毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

虚心坦懐…北斗市

2008年03月31日 18時42分49秒 | Weblog
今日の夕方に福田総理が国民に対して政治的な混乱をまねいた事の謝罪会見をしておりました。昨日、日曜日の夕方「総理と語る」の番組で福田総理が民主党の小沢党首とは、今後とも変わらず「虚心坦懐」でのぞむと言う発言をしておりました。この虚心坦懐と言う言葉が、政治家の口からよく発せられる事があります。虚心坦懐とは「心に何のわだかまりを持つ事無く、素直に平静な態度で事にのぞむ」と言う意味なのだそうです。

言葉だけが踊っているように思えてしまいますが、国民の幸福を担うための国政を預かる国会議員で、しかも総理大臣と大多数の参院を牛耳る最大野党の党首が、本当に虚心坦懐で話し合いが出来たら今回のような政治状況にはならなかったと思われます。
政権を奪還し合う党利党略、この政局を念頭にいれた与野党の駆け引きが裏側に見え隠れしています。つまり虚心坦懐でなどでは在り得ないと言う事が明らかです。

政治に限らず、こちら側がどんなに虚心坦懐でのぞんでも相手側がどうなのかで変わるでしょう。人間関係は、こちら側が、心にわだかまりをなく素直に心を開けば、相手側もしだいに邪心が払われて、まさに虚心坦懐になって行くものなのでしょう。ところが、政治活動には選挙事情が大きく関わって参ります。つまり国会議員は当選しなければ唯の人に成り下がり、選挙を勝ち抜くためには党利党略、私利私略も充分に在り得るのです。

政治家の多くは、国民、民衆の幸福を確立保持すると言う崇高な理念を掲げています。
ところが厳しい選挙を勝ち抜くために必要な活動や行動で、様々な背景が出来上がり、そのバッググランドによって自分独りの存在で限界がある事にやがて気付きます。そのバッググランドが、当初の純真さや理念、こころざしを捻じ曲げてしまっているのはないでしょうか。

政治だけではありません。我々の住宅産業でも、中身の薄い住宅だと解っていても、成績を上げるために、中身がたっぷりあるようにして売り付ける営業担当者も多く存在します。その営業担当者は、虚心坦懐で建主さんと対面してなどいないのでしょう。政治家も、住宅営業も、虚心坦懐でのぞんだのかどうかは、その後の結果に必ず現れるものです。

写真は、土曜日の夜に結婚報告で私の自宅を訪れた、研究開発室の久保田公明君と婚約者の高橋玲奈さんです。久保田君はファース本部の開発部門のエースです。玲奈さんは寡黙な彼ですが、純真で心が澄んでおり、いつも心を開いて触れ合う事が出来たと言います。二人はいつも虚心坦懐で付き合って愛を育んで来たのでしょう。いつまでも虚心坦懐で向き合ってさえいれば、未来永劫に幸せは続く事でしょう。若い二人の末永い幸せを念じております。
明日は櫻満開の東京です。
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政権政党が交代する時…北斗市

2008年03月29日 18時24分00秒 | Weblog
アメリカの大統領指名争いで、ヒラリーさんとオバマさんが接戦になっているようです。初の女性大統領か、初の黒人大統領か、などと言われておりますが、民主党の指名争いに勝利しても本番では共和党の候補と一騎打ちになります。前の選挙でも共和党ブッシュと民主党ゴアとが接戦となり、一部との州では紛争にまで発展した経緯があります。

このアメリカ大統領は、秋の選挙本番で共和党の候補と民主党の候補の一騎打ちの決戦投票で決まります。つまり、ヒラーリーだ、オバマだとマスコミを賑わしているのは、民主党内の大統領、候補者指名を受けるための争いなのです。共和党ではマケイン候補がほぼ指名を受けるだろう言われており、そのマケイン共和党候補の相手選びを演じているのです。アメリカでは失政をおかせば、たちまち政権政党の座から引き摺り下ろされます。
今日のニュースでもアメリカ民主党の重鎮が、共和党のマケイン候補に勝つためにヒラリーさんは候補を辞退し、オバマさんで民主党が一丸となり、共和党と闘うよう求めておりました。

我国日本では自民党が戦後の政権をほぼ一党支配を行なって来ました。
昨年の参院選挙で野党の民主党が大勝したのですが、衆議院は与党が大多数を占めているために政権交代が出来ません。衆院と参院の主導権が異なるねじれ国会が、4月からのガソリン税など、国民生活に数々の影響を与えています。次の衆議院選挙で民主党が勝てば衆参両院ともに民主党が多数となるため政権交代が可能となります。ところが日本の民主党が、アメリカ民主党みたいに、激しい党内抗争を行なった場合、党組織そのものが瓦解してしまう危険をはらんでいます。

民主党の多くの幹部が自民党からの離脱者と言うのも気になります。確かに冷戦時代が終わり、保守革新のイデオロギーの旗を下ろすのは時代の流れでなのしょう。看板だけが置き換わっただけで中身の変わらない組織を多くに目にしてきました。名実ともに大改革を実践できる政党として、民主党に期待するところが大きいのですが、いささか頼りなさを感じてしまうのは私だけでしょうか。

私達の住宅産業は抜本的な大改革が必要です。
売る住宅がもたらす30年寿命住宅、エネルギーの垂れ流し、住み手側のストレス増大と問題が山積しています。住宅業界の改革は、単に看板の掛け替えでなく、真に住み手と地球環境に優しい家づくりが実践するような大改革を断行したいものです。

ファースの家はその最先端を行く技術を備えています。
写真は今日も行っている日射熱の遮熱試験データですが、一番下の線が外気温です。
夕方になって冷え込んできた北斗市ですが、明日の日曜日は休養が出来そうです。
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偉大だった先人達を思えばこそ…恵庭~札幌大通~札幌丘珠~函館空港~北斗市

2008年03月28日 18時44分32秒 | Weblog
リフォームは新築を超えられる場合もあります。
幾つかの条件を満たしていれば、歴史ある建築物の重要部分を保存しながらも、近代的な高性能住宅に再生させる事も可能です。そこには、最初に造った人の魂が宿り、歴史と文化と想い出が凝縮されており、リフォームが新築を超えられる意義がそこに在ります。

日本の建築物は、この高温多湿の風土や気候にフィットするように二千年以上もの歴史を積んで来たと言います。法隆寺、正倉院、そして姫路城などの古城からも、その工夫と知恵の形跡を辿る事が出来ます。組み合った木材の収縮を利用して、構造接合部分を絡ませて剛性を増すと言う、ダイナミックな技術を構築してきたのです。

茅葺屋根の家屋は、屋根に使用した萱材に大量の雨水を浸透させ、その蒸発気化熱で自然冷房をしたり、乾燥した冬には家屋内に湿気を補給して、住む人の身体から体温を奪うのを防ぐ役目を果させました。このように先人達が創り上げた建築物は、理屈では言えない奥深い知恵と工夫の集合体でもあったと言えそうです。

そもそも家づくりとは、近所に住む大工棟梁さんが、建主さんと長い時間を費やして木板を接ぎ足した手板に墨を入れ設計を行い、木材を切り込み、建て込みを行いました。
その棟梁さんは、その他の左官や屋根、建具など全ての職種を仕切って家を造り、建主さんと一緒になって出来た家を育て上げて来たのです。流れ作業で大量生産を行うハウスメーカーなどは、戦後の復興期に国策として行なった名残りだと言えるでしょう。

地域密着の工務店が、先進的な情報と技術、技能を持ち、売る工務店経営から、造り育てる工務店経営を行なえば、確実に量産ハウスメーカーを超える事も可能です。
私達、ファース本部ではそのお手伝いをする事を使命にして活動しております。
写真は、今日の午前、恵庭市のファース工務店、磯貝建設さんを訪問して撮りました。
社長の磯貝ハマさんと、ご子息で専務の磯貝和孝さんです。

磯貝建設は、和孝さんの祖父が創業され、父親が二代目を継ぎ、後から入社した和孝さんが一人前になるまでと母親のハマさんが繋ぎ役の経営を行なって参りました。
専務の和孝さんが自立する環境が整いつつあるように思います。先代、先々代が遺そうとした思想をしかっりと受け継いでおり、造って育てる家づくりを行なっておりました。

朝から雨が降り続く札幌でしたが、飛行機で30分の道南の北斗市は穏やかな天気でした。
明日の土曜日はゆっくりと楽しみながら研究業務を行うつもり…
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自分なりの解釈がある…釧路空港~札幌丘珠空港~札幌大通り

2008年03月27日 21時06分45秒 | Weblog
今日、飛行機の中で読んだスポーツ新聞に、野球場での禁煙に関す記事が載っておりました。野村監督が指揮を執っていた頃のヤクルトでも喫煙する選手がそこそそこ居たと言うのですが、高田監督になってから、ほぼ全面的に禁煙エリアになったそうです。
この記事で「喫煙が百害あって一利なしは、理解出来るが愛煙家にとってそのストレスがどれだけのもかをも考慮すべし」と、書いていました。

おそらくこの記事を書いた記者も愛煙家なのだと思われます。自分は、煙草を吸いませんが、言う書き出しがありませんでした。
煙草の健康障害と、吸わないで我慢する事とのストレスを比較する人の殆どが、愛煙家だと言う統計を見た事があります。この記事は、愛煙家を締め出す行為を遠回りに批判しているように感じます。私も愛煙家だったのですが、煙草を我慢を仕切った時の爽快感もまた良いものです。これも個人の解釈の違いかも知れませんが…

今日は6箇所の企業や団体を訪問しました。各団体や企業も回りに取り巻く状況を、出来るだけ自分に都合の良いように解釈するのは当然の成り行きなのでしょう。
仕事を進める上では物事をポジティブに解釈する事で道が開けるからです。それでも時代の潮流や変革で、今まで思っていた自分の解釈を見直す時もあるのかも知れません。

小池百合子代議士は環境庁長官を経験し、その後に我国では初めての女性防衛大臣に就任しました。その防衛大臣の時に、環境庁長官だった事を引き合いにして、ハイブリット戦闘機を提案したいと述べた事があります。女性らしい可愛い発想なのですが、識者の大顰蹙をかいました。そもそも戦車や戦闘機が使用される状況が何なのかを完全に逸しているのだと言うのです。国の喧嘩や殺し合いに省エネなどは通用しないと言うのです。私はその女性らしい発想が面白いと思うのですが、それも解釈の相違なのでしょうか。

写真は小雨降る札幌ススキノの夜空に回る観覧車です。
今日のような小雨の夜に果たし何人の観客があそ観覧車に乗っているのでしょう。省エネと言えば、人の乗らない観覧車を回すために使用するエネルギーですが、電気1kwを使用すると約0.5kgのCO2を排出します。あの電飾の数とでっかい観覧車を回す消費電力と排出CO2の量が気になります。

このような指摘に対しては、観覧車が醸し出すロマンや情緒性に価値があるのだと言う反論が来そうです。禁煙ストレスと同類の解釈のようですが…

分刻みで予定をこなし釧路から札幌に戻りました。
快晴の太平洋側の釧路でしたが、日本海側の札幌は冷たい小雨が降り続いていました。当社の専務と常務は九州に居るみたいですが、北海道はやはり寒いのです。
明日の夕方には此処より少し暖かい、北斗市の本社に戻る予定です。
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予期せぬ出来事…札幌丘珠~釧路空港~釧路駅前

2008年03月26日 20時39分13秒 | Weblog
出張中の朝食は、いつも前の晩にコンビニで買っておいたパンと野菜ジュースで済します。今朝は時間があったので宿泊先のホテルのレストランに行きましたが、この季節は、閑散だと思っていた朝食レストランが行列を作っていて30分待ちだと言います。一旦、部屋に戻る事になりましたが、いつも泊まるホテルなのに始めての事です。ホテルの関係者の話では、たまたま偶然に集中したようで、彼らにとっても予期せぬ出来事だったと言います。

ホテルから札幌事務所までは徒歩で3分です。今朝の札幌は、穏やかな天気に恵まれ大通公園の樹木にも春を待つ初々しさがあります。札幌事務所の入っているビルの前の大きな交差点の信号が赤になっていました。信号待ちをしていましたが、自分の前にも十数人、しだいに数が増え、信号の変わる様子がありません。明らかに信号機の故障です。誰かの通報でおまわりさんが駆け付けて手信号で整理し始めましたが予期せぬ出来事です。

今日の予定は12時00分のフライト12時45分着で釧路に行き、15時00分からの研修会です。札幌事務所を早めに出て、1時間前には丘珠空港に着きました。ところが12時00分の釧路行きは機材繰りが付かず欠航との表示です。まさに予期せぬ出来事です。それでも14時10分の飛行機に乗る事が出来ましたが、14時55分の釧路着となります。釧路空港から研修会場まで40分かかるので到底、間に合いません。

このタイムラグを繋いで戴くために急遽、三協立山アルミ、釧路営業所長の川島所長につなぎ講話を依頼しました。川島所長もきっと予期せぬ出来事だったと思います。
世の中は自分の思い通りに物事が進んでくれないものです。
人は、誰もがいつでも突然、予期せぬ出来事に遭遇する場合があります。
その突然、襲い掛かる想定外の事態にこそ、その人の度量が試され、瞬時の判断力、連動する所作などで人間力が表に出ると言います。

研修会を終了後にホテルに戻る途中、釧路特有の濃霧に見舞われ車がノロノロ運転となりました。とにかく今日は予期せぬ事態の多い一日のようでした。
写真は40分遅れの研修会が終了した後に撮ったもので、向って右がピンチヒッターを務めてくれた三協立山アルミの川島武弥さん、隣が釧路のファース工務店、㈲興住建装、社長夫人の工藤真弓さん、同じくお客様担当の太田法子さん、そして主催者㈱高橋建設内装工業、常務の尾形卓三さんです。

釧路の夜は外気温が2℃、シンシンと冷え込んで来ました。
霧が益々濃くなって明日の札幌へ戻る飛行機が気になります。
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本当の痛みや哀しみは他人に判らない…北斗市~函館~札幌丘珠~札幌大通

2008年03月25日 21時24分49秒 | Weblog
人前に出るのが億劫になり、投げやりで自虐的になると、うつ病に似た症状が出てくると言います。心が受ける傷は、世の中の人や物の全てが、自分にとって敵対的だと感じ、これは人知れない大きな痛みとなるのです。
確かに、自分の身体の中で猛烈に痛みを発する患部があっても、その痛みを自分以外の人に伝える事など出来ません。どんなに心の中で哀しんでいても、その心中の全てを自分以外の人に知ってもらう事など出来ません。

私達が工事現場で先輩から教わった事で印象的なのが「病気と怪我と弁当は自分持ち」と言う格言でした。病気をするのも、怪我をするのも自己管理の不手際なのだと言う事です。ましてトビ職のような肉体を使う危険な仕事は、病気も怪我も、明日からの生活のすべを失う事になります。職場や現場では、病気や怪我をする事自体が罪な事であり、周りの仲間に多大な迷惑をかけるのです。

今朝、読んだ雑誌コラム欄に、有名な精神科医で、カウンセリングの先生が経営者向けメッセージに、人前での「1回の溜め息でそれまでの100言が露となる」「痛さ、痒さ、辛さのアピールは自分の弱さの強調」まさに暗病単言葉であり、人の運気まで下げ込んでしまうと言っております。
一方、賢人は、身中の辛さを内包し、明元素言葉しか発ないため、常に明るく元気で周辺の人々を相乗させるのだと言います。

「溜め息を、ついて叱られ、不貞腐れ、不貞寝で寝違い、骨接ぎに行く」
こんな川柳を書いてみましたが、自分にも、こんな時代もあったような気がします。
痛いとか、痒いとか、辛いとかと言う言葉を発しないようにする事で、自然に楽しい、嬉しい、と言う言葉だけが出るようになり、怪我も病気もし難くなったような気がします。

今日は家庭裁判所で調停業務を行いました。裁判所の調停室にくるようになった当事者は、きっと家庭内でもこの暗病単言葉ばかりが飛び交っていたように思われます。
この苦悩に満ちた当事者は、調停室の中でその苦悩を我々に吐露しますが、それでもこの全てを感じとってあげる事など出来ないのです。
本当の痛みや哀しみは他人に判らない…少しでも判れば解決策が見えてくるのですが。

今日は午前中は北斗市本社で業務を行い、午後から調停業務、夕方の飛行機に飛び乗って札幌に入り、夜は札幌市内のベンチャー企業経営者の方々と今年初めての意見交換会を行ないました。写真は札幌の宿泊ホテル前の狸小路、まばらな人出ですが、東日本で一番の歓楽街ススキノに向う男性の姿が…明日は釧路に飛んで講演の予定です。
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念ずればこそ通ずるものなり…北斗市

2008年03月24日 18時31分55秒 | Weblog
あちこちの学校で卒業式が行なわれています。学校だけでなく、塾や研修センター、講習会などでもこの年度末に一区切りの節目である修了式を行なうところがあります。
卒業式、修了式は、決して何かが終わったのではなく、ひとつの節目を越え、新しいスタートを意味しているのでしょう。多くの出会いと希望に満ち溢れた入学式や始業式と異なり、関わりのあった多くの人々との別れの時でもあります。

先生や同期生、同級生、部活の仲間達などの想い出が心中を駆け巡り、その関わった人々との離別があるのだと感じた時、思わず涙腺が緩んで涙が頬を走るのでしょう。
何年間も学校を通じて共に過ごした子供達を送り出す先生達は、自分の家族が巣立って行くのと全く同じになると言います。巣立つ子供達の幸福を願わない先生は皆無でしょう。

私達、企業経営者が社員を家族と思うのと同じで、学校経営を行う校長先生や教頭先生は、教師の先生と生徒達を自分の家族と思って接している事でしょう。
家族の皆に病魔や災難に侵される事なく、健康で幸福に過ごして貰いたいと念じています。
子供達との学校生活を振り返ってみると、感情的になって叱ったり、拗ねたり、叩いたり、泣かれたりと、色々な出来事がありました。でも卒業式で旅立つ彼ら彼女らには、今、ひたすら真っ直ぐに、幸福へと向って進んで行って貰いたいと念じているのです。

事の始まりは、思う事、念ずる事、願う事、つまり祈念する事からはじまります。
富士山や朝の陽の出に合掌するのは、一心に無病息災、商売繁盛などを祈念するもので、願う事から自分をも相乗させるために行う事なのだと思います。
住む人の幸せを一心に願いながら家づくりを行う事が出来れば、その家には様々なところに造り手の気遣い、心配りが行き届き、住む人の気持ちに通ずる事でしょう。

写真は、先々週の14日に訪問した愛媛県西条市、石川工務店の社長、石川良一さんの奥様、石川きみ子さんが丹精込めて作り上げた雌千羽鶴です。私の心臓疾患全治と、ファース本部一同の健勝を念じながら、普通の折鶴よりはるかに複雑な雌折鶴を折ってくれたのです。
今日、本部総務部で自分の執務室に入り口前の天井に吊るしました。感謝感激です。
手作りでは、手間を掛ければ掛けるほど真心が入り込むと言いますが、石川工務店さんがつくる全ての家にこのような真心が込められています。

石川工務店さんの作業場は体育館のように大きな建物です。ここには、数十年間に渡り、檜、杉、欅などの銘木が桟積みされて保管されています。石川工務店さんの家づくりは、木材購入時の時点から、真心が込められているのがとてもよく解ります。

今日の北斗市は昨日と異なり、とても肌寒い一日となり夕方から雨が降り出しました。
今日、道東の方では雪の降り出したところもあるそうで、北海道の春間はまだ先です。
明日は、家庭裁判所で調停業務を終えてから、その札幌、道東へと出掛けます。
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冷房を意識する家づくり…函館~北斗市

2008年03月23日 18時07分06秒 | Weblog
今日の日曜日、北斗市はとても陽射しが強く、自宅でじっとして休んでいるには、何とも気が滅入るような良い天気でした。
昨日の九州も暖かかったのですが、既に夏の暑さ対策の研究をしたくなります。
早速、遮熱ボックスでの日射熱の遮蔽試験を始めました。

色の濃い壁や屋根では太陽の受熱量が確実に多くなります。
夏場にこの太陽受熱を家屋内に入れますと冷房費用が増大する事になります。
勿論、断熱材でもこの熱を防ぐ事が可能ですが、アルミ箔のようなこの高温熱を跳ね返す、遮熱性の高い、シートなどを用いますと一層、効果的となりそうです。

昨年より、色々な素材を試してきましたが、素材とその使用法によっては、結露現象を誘発するなどの弊害もあります。
昨今は、国産の遮熱効果の高い透湿シートも販売されるようになりました。

写真はダンボールにアルミ箔を粘着させた、福田温熱空調さんが開発した遮熱プレートのFOボードを用いた実験ボックスです。今日の北斗市の外気温は9℃でした。
左のスチレンフォーム断熱材20ミリだけで作ったボックス内部は23.6℃まで上昇しましたが、遮熱プレートを張ったボックス内部の気温は16℃で、7.6℃の温度差が生じます。

この温度差を冷房負荷熱に置き換える、膨大なエネルギーとなります。
但し、これは高温の太陽熱に効果がありますが、低温遮熱の効果は認められませんでした。また使用法を間違えると結露を起こしますが、CO2削減を求めるのであれば断熱と遮熱の組み合わせの時代がやって来たと感じます。

今日の日曜日は、函館の漫画喫茶、オーパの野村マスターと久々に懇談して楽しんできましたが、午後の最も陽射しの強い時に会社の研究開発室に入り、とても面白い試験が出来ました。
自分の休養は好きな実験をしている時なのか…
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美人の家・美人住宅の定義…北斗市

2008年03月22日 17時07分05秒 | Weblog
ファース本部が申請していた、「美人住宅」・「美人ハウス」・「美人の家」この3点のキャッチコピーが、このたび特許庁に商標登録される事になりました。このキャッチコピーは、単に宣伝コピーの言葉として商標登録にしたのではありません。建主さん、特にご夫人や女性の方が美人になって行くための様々な要件を備えている家だと言う意味があります。

奥さまが美人なる家とは一体どのような家の事を言うのか…
乾燥した真冬に家屋内を一定の湿度、つまり潤いを保つための調湿機能を持っています。
真冬の外部はカラカラの乾燥状態となり、隙間があるとこの乾燥空気が、冷たい冷気と一緒に室内に入ってくるため、家には、気密性能と適切な換気量が必要となります。

梅雨から真夏の外部は、多湿でジトジトになってしまいます。
家屋内のこの湿気を除去する事で、空気温度をあまり下げず清涼感をつくり事が可能です。これもやはり高度な気密性能と、適切な換気量が無ければ室内の湿気を外部に排出しても直ぐに侵入してきます。このように、気密性能と適切な換気量が必要なのです。ファースの家は、その適切な換気量を恒常的に保持するため、オール電化システムとなりました。

ファースの家は、床、壁、天井の面状から輻射熱(遠赤外線)が放射して、暖房と冷房を行ないます。当然、暖気や冷気を身体に吹きかけるより、はるかにクオリティーの高い冷房と暖房を行う事が出来て、冷房も、暖房も、床、壁、天井の温度と室内の気温がほぼ同等の熱温で住む人をすっぽり包むのです。

家に性能が無くとも機械的な装置を施せば、ある程度はこのような輻射冷暖房と調湿効果のある家を構成できる事でしょう。しかし、光熱費が膨大になります。
住む人が心から快適だと言えるのは、光熱費も安価である事が前提となります。
暖かい、涼しい、そして冷暖房費用が安価である事で、奥様の笑顔が多くなり、益々美人になる事でしょう。

写真は一昨日、宮崎県都城市のファース工務店、清栄建設さんが昨年に建てたファース体験モデルハウス内で撮りました。ファースの家の真ん中に直径60cmの大黒柱があり、その前に堂々と立っているのが清水(きよみず)社長さん、私の隣が奥様です。清水社長の隣が女性大工、森岡さん、大工で左官仕事もこなす塚野さん、棟梁の宮原さん、販売代理店、ミツワ産業の本(もと)さん、そして弊社九州事務所の山田所長です。

一昨年に清栄建設さんに訪問したとき、まだこのファースの家は在りませんでしたが昨年完成し、ここで一冬過ごした清水さんの奥さまの綺麗さ、美人さが一層、向上していました。

今日はとても暖かい北斗市ですが、強い陽射しを利用した遮熱研究に没頭出来ました。
明日は久々に休養を取れそう…
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日本の家づくりは未来永劫なり…宮崎~鹿児島~東京~函館~北斗市

2008年03月21日 20時35分42秒 | Weblog
来年から家を新築竣工させると、2000万円もの供託金を積む法律がスタートします。お金の無い工務店や住宅販売会社は、家をつくったり販売してはいけないと言う法律です。
私は、この法律を規模の小さな地域工務店の方に有利に作用すると思っています。
供託金を保証する保険が検討されておりますが、保障会社は、数を売らない、つくらない工務店の保障リスクが当然ながら低くなるからです。

先日のこのコラムで工務店経営者の後継者問題を提起しましたが、小さくとも健全経営を行なっている工務店の場合、後継者を希望するものも少なくありません。
むしろ能力のある後継者は、引継ぎ手法の整合で衝突する場合が多いのです。
しかし、ひたすら実直に家づくりに向う父親などの経営者の姿を見て育った後継者は、自然とその良い部分をピックアップして、それに時代が要求する技術を付け加えて行く事でしょう。

家は売り物でなく「家づくりは出来てからが始まりである」といくら理念を語ってみたところで、その施工工務店が無くなってしまうのであれば、全てが水泡に化してしまいます。
家づくりを生業とする工務店の経営者個人の寿命は尽きても、工務店そのものは永久的に存続させなければなりません。
日本の工務店経営者には、脈々と先人達が遺した匠の技や伝統文化を、理屈なしに後継者に教えているところが多いのです。

この日本のものづくりの職人達は、弟子や後継者に背中を見せる指導法を取っています。背中を見ているうちに、いつの間にか身体で仕事を覚えているのです。
このような技を持つ工務店は、日本に今でも多く存在します。
家をつくって育てる経営を行なっていれば、この伝統的な工務店継承法は、未来永劫に引き継がれて行く事でしょう。

写真は昨日、訪問した宮崎県のファース工務店、大塚工務店さんの社屋前で撮りました。
右が社長、大塚信夫さんで真ん中がご子息の大塚康平くんです。康平君は宮崎北高校一年生で、野球部に所属する高校球児です。
高校では懸命に野球に没頭し、家に帰ればお父さんの家づくりに向う姿も見るのでしょう。そして自然と大塚工務店の目指す方向を感じ取り、いつかは父親を越える工務店経営者になりそうに感じました。

大塚さんの父子を見ていると、日本の将来の家づくりに大きな希望と可能性が見えて来て、とても嬉しくなるのでした。
今日は宮崎から鹿児島に移動して九州電力鹿児島支店を訪問し、和田営業部長さん、中窪グループ長さん達にご挨拶をさせて戴きました。

その後、鹿児島のファース工務店、保住宅サービスさんを訪問、代表の保 幸守さんと意見交換を行い、鹿児島空港から北斗市の本社に帰社しました。
明日は本社で研究開発室の仕事を…

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温暖地と寒冷地の家づくりの違い…熊本~都城~宮崎

2008年03月20日 23時16分58秒 | Weblog
九州の道路沿いに植え込んでいる椰子の木などは、北海道に生息しない南国特有の種類です。南国の青空にその葉っぱの緑色が映えて見え、特に今日は陽射しも強く、行き交う人々の風情も北国と全く異なって見えるのは気のせいでしょうか。
ファース本部のある北海道は3月中旬となり春めいては来たのですが、明け方の気温は、いまだに氷点下となります。この寒冷地と温暖地の家づくりは大きな相違点があります。

寒冷地の自治体は、自治体条例によって凍結深度と言う規準をつくり指導しています。
寒冷地では、厳寒期になると地盤が完全凍結しますが、凍結した地盤面が膨張して上部に膨らんできます。地域によっても異なりますが、寒冷地の地盤面は真冬、数センチ以上も凍結浮上します。つまり地盤面が季節を通じて上がったり下がったしているのです。
このため寒冷地の自治体では条例で凍結深度を定め、その深度以下まで水道配管を埋設させたり基礎コンクリートの最低部をその下まで下げる指導をしています。

北海道の道南の凍結深度は45センチから60cmですが、道東では120㎝と言う地域もあります。120㎝と言う事は地盤面から120㎝も掘り下げる事になります。このためコンクリートの型枠は、地盤上部の立ち上がり部分寸法を入れると1800cmにもなる場合があります。これが寒冷地の通常の基礎工事なのです。
温暖地では、凍結深度や凍結浮上などと言う、言葉すら知らない人々が多くおります。

このように寒冷地の家づくりは、基礎工事に相当の予算配分を伴う事になります。また、家の温熱環境の高気密、高断熱などは、寒さ対策に集中する事でほぼ達成できます。
ところが九州、四国のような温暖地では、湿気の多い夏場対策をしっかりと備えておく必要があります。温暖地域は、カラカラに乾燥する冬期間、ジトジトに湿気の多い夏期間があり、その対応がとても高度な技術が必要です。つまり、温暖地の家づくりは寒冷地より知恵や工夫を伴う事になります。

温暖地は、夏場の湿気対策、日射熱対策、冬場の乾燥対策などは、相当に高度な機能を必要とするのですが、今回の九州訪問は、この温暖地仕様の啓蒙活動が目的です。

写真は、親愛なるファース宮崎3人衆と宮崎市内で懇親会で撮りました。
向って左から大塚工務店の大塚社長、清栄建設の清水社長、私の隣がハウスケア・イワキリの岩切社長、そして本部、九州事務所の山田所長です。

三協立山アルミ福岡支店の近藤さんが岩切さんにファースを薦め、岩切さんが大塚さんにファースを紹介し、大塚さんが清水さんを紹介しくれました。
本当に縁って不思議なものですね。

このうちのひとりが欠けても三人のチームワークが成立しませんでした。
三人が宮崎県にファースの家を一棟でも多く供給するよう頑張っています。
明日は鹿児島に立ち寄り、鹿児島空港から帰社する予定…
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世代交替の時期が押し寄せる工務店経営…鳥栖~別府~大分~熊本

2008年03月19日 22時02分05秒 | Weblog
現在の工務店経営者の約75%が大工さんからの叩上げ社長さんだと言います。
バブル前の昭和40年代に大工さんとなり、バブル期の最盛期に経営者になったバリバリの現場社長です。この現場あがりの多くの経営者が現在、厳しい経営危機に惰っています。
頑固で朴訥で一本気の昔気質だけでは、生存競争の厳しい住宅受注の争奪戦に苦戦を余儀なくされています。

後継者がいる工務店でもこのような頑固オヤジは時代遅れだと、散々に扱下ろすところが多くなっています。しかし、この頑固で朴訥なオヤジ経営者をどのように売り物に出来るかが大きなキーワードとなります。
頑丈な家づくりを培って来た頑固さこそが、とても貴重な経営資源なのです。パソコンを瞬時に操作できる後継者ですが、それだけでは絶対に受注戦争に勝ち残れないのです。

古臭いオヤジ経営者を冠にした後継者は、そのオヤジ社長をどのように売り込めるかを思案すべきです。絶対に時代遅れのオヤジ社長を変えようと思わない事です。
オヤジ社長の培ってきた持ち味を最大限に活用し、それに時代変革に伴った情報や技術を付け加えて進路を次世代にフィットするようにコントロールして行きます。

この頑固さに裏づけされた技術、技能に新しい時代の風を乗せる事で乗り切れるでしょう。
私は全国を回る機会があり、頑固なオヤジ経営者を無理矢理に退場させ、その後において急激に経営危機に陥った工務店を多く目にしてきました。工務店経営は、古さと新しさのコラボレーションこそが、厳しい時代を乗り越えるための最大の武器となるでしょう。

頑固なオヤジ社長さんは、その頑固さをひたすら貫き通します。
後継者さんは、そのオヤジ社長の存在感を十二分に評価し、そのオヤジを上手に手の平の上に乗せましょう。そしてその頑固オヤジは、後継者の手の平に上手に乗ってあげなさい。これが世代交替が上手く行く工務店経営の姿なのです。

今日は熊本から往復7時間かけて大分市で経営者セミナーを終えて同じホテルに戻りました。大分では販売代理店の(株)仲道トーヨーさんが資材を納める工務店経営者さんが多く参集し、熱心に勉強する姿が印象的でした。
そこにも後継者問題をかかえる工務店社長もいたようです。

写真は大分市からの帰り道で、熊本県に入った県境あたりの滝室峠にある道の駅「神楽苑」で撮りました。
なみの村と言う地域ですが、伝統的で盛大な御神楽のお祭りが有名だそうです。
この峠の降りたところが阿蘇の山裾となります。明日は宮崎に移動を…
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姉歯ショックが続く住宅産業…熊本市

2008年03月18日 21時27分34秒 | Weblog
昨年の住宅市場は、確認申請の停滞問題などがあり、着工数が落ち込みました。
何故、このような問題が起きたかと言うと根源は三年前の「構造計算偽造・姉歯事件」にあります。現在の状況下で建築物に事故が発生した場合、国土交通省の責任が問われます。そのため、国土交通省から確認申請時のチェック事項を厳重にしなさい言う命令が発端になっています。

来年から瑕疵担保責任と言う法律を金銭的に裏付けるための「供託金制度」(最初の1棟1800万円プラス1棟ごとに200万円加算)も、この姉歯事件が根源になっています。平成12年から施行された瑕疵担保責任と言う法律は、竣工するまでの期間内に構造体と雨漏り事故に起因する瑕疵(説明出来ないミス)があった場合、販売者、施工者の責任を義務化したものです。生活者保護のためには必要な法律だったのでしょう。

姉歯事件では、竣工どころか設計段階での構造計算書の偽造行為でした。
偽造した姉歯設計士も、施工した木村建設も、販売したヒューザーもその法的な責任は明らかです。ところがこの法的責任を負わせる前に、この設計士も、施工会社も、販売会社もとっとと破綻してしまいました。
結局、生活者保護のために税金の投入を余儀なくされました。つまり、生活者保護のための法律はあっても、無い袖は振れないのです。

来年10月竣工分から施行される「供託金制度」とは、お金の無い人は、住宅を販売したり、施工したりしてはいけないと言う事なのです。
来年10月竣工分からの施行となるため、実際には来年の春から建築する家がその対象となります。
工務店が年間10棟の家を竣工させると合計3600万円(資料によって加算額などが異なります)の供託金を積む事になり、瑕疵期間が終了する10年間、返却されません。そのお金を積めない工務店は瑕疵保険に加入する事になりますが、零細工務店はその保険に加入できない事態になる場合もあります。

役所が責任を負うと言う事は、その担当部署の役人の戒告、懲戒、降格人事などがあり、金銭的な損害賠償は、全て国民の血税が投入されるのです。
私達のような工務店がトラブルを起こし、損害賠償を行う場合、全て自分達の資産など総ざらい提供せざるを得なくなるでしょう。
工務店の家づくりは、全財産を担保して施工しているため、常に身体を張っております。

本来の家づくりは地域密着の工務店が家を竣工させてから始まりなのです。
これは地域に密着する工務店だからこそ可能な事なのであり我々は、この地域工務店をしっかりと護って行く手法を構築して参ります。

写真は今日、熊本市、火の国ハイツで行なった、工務店経営者セミナーでのスナップです。
明日はこの熊本から大分研修に行って来ます。
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幸福の方程式…福岡~熊本市

2008年03月17日 20時54分15秒 | Weblog
「金儲けは不幸のはじまり」と言うのが自分の持論でもあります。これは幾ら頑張っても金持ちになれない、どうせ貧乏暮らしである自らの開き直りなのかも知れません。
いつか、お金があれば、幸福でも何でも買えるのだと放言して話題になり、二年後に獄中の人になったベンチャー企業の経営者がありました。幸福をお金では絶対に買えません。

爪に火を灯すように倹約し、ケチと言われる事に究極の喜びを感じて大金持ちとなり、終いには、札束に埋もれるようにして死んで逝った身近な親戚がいます。それはそのような人生なのですから人からとやかく言われる筋合いでないと思いますが、その後の相続問題で親戚どおしが裁判沙汰になり、遺された人々に多くの不幸を置いていったのです。

考えてみれば、倹約をする事事態が人様に迷惑をかける事でありませんが、自分の死んだ後の事までは考えが回らなかったようです。
同じ親戚でも、決して金持ちでなかった彼が亡くなった時に、大勢の人々が彼の逝去を心から悼む姿を見た事があります。彼は、職場の後輩、仲間達に慕われ、尊敬され、家族や大勢の方々にも愛されて生涯を終えました。彼はお金でなく「人」と言う財産をつくり遺しました。

彼は、郵便事業が近代化される時のオンラインネットワークを構築する時の中堅幹部でした。彼が、亡くなって15年も過ぎた今でも、彼の遺影には定期的に焼香者が参ります。そして彼の作ったハードも語り草になっており、私は、彼の生き方、生き様にとても共感しております。

幸福の方程式とは、人づくりに徹する事ではないでしょうか。
社員や家族の幸せが自分の幸せで、工務店経営者は建主さんや協力業者さんの幸せが自らの幸福なのでしょう。自分ひとりだけでは絶対に幸福にはなれないのです。

自分が幸福になりたかったら、自分に関わる人々を幸福にするよう、懸命に努力を惜しまない事と思うのです。
それに気付くまで実に自分勝手で自分本位の我が儘をしてきたような気もします。

今日は福岡で工務店経営者さんを対象にしたセミナーで2時間半の講演を行なって来ました。参加者の幸せづくり思いを寄せれば、ついついヒートアップするようですが、さて工務店経営者に幸せの方程式を解くヒントになったかどうかです。

夜は福岡から熊本市に移動して来ました。
写真は先ほど撮ったホテルの隣の熊本駅舎です。南国の熊本も夜になったら少し、肌寒さ感ずるようになりました。
もっとも上着なしで外に出たら当然かもね…
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地域工務店は建替えの家づくりを…北斗市~函館~東京~福岡

2008年03月16日 20時52分37秒 | Weblog
日本の住宅の平均寿命は30年と言われており、その30年を超えた戸建住宅の家屋が毎年50万戸もあると言われます。人々の生活の営みがあるかぎり毎年50万戸の戸建住宅が建てられる計算となります。どんなに大量生産を行なっても50万戸の数が多くなりません。
ハウスメーカーがスケールメリットだと言って大量に仕入れ、資材メーカーが安価な価格で販売しても、そのスケールメリットで得た利益の殆どを宣伝広告に費やしてしまいます。

宣伝広告には膨大な費用が掛かりますがこの費用は、施工原価やメンテナンスコストに反映されないのです。この膨大な宣伝広告費を支払っているのは、建主さんそのものである現実に気付く必要があります。家を売る方は、見積書に広告宣伝費、営業マン費用などと記載しておりません。せっかく安く仕入れたスケールメリットを宣伝費に費やすのです。
それでも大手ハウスメーカーの方が建主さんにとって安心なのでしょうか。

家を作って売った場合、出来上がって終わりになりますが、建主さんは、家が出来上がってから生活の始まりとなります。つまり建主さんの立場になれる家づくりとは、出来上がってからが始まりなのだと言う理念に叩き込む事でしょう。
このような理念を遂行するには、量産メーカーより地域密着型の工務店でなければ為せ得ないのです。

地域密着型の工務店にはスケールメリットがありません。つまり、仕入れがかなり高くなっているのです。しかし、宣伝広告費を殆ど費やしておりません。また下請け孫請け制度のハウスメーカーと異なり、大工さんに直接仕事をして戴いております。全てが工務店経営者の視界の中で営業から施工、竣工後のメンテナンスが行われています。
この数を売らない地域密着の工務店に、ハウスメーカーよりはるかに優れた住宅性能と、建主さんを満足させるソフト情報を提供するのが、我々ファース本部の役割なのです。

今日は、明日からの九州セミナーのために福岡に入りました。前日入りの時間を活用して、施工勉強会を行ないました。写真は長崎県五島列島の上五島町のファース工務店、出口工務店の社長、出口芳近さんと奥様の出口のり子さんです。上五島のような小さな市場でも建替え需要は必ず存在しています。現在も出口工務店さんは、ファースの家を建築準備中で間もなく着工しますが、その技術研修で福岡まで来て戴きました。

建主さんには絶対に後悔させない家づくりを行うと、出口さん夫妻の強い決意を感じます。出口さんご夫妻の幸せは、建主さんや協力業者さんの幸せの延長にあるのだと確認しあいました。
福岡市街地の樹木の色づきは北海道とまったく異なりやはり南国ですね。
明日は福岡市内の三協立山アルミ福岡支店さんで講演を行い熊本に移動を…
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