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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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経営とは人に任せられる事…東京~函館~北斗市

2007年03月16日 19時26分17秒 | Weblog
破綻しないサオ竹屋の話を以前、このブログで書きました。
サオ竹屋が何故、潰れないかと言うと、最初から経営など、していないのだから経営破綻も在り得ないのです。
然るに経営とは何かを問うて見なければなりません。

昨日と今日は、東京での特別研修で、工務店経営の弱点をカバーし合う内容の勉強会を行って来ました。
工務店は、社員が少なくとも30社もの協力業者を組織的に活動させる事で経営が成り立っています。
絶対にサオ竹屋のような訳には行かないのです。
工務店が破綻した場合、多くの方々に迷惑をかける事になります。経営をしていないサオ竹屋とはその関わっている関係者の数が根本的に異なります。

今日は東京から戻り、夕方から隣の上磯中学校での学校評議会に出席してきました。
この上磯中学校の校長先生の殆どが、道南地域の学校校長会の会長に就き、渉外活動が多くなるため、必然的に教頭先生が校長の役割りを果たす事になります。したがって教頭先生も自然と校長の行う仕事を覚える事になり、校長としての器を造って行くのでしょう。ここで肝心なのが、校長が教頭に何処まで学校経営を任せられかです。

企業経営も、学校経営も、問題が発生した時、その責任の全てをトップの社長や校長が背負う事になります。
だからと言って全て自分で行おうとすればサオ竹屋と同じになる…
自分ひとりで行える事は極めて限定され、組織的な活動は出来ず、経営になりません。
任せられる人をつくれないため、組織を委ねる人材を育てていないと言う事にもなります。

経営とはいかにして人を育て、育てた人に支えられるかなのでしょう。人を育てると言う事は、責任の取り方を身体で覚えて貰い器をつくる事も重要な要素です。育てた人材にいずれは支えられるのです。

写真は昨日の上磯中学校の第60回卒業式で、全卒業生が全校生徒と先生、父母、来賓の方々に向かって行った感謝の合唱風景だそうです。私は東京研修で参加できませんでしたが、参加者の全員に大きな感動を与えたイベントだっと言います。教育現場でのこのような式典イベントは、型どおりの硬い内容になりがちなのです。内容を変えても上手く行くとは限らず、責任を取ると言う管理職が少ないのでしょう。

よい経営とは、企業にも学校にも、企画を立て運営を行える人材と、そのトップに責任をとれる度胸と度量が必要です。
上磯中学校に経営を学ぼう…
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