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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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オンリーワンの薦め…東京

2007年03月15日 21時50分01秒 | Weblog
全国には50万社もの工務店が存在すると言われており、戸建住宅の年間着工数より多い数に及びます。
このような大きすぎる供給側のキャパシティーで業界はまさに生き残り競争の様相となっております。
工務店経営は、何処かで差別化をはかる事が必須となります。
しかし、全ての面で一流を為すことなどは至難の技というより、不可能な事でしょう。

工務店経営でひとつの事に特化した特徴も持たせる事だったら充分に可能です。
数寄屋造り和風住宅以外を建築しない工務店。
ヨーロッパ風の住宅ばかりを専門につくる工務店。
アメリカン風の家しか造らない工務店。
このように自社の家づくりに特別な仕様を確立する工務店が存在します。

多くの工務店の中で、数寄屋造りの家づくりを目指す建主さんは、迷う事無く専門工務店に興味を持つ事でしょう。このように得意分野を確立する事で、そのような家づくりを目指す人に対して、高い確率でその人の心を捉え易くなります。

ある工務店の家づくりでは、必ず家の中心に欅(ケヤキ)の大黒柱を一本立たす事に拘った家ばかり造っています。またエントランススペース(玄関土間)に10畳ものスペースを使って、応接セットを置いた接客コーナーや下足収納、靴履きコーナーなどを造る事に拘る工務店もおります。

このように、他に持たない特徴を色濃く反映させた家づくりを行う工務店経営が、これからの工務店経営として定着する事になるのでしょう。オンリーワンとはその分野の頂点に君臨する事を言います。地域の工務店は量産体制をとっているハウスメーカーと営業競争を行っても絶対に適いません。しかし、ハウスメーカーは多く売れる事を前提としての品揃えをしており、顧客層を限定するような家づくりを好みません。

小さな地域工務店は、自分の最も得意とする特徴を持たす事で、その分野の専門工務店とのブランド化をはかる事が可能となります。
写真はまさにケヤキの大黒柱を特徴とした家づくりを実践する工務店で、千葉県松戸市のファース工務店、株式会社小堺工務店、専務の小堺裕司さんです。
今日15日、東京特別研修でお逢いできました。
東京の今日は湿度20%、気温10度なのですが、とても寒く感じます。明日は北海道へ…
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