毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

潜在経費とは…北斗市本社

2006年02月28日 17時46分37秒 | Weblog
写真は左手前から研究開発室の岩山主任、推進本部の柳田課長、研究開発室の村上主事、右側手前から扇常務、智専務と私です。

今日は本社に札幌から扇常務と柳田課長が出向いて、全国大会での反省事項の検証と工務店経営支援の基本姿勢を打ち合わせしました。

会議の中で価格競争に打ち勝つため、受注までの効率営業手法、施工現場で無駄な経費を省くためのノウハウ提供の実践法に関する会議を行いました。

ここで議題にされたのが「潜在経費」の実態である。
潜在経費とは、受注までの余計な営業経費と施工現場での無駄な経費の焙り出しである。
工程に必要な人員を計画的に投入し、無駄な人件費の削減と無駄な建築資材の見直しでの原価管理でかなりの経費削減が可能となります。

今年はこうしたノウハウを持つ専門家との業務提携を行いながら、建主さんには家そのものに実態の伴った金額を提示するような事業を盛り込むための各論の会議を行いました。

当社も工務店経営が本業です。
辺りに注視すれば無駄な経費を多く使用している事を痛感します。
家計でも無駄を意識すれば、相当な費用削減になるものです。

例えば60Wのダウンライトの電灯を24時間30日間使用すれば、この電灯一個の電気料金が月約900円もかかります。
電灯はまめに消しましょう。
節約は地球温暖化にも貢献しますよ…

さて、明日から九州へ出張です。
ファースの家

蓄熱中のファース工事現場・・・北斗市

2006年02月27日 18時52分24秒 | Weblog
写真は完成の間近い北斗市内のフォースの家の工事現場です。
左から当社の大工さん山田君、佐々木棟梁、杉林チーフ棟梁、中田大工さん、ハウジング事業部長の小泉常務と私です。

今日は猛吹雪で、真冬日でしたが、ファースの家は日射熱を蓄熱しているため、全く暖房をしていないのに、大工さんが作業を行えば汗ばんでくるくらいです。

横に置いてあるのが天井裏に取り付ける空調キッドの専用パイプで、断熱と防音を兼ねたパイプです。
この建物は一週間後には建主さまが入居いたします。
まだ寒い時期の引越しとなるため、明日あたりから構造体に熱を蓄える事にします。
現在、10℃程度の構造体温度を20℃まで上昇させるには数日間くらいの日にちを要します。

構造体の温度そのものを上げるには、空気の900倍も熱が必要となるからです。

写真をクッリクすれば拡大しますが、左のインデックスから入りますと更に拡大写真となります。
ファースの家

雨漏りと瑕疵担保責任…北斗市~函館

2006年02月27日 18時40分53秒 | Weblog
写真は函館駅前の軽食漫画喫茶(オーパ)の野村マスターとです。

今日の月曜日は昨日の大雨が下から吹き上げる吹雪に変りました。
いつも見える函館山も吹雪の中に隠れて姿を現しません。

昨日の強い風の伴った大雨で雨漏りのクレームが多く発生した事と思われます。

平成12年4月以降に竣工した住宅で「竣工までの間に雨漏り対応に瑕疵があった場合、施工者(販売者)は10年間に渡り、その瑕疵に対して責任を負う事を義務化する」と言う法律が制定されております。

つまり、「施工の不具合による雨漏り事故」は施工者の責任だと言う事が法律で定められました。
但し、安価な防水シートを使用したための劣化現象、風雨による損傷など、竣工後の要因による雨漏り事故は、瑕疵担保責任の対象になりません。

私達も雨漏りトラブルには本当に頭を痛めた時期がありました。
しかし、面方式の防水法を用いてから一切の雨漏り事故が起きなくなりました。
ファース加盟工務店にもこの面方式の雨漏り対策法を伝授してあります。
雨漏りトラブルは、建主さんに大きな精神的苦痛を与えます。
また我々、施工業者も大変な負担を強いられる事にもなり、双方のストレスを増大させる事になります。

雨漏りトラブルは、瑕疵担保責任が法律で制定されているものの、その要因が竣工前か竣工後かで、また次元の異なるトラブルとなる場合があります。
我々、施工者は、竣工前、後に関わらず、雨漏りトラブルには期限を限らず責任を真っ当する姿勢が必要です。
絶対に雨漏り事故を起こさないと言う施工法を実践しましょう。

今日は全国大会後の通常勤務で、多くの問い合わせが相次いでおります。
朝礼のあとの喧騒のひとときを終えて…

昨日の夕方に函館駅前のマスターの店を訪れ夕食をとってきました。
私はここのホットサンドが何よりも大好きで、更にマスターとママさんの人柄にもいつも癒される思いです。

さて、今日はこの吹雪の中を工事現場の視察指導と出掛けてきます。
大量の質問メールも返答しなければ…吹雪はさらに強まりそう…
ファースの家

北斗市とは…選挙事務所

2006年02月26日 18時35分48秒 | Weblog
写真は遊説隊が出掛けた後のえびさわ選対事務所で、左手前から幹事長の新関さん、顧問の鎌田さんと私、右手前から選対本部長の山崎さん、副本部長の児玉さんです。

全国大会に参加した方々はお気づきになったと思われますが、北斗市からの祝電が「北斗市市長代行高谷寿峰」となっておりました。
旧上磯町と旧大野町が合併し、1月31日で両町の名称が消滅し、新生「北斗市」が誕生しました。新しい市長が決まるまでの間、旧上磯町の高谷助役さんが市長代行を勤めているからです。

旧上磯町は東洋一の規模を誇る太平洋セメント工場があり、海老澤前町長の熱心な企業誘致活動で函館市に隣接する七重浜の「テクノポリス団地」には多くの企業が参集しております。また、南を津軽海峡に面しその漁業資源の有効活用、林業、農業の一次産業の活性化と、海老澤前町長の30年に及ぶ手堅い効率の良い町政運営で、財政危機が深刻化する自治体の中では群を抜いた豊かな財務内容の町です。

一方、合併した大野町も北海道での稲作発祥の地として有名で「きらら」と言うブランドの大野米は、美味しい米の代名詞として使われるようになりました。
また吉田前町長も誠実な行政運営が評価されておりました。

この両町が合併して新生「北斗市」が誕生し、今日、その初代の市長を選ぶ選挙戦の火蓋を切りました。
市長選挙には旧上磯町長の海老澤さん、旧大野町長の吉田さん、そして旧上磯町の元町議の山本さんの3人が立候補致しました。

海老澤さんは町長就任間もない頃、私達夫婦の結婚に奔走してくれた媒酌人であり、また当社専務である息子夫婦の媒酌人と言う恩人でもあります。
また、吉田さんも自宅が近い事から旧知の方であり、山本さんにいたっては同級生と言う幼馴染の友人でもあります。
それぞれが立派な公約を掲げての選挙戦となり、どちらも予断を許さない状況にあります。

この北斗市にファース本部の本社がありますが、FAS検査員の講習と講習試験は必ずこの北斗市の本社で行います。
北海道から九州までの新規加盟工務店さんも、必ず、一回はこの北斗市を訪れる事になります。

今日、この北斗市は大雨に見舞われております。
この冷たい大雨の中で選挙遊説を行っている方々に敬意を表します。
ファースの家

低気密・高断熱の誤魔化しトーク・・・東京

2006年02月25日 18時30分16秒 | Weblog
写真は羽田空港の特別ラウンジで気密構造の構想中・・・

今日は低気密、高断熱の誤魔化しトークについて記述します。
日本の家屋は開放の文化が根付いてきました。これは機会をみて記述しますが「茅葺屋根」の性能によって、開放していても夏の涼しさと、冬の暖かさを保つ事出来たからです。
また密閉する事で構造体を腐食させる確立が高くなり、木材などを常に空気に触れさす事で家の健康と住む人の健康を保持して来たからです。
したがって「低気密、高断熱」のトークは、あたかも夏涼しくて、冬暖かさそうなイメージを一般消費者に与えてしまいます。

これはとんでも間違いで、前に記述したように気密性能こそが暖かさを保持します。ところがこの気密性能を高める技術が至難の技が必要なのです。
特に大量に家を売っている住宅会社では、手間のかかる気密性能の高い住宅などに手が回らないのが現状なのすが、そのような技術が伴っていないとも言えるでしょう。
つまり、低気密の家しか造れないためにこのようなセールストークが生まれ、住む人のためにならない無責任極まりない営業手法には大きな憤りを感じます。

とかく住宅業界はオーバートークが氾濫しております。
真贋を確かめるのは、既に住んでいる人からその体験感想を聞く事です。
1名、2名ではなく出来るだけ多くのOB客さんの話を聞くべきです。
1名、2名なら前の晩にご馳走するだけで何とでも言わせる事が出来ますよ…

さて明日、明後日は第7回全国大会in宇都宮です。
全社員が参加するため、北海道北斗市本社、札幌事務所、東京事務所から宇都宮に大移動です。
基調講演を行うので体調も整えなければ…
今日は早めにブログを更新して明日の準備です。
ファースの家


東電ラフォンテ…宇都宮~東京~函館~北斗市

2006年02月24日 17時55分57秒 | Weblog
写真はホテルでの朝食会の後、直ぐ近くにある東京電力栃木支店のショールーム、ラフォンテを訪れ、クッキングヒーターの説明方法に感心する当社の副社長一行です。

オール電化住宅を専門に扱う自分達ですからクッキングヒーターの説明は慣れていると思い込んでおりました。
しかし、東京電力栃木支店ラフォンテの川中子(かわなご)さんの説明方法に目から鱗です。

川中子さんは、常に使い手側の目線と気持ちになって説明するのだと、実際に様々なレクチャー方法を教えて下さいました。
思い込みは民主党の偽メールみたいになりますね。
やっぱり専門家の意見を謙虚に聞くべきです。
このラフォンテ見学に参加された方は多くの発見をしたようです。
川中子さん、有難う!!!

この東電ショールームのもっとも目立つ所にファースの総合パンフと栃木ファースの会の冊子が置かれており、東京電力栃木支店さんの取り組み姿勢に本当に感謝感激です。
ファースの家は20年前、日本で最初に完全なノンガス、ノンオイルのオール電化専用の住宅システムを立ち上げました。しかし、公共性の高い電力会社が特定の住宅システムの資料を店頭に並べる事にかなりの抵抗があるみたいです。

栃木ファースの会の皆さん方が一生懸命に東電さんのイベントに協力され、東電栃木支店さんに可愛がられている証なのでしょう。
いつの場合も慕われて、可愛がられる環境づくりが不可欠ですね。

どんよりとした宇都宮から大雨の東京に移動し、最終便で雨上がりの函館空港、そして北斗市の本社に戻りました。
帰りも十数名ものスタッフの大移動…
これから大会参加者からの感想メールに返信します。

全国大会に祝電をくれた北斗市の総務部の皆さん、北海道電力本社さん、東北電力秋田支店さん、東京電力本社さん、中国電力本社さんに心よりお礼を申し上げます。

ファースの家

大会式典・・・宇都宮

2006年02月23日 18時10分02秒 | Weblog
写真は全国大会、式典挨拶・・・緊張しています。

第7回大会の式典においては、限りなくゼロエネルギーハウスに近い「超高性能住宅 Q1 仕様」の標準化を発表致しました。
家全体から逃げるの熱量を述床面積で割った数値を「Q値(熱損失係数)」と言っています。
「Q1」<キューワン>とは、この値が1.0w/㎡K(Kは内外温度差、㎡は床面積)と言う事ですが、内外の温度差1℃の時に家から逃げる熱量が1wと言う事です。
例えば外気温が0℃の時、33坪(100㎡)の住宅で、家全体の内部気温を20℃にキープするために必要な熱量は1.0×100×(20-0)=2,000wとなります。
これから家屋内で発生する生活発生熱(4人家族の場合の人体熱、電化製品など)400wと、窓から入り込んだ日射熱量(南面の窓を大きくして、入れた熱を逃がさない専用特注ガラスを使用し、更に空気循環で家全体に蓄熱する)1,000wの合計で1,400wとなります。

したがって外気温0℃の時に家の全体を20℃で暖房負荷する熱量は600w(100w電球6個分)と極めてゼロエネルギーに近い住宅となります。
これに小型の太陽光発電パネルなどを設置致しますと完全なゼロエネルギーハウスとなりますが、当社では太陽光発電パネルにこだわらず、この「Q1」を標準仕様として供給する事に致します。
住宅業界では、この「Q1…通称キューワン」仕様をつくるために様々な工夫を凝らしているが、壁の厚さが200ミリ~300ミリになるなど実際には実現の難しい状況にある。
「ファースの家」は現在の仕様でも既に1.4w/㎡Kであり、窓に内窓を付け加える事と専用断熱材を10ミリ厚くする事により、建築基準法で規定されている換気回数0.5回/hを行って1.00w/㎡Kをクリアーします。

現在のファースの家(専用冷暖房装備、クッキング装備、給湯装備、照明機器などのファース仕様のフルバージョン・坪当り道内平均約60万円を、坪当たり約20,000円程度の価格アップで供給できる事から全国一律の仕様する事にする事に致しました。
本州では太陽光発電を行わなくとも完全にゼロエネルギーとなる地域が出てきます。
尚、ファースの家は冷房負荷を軽減するため、窓ガラスに夏場の日射熱を遮蔽する機能と、冬場の日射熱を取り込む機能を持たせ、次世代省エネ認定、窓から入った太陽日射熱だけでソーラー住宅認定、90年間大規模改修のいらない次世代高耐久認定などを交付されております。特に冷房負荷を大幅に軽減した温暖地仕様が注目されております。
環境問題が深刻化する中、この「Q1」仕様でCO2削減に大きく貢献を果す事になると思われます。

大勢の前でかなり緊張しました。
私も人の子・・・
ファースの家

大会懇親会場・・・宇都宮

2006年02月23日 18時06分36秒 | Weblog
写真は全国大会の懇親会場で次回の大会開催地である山形県、アイホームの大瀧さんと…

全国大会式典には256名が参加して意義ある内容となりました。
北はオホーツクの斜里、網走、南は九州鹿児島、宮崎から参加をして戴きました。
ファースの家は単に高気密、高断熱だけが特徴でありません。
北海道の住宅システムをそのまま本州に持って行っても通用しません。
充分な暑さ対策が不可欠だからです。

ファースの家は、家全体の湿気対策や木材の含水量対策などの「水分管理」が成されておる国内唯一の冷暖房対応型住宅システムです。
従来住宅と対比して、冷暖房エネルギーを70%くらい省エネとなり、地球温暖化防止に大きく貢献いたします。

全国大会式典の後の懇親会には235名が参加して戴きました。
皆さんの勇気と感動を得る事が出来ました。
この懇親会の席上で次回、第8回全国大会の開催地を山形県にする事が決定致しました。

懇親会場で多くの方々と懇談致しました。
皆さんの心意気に感謝!感謝!感謝です!!!
ファースの家

蓄熱と蓄冷・・・宇都宮

2006年02月23日 18時03分46秒 | Weblog
写真は分科会発表を行う森本建設さんの森本社長さんです。

森本建設さんは毎年の全国大会に協力業者さんを伴って参加しております。

今日は昨日の全国大会式典で出たユーザーさんからの提案で「冷房の冷気を蓄冷したら」と言う問いに応えたいと思います。

提案をして戴いたユーザーさんの家の床下には、当時のファース標準仕様である表面積の多い砕石蓄熱材を床下に約10トンも敷設しております。
砕石は主に窓から入った日射熱を溜めて暖房貢献するため蓄熱材ですが、冷熱の蓄冷にあまり向いておりませんでした。
そのため3年前から「タイトプレート」の商品名で潜熱蓄熱材と言う蓄冷にも効果的な蓄熱材を開発し現在は、その蓄熱、蓄冷材を使用しております。

空気を1立方メートル冷やした暖めたりするために必要な熱量は僅か0.3kcalで済みますが、家の床材、壁材、構造体などを1立方メートルの同じ熱量は空気の900倍にも及びます。
更に「タイトプレート」はその構造体などの3倍も熱を溜める特性を持っています。
そのため、ファースの家では天井裏に取り付けられた、専用冷房機を深夜電力で強めに稼動させる事により、電気料金の高い昼間に稼働率を抑える事が出来ます。
つまり、蓄冷も出来る仕様となっております。

ファースの家は常に進化し続けておりますが、いつも、今、在り得る技術の最先端を供給続けてまいります。
早い時代に建築したファースのユーザーさん…ごめんなさい!!!
しかし、砕石蓄熱材でも深夜電力でファース専用冷房機を更に強めに稼動させれば、昼間の稼働率が極端に少なくなります。
賢い使い方を行えば大丈夫ですよ…
ファースの家

気密手法・・・大会前夜講演会・・・北斗市~函館~東京~宇都宮

2006年02月22日 18時13分00秒 | Weblog
今日は北海道から東京、宇都宮のファース全国大会会場で社員全員と大移動でした。
写真は第7回ファース全国大会in栃木・前日記念講演会のひとこまです。
左から地元栃木ファースの会会長の徳澄さん、東京電力栃木支店電化グループリーダーの塚原さん、私と基調講演をお願いした東芝空調システムズの山本さんです。
明日の全国大会、本番の前日イベントで170名の方々が参加され「環境と電化住宅」のテーマで勉強をして戴きました。

昨日は低気密トークの誤魔化しについて記述しましたが、今日は気密手法について述べます。
気密性能は冬場の暖かさを保つために、不可欠な性能です。国が指導する気密手法の基本はポリフィルムを壁の内側(内装材の中)に張り付けなさいと言う事になっています。
そのポリフィルムを内装下地に張り付けるには、梁や火打ち(平面筋交い)などの突起物が邪魔をして、隙間を出さないように施工するのは不可能に近いのです。

このような突起物を取り付ける前に気密ポリフィルムを張り付ける手法も開発されておりますが、ポリフィルムの上から内装下地材を釘やビスで打ち付けます。
ポリフィルムも期間を経ると硬化しはじめて自然に性能劣化がはじまります。
この事は既に公的な研究機関の研究論文に記載されていますが、3年程度で竣工時の気密性能が半分以下になる事が解っています。
このような気密性能が劣化する事を承知で国の気密性能の基本にしているのは何故なのかが全く理解ができません。

勿論、必ずポリフィルムだけで気密性能を出しなさいと言うのではなく、合板や断熱プレート、断熱パネルなどの継ぎ目に気密性能テープを張り付ける方法も開発されています。  
こうした特殊な工法は公的な指導機関の認定や評定を受けて供給されていますが、当社のファースの家も特殊な気密工法なので国土交通大臣の認定を交付されて供給しております。

明日の大会式典に参加する方々や地元のユーザーさんも含め、約250名の方々が参加しまします。明日はいよいよ式典本番ですが一年間の集大成を発表します。

この時間、このホテルのイベント会場ではいまだに社員全員が協力して大会準備を繰り返し行っています。
社業においてはよちよち歩きだった社員達も既にすべてを任せられるようになりました。
苦痛でも任せれば成長するものです。
子供も社員も一緒ですよ…


継続は力なり・・・北斗市本社

2006年02月21日 11時16分04秒 | Weblog
写真は4年連続の着工数トップのホームズの牧井社長さんです。
本当に毎年、毎年、確実に着工数を安定させています。
ユーザーさんのフォローを受注につなげています。
まさに継続は力なり・・・

ファース本部は毎週土曜日にファースニュースを、加盟工務店さん、販売代理店さん、立山アルミさん、関係する電力会社さんなどに配信しております。
1週間の出来事や情報などの記事を、推進担当者、研究開発室、ハウジング事業部から札幌事務所のファースニュース担当が取りまとめてます。
今週は全国大会特集となるため昨日中に記事構成を取りまとめて本社が編集する事になります。総務の浅田主任が取りまとめ、普段は技術研究を行っている研究開発室の岩山主任が慣れない編集作業に大奮闘です。

継続は力なり…
このファースニュースも最初は1週間に一度の配信がとても辛いものがありました。
建築と研究開発を業務とした会社では、ニュース記事の取りまとめや校正、編集作業など普段の仕事と全く異なる内容だからです。
ついついイベントがあったからとか、記事が集まらなかったとかの理由をつけて配信を行わなかった事もありました。
しかし、6年前から毎週土曜日にどんな事があっても配信するのだと言う意識が社員に浸透し始めてから、一度も欠かす事無く配信をし続けて参りました。
どんなに辛く厳しくても、使命感と信念を持っての継続実行は、行うものに自然と力を与えてくれるものです。
自然の力は自分自身が気づいていない時もあります。
しかし、それこそが「地力」の具現化と言えるのだと思います。
誰しもが多くの潜在した力を持っているからです。

現在は週一回のファースニュースと月一回のFAS通信の配信が苦痛を感じる事なく行えるようになったと言います。
社員の地力が確実に具現化できるようになったと言う事なのでしょう。

先日の全国大会では、このブログで一日ひと知識が得られるので必ず続けてくれるようにとの要請を多く受けました。

継続は力なり…
誰のためでもなく、自分自身のための継続…自分のための努力です…

今日の土曜日は穏やかな北斗市です。
本社の自分のデスクから、夕日によって銀色に反射した函館山が優しく見つめてくれています。

今日もこれから全国大会の参加者からの問い合わせの返信作業です。
誰のためでもなく自分のために…
ファースの家

今時の家相って・・・北斗市・函館市

2006年02月20日 20時42分00秒 | Weblog
写真は本社総務部で第7回ファース全国大会の準備に大忙しの社内風景で、手前が大会参加者名簿の整理を行う浅田主任です。
22日・23日の両日、栃木県宇都宮市で開催する全国大会まであと僅か…

さて、今日は全国大会に応募された設計コンペ入賞作品を吟味しておりました。
入賞は加盟工務店、代理店、立山アルミさんなどの関係者の投票で決まりますが、票数が同数の場合「家相」への吟味度を加点するつもりでした。
しかし、結局はすべて投票数で決定しました。

今日はこの「家相」について記述します。
昔の日本の家屋には、間取りにも様々な工夫がなされておりましたが廊下などを設けずに東西南北に充分に通気がなされるようになっておりました。
田の字型間取りとも言いますが、部屋が障子や襖で仕切られており、開けると大広間になったり、閉めて個室にしたり、その時々のライフスタイルによって使い分けていたのです。10年一昔(現在は3年一昔)と言われてきましたが10年経つと住む人の家族構成や生活の仕方が大きく変わる場合があります。こうした場合、襖などの仕切りを付けたり外したりで自由に間取り調整を行なってきました。
日本独特の家相もこの国の気候風土の影響で自然に出来上がったものと思われます。

家相とは家の中心から北東の部分を「鬼門」と呼びます。この部分に玄関などの出入り口などを置くと乾燥した冷たい風が家屋内に入る言う事から風邪などを引き易くなり、悪い事を運び込むとの事から「鬼の門」と言われるようになったのだと思われます。
「鬼門」の反対側の南東部分を「裏鬼門」と言います。この南東は湿った熱気がこもる部分と言われ、この部分に台所やトイレなどの水周りを置いてはいけないと言われております。今みたいに水道などが完備されていない時代でした。
確かにこの位置での水周りは湿気の伴ったものが腐蝕し易くなるからでしょう。

一番良い場所が南東の位置でここを「辰巳」と言って、常に穏やかな日差しや空気が入り込み、一緒に「福」が家屋内に入って来ると言われております。この部分には玄関や居間などが適当と言われています。
このように家相は、高温多湿、低温乾燥の日本の気候風土に伴い根拠があって構築されたものと思われます。
現在の住宅事情を考えれば、このような家相の考えがそのまま適用するとは思えませんが、迷信と断じてしまい、完全に無視するのではなく、ある程度参考すべき所がたくさんあると思われます。

直接的な関係は全く無いにも関わらず、何か、自分や家族に病気や怪我などの善くない事が起きた時に、ストレスになる場合があります。

今日は仲良しにしているマスター夫妻が函館駅の近くで経営する軽食喫茶オーパを久々に訪れて夕食をご馳走になってきました。
いつも政治経済などの情報交換や世間話に時間を忘れますが、今日はここで低迷する株価の動向についての意見交換でした。
マスターの株価を見抜く眼力の鋭さが…

当方は株価より膝カブが痛みます…年齢のせいなのでしょう。
フレックスパワー3000を3錠服用…
ファースの家



暑さ対策は断熱性能で…札幌~北斗市

2006年02月19日 21時19分10秒 | Weblog
写真は札幌経済センターにおいて一般消費者対象の山本達雄先生と一緒に「住まいづくり勉強会」で講演を行いました。
左から取材に訪れた住宅情報雑誌社リプラン編集局次長、津田さん、講演会を主催した札幌ファース会会長、桧山さん、講師で東芝キャリア空調システムズの山本さんと私です。

昨日、暖かさは気密性能で確保するのが一番であると申し上げました。然るに、夏の暑さ対策は断熱性能で確保する事が家づくり欠かせない事が原則となるでしょう。
夏場に直達日射熱を受けた屋根材は100度近くにもなり、小屋裏温度は80度にも上昇します。この熱を遮るのは断熱するしかありません。温暖地の断熱材の厚さは北海道なみか、或いはそれ以上の断熱性能が求められます。
但し、北海道の建物をそのまま湿度の高い本州に持って来ても通用しないのです。
当然、しっかりとした夏場対策が行われている事が前提です。

昨今、地球温暖化によって夏場の気温が異常なほどに高くなり、冷房に使用するするエネルギーも毎年、しだいに増加する傾向にあります。
温暖地ほど断熱性能を高め、直達日射熱や異常気温を遮る必要性があります。ところが日本の断熱基準は南下するほど薄くなります。日本列島は南北に細長い形の国ですが、赤道に近づくほど太陽高度が真上に近くなり、屋根がまともに日射熱を受ける事になります。
特に温暖地における屋根や天井の断熱材の厚さは、せいぜい50ミリ程度で80度にもなる小屋裏の気温を、天井面からの輻射熱で家屋内部の構造部材や内装部材、家具などに膨大な熱を蓄熱してしまいます。

こうした家の構成部材を冷やしたり、暖めたりするためには、空気を冷やしたり、暖めたりするための900倍ものエネルギーが必要になります。(空気の比熱<1立方メートルの物体を1度上げたり下げたりするために必要な熱量>約0.3kcal、構造体や家具などの比熱約270kcalと丁度900倍になります)
断熱材の厚さは基準を示しているものなので、生活者の方々が賢明な断熱素材と厚さを選択して施工に生かすべきと思われます。

講演を終えて早々に特急スーパー北斗に飛び乗り、北斗市(函館の隣)の本社に戻りました。冬は飛行機の運行がまったくあてにならず、3時間半の列車移動は相当な負担です。
しかし、単行本を往復でちょうど一冊、読破できる時間です。
今回は直木賞作品、東野圭吾の「分身」を…さすが直木賞…
さて、今夜も少し遅くなりましたが悩みの相談メールが来ています。
悩める人々の事を思うと多少、疲れていても…
ファースの家



暖かさは気密性能で…北斗市~札幌

2006年02月18日 21時23分18秒 | Weblog
写真は本社の自分のデスクから見えるビニールハウスでは今日も吹雪の中で内部温度を15℃程度に維持している。

暖かい家にはも確たる気密性能が必要です。
暖かさを保とうとするには、断熱材を厚くするより、隙間を無くする方がはるかに効果的なのです。
これも私自身が多くの失敗から学ん事ですが、暖かい家は断熱材をたくさん充填すれば良いと言う観念があったからです。しかし、どんなにたくさん断熱材を充填しても隙間があればその隙間から、どんどんせっかく暖めた空気が外部に逃げて行き、逃げた空気の分量だけ冷たい空気が入ってきます。
冷たい空気は人のいる床付近に停滞するため寒さを助長し、更に暖房の熱をたくさん供給する事になります。

暖房で家屋内の気温が上がれば空気が膨張し、生活で湿度が上昇して室圧が一緒に高まるため、更に隙間から熱気が逃げて行く悪条件が重なります。
このため、暖房を行って熱気を身体に当てる対流式暖房方式で身体に様々なストレスを与える事になり、当然、省エネにも逆行します。

暖かい家をつくるには隙間を完全に塞いだ気密性能が求められます。ここの窓から見える北海道の寒冷地で畑の真中にあるビニールハウスにしても全く断熱性能はありません。
0.5ミリ程度のビニール一枚で、まさに気密性能そのもので温度を確保しているのです。
しかし、ビニールハウスで夏場を過ごす事は出来ません。
つまり、家は断熱と気密のバランスが不可欠なのです。

夕方の特急スーパー北斗で3時間半、函館から札幌に移動し、娘夫婦の家にお邪魔して成長の著しい孫の顔を見てきました。
孫の笑顔に癒されて…歳だね…
ホテルへの帰り道、東洋一の歓楽街、ススキのど真ん中を通ってホテルに入りました。
ネオン煌めく夜の街を横目に、今夜もこれからせっせと原稿執筆を…
ファースの家



家づくりに終わりは無い…函館市

2006年02月17日 23時01分33秒 | Weblog
写真は猛吹雪に包まれたゲストハウスを訪れた群馬県の建築家、寄尾さん(左奥)長野県の工務店社長、中野さん(左手前)と福島県の工務店社長、緑川さん(右奥)と私です。

今日は終日、氷点下で函館空港は猛吹雪でしたが15分程度の遅れで飛行機が到着してくれました。大沼のゲストハウスまでが吹雪で大変でした。
このお客さまと一緒に、建築家が工務店と一緒に行う家づくりのあるべき姿を熱く語り合いました。

家は竣工してからが本当の家づくりが始まります。
「家を売る会社」つまりハウスメーカーは日本にしか存在しない事をどれだけの人が知っているでしょうか。
家づくりには多くの「人」「物」「金」が動き大変な経済効果をもたらすため、国の政策として、住宅の大量生産、大量消費を促し、世界に類を見ないハウスメーカーをつくらせました。我々の住宅産業は日本経済が世界で第2の経済大国に高度成長するのに大きく貢献しました。
しかし、一方では「住宅紛争」「粗大ゴミ処理」「CO2排出」など、多くの問題を生じさせて来ました。今や既にその時代を終りにしなければならないと思われます。

家は決して売るものでなく、一棟一棟を丁寧に丁寧につくりあげ「竣工してお金を戴いて、建主さんに住んで戴いた時点から建主さんと一緒に本当の家づくりが始まる」この基本姿勢が家づくりに最も大切だと思われるのです。

したがって家づくりの着工数は地域に密着した工務店において、その工務店の身の丈にあった年間着工数を限定する事が肝心です。
更に建主さんが住んでから、幸福感を実感できるような基本的な家の性能を確実に実践出来る知識と技術が不可欠なのです。

現場に携わる人々がコラボレーション(協働作業)を行なって、この技術と技能の限りを結集して家を竣工させ、更には建主さんと施工者双方の幸せに繋がる生涯メンテナンスを実践してこそ、生涯一工務店主義を遂行出来るのです。

家にちゃんとした性能が伴っていればですが、その工務店の竣工させた家において竣工後、適切なメンテナンス行動を行なう事は、何十万枚の広告チラシをばら撒くよりはるかに宣伝効果があり大金を支払って家を建て、住んでくれている建主さんがその施工工務店の営業マン的役割をはたしてくれるのです。
工務店経営の家づくりは、量ではなく、質なのです。
この質(クオリティー)とは、つくる家の性能がしっかりと伴う事で、工務店経営の健全さの質も意味する事になります。

ゲストハウスで語り合うと時間の過ぎるのを忘れます。
外の気温は更に下がってマイナス10℃くらいになりました。
お客さまは天然の露天温泉に浸かって氷点下の夜を楽しんでいる頃かな…
私は会社へ戻って今夜もこれから問い合わせメールに返信を行います。
明日は札幌に移動ですが、明日も寒さが去りそうにありません。
北海道の寒さで身体が鍛えられるんです…
ファースの家