと様々な問題が生じます。

屋根の下にもう一枚の下地を作って樹脂発泡を行なうとなると、その下地の張り手間が掛かります。またベニヤ板を釘で打つとその釘にぶら下がった樹脂の重みが掛かる事になり、地震や揺れなどの負荷が掛かると抜け落ちる事が危惧されます。
それを防ぐためにネット(網戸のようなメッシュ)をタッカ(ホチキスのような止め具)で打ち付け、その下部から樹脂を吹き付けます。
樹脂はメッシュの目を突き抜けてメッシュ下地の木材にしっかりと密着し、剛体の強い断熱、気密層を形成しますがこの手法が特許となりました。

ファース本部では様々な建築資材の研究も行なっておりますが、サッシの取り付けを容易にする金物の研究や換気システムなどの研究開発なども同時に行なっております。
写真は今日、ファース本部の実験ブースで撮りましたが、手前からロール網戸メーカーの株式会社アミックスの白崎貴博さん、開発責任者で取締役の山内正幸さん、当社の小泉常務、私の隣が研究開発室の冨田です。

アミックスさんとは引き違いサッシに使用する収納式のロール網戸を共同研究しており、20日の全国大会には出品する予定です。これも立派な発明品なのですが…

今日の北斗市は、最高気温が-5℃と、とんでもない寒さとなりましたが、研究室にいて世の中に無いものを生み出すプロセスにおいては、寒さなどを感じるいとまもないものです。

今日は北斗市市役所を智専務と一緒に訪問し、海老澤市長に全国大会開催の報告を行なってきました。
北斗市は夜になって猛吹雪となり、気温-10℃窓外はホワイトアウト状態になりました。
明日も研究開発室で仕事する予定です。
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