板東の田舎者に頭を下げるのを拒んだ頼朝(大泉洋)だったが、義時(小栗旬)に説得されて、
「よぉぉ来てくれた。これから言うこと誰にも言うな。わしが一番頼りにしているのは、実は、お前なのだ。力を貸してくれ。お前なしで、どうしてわしが戦に勝てる。どうか一緒に戦ってくれぇ」と、義時を唖然とさせる豹変ぶり。
「嘘も誠心誠意つけば、真になるのだ」
不思議な説得力を持つ格言?だ……頼朝の座右の名か?
今後も頼朝に振り回されるのを予見させるシーンだった。
まあ、頼朝も、その誠心誠意の嘘を2度もつく羽目になってしまったが……
揺れる八重の心情
義時は、八重の身を案じて、頼朝の決起をほのめかしたが、その情報を、父・伊東祐親(浅野和之)に伝える。
①政子(小池栄子)の幸せを壊したかった
②家(伊東家)が第一
③父に恩を売って、頼朝の除名を請う
どの気持ちもあるのだろうが、①の気持ちが強いように思う
さらに……
……標的である目代・山木と憎き目代後見役・堤が屋敷の動向を探ってほしいという義時に対して、頼朝挙兵の情報も伝えてあることを教え、「私は伊東の娘なのですよ。父を裏切ることをするはずがない」と言い放つ。
「頼朝が命を落としてもいいのか?」という問いかけに対しては、「父に助命を約束されている」と言うが、
義時の言葉「祐親がそんな甘い人物ではない」に動揺する(父の非情さはよく知っている)……この時、八重は千鶴丸が殺害されたことは知らないのだろう(出家していると思っていた)。知っていたら、頼朝の助命は望みが薄いと思うはず。
情報を漏らした罪の意識があるのだろうか?父に情報を伝えて頼朝助命を乞うたことを正当化するように、「北条も愚かな。助どのの口車に乗せられ、無謀な戦を始めるとは…」という捨て台詞的に言う。
この言葉に義時は
「板東は平家に組みする奴らの思うがまま。飢饉が来れば、多くの民が死ぬ。だから我らは起つのです!」(ばば~ん!)
八重は白い布をまとわせた矢を北条家に向けて射る……《山木は屋敷に居り、戦の好機》を告げる
八重を決意させたものは?
①頼朝を死なせたくない
②義時の民を思う言葉に心が動いた
ドラマの流れ的には②だが、両方…いや、①が主か。ただし、②が決断の後押しになったのは間違いない。それは、民を思う気持ちもあったろうが、義時の言葉は、父を裏切る大義となった。
ところで……八重の夫・江間次郎(芹澤興人)が、八重を祭に誘ったのは、単にデートの誘いだったのか?
最初は、八重の心を慮っての深い行動かと思ったが……あの表情は、恐る恐る、照れながらのデートの誘いのモノ(北条の行軍を見て、血相を変えていたし)
八重から目代・山木の動向を尋ねられたことを、祐親に告げるのだろうか?
揺れ動く頼朝の言動
・軍勢300人どころか18人……頼朝でなくとも不安いっぱい
・誠心誠意の嘘をつく
・夢枕の法皇に慄く
・裏道をコソコソ進まず、大義の為の堂々たる行軍をせよ!
・果報は膝枕で寝て待つ
ともあれ、戦の矢は放たれた!
第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
【ストーリー】番組サイトより
治承4年(1180)8月、ついに挙兵を決断した源頼朝(大泉洋)の一党は、伊豆国の目代・山木兼隆を討って初戦を飾るべく戦支度いくさじたくを始める。しかし、頼朝の乳母子である山内首藤経俊(山口馬木也)に助力を断られるなど、強大な平家の威光の前に思うように兵が集まらない。強気な兄・宗時(片岡愛之助)とは対照的に、自身の浅慮を後悔する北条義時(小栗旬)。そんな中、対岸の江間館で暮らす八重(新垣結衣)が義時に声をかけ……
脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
「よぉぉ来てくれた。これから言うこと誰にも言うな。わしが一番頼りにしているのは、実は、お前なのだ。力を貸してくれ。お前なしで、どうしてわしが戦に勝てる。どうか一緒に戦ってくれぇ」と、義時を唖然とさせる豹変ぶり。
「嘘も誠心誠意つけば、真になるのだ」
不思議な説得力を持つ格言?だ……頼朝の座右の名か?
今後も頼朝に振り回されるのを予見させるシーンだった。
まあ、頼朝も、その誠心誠意の嘘を2度もつく羽目になってしまったが……
揺れる八重の心情
義時は、八重の身を案じて、頼朝の決起をほのめかしたが、その情報を、父・伊東祐親(浅野和之)に伝える。
①政子(小池栄子)の幸せを壊したかった
②家(伊東家)が第一
③父に恩を売って、頼朝の除名を請う
どの気持ちもあるのだろうが、①の気持ちが強いように思う
さらに……
……標的である目代・山木と憎き目代後見役・堤が屋敷の動向を探ってほしいという義時に対して、頼朝挙兵の情報も伝えてあることを教え、「私は伊東の娘なのですよ。父を裏切ることをするはずがない」と言い放つ。
「頼朝が命を落としてもいいのか?」という問いかけに対しては、「父に助命を約束されている」と言うが、
義時の言葉「祐親がそんな甘い人物ではない」に動揺する(父の非情さはよく知っている)……この時、八重は千鶴丸が殺害されたことは知らないのだろう(出家していると思っていた)。知っていたら、頼朝の助命は望みが薄いと思うはず。
情報を漏らした罪の意識があるのだろうか?父に情報を伝えて頼朝助命を乞うたことを正当化するように、「北条も愚かな。助どのの口車に乗せられ、無謀な戦を始めるとは…」という捨て台詞的に言う。
この言葉に義時は
「板東は平家に組みする奴らの思うがまま。飢饉が来れば、多くの民が死ぬ。だから我らは起つのです!」(ばば~ん!)
八重は白い布をまとわせた矢を北条家に向けて射る……《山木は屋敷に居り、戦の好機》を告げる
八重を決意させたものは?
①頼朝を死なせたくない
②義時の民を思う言葉に心が動いた
ドラマの流れ的には②だが、両方…いや、①が主か。ただし、②が決断の後押しになったのは間違いない。それは、民を思う気持ちもあったろうが、義時の言葉は、父を裏切る大義となった。
ところで……八重の夫・江間次郎(芹澤興人)が、八重を祭に誘ったのは、単にデートの誘いだったのか?
最初は、八重の心を慮っての深い行動かと思ったが……あの表情は、恐る恐る、照れながらのデートの誘いのモノ(北条の行軍を見て、血相を変えていたし)
八重から目代・山木の動向を尋ねられたことを、祐親に告げるのだろうか?
揺れ動く頼朝の言動
・軍勢300人どころか18人……頼朝でなくとも不安いっぱい
・誠心誠意の嘘をつく
・夢枕の法皇に慄く
・裏道をコソコソ進まず、大義の為の堂々たる行軍をせよ!
・果報は膝枕で寝て待つ
ともあれ、戦の矢は放たれた!
第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
【ストーリー】番組サイトより
治承4年(1180)8月、ついに挙兵を決断した源頼朝(大泉洋)の一党は、伊豆国の目代・山木兼隆を討って初戦を飾るべく戦支度いくさじたくを始める。しかし、頼朝の乳母子である山内首藤経俊(山口馬木也)に助力を断られるなど、強大な平家の威光の前に思うように兵が集まらない。強気な兄・宗時(片岡愛之助)とは対照的に、自身の浅慮を後悔する北条義時(小栗旬)。そんな中、対岸の江間館で暮らす八重(新垣結衣)が義時に声をかけ……
脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
>裏道をコソコソ進まず、大義の為の堂々たる行軍をせよ!
よ、頼朝さーん・・・・。
あんたが膝枕中に・・・・。
こんなに目立ってええんやろか
(実話だから仕方がない。
「ひざまくら」が実話かはしらんけど・笑)
>千鶴丸
ま、まさか・・・・
「知らないことも」伏線なのか??
そ、そういえば頼朝の娘さん出てたなぁ~~~。
これも、対比なのでしょうか??
>八重の夫
なんかまだ夫らしくないですねぇ~~~。
八重の心が「頼朝」に向いているまま
なので、ある意味一番可哀そうな・・・・。
(でも、北条の行軍を見て、「祭り」や
「八重」を無視して爺様に知らせに行った?
忠誠心の高さは相変わらず高い)
>くじ
そんなことだろうと思ったのですが、
本当に全部おんなじ日が書いてある所を
直に見せるとは(笑)
>堤
やつは館にいるのだろうか。
一番気になっています。
来週がとても楽しみです。
ではではっ。
>よ、頼朝さーん・・・・。
>あんたが膝枕中に・・・・。
この人の為に、命を懸けるのは嫌ですね。
何を考えているのか分からないのも嫌です。ずっと、こんな感じなのでしょうか?
>堤
>やつは館にいるのだろうか。一番気になっています。
ですよね。
三谷さんなので、視聴者の期待を裏切って、ナレーションのみで終わったりして。