時代的には後白河法皇が死去し、源頼朝が征夷大将軍に任じられるという大転換であったが
ドラマ的には、次回の“曽我兄弟の仇討”に繋がる各々の思惑や人間関係が交錯する前奏のような回であった
まず……
★八重喪失の悲しみに沈む義時
「私はちっとも悔やんでいません。
十分楽しかったし、私はとっても満足」
……八重の死を悲しむ義時に、義元が伝えた八重の言葉だ
川遊びについての感想か、八重の人生について述懐か?
八重は自分の死を予感していたとも思える言葉である
「よいか金剛、鶴丸を恨んではいかん。
鶴丸を憎む暇があるのなら、その分、母を敬え。母のしてきたことを思い出すのだ」
金剛は、この言葉を胸に刻み付けたようだ のちに鶴丸を馬鹿にした友達(安達盛長の嫡男?)に手を挙げた
☆義時を案ずる姉や身内
・政子や大姫は、みなしごたちの世話を手伝おうと提案するが、「忙しさで義時の気がまぎれるから、助けを乞われるまで放っておいた方が良い」と阿野全成にたしなめられる
・それでも、政子はお忍びで義時を訪ね、和ませる
☆比奈(比企の娘)、登場!
比企は頼朝の傍目にして地盤を強化しようと図るが、政子に阻止される(例によって、頼朝は乗り気だったが・笑)
亡き妻への思いを引きずる義時を「気味が悪い」と口では言うが、その一途さに惹かれたような……
義時も比奈の言動に、八重を思い出す…
★頼朝、ついに上洛! 後白河法皇と対峙
……お互い、腹の探り合い、駆け引き
頼朝は朝廷の与える誉(帝に自分の娘を嫁がせる)を要求
☆九条兼実とのやりとり(法皇との約束事や感想を訊ねられた)
・(頼朝が)全国の守護を請け負うことを正式に許しを頂いた
・法皇は、思いのほか高齢に思えた
九条の提言・忠告
法皇はそう長くはない。そうなったときは、ふたりで帝を支えていこう
自分の娘が既に帝の妃となっていると釘をさす
★頼朝、義時を取り巻く各々の思惑・人間関係
鎌倉殿を囲む会……出席者:義時、善村、大江広元、畠山重忠、和田義盛
・和田はこの宴に頼朝がいないことについて不満をぶちまけるが、頼朝の出世を祝いたかっただけのようだ(頼朝は工藤祐経と歌会へ)
・珍しく大江広元が出席。自分を軽く観た朝廷の連中を見返してやることができたと板東武士に礼を言う
・頼朝に気に入られた工藤だが、役に立たない代わりに、何かと災厄を引き寄せる男だ
・重忠は頼朝に不満を持つ御家人がいることを義時に忠告し、上総広常の時のような事態にならないか危惧する
面白くねえぞ会……出席者:三浦義澄、岡崎義実、千葉常胤、土肥実平、比企能員、源範頼
・京に上るのも財が掛かる……by義澄
・所領が一向に増えない……by岡崎
・頼朝は法皇に取り入るために自分たちを利用したのでは……by千葉
・頼朝と身内だけが良い思いをする……by岡崎
・義経は強かった(惜しい男だ)……by千葉
・酔っぱらいながらも源範頼に気を遣う……土肥
・なだめながら御家人の腹の内を確認する……比企
宴がお開きになった後
比企「“蒲殿が鎌倉殿であったなら”皆が言っている」と水を向ける
範頼「兄上合っての私、つまらぬことを言うな」と乗らない
★後白河法皇死去。頼朝、征夷大将軍に
ついに歴史が動いた!
★蠢く陰謀
曽我十郎・五郎兄弟……伊東祐親の孫。工藤祐経の襲撃により父・河津祐泰を亡くしていた
・工藤祐経への敵討ちに乗じて、恩を仇で返した頼朝襲撃を画策
・戦がなく、文官ばかりが出世することにも不満(御家人に採り立ててもらえなかった模様)
・岡崎を仲間につけ、五郎の烏帽子親の時政を利用―――時政は敵討ちには協力するが、頼朝襲撃の件は知らない
・比企を仲間に引き入れようとする
ほくそ笑む比企
襲撃は失敗するという見立て。その場合は、北条が失脚するので好都合。頼朝の嫡男・万寿を擁しており、頼朝が討たれるのはさらに好都合
陰謀を察知する梶原景時
善児を介して陰謀を察知し、義時に告げる
………風雲急を告げ、次回へ
第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」
第17話「助命と宿命」
第18話「壇ノ浦で舞った男」
第19話「果たせぬ凱旋」
第20話「帰ってきた義経」
第21話「仏の眼差し」
【ストーリー】番組サイトより
源頼朝(大泉洋)の上洛が決まり、命に従い随行する義時(小栗旬)。大軍を率いて念願であった京へと上った頼朝は、後白河法皇(西田敏行)、九条兼実(田中直樹)と会談。今後の世のあり方を思い描く。そんな中、自分たちには利益のない上洛に、三浦義澄(佐藤B作)、岡崎義実(たかお鷹)、千葉常胤(岡本信人)らが不満を募らせていた。一方、比企能員(佐藤二朗)は比企家の地位を盤石にするため、一族の比奈(堀田真由)を……
脚本:三谷幸喜
ドラマ的には、次回の“曽我兄弟の仇討”に繋がる各々の思惑や人間関係が交錯する前奏のような回であった
まず……
★八重喪失の悲しみに沈む義時
「私はちっとも悔やんでいません。
十分楽しかったし、私はとっても満足」
……八重の死を悲しむ義時に、義元が伝えた八重の言葉だ
川遊びについての感想か、八重の人生について述懐か?
八重は自分の死を予感していたとも思える言葉である
「よいか金剛、鶴丸を恨んではいかん。
鶴丸を憎む暇があるのなら、その分、母を敬え。母のしてきたことを思い出すのだ」
金剛は、この言葉を胸に刻み付けたようだ のちに鶴丸を馬鹿にした友達(安達盛長の嫡男?)に手を挙げた
☆義時を案ずる姉や身内
・政子や大姫は、みなしごたちの世話を手伝おうと提案するが、「忙しさで義時の気がまぎれるから、助けを乞われるまで放っておいた方が良い」と阿野全成にたしなめられる
・それでも、政子はお忍びで義時を訪ね、和ませる
☆比奈(比企の娘)、登場!
比企は頼朝の傍目にして地盤を強化しようと図るが、政子に阻止される(例によって、頼朝は乗り気だったが・笑)
亡き妻への思いを引きずる義時を「気味が悪い」と口では言うが、その一途さに惹かれたような……
義時も比奈の言動に、八重を思い出す…
★頼朝、ついに上洛! 後白河法皇と対峙
……お互い、腹の探り合い、駆け引き
頼朝は朝廷の与える誉(帝に自分の娘を嫁がせる)を要求
☆九条兼実とのやりとり(法皇との約束事や感想を訊ねられた)
・(頼朝が)全国の守護を請け負うことを正式に許しを頂いた
・法皇は、思いのほか高齢に思えた
九条の提言・忠告
法皇はそう長くはない。そうなったときは、ふたりで帝を支えていこう
自分の娘が既に帝の妃となっていると釘をさす
★頼朝、義時を取り巻く各々の思惑・人間関係
鎌倉殿を囲む会……出席者:義時、善村、大江広元、畠山重忠、和田義盛
・和田はこの宴に頼朝がいないことについて不満をぶちまけるが、頼朝の出世を祝いたかっただけのようだ(頼朝は工藤祐経と歌会へ)
・珍しく大江広元が出席。自分を軽く観た朝廷の連中を見返してやることができたと板東武士に礼を言う
・頼朝に気に入られた工藤だが、役に立たない代わりに、何かと災厄を引き寄せる男だ
・重忠は頼朝に不満を持つ御家人がいることを義時に忠告し、上総広常の時のような事態にならないか危惧する
面白くねえぞ会……出席者:三浦義澄、岡崎義実、千葉常胤、土肥実平、比企能員、源範頼
・京に上るのも財が掛かる……by義澄
・所領が一向に増えない……by岡崎
・頼朝は法皇に取り入るために自分たちを利用したのでは……by千葉
・頼朝と身内だけが良い思いをする……by岡崎
・義経は強かった(惜しい男だ)……by千葉
・酔っぱらいながらも源範頼に気を遣う……土肥
・なだめながら御家人の腹の内を確認する……比企
宴がお開きになった後
比企「“蒲殿が鎌倉殿であったなら”皆が言っている」と水を向ける
範頼「兄上合っての私、つまらぬことを言うな」と乗らない
★後白河法皇死去。頼朝、征夷大将軍に
ついに歴史が動いた!
★蠢く陰謀
曽我十郎・五郎兄弟……伊東祐親の孫。工藤祐経の襲撃により父・河津祐泰を亡くしていた
・工藤祐経への敵討ちに乗じて、恩を仇で返した頼朝襲撃を画策
・戦がなく、文官ばかりが出世することにも不満(御家人に採り立ててもらえなかった模様)
・岡崎を仲間につけ、五郎の烏帽子親の時政を利用―――時政は敵討ちには協力するが、頼朝襲撃の件は知らない
・比企を仲間に引き入れようとする
ほくそ笑む比企
襲撃は失敗するという見立て。その場合は、北条が失脚するので好都合。頼朝の嫡男・万寿を擁しており、頼朝が討たれるのはさらに好都合
陰謀を察知する梶原景時
善児を介して陰謀を察知し、義時に告げる
………風雲急を告げ、次回へ
第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」
第17話「助命と宿命」
第18話「壇ノ浦で舞った男」
第19話「果たせぬ凱旋」
第20話「帰ってきた義経」
第21話「仏の眼差し」
【ストーリー】番組サイトより
源頼朝(大泉洋)の上洛が決まり、命に従い随行する義時(小栗旬)。大軍を率いて念願であった京へと上った頼朝は、後白河法皇(西田敏行)、九条兼実(田中直樹)と会談。今後の世のあり方を思い描く。そんな中、自分たちには利益のない上洛に、三浦義澄(佐藤B作)、岡崎義実(たかお鷹)、千葉常胤(岡本信人)らが不満を募らせていた。一方、比企能員(佐藤二朗)は比企家の地位を盤石にするため、一族の比奈(堀田真由)を……
脚本:三谷幸喜
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