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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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経営とは人の心を汲み上げる事…東京~大阪~丹波市

2007年03月02日 22時32分09秒 | Weblog
専門学校で学んだ学問を入社した会社の仕事に直ぐに活用できたと言う話は聞いた事もありません。
職業訓練所で習った技術が入った工事現場で直ぐに役立ったと言う話も聞いた事がありません。
職場や工事現場は、利益を生み出す現場です。
学問や技能を習得する事を目的とした学び舎とは緊張感や切迫感が絶対的に異なります。

多くの経営学者には会社経営など、まず出来ない事でしょう。
学問の経営と実践の経営の決定的な違いは、関わる人のパーソナリティーをいかにして調整できるかにかかっております。つまり経営とは人間をどのようにコーディネートするかなのだと思われます。営業、財務、商品、管理、市場分析なども、もとを正せば人間の本性を見抜くことです。

私は残念ながら中学しか行ってた事がないので、高等学校、大学校でどのような勉強をしているのかを知りません。しかし、大学を出た人々と一緒に仕事をする機会が多くあります。大卒でも色々な方がおりますが、理路整然とした理屈を言う人が多いようです。しかも高卒や私のような中卒の上司に対しては対応態度が異なる人もおります。

大学を卒業してまで私のような地下足袋を履くような仕事などには就き難いのでしょう。
工員のような作業服を着る仕事にも就きたがりません。しかし、理屈で通る仕事など在り得ないのです。高校、大学では研究室、ゼミなどで学問を学ぶと同時に、学友とのキャンバスなどを中心に人間関係の重要性を取得したいものです。

会社も工事現場も、そして様々な組織体の全てが人間で構成されております。勿論、その物理的な構成体を数値や理論で学ぶ事も必要でしょう。同時に人を知る事がそれ以上に重要だと思われます。
社会の中で我々が幸福になるために必要な、笑顔のつくり方、人の気持ちの汲み方、澄んだ心の持ち方などは、人間どおしが揉まれながら磨かれて行くのだと思います。

今日は兵庫県丹波市で建材販売の社屋を完成させた、JN株式会社なかみちさんを、お祝いのために訪れました。
写真は、人間国宝の方が彫刻されたという、能面が飾られた新社屋の応接室で社長の中道司康(なかみちやすお)さんと撮りました。中道社長さんも私と同じ中卒ですが、多くの社員さんやお客様の心を汲み上げる事がとても素晴らしく、大いに勉強されました。
明日の夕方には北海道に戻るつもり…
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