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登山 写真撮影等多趣味ですが最近は卓球で登山のためのトレーニングして 山岳写真撮影に励んでいます。

世界の少数民族ー4 カラハリ砂漠の住民サン族の巻

2011-09-16 | 民族学、考古学!?
フリー百科事典『ウィキペディアから
ボツワナ(約5万5000人)
ナミビア(約2万7000人)
南アフリカ共和国(約1万人)
と3ヶ国にまたがり暮らしている。
居住地域 南部アフリカ
言語 コイサン語族
宗教 多神教

サン人は、南部アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民族である。砂漠に住む狩猟採集民族は大変少なく現在ではこのサン人ぐらいしかいない。

かつて3000~2000年前くらいまでは、南部アフリカから東アフリカにかけて広く分布していた。しかし、バントゥー系の人々や白人の進出により激減し、現在はカラハリ砂漠に残っているだけである。

概要 人口は約10万人。言語はコイサン語族。吸着音あるいはクリック音(舌打ちをするようにして発音される音)とよばれる類型に分類される非常に多様な音を普通の子音として使用する言語である。コイ人とは身体特性、言語、文化など著しく類似している。基本的に狩猟採集で生計をたてているのがサン人、牧畜で生計を立てているのがコイ人と区別する。

かつてオランダ人により Bosjesman(藪の民)と名づけられ、英訳されブッシュマン(Bushman)となったが、侮蔑を含む呼び方であるとされる。しかし研究者やサン人自身の中には、「カラハリの叢林に住む自由人」という意味を込めてブッシュマンと呼ぶ人もいる。

サン (San) またはサーン (Sann, Sān) は、コイコイ人やナマ人(英語)による呼び名である。これらは通性複数だが、男性複数のサンクア(サンカ) (Sanqua)・ソアクア (Soaqua)・ソンクア (Sonqua) でも呼ばれる。これらは英語やオランダ語では17世紀ごろまで使われていた古い呼び名で、18世紀にブッシュマンに取って代わられた。しかし1970年代から政治的正しさによりブッシュマン(この呼び名には性別問題もある)が忌避されると、再び「サン」が使われ始めた。 ツワナ語起源のマサルワ (Masarwa) またはバサルワ[1](Basarwa) でも呼ばれ、サン同様、1970年代からブッシュマンに代わりバサルワが使われ始めた。

北部の住民はクン (!Kung) とも呼ばれる。

身体的特徴 平均身長は男子で約155cmと低身長であるものの身長150cm以下のピグミーではない。毛髪は極端に縮れた毛で、内部に多量の脂肪組織の蓄積のために後方に突出している臀部を持っている。皮膚は黄褐色でしわが多く、突出した頬骨をもつ。人種5大区分ではカポイドとされる。アフリカの最古の住民であると考えられている。

社会 、親族関係に基づく40–50人単位ぐらいの数家族の集団が集まったり離れたりしながら移動生活をする。一ヶ所のところに数日から一ヶ月程度しかいない。その間の住居は、半球状の草葺き小屋を簡単に作って住む。

集団を取りまとめるリーダーとなる存在はなく、職業や身分、地位の差もない。男が狩猟をして、女が採集するといったような性別や年齢による役割の違いはあるものの、社会を築いている構成員は対等な関係である。

親族の体系は性と世代によって二分される。父の兄弟を父、母の姉妹を母と呼ぶ。冠婚葬祭、成人式などの通過儀礼は簡単にすまし、派手な祭りなどは行わない。

宗教 無数の神々の頂点に立つ天空神で創造神であるカアング、病気や死の原因となる悪霊を信じている。しかし統一された体系的な宗教は持っていない。

近代化の影響 1990年代以降、世界的なグローバリゼーションとボツワナ政府の福祉向上、動植物保護、さらには鉱物資源開発を名目とした近代化政策の影響により、中央カラハリ動物保護区などの保護区域外への定住化が進むなど、サン人の生活は大きく変わりつつある。

しかし、サン人の多くは貨幣経済生活になじめず、失業、伝統文化の消失などが社会問題化している。

保護区域内においても、自生するフーディアなどの薬用植物の採取や、オリックスなどの動物の狩猟が違法とされ逮捕される事例が相次いでいる。フーディア製品の商品化にユニリーバ社などが取り組み高い利益をあげているが、地元への還元はなく社会問題になっている。

サン人をテーマにした作品 1980年公開映画『ミラクル・ワールド ブッシュマン』シリーズが有る。

以上ウィキペディアから

ここから私の記述、松内様から指摘がありましたので、修正します。
サン族の狩は、目標とした動物をしつこく追い続け、動物が疲労して動きが悪くなったところを矢で射止める方法です。
松内様からの指摘はサン族の狩りは、事前に弓矢で毒を注入し、弱った所でとどめを刺すということです。
私はここで言いたかったことは、類人猿が人類としてサバンナに適応する過程で下記に記述が有ったということです。
サン族は大柄では有りませんが、足が長くカモシカの足のようです(モンゴリアンはO脚が多い)そして、臀部が発達しており、長距離走向きです。
また捕獲対象となる動物に無い汗腺が発達しており、オーバーヒートに強い特徴があります、私が見たドキュメンタリーTVではこの人類の特徴を利用して獲物(汗腺がなく持久力がない)を追いかけると言っていました。
所で単位面積当りの黒人の汗腺は白人の2倍以上あるそうです。



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2 コメント

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カラハリ砂漠の住民サン族の巻 (松内和子)
2012-05-02 23:34:56
サン族の狩は、「目標とした動物をしつこく追い続け、動物が疲労して動きが悪くなったところを矢で射止める方法です」は間違いです。

矢に植物のトランキライザー成分を塗って朝早くオリックスなど猛獣が襲わない牛類の足跡を見つけて接近して射抜きます。10分程度走って追うと眠気で動物が倒れるまたは眠ってしまうと、お祈りをしてからします。
今の常識だから訂正されたほうがいいと思います。
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Unknown (チャトラン)
2012-05-03 21:13:32
松内様、コメント投稿ありがとうございます。
私の問題の記述はあるドキュメンタリーTVで見た映像で得た情報です。現地で確認した訳ではなく、自信が有りません。
私が見た映像で事前に弓矢で毒を注入したのか、ただ弓で損傷を与えてから、追従したのか判別できませんでしたので、貴方の指摘を反映した記述に修正します。
ただ私が言いたかったことは、類人猿から人類に進化した過程の中に、サバンナに適応し、走って獲物を追う力を進化させたことが有ることです。これに依存はないと思います。
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