毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

第1回ユーザー全国大会に参加して

2007年03月04日 17時24分39秒 | Weblog
ファースユーザー全国大会in山形に北海道から参加されたファースユーザーさんから送られたメッセージをご紹介いたします。写真は当日のユーザー大会で、歓迎のご挨拶を戴いた地元、東北電力山形支店のお客様本部長、斉藤副支店長さんです。


【最初の一歩に感動】 (北海道のファースユーザー)
 大会を前に、開催地天童で宿泊体験モデルハウスの体感視察に参加できました。
現地に着いて驚きです、通常のモデルハウスと違い1Fは工務店の両親が日々暮らす場で2Fがゲストルームです、その造りは太い大黒柱が威厳を放つ茶屋数寄屋造りで、この家からは北海道の家とは違う、開催地天童の歴史と伝承技能の重みが感じられました。
 ユーザーの体感発表は、北海道から四国香川まで9名で、皆様の話からは俗に言う「いい暮らし」とは違う「心豊かな暮らし」を実感されていることがわかりました。
会場に小さな騒めきが生じたのは北斗市の渋谷さんが発表した時でした、FAS工法が世に問う記念すべき第1号棟が渋谷さんの住宅です。
「福地社長とは心のキャッチボールを十数回繰返し、失敗の許されない不退転の心情に感服し建築を決断しました」の発表を聞きながら、多くの事に思いが及んでいました。
それは、既存技術へ社運を懸けた挑戦、施主と築いた相互信頼、そして何より渋谷様の踏出した一歩は大きく、その勇気と決断を我が身に置き換え、果たして…すごい事だと感心し、そこで得られた貴重な技術データはその後の住宅に応用、改良蓄積され、その上に我が家があるのだと思いながら…
 ユーザー情報交流会では昨年の大会で聞けなかった、各地に存在するファースユーザー友の会の内容を知る事が出来ました。その活動は工務店と協力し、ユーザーの親睦と住まい方の工夫を語り合う、住まい講座で体感発表、考慮中の施主へ自宅の見学開放などでした。
活動は上記の他に電気料金の集計をその家の建設に携わった協力会社に提示しオール電化の優位性を意識してもらう事や、計画時に見逃し、生活して分かった事を次の計画に活かすため設計者、施工担当を交えた意見交換を行って、住まいの豊かさを引継ぐ事業となっているようです。
 大会のテーマ「永遠の真理」を思う時、FAS工法の加盟工務店やユーザーが真理そのものだと考えられます。
無形なもの(例えば音楽など)に数値を要求し、具体的に評価する事は難しいことです。しかし家は、住む者によって評価することが可能となります。
有形のものを評価するには正しい値が必須条件です。同様に今大会のテーマである真理は、「真理値」をもって確立されると思います。その「真理値」は200を超える造り手と、2000を超えた住み手が示していると思われます。
FAS工法の「真理値」は、家の技術的理論を共有する工務店と、心地よい住環境で生活するユーザーが与えたと言っても過言ではないと思っています。