英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルス その142「尾身会長を解任してほしい」

2022-08-04 12:21:40 | 時事
新型コロナウイルス感染症について、「一般市民が主体的に自分で判断して、いろいろ工夫するフェーズに入った」と発言……
 確かに、これだけ感染が拡大してしまったので、《医療機関を利用するかどうか》の個人のひっ迫度を各自が判断し、医療機関の利用者数を絞る必要がある。しかし、尾身氏の表現がまるで“他人事”だ。

さらに、
新型コロナウイルス対策にあたる専門家の有志は、より多くの医療機関で入院できるようにすることや、保健所や医療機関の負担になってきた感染者の全数把握を段階的に見直すことなど、今後の医療や保健所の対応についての提言をまとめた(8月2日)……らしい。
 相変わらず、分かったような分からないようなことを、もっともらしく語っていたが、何を言っているんだか……

その提言の中で
「現在の感染状況についてオミクロン株の「BA.5」を中心とした感染が拡大し、入院のリスクや重症度は相対的に低いものの、これまでにない感染者の急増で重症者・死亡者数が増え、医療ひっ迫がさらに深刻化する懸念があるとする認識」を述べているが、これも、いまさら何を言っているんだか

そもそも、
7月11日の段階
「新しい波に入ったのは間違いない」と述べ、流行「第7波」との認識を示した。まん延防止等重点措置などの行動制限については今のところ必要ない

さらに、7月20日の『クローズアップ現代』
「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの行動制限の必要はない。しかし、出さないかわりに、私は、感染のレベルを一定程度に抑えるために必要な対策はすべてやる必要があると思っています」
必要な対策……「対策の5つの柱」として
①ワクチン接種の加速化
②検査の更なる活用
③効率的な換気
④国・自治体による効率的な医療機能の確保
⑤基本的な感染対策の再点検と徹底

と、これまでやってきた感染対策やすでに確立しておかなければならない「効率的な医療機能の確保」を挙げていた。(詳しくは「その139」
そんなことで感染者数を抑えられるはずがないと思っていたが、尾身会長は得々と語っていた。

しかし、結果は……
《オミクロン株の「BA.5」を中心とした感染が拡大し、入院のリスクや重症度は相対的に低いものの、これまでにない感染者の急増で重症者・死亡者数が増え、医療ひっ迫》(←提言の表記)……という状況。
 尾身会長が言い切った「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの行動制限の必要はない。しかし、出さないかわりに、私は、感染のレベルを一定程度に抑えるために必要な対策はすべてやる必要がある」という言葉は、いったい何だったのか?
 必要な対策が為されなかったのか? それとも、対策そのものが適切なものではなかったのか?

 提言をするのは結構だが、自分の主張した考えが適切だったのか、きっちり吟味してほしいものだ。



私は「行動制限しろ」と言っているのではなく(重症化率が低いので、行動制限は効率的ではない)、《“有志”とか“提言”とかいう形で、いろいろやっている》ようなアピールをする尾身氏を非難しているのである。


この提言で
「医療の対応について、重点医療機関など限られた施設で入院患者に対応し外来でも厳格に感染者とそれ以外の患者の空間の分離を行っている現在の対応から、▽一般の医療施設でも行える感染対策に移行することで外来や入院で対応できる医療機関を拡大し、その後、▽より多くの医療機関で入院できるようにして、実際に患者の入院に貢献した医療機関を金銭的にも優先して支援するほか、外来は極力、一般の医療施設で行う」

 こういうことは、一年以上前から考えなければならないことである。
 また感染力が格段と強い「BA.5」に移行傾向が表れた段階で、速やかに感染対策を強化(イベントなどの縮小を呼び掛けるなど)べきであった。

 (先日の『クローズアップ現代』で感染第7波における、苦境の産業レポートを観て、簡単にイベント縮小などとは言えないとは思ったけれど)
 少し話が逸れるが、飲食関係も苦境だが、給付金などの救済を受ける分だけましで、観光業は雇用調整助成金や借入金などの緩和はあるが、給付金などはないようで、さらに苦境であるらしい。


要領の得ない記事になってしまいました。ご容赦ください。
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ペロシ、何がしたいんだ?

2022-08-03 19:30:36 | 時事
中国の考え方、行為は容認できないが、
ペロシ氏は何がしたかったのだろうか?

いたずらに刺激しなくても…
アメリカの重要ポストの実力者(順位第3位?)が、訪問した時の影響を考慮したのだろうか?
目立…(以下略)
コメント (2)
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鎌倉殿の13人 第29話「ままならぬ玉」

2022-08-03 11:39:13 | ドラマ・映画
13人⇒11人⇒9人に………
――三浦義澄――「一緒に逝こう!」
 北条時政の盟友、幼なじみ、腐れ縁  
 病に伏し、見守る義村と和田に「三浦のことなど、どうでも良い」と言い、駆け付けて来た時政に、「一緒に逝こう」に抱きついた後、絶命。
――安達盛長――「目を瞑っているだけです」(←「眠ってしまわれたか」の義時の言葉に対して)
 「指先で良いから自分の骨を頼朝の身元に埋めてくれぬか」と、義時に願う
 先の言葉が劇中の最期のセリフ。泰然と佇む後姿で退場……

景時に自分の天命を試された善児
 善児が二代目・トウ(山本千尋)を引き連れ参上。トウは善児が源範頼を暗殺する際(第24話)、巻き込まれた夫婦の孫娘(娘?)と思われる
 義時は景時から託された巾着を善児に手渡す。巾着の中身を見て、善児は義時に
「中を見ましたか?」と問い、「景時殿も人が悪い。自分(善児)の天命を試された」と呟く
 巾着の中身は、善児が義時の兄・宗時を殺害した時(第5話)に奪った宗時の巾着が入っていた。
 善児は殺害の証拠として巾着を持ち帰ったのだろうが、この時の善児の主は伊東祐親だったはず。その巾着を景時が持っていたのは不思議。

 危険な妖刀を受け継いでしまった義時だが、善児が他の者に渡るよりはよかったかも

相変わらず愚君の頼家だが……そんな頼家に転機が訪れる(後述)
・宿老会議に乱入し、意見には聞く耳持たずで独断で裁定
・お気に入りの“若手6人衆”の中で、口うるさく意見を言う頼時を疎み除外し、さらに頼時を泰時に改名させる(自分と同じ“頼”を名乗るのが気に入らない)
・西国から流れてきた僧侶を、民を惑わすとして処刑しようとする。(「天罰がお子たちに降りかかる」という時連の諫めを聞き入れ、追放処分にとどめた)

善哉、誕生……北条、比企の勢力争いがさらに苛烈に
北条時政…源氏一門に限られていた国守に任官し、一般御家人の「侍」よりも格上となる「諸大夫しょだいふ」となっていた
比企能員…頼家が征夷大将軍に任じられたので、頼家の乳母父という立場で権勢を強める

・頼朝が《つつじが男子を生んだ場合は、世継ぎとする》というのは文書になっていないとして、比企は《頼家の長男である一幡(比企の娘・せつが母親)こそが世継ぎである》と主張し、押し切る流れ
・《一幡、世継ぎ》を良しとしない時政・りく。りくは「頼家に呪詛を掛けろ」と阿野全成に命じる

悩める男Ⅰ……北条頼時
・頼家に疎まられ除外されたうえ、改名まで強いられた
・飢饉で借りた米を返したくても返せない農民を目の当たりにして、証文を破り捨ててしまう。
  貸主にも農民にも米を与える裁定で、当事者たちは大喜びしたが、「今後、証文を破り捨てる騒動が発生してしまう」(頼家指摘、正論)……頼時が下した裁定は非常に拙いと思う
・初(義村の娘)に「まじめでつまらない」と言われ、ショック
・父・義時の助言「おなごはキノコが好き」を真に受け、大量のキノコの贈り物……返品を喰らう (失敗に唖然とする義時の様は面白かった)

★初について
 第16話で義村が赤子を八重に預けたというエピソードがあった。「八重に預けた甲斐があった」というような義村の言葉があるので、この時の赤子が初なのだろう。
 さらに、「武田信義(八嶋智人)の嫡男・一条忠頼の娘が義村に嫁いだ」という説があり、もしかしたら、初の母は一条忠頼の娘かもしれない。預けるとき義村が「訳ありの母親でな」というセリフがあったような気がする…
 ともかく、頼時と初は八重のもとで育った幼なじみ。初の頼時への不満は恋心の裏返しであろう。

悩める男Ⅱ……阿野全成
・呪詛を掛けるという悪事に対する心の苦しさに加え、対象者が自分の甥、さらに天下の征夷大将軍で、背徳感も大きく、大罪である
・「効き目がない」とりくや時政からは急き立てられる
・自分と実衣が乳母父となっている千幡は源頼朝と北条政子の子で頼家の弟。千幡も鎌倉殿候補で、千幡が鎌倉殿になれば、北条家は安泰で実衣も喜ぶだろう

 ………辛く苦しい気持ちで、人型を作り、呪詛を掛ける全成

頼家の転機
★政子のせつへの助言
・頼朝と同じ様に頼家も人を信じることができない
・信じたいとは思っている
・せつの心をぶつけなさい

★せつのアタック!
「嫡男は善哉様でけっこう。私はただ、あなた様とお話がしたいのです。
 私と一幡を側に置いてほしいのです。比企は関わりございません!」
「鎌倉殿をお支えしとうございます」
★頼家の義時への蹴鞠指導?
・「毬を蹴っていると心が落ち着く」「高く蹴ろうとするな」「手を広げるな」
・頼家「父(頼朝)が心から笑っているのを見たことがなかった。父の気持ち、今ならわかる気がする」
・義時「頼朝様は人を信じることをなさらなかった。お父上を超えたいのなら、人を信じるところから始めてはいかがでしょう」

頼家は義時に《一幡を後継ぎにすること》に決めたことを告げ、
「せつは強い。父上が母上と手を携えてこの鎌倉を造ったように、せつとなら、鎌倉をまとめていけるような気がする。
 儂は弱い、信じてくれる者を頼りたい」
と心の内を明かす。

 政子の言ったように、頼家は人を信じたかった。
 しかし、皆が「鎌倉殿の為」と言うので誰を信じてよいのか分からなかった。
 せつは「信じてください」と言わず、「あなたのそばに居たい(あなたを信じる)。支えたい」と言ってくれた。

 政子の言ったように、心でぶつかり、頼家の心の方向を変え、頑なだった心を柔らかくしたのだ

★古井戸騒動
 蹴鞠には逃げない。平 知康(矢柴俊博)が頼家がコーチ解任を示した毬を受け損ない(手で受けようとしたのが失敗?)井戸に転落しかける。
 何とか縦壁の途中にしがみついて完全落下は免れるが、今にも落ちそう。
 頼家と義時が助けようとするが、頼家が引き込まれ、更に窮地(“ファイトォォ、一発”状態)。
 陰で様子を窺っていた全成も助けに入り、ようやく救出。
 疲労困憊と安堵の中、頼家と全成に叔父・甥の絆が…

☆三谷笑劇場
 「縄のようなものはないか?」(頼家)……「“縄のようなもの”はないが、縄はあったぞ」(頼家)……セルフ・ボケ?

 「お手伝いします」(全成) 「助かります」(義時) 「動かないでください」(全成) 「叔父上~」(頼家)
……「のうまくさんまんだ~」
 「お経は、いいから… ヽ(`Д´)ノプンプン」(義時)


和む全成・実衣夫婦だが……
 義父たちから命じられた呪詛の件を打ち明ける全成
「全然効かなかったけれど」
「あなたは見かけ倒しだから」

「(人形は)全部集めてきたんでしょうね」
「大丈夫、皆、持ってきた」
(フラグ会話がぁ…)

 のどかな縁側風景……その床下際に“人形”が……いきなり、ガシッと掴む手……(怖)




第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」
第17話「助命と宿命」
第18話「壇ノ浦で舞った男」
第19話「果たせぬ凱旋」
第20話「帰ってきた義経」
第21話「仏の眼差し」
第22話「義時の生きる道」
第23話「狩りと獲物」
第24話「変わらぬ人」
第25話「天が望んだ男」
第26話「悲しむ前に」
第27話「鎌倉殿と十三人」
第28話「名刀の主」

【ストーリー】番組サイトより
御家人たちのバランスが崩れ始めた鎌倉。義時(小栗旬)は北条と比企との争いの激化を懸念し、頼時(坂口健太郎)と比奈(堀田真由)を前に決意を新たにする。そんな中、つつじ(北香那)が源頼家(金子大地)の次男・善哉を出産。三浦義村(山本耕史)が乳母夫となるが、比企能員(佐藤二朗)は長男・一幡こそが嫡男であるとけん制。一方、北条時政(坂東彌十郎)はりく(宮沢りえ)から政子(小池栄子)の次男・千幡を頼家の跡継ぎにと……

脚本:三谷幸喜
コメント (2)
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