英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

鎌倉殿の13人 第10話「根拠なき自信」

2022-03-15 17:58:59 | ドラマ・映画
今回のテーマは、胡散臭い者たち
 鎌倉に(仮)御所を設置し態勢を整える頼朝と板東武士たち。
 頼朝や義経の源氏は都に攻め入りたいが、板東武者の意を尊重して、まず、領地を脅かす常陸の佐竹氏を征することとなった……

 ……頼朝の下に参集する弟たち
 ……政子の下にも挨拶に来るものがなんだかんだと……

実衣(宮澤エマ)に言わせると「得体のしれない者」……
…………胡散臭い者(インチキ臭い者)たち
……………………
★頼朝(義朝の三男:母は由良御膳)の弟たち
源範頼(迫田孝也)……六男。母は遊女。道に迷い、参上が遅れたと言う
阿野全成(新納慎也)……七男。母は常盤御膳。陰陽を修行。その効力は怪しい
義円(成河)……八男。母は常盤御膳。平治の乱後に園城寺に入る。今話の最後に何やらの雰囲気を醸し出しての登場
源義経(菅田将暉)……九男。母は常盤御膳。番組サイトの紹介では「性格は欠点ばかりだが、戦場では恐るべき才能」とある

今週の義経
①性格は欠点ばかり
☆頼朝、義時、政子らを前にして
「(平泉は)こちら(鎌倉)とは比べ物にはならないくらい美しいところです」
さらに、「鎌倉もいずれは平泉に負けないほど豊かにしたいものだ」と言う頼朝の言葉を
「いやあどうでしょう?難しいんじゃないですか」と全否定

☆対佐竹の戦で血気盛んな義経を諫める三浦義澄(佐藤B作)に対して
「戦には二通りあって、しなければならない戦と、しなくても済む戦。しなくて済む戦なら、しないに越したことはない」(義澄)
「お前の言葉は耳に入ってこないっ」

☆同じく上総広常(佐藤浩市)が「小僧」と呼び掛けるのに対して
「無礼者っ」と一喝。さらに、根拠のない自信を指摘されて、
「経験もないのに、自信もなかったら、何もできない。ちがうか?」と言い切る

 その場は広常に
「戦ってのはなぁ、ひとりでやるもんじゃねえんだよ。
 身勝手な振る舞いが、全軍を総崩れに追いやることだってある。
 決められたことに従えねえなら、とっとと奥州へ帰れ」
と説き伏せられたが。

②戦場では恐るべき才能
 戦のセンスは奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)も認める才能らしい。
 この山の上に砦を構える佐竹軍に対し、その矢の射程を読み切り囮を配置し、その隙に背後を突くという策を提言した。(いきり立つ心を抑えていたのは意外だった)
 その巧妙な策も、広常が佐竹軍への内通を策して調略してしまったため、実を結ばなかったのは気の毒。

③政子の膝枕を満喫
 驚く政子だったが、悪い気はしないらしい

★その他にも
牧宗親(山崎一)……りく(宮沢りえ)の兄。政子たちの教養・作法の指南役
足立遠元(大野泰広)……御所の差配(執事のような役)

 ついでに、鎌倉と離れた京では
文覚(市川猿之助)……後白河法皇(西田敏行)に祈祷(呪い)を依頼されていた

ところで………
 実衣(宮澤エマ)……突っ込み役、決意を促す役で、脚本の三谷氏は重宝しているのではないだろうか?
 

今週の上総広常(佐藤浩市)
・大庭景親(國村隼)を斬首
 強がりとも忠告とも取れる景親の言葉。板東武者の誇りを汲んだ広常の情けで、景親に語らせ、一刀に斬り落とす。
・いきなり佐竹義政(平田広明)を斬る
 「老けたなぁ」という言葉にキレたか?(初めから、そのつもりとは思えなかった)
 義経を説き伏せたり、佐竹軍を調略したりと、大活躍?


今週の八重(新垣結衣)周辺
・八重が頼朝の仮御所で下働きしていることを知り、激怒(そのことを告げた伊東祐清(竹財輝之助)は浅はか)
・粘着気味に言い寄る義時に困り気味
・義時に宣言して八重にアタックした義村(山本耕史)だが、玉砕。ヤケで義時→八重→義村と経由した固くなってしまった草餅を食べて腹をこわす
・頼朝との情事を八重に見せつける亀。意地の悪さの極致だが、いい加減、八重も頼朝に見切りをつければいいのに
・情事を見られてしまった頼朝は、八重が気になり忍び込む。そこで義時の八重への気持ちを知り、仲を取り持とうと言う


第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」

【ストーリー】番組サイトより
平家の追討軍を見事に退けた源頼朝(大泉洋)。これを聞いた後白河法皇(西田敏行)はほくそ笑み、平家の総帥・清盛(松平健)は都を京へ戻すことを決断。奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)は義経(菅田将暉)の文を一読し、静かに源平の様子をうかがう。そんな中、鎌倉では八重(新垣結衣)が侍女として頼朝のそばで働き始めるが、北条義時(小栗旬)の気づかいに亀(江口のりこ)が疑念を抱くなどそれぞれの思惑が入り乱れていた……

脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸

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