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DENSOの燃料ポンプリコール、私の記憶ではタカタ、エアバッグに次ぐ2番目の高額リコール対策費に成りました。
最初の市場不具合発生は2013年とあるので驚く事に10年越し、複数の自動車メーカーが絡み、日本の製造業の品質管理技術に汚点を残しました。
燃料ポンプはエンジンが異なる場合も多くは共通化(標準化)するので対象が広がります。
初期消火に失敗、その後も後手後手の対応をしたいと思われます。
市場で不具合が発生しリコールを届ける場合、対象を出来るだけ少なくしたいと言う経済的な圧力が強く働き不具合品が発生した工程条件を探し、その条件で生産した製品を特定、対象車種を決めたと推測しますがここに問題が有ったはずです。
最初のリコール後も真の不具合要因を特定出来ずにいたので不具合品の生産を続けた事に成ります。
この不具合要因はインペラーが燃料で膨潤し外側に触れて回転出来ないと言う物でした。
整形金型の温度が低く樹脂の結晶化が進まなかったと有りますが(本当に金型温度だけが要因なら)これだけ多く不具合を生産した要因は生産した工程条件の公差と正常品が生産される条件に差異が有ったかも知れません。
すべてのリアクション:1緑川邦雄
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