英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

歳時メモ 色とりどり、花とりどり

2013-05-10 11:13:30 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

 春から初夏、花も模様替えの時期で、多種多彩、いろいろ、色々……

花水木…そろそろ終了
蒲公英…綿毛になっているものも多いが、まだまだ、あちこちで見かけます
つつじ…街中はほぼ満開、周辺部はこれからのモノも
フランスギク…どんどん咲き始め、あちこちで見かけます
春紫苑…あちこちで咲き始めています
山藤…今が最盛期か。今年は多い。
ノヂシャ…少しマイナーな花なので、リンクを張っておきます。遠目ではパッと見、ヒメジョオンに似ています。道端や山の脇によく見かけます
シャガ…今が盛りです
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『幽かな彼女』 第5話「体罰、という言葉の魔力」

2013-05-08 20:36:14 | ドラマ・映画
今週のことば
「人間は誰だって間違いを犯すことがある。子どもだったら尚更だ。そういう時、子どもを叱って、反省させて、許してやるのが大人の、親の務めってもんだろう。
 なのにあんたはどうだ!感情に任せて息子に怒りをぶつけてただけじゃないか。あんたがそうやって追い込むから、藤江は後戻りできないとこだったんだ。
 覚えとけ、怒ることと叱ることは、全然違うことなんだよ」


 成績トップ(葉山風)が他者を馬鹿にし、言葉で傷つけた。
 傷つけられた者(藤江俊介)が、カッターナイフで復讐しようとした。
 それを教師の岩名が見かけ、藤江が逃げ、岩名が追う。
 パソコン室に逃げ込んだ際、藤江が転び、メガネが壊れ、頬の上部を切る。
 事情を問いただす岩名に、藤江は父親には内緒にするよう懇願。
 父に言うなら、葉山を道連れに死ぬと脅す。
 そこに、余計な女性教師が乱入し?
 岩名が藤江を殴ったと誤解し、事態を大きくした。

と言うのが、真相だった。
 岩名は、葉山に危害が及ぶことを恐れ、また、藤江が自ら本当のことを話してくれると信じて、真相を語らない。

 問題を大きくした最大の原因は、自分が正しいと思うこと以外は受け付けず、自分の価値観を押し付ける父親だった。普段の彼の言葉も相手を思いやる気持ちがなく、暴力と同じだった。
 そんな偏った考えで、言葉を凶器に変える者が、新聞記者で大丈夫なのか?
 新聞記者は公正で客観的で、言葉が暴力になることを常に肝に銘じる必要があるというのに……
 こんな父親でなければ、藤江も葉山の言葉に切れることはなかったはず。

 更にダメだったのは、教育委員会・管理局・教育指導係の驫木
 「我々教育委員会が最優先するのは、真相の解明ではなく、事態の迅速な鎮静化です」
 ……最低だね。


 岩名は他の教師からも生徒からも信用があり、藤江の話も信憑性がなかった。
「岩名が暴力(体罰)を振るうとは思えず、もし振るったとしても、よほどの理由があったのだろう。
 (ドラマの定番だが)誰かを庇っているのだろう」
というのが、視聴者を含めた一般的な推測。


「言葉も暴力なんです。
 葉山さんには周りの人間が馬鹿に見えるのかもしれませんけど、
 だからと言って、言葉で周りの人を傷つけていたら、
 それは勉強なんかより、ずっと大切なことが理解できていない
ってことなんです。
 藤江さんのしたことは、もちろん許されることじゃはありません。
 それでも、ちゃんと謝って、話し合うべきだと思います」


 ちょっと押しが弱いなぁ。確かに、「言葉は暴力」「勉強より大切なことがある」ということは、諭しているが、葉山を心配する藤田のことに触れないのはどうなのだろう?(もしかしたら、後々、解決するのかもしれない)。
 勉強より大切なこと……金、権力、男…違った……友情、夢、家族。この辺をもっと強調して欲しかった。

 アカネは今回、直接関係しなかった。
 死因となったと考えられる刀傷。それを暁に相談しようとしないのは、
暁に「自分が刺されるほど恨まれるような人間だったと思われたくなかった」から。
 意地らしいなあ。

 それでも、暁と気になる会話を……
「素敵な世の中じゃないですか、今って。携帯とかメールとか、インターネットとか、そういう、人と繋がる方法がたくさんあって。
 一人で寂しい思いをしなくてすむでしょ。いつでも繋がっていられるし…分かりあうことだって(できる)」
「本当の意味の繋がりって、そういうの関係ないだろ」



「ぶつかることで伝わるものがある……今はそんな時代じゃないですから」(by 岩名)
 無理やり体罰問題に引き込まれてしまった千穂(前田敦子)
 しかし、そのことによって、今まで見えていなかったものが見えてきたようだ。


今週のタイトル「体罰、という言葉の魔力」って、内容にフィットしていないように思う。

【ストーリー】番組サイトより
暁(香取慎吾)のクラスの藤江俊介(萩原利久)が校内でケガをした。俊介は岩名(嶋政宏)に殴られたと訴えるが、岩名は体罰を否定。だが、事情を聞こうとする和泉(真矢みき)に何も話そうとしない。

体罰のうわさは広まり、抗議の電話の対応に追われる千穂(前田敦子)ら。教室では、ともみ(上白石萌歌)が俊介におびえるような風(柴田杏花)の態度に気づき…。そんな折、教育委員会の轟木庸一郎(加藤虎ノ介)が学校に現れ、岩名の謹慎を要求。和泉は事実がはっきりするまで処分を下すべきではないと抵抗するが、轟木はマスコミが騒ぐ前に騒動を収めたいと、岩名に生徒との接触を禁じる。

まもなく行われたPTA説明会で、新聞記者でもある俊介の父親は、体罰があったと認めない学校を追及すると息巻く。このままでは岩名への厳しい処分は避けられない。俊介が嘘をついているのではと疑う暁は、岩名に真実を話すよううながすが、岩名は口をつぐんだままだ。

そんなとき、ともみから相談を受けた暁は、風が真相を知っていると察する。まもなく、俊介に声をかけられた風が、突然取り乱して教室を飛び出す騒ぎが。暁は、心配するともみに風が言い放った「あんただって、私のこと憎いと思ってるくせに」という言葉が気になり…。

その夜、暁はアカネから「多分、私が死んだ理由です」と腹の刺し傷を見せられる。アカネは、自分が誰かに刺し殺されるほど憎まれていたのかと悲しくなり、それを暁に知られたくないと打ち明けられずにいたという。そんなアカネの言葉に、風の苦しみを悟った暁は、風を呼び出して騒動の真相を聞き出す。

学年で成績トップをキープしている風は、万年2位の俊介をバカにし、心ない言葉で傷つけていた。そんなとき、1位になれないことを父親にとがめられた俊介の憎しみは風へ。カッターナイフで刺そうとしたところを岩名に見つかり、逃げた拍子に転倒してケガをしたのだった。

「自分がそんなに憎まれてるって、思ってなかった」とショックを受け、誰にも相談できなかったという風。暁は傷つけたことを俊介に謝らせ、俊介もようやく真実を話す。岩名が黙っていた理由は、父親に怒られるのを恐れた俊介が、親に言えば風を道連れに自殺すると岩名を脅したからだった。

岩名への誤解も解け、風と俊介も和解。小原南中に日常が戻る。そんな中、アカネの過去を調べようと動き出した暁は、学校の古い職員の資料から「滝沢茜」という名前を見つけ…。
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『ガリレオ2』 #4「曲球る-まがる-」

2013-05-07 20:32:36 | ドラマ・映画
 今回は、火災の原因究明。しかし、これがメインではなくドラマ中盤(開始20分)で解明。
 そのせいか、推理過程やその仕組みがすっきりしなかった。


 まず、出火時の柳沢のアリバイ(湯川たちとトレーニング)が成立し容疑は晴れた点。自動発火装置の可能性もあり、容疑者から外すのはどうなのだろうか?
 また、「物置の中にあったストーブを使ったのは何故なのか。放火するのなら、ストーブを使う必要はない」という疑問点を挙げている。
 この疑問から、普通、自動発火(点火)装置に考えが到達するように思う。つまり、ストーブから出火したのは、出火させるためにはストーブが必要だったからだと。

 出火の原因は、違法電波にストーブの点火装置が反応してしまったことによるものだった。
 しかし、50mも離れた地点から、ストーブを点火させたり、自動ドアも誤作動させるって、強力過ぎ。その違法電波発信中のトラックが通過すると、そこらじゅうでトラブルが起こりそう。
 また、そういう特殊なストーブの点火事故って、科捜研や消防、それに、製造メーカーは把握していなかったのだろうか?そういう危険性があるのは、メーカーや消防、消費者庁の怠慢のような気がする。
 そもそも、湯川に頼りすぎで、警察(美砂)も、湯川ばかりに頼らず、メーカーや消防に聞き込むくらいはやってほしいものである。


湯川准教授の流体力学の投球への応用(物理学的検証)
1.球種(ストレート・スライダー)の解析

2.柳沢の投球リリース時の軸のバラつきが大きい欠点を指摘

3.モーションキャプチャーを使って投球フォームと球の軌跡やスピードをチェック
 ①数値的には軸のバランスは問題ない
 ②実際には球のキレがない

4.推測
 妻の死が柳沢に何らかの影響を与えているとしか思えない

5.改善状況
 数値的には回復している。完璧なスライダーでフォームも球威もほぼ全盛期に戻った。
 しかし、
 「こんなボールではプロのバッターに通用しない。だいたい、ボールに気持ちが全然乗っていない」
 「ここから先は、メンタルだ」

6.湯川の柳沢のメンタル解析
 妻の死が解明された(放火で殺されたのではなく、不慮の事故だった)
 妻を亡くした悲しみにも拘らず、ここまで球威を戻してきた。事件は解決したのだから、もう少し頑張ってみたらどうか?

7.柳沢の自己分析
 事は解決していない。妻は不倫していた。
 夫婦としてうまくいっていなかった(別居中)。妻は、自分が減益に固執することに反対。
 なので、反対していた妻もいないのだから、野球に集中できるはず。

8.しかし、集中できない。その訳は?
 どんな選手でも、いつかダメになる。その時支えてくれるはずの妻が不倫。
 不倫相手はのうのうとしている。それを思うと集中できない。

9.湯川の主張
 不倫しているかどうかは不確定

10.「科学で野球がうまくなるなんて、無理だ」

11.その言葉に、湯川が反応しないはずがない。
 「科学の可能性をお見せしましょう。奥さんの不倫相手を見つけ出して差し上げます」

12.科学探偵・湯川、不倫調査開始
 「調べてくれないなら、今後一切、君(美砂)とは接触しない」と脅迫し、美砂を脅迫
 ・3週間前から事故の日の間に、都内近郊で強アルカリ性の薬剤がまかれたことはないか?
 ・泡消火剤がまかれた時に、そのホテルに来ていた車を調べろ→妻の車を発見
 ・ホテルに同行して、聴き込みに協力しろ→相手は置時計のプレゼントを返した→台湾人と推理
 ・その相手が誰か、調べろ

13.不倫の真実を解明
 妻は、夫・柳沢が日本でダメだった時、台湾での投球の機会を用意しようとしていた。
 妻は心から夫のカムバックを願っていた

14.柳沢、復活

湯川の物理学は復活に貢献したのか?
流体力学の投球復活への貢献が、具体的にははっきりしない
 2でリリース時の軸のバラつきを指摘、3でキャプチャーモーションを使用して投球を解析したが、この段階では軸のブレは問題ない。となると、いつ投球フォームを改善したのだろうか?キャプチャーモーションは数値的には問題ないと確認しただけで、改善には関与していない。

メンタルが重要ということを立証しただけ
 科学をもとに妻の行先を突き止め、妻の真意を解明し、柳沢をメンタル的にも回復させた。しかし、結果的には、メンタルが重要ということを証明してしまった←「フォームやタイミングなどデータ的に問題ない(復活している)のにボールにキレがない。メンタル回復し、切れが戻った」
 せめて、タイミングなど、どこか物理的な問題点が残っていて、メンタル回復後、それも改善されたというのなら、湯川の物理学(モーションキャプチャー)の顔が立つのに。


不可解な柳沢のメンタル 
 柳沢のボールに気持ちが乗らないのは、妻が不倫していたためというのも、どうなのか?
 妻の真意はともかく、柳沢からすると別居状態だったのだから、妻が不倫していても、そんなに影響はないように思う。
 むしろ、ドラマ前半の描写では、柳沢が妻をホントに愛していたかが分からない。妻が急死しても、投球練習を続けるというのは、妻の死自体は柳沢にとってそれほどの悲しみではないように感じる。
 ドラマ中盤においても、妻の死よりも、妻の不倫を重要視していたし。  

【その他の疑問点など】
・トラックが左から3レーン目の直進車線から急ハンドル気味に左折するのは、危険な運転である。
・「運転中のあなた、何か大事なことを忘れてませんか?」って、何を忘れていたんだろう?


【ストーリー】番組サイトより
帝都大学物理学科准教授・湯川学(福山雅治)のもとへ、プロ野球選手の柳沢忠正(田辺誠一)と練習パートナーの宗田祐輔(古田敦也)がやってきた。柳沢はアースリーズのエースとして活躍していたが、昨年末に戦力外通告を受け、所属球団が決まらないまま浪人生活を送っていた。ふたりが湯川の元を訪れたのは、バドミントンのシャトルの動きを物理学的に検証した湯川の論文を読んだ宗田が、柳沢を復活させるためのヒントを求めて、協力を要請したからだった。

同じころ、柳沢の妻・妙子(中田有紀)の実家で火災があり、ソファーで眠っていた妙子が一酸化炭素中毒死するという事件が起きていた。出火元が物置にしまってあったストーブだったことから事件性も考えられたが、放火だとすれば犯人が何故ストーブを点火したのかなど、不明な点も多かった。物置には家の中からしか入れないのだ。また、表に停めてあった妙子の車の中には、誰かへのプレゼントと思われる置き時計が入った紙袋が残されていた。

貝塚北署の刑事・岸谷美砂(吉高由里子)は、柳沢を呼んで事情を聞いた。柳沢は、妙子が3週間ほど前に自宅マンションを出て行ったこと、そして浮気をしていたことを証言する。美砂は、柳沢にも妻を恨む理由がある、と疑いの目を向けた。が、火事があったとき、柳沢が湯川と一緒にいたと聞いて驚く。

物理学によって柳沢をカムバックさせることに情熱を傾ける湯川は、妻の死による心理的な影響がその妨げになっていると考え、自ら美砂に捜査協力を申し出る。湯川は、美砂とともに火災があった妙子の実家を訪れるが…。
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『空飛ぶ広報室』 第4話「美女がオッサンになった理由」

2013-05-06 21:08:49 | ドラマ・映画
「女が職場で戦うには二つの方法がある。
 女を武器にするか、女を捨てるか」
「男と女が、男と女にしかなれない世界なんて、つまらないと思う」

(男と女の友情があってもいい)


今回は職場における男女差別(女性への偏見)
 リカの臨時上司の理不尽な扱いをきっかけに、柚木(水野美紀)がオッサンになったの過去のトラウマが主題
 今回は細かい説明は不要。意味のある思いのこもった台詞が多かった。


「女はダメ」という色眼鏡でしか見ない男性上司を、罠に嵌めるリカ
「恩を売っても喧嘩は売るな」と釘を刺した阿久津チーフディレクター(生瀬勝久)に叱られる。
その阿久津の言葉
「でも」、「だって」、「だから」…女はすぐそれだ。…ああ、女は関係ない、女房の口癖だ」

私は普通に働きたいだけなんです、男も女も関係なく。
 だから、女を理由に馬鹿にする男がいたら、私はできる限り戦います。
 トイレで黙って泣くくらいなら、面と向かって「理不尽だ」って言ってやった方がいいと思うんです」
「まんまと相手をハメて、言いたいことを言って、さぞかし気分がいいでしょうねぇ。
 自分はただのヘルプだしぃ…でも、同じ場所でずっと働かなければいけない女性が、あなたみたいな軽率なことしたら、どうなると思う?
 『理不尽だ』って叫べば叫ぶほど、泥沼にはまることもある
……自分の知っている世界だけがすべてだと思わないで」


 柚木は、女性幹部候補として部隊で特別扱いを受け、「私が女だからって、特別扱いしないでください」と訴え、余計にこじれて、孤立した過去があった。
 男所帯の部隊で女たったひとりで孤立。そうなると、女性ということが邪魔にしかならず、オッサンになった(女を捨てた)

 槙(高橋努)は、柚木の後輩で、柚木の細やかな気遣いの中に凛とした女性の強さを感じ、思慕の情を抱いていた。


 そんなある日、リカ、柚木、空井、槙は防衛大学を訪れる。
 そこで、剣道部の女子部員が稽古の厳しさに耐えられず、物陰で泣いているのを目撃する。
 声を掛けようとするリカを止め、税金を使っている学生に優しい言葉は不要と言う。

「女だから、体力も力も負けていて、全然かなわなくて…。
 でも一番悔しいのは、こんなことぐらいで泣いてしまう自分自身です」(剣道部員)

そんな彼女をやるせない表情で見つめ、立ち去る柚木に
「何か一言ぐらい」(リカ)
「言うことなんてない。彼女の言ったことはその通りだし、ここは女だからって、甘やかしてくれるような場所じゃない。
 今はまだいい。仲間もいる。でも、ここを出たら、新米幹部としてひとりで現場に着かなきゃなんない。待っているのは自分よりベテランの部下、右も左もわからない女の上司なんて、煙たがられるのがほとんど」

「女を捨てることで……そうするしかないんですか?さっきの子にもそう言うしかないんですか?
 女を捨てるのって、敗北じゃないんですか?
 私は女を武器にするのも、捨てるのも、どっちも嫌です。
 普通に仕事をして、普通に認められたいんです。
 柚木さんのいる世界では、それ、無理なんですか?
 何か、あの子にあげられる希望みたいなもの、ないんでしょうか?

「私たち、あの子よりずっと長いこと女をやってきたわけでしょう。
 なのに、『女も案外、悪くないよ』って、言ってあげること出来ないんでしょうか?」


槙、柚木に竹刀を渡す……

……道場で、次々に部員たちを打ち負かす柚木。
  その姿を見て、勇気づけられる女子部員。


「後輩に稽古を付けながら言っていた。
 『訓練は、勝ち負けじゃない。昨日までの自分を超えることだ』って」

「戦うべき相手は男ではなくて、自分自身か…」


「やめませんか、もう!無理にオッサンひけらかすのは。
 過去のことは…超えればいいじゃないですか!きつい思いをしたかもしれないけど」
「ずっと思ってました。いつまで過去を引きずって、いつまでオッサンの芝居を続けるんだろうって」

「あんたには分からない!弾かれたことのない、あんたには」
『女のくせに』、『だから女は』って、私はそれしか言われなかった。………だから私は…」
「鷺坂室長はどうなんです?広報室のみんなは?……みんな、あなたがオッサンだから、仲間として接しているわけじゃない。なのに、一人で引きずって、オッサンの振りして…滑稽ですよ」
「見てて痛々しいんです。……今まで先輩が、どんなやつらと接してきたのか知らない。
 だけど、俺たちを…俺を、そんな奴らと一緒にするなあ!」
 


 
【ストーリー】番組サイトより
 初めての自分の企画が好評でホッとしたリカ(新垣結衣)と、初めてメインで担当した企画が好評で喜ぶ空井(綾野剛)。リカは次の企画も任せてもらえることになり、女性自衛官を取り上げたいと柚木(水野美紀)に新企画の協力を求める。だが、自分に女性目線を期待するなんてどうかしていると一喝されてしまう。
 一方、入間基地でマスコミ向け公開訓練を行うことを柚木に伝える鷺坂(柴田恭兵)は、「本来なら柚木を行かせるところだが…」と口を濁す。昔、柚木の下にいた古賀准尉(的場浩司)が訓練に参加することにどうやら理由があるようだ…。


 ひょんなことから珠輝(大川藍)と空幕広報室のメンバーとの合コンをセッティングさせられたリカ。合コンにノリノリの片山(要潤)より無骨な槙(高橋努)が女性陣に人気があり不思議に思っていると、空井から企画の参考にもなるからと、防衛大出身の槙と防衛大に見学に行かないかと誘われる。
 見学当日、リカが空井との待ち合わせ場所で待っていると、リカの前に現れたのは空井ではなく柚木だった。槙と同じく防衛大出身の柚木が学生時代に所属していた剣道部へと向かうと、剣道場から飛び出してきた女子学生(石橋菜津美)が泣いているところに遭遇する。心配するリカに反して、柚木は厳しい言葉を投げつけるだけ…。
 そんな2人の後をこっそりと追っていた空井と槙。柚木の態度を見かねた槙は、学生時代の柚木をリカらに打ち明け、過去が徐々に明かされていく…。
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『八重の桜』 第18話 「尚之助との旅」

2013-05-06 01:45:22 | ドラマ・映画
尚之助と八重の周辺諸藩見聞の旅
背炙峠(大砲の鋳造所予定地)、猪苗代湖南(大砲の輸送経路)、白河の関(激戦の過去を思い、今後の会津を憂う)、白河小峰城(白河だるまを買う)、二本松(幼年者の銃の修練場を見学)などを巡る。
 今後の戦に備え、策を練ることが目的であったが、「会津周辺の史跡名勝巡り」という趣も。
 白河の幼年者が、銃の修練に励む姿を視るのは心が痛む。
 銃を撃つお手本を見せる八重だが、引き金を引く寸前に力が入りすぎ、銃身を後ろに引っ張ってしまうのは、いただけない。

尚之助の仕官
「居候では外聞が悪い」という権八だが、尚之助は「学問や銃のためには、今のままが都合がよい」
と理由を付けるが、「男手のいない家を守るため」だと八重は察する。
「会津に来てもう10年です。……ここは私にとっても、住み慣れた我が家なのですよ」
「……はい」

 尚之助は、各地の見聞録や軍備増強策を提出するが、守護職就任以来かさみ続ける出費により、もはや藩には尚之助の献策を実現させる余力はなかった。
 それでも、他の策を見出そうとあきらめない尚之助だった。

尚之助はヤン・ウェンリー
 今回まで、「1を聞いて10を知る」「運動は苦手」「柔軟な発想」「金や権力にこだわらない」「柔らかな物腰」「思慮深く、人を思いやる」などの人間性を見せてきた尚之助だが、これらは『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーと合致する。
 今回、乏しい財力でも、それなりの策を見出そうとする姿、妻に後れを取る体力などを見て、その意が強くなった。
 八重は、さしずめ、アッテンボローかユリアンか。

 
一方、京の会津藩
秋月悌次郎(蝦夷)、山川大蔵(独・仏・露)が復帰
「美しかったぞぉ、八重殿の花嫁姿ぁ」
「そうか、美しかったかぁ、あのお転婆があ」
「(うん、うん)」(嬉しそうに、感慨深げに頷く大蔵)

覚馬は、薩摩も長州も戦力が揃っていて、今、戦をすれば、ねじ伏せられるのはこちら(幕府・会津)だと自覚。

「ええじゃないか踊り」の世相、民衆の気持ち(政治への不満や鬱憤)を大垣屋清八が代弁。

幕府政治派共和政治派、それぞれの動き
 「幕府・武士の統領=徳川家」と、徳川家に尽くす会津藩だが、当の徳川慶喜は、徳川家さえ守れさえすればよいと大政奉還を受け入れると腹を決める。(豊臣家の末期に似ている)
 とは言え慶喜も、260年続いた徳川幕府の幕を引くことにストレスを感じ、食欲に走り紛らわそうとするが、戻してしまう。

 共和政治派も土佐藩と薩摩・長州藩では方向性が異なっていた。
 土佐藩の倒幕は、徳川家による幕府政治を終わらせることで、「大政奉還」を迫る。
 薩摩・長州の倒幕は、徳川家を滅ぼしてこそ新しい時代が来るというもので、今にも戦を始める意志。
 しかし、慶喜に大政奉還されてしまっては、戦の大義名分がなくなってしまう。
 そこで、岩倉具視が朝廷に「徳川家・会津藩を討て」との勅命を出させようとする。さらに、朝敵討伐の証として、天皇から官軍の大将に与える錦の御旗(にしきのみはた)のねつ造も謀る。


【ストーリー】番組サイトより
 会津の防衛に不安を抱いた尚之助(長谷川博己)は、八重(綾瀬はるか)を連れて周辺諸藩見聞の旅に出る。二本松に立ち寄った2人は、熱心に砲術教練に励む少年隊士たちに出会う。二本松藩では変事に備え、藩士は皆、鉄砲を学ぶようにとの通達が出されていたのだ。
 会津に戻ると、尚之助の仕官が許され、八重も権八(松重豊)や佐久(風吹ジュン)と喜び合う。尚之助は早速、各地の見聞録や軍備増強策を提出するが、守護職就任以来かさみ続ける出費により、もはや藩には尚之助の献策を実現させる余力はなかった。
 そのころ、京にいる慶喜(小泉孝太郎)や会津藩士のもとに、薩摩兵千人が大坂に入ったという知らせが入り…。
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2012年度棋士活躍度ランキング

2013-05-05 23:11:50 | 将棋
 「東京紀行」や思いのほか春のドラマが充実しているため、「活躍度ランキング」の発表が遅くなってしまいました。
 2012年度は、羽生三冠(王位・王座・棋聖)対渡辺三冠(竜王・棋王・王将)の激しい一騎打ちで、その集計発表だけ先にしてしまったので、はっきり言って、今更発表しても何の盛り上がりもないような気がします。ですが、2012年度の記録としての意味はあるかもしれません。

算出基準==================================
 タイトル挑戦して奪取20点、タイトル防衛15点、タイトル挑戦して失敗10点、タイトル失冠0点
 ただし、名人位と竜王位は他のタイトルと重みが違うので獲得点を増やす。竜王挑戦・獲得は30点、同防衛は20点、同挑戦・失敗は15点。
 名人挑戦に関しては、4~6月の七番勝負進出のためのA級順位戦は前年度なので、ポイントには加えず、名人に挑戦し獲得した場合は15点、挑戦し失敗した場合は0点、名人防衛は20点、A級優勝(名人挑戦権獲得)は15点。
 さらに、A級2位と竜王挑戦者決定戦(敗退)は8点(1組優勝者の場合は4点)、竜王挑戦準決勝進出(敗退・1組優勝者は除く)は4点とする。 A級残留はかなりの難易度なので5点。
 順位戦各級の昇級もクラスで差をつけるのが妥当と考え、B1→A級は7点、B2→B1は5点、C1→B2、C2→C1は4点。
 竜王戦昇級の評価については、各クラスの昇級人数が4人と多いのと、クラス別の差別化などを考えると複雑なので、1組優勝者は6点、準優勝者は4点、2組以下は均一に優勝者5点、準優勝者3点。昇級者決定トーナメントを勝ち抜くと、かなり勝ち星を稼げるので昇級に対する加点はなし。

 棋戦(全棋士対象)優勝10点、棋戦準優勝6点、
 参加棋士限定棋戦(新人王戦、日本シリーズ、大和証券杯)優勝7点、同準優勝4点。

 あと、挑戦者決定戦で敗れたり、棋戦3位などの評価をしないのも誤差が生じそうだが、そこまで勝ち進めば勝ち星が多いはずなので、1勝=1点とすれば反映できる。

★今年度の改正点
 前年度までタイトル失冠は0点でしたが、予選不参加による勝ち数獲得の機会減少救済措置点を設定しました。
 名人、竜王位を別格にして、他のタイトルは同等と考えた上で、数値のバランスを考え、タイトル失冠時のポイントを、名人、竜王が5点、他の5タイトルを3点としました。(経緯はここ

 ==================================


 【参照】
『放電日記的 2008年度棋士活躍度ランキング』(2009年3月31日)
『修正版 2008年度棋士活躍度ランキング』(2009年4月19日)
『放電日記的 2009年度棋士活躍度ランキング』(2010年4月2日)
『放電日記的 2010年度棋士活躍度ランキング』(訂正あり)(2011年4月4日)
『放電日記的 2011年度棋士活躍度ランキング』
『2012年度棋士活躍度ランキング 「渡辺竜王・棋王・王将vs羽生王位・王座・棋聖」編』


 例年はタイトル保持者、棋戦優勝者、A級棋士、順位戦昇級者など棋士の戦績を紹介し得点を集計したのですが、今年はランキング20位から発表していきます。
 まず、18位タイが3人。(本当は「まず20位、ばーん!と始めたかったが)

18位 33点 森内名人(昨年度25点)
 名人位防衛20点、年度成績13勝12敗。(達人戦準優勝(非公式戦))
18位 33点 深浦九段(昨年度48点、5位)
 A級残留5点、竜王1組6点(挑戦者決定準決勝に進出しているが、1組1位は除外)、王将リーグ2位0点、棋聖挑戦者決定戦敗退0点、年度成績22勝20敗。
18位 33点 村山六段(昨年度29点)
 BⅡに昇級4点、年度成績29勝14敗。
17位 35点 山崎七段(昨年度27点)
 竜王戦挑戦者決定戦敗退8点、竜王戦1組2位4点、年度成績23勝17敗。
16位 36点 郷田九段(昨年度54点、3位)
 棋王位失冠3点、A級残留5点、大和証券杯準優勝4点、NHK杯準決勝敗退0点、年度成績24勝19敗。
14位 37点 糸谷六段(昨年度41点、12位)
 年度成績37勝11敗。
14位 37点 澤田五段(昨年度24点)
 年度成績37勝11敗。
13位 38点 大石四段(昨年度32点、18位)
 竜王6組1位5点、年度成績33勝18敗。
12位 39点 行方八段(昨年度17点)
 A級昇級7点、年度成績32勝11敗。

10位 40点 久保九段(昨年度33点、16位)
 日本シリーズ優勝7点、A級昇級7点、年度成績26勝16敗。
 (今年度から設けた失冠点を考慮すると昨年度は39点、14位)
10位 40点 稲葉六段(昨年度33点、16位)
 BⅡに昇級4点、竜王4組1位5点、年度成績31勝11敗。
 8位 41点 中村太六段(昨年度44点、9位)
 棋聖位挑戦失敗10点、竜王5組2位3点、王座挑戦者決定戦敗退0点、年度成績28勝17敗。
 8位 41点 菅井五段(昨年度43点、10位)
 朝日杯準優勝6点、CⅠに昇級4点、竜王6組2位3点、年度成績28勝13敗。
 7位 43点 丸山九段(昨年度43点、10位)
 竜王位挑戦失敗15点、日本シリーズ準決勝敗退0点、年度成績28勝23敗。
 6位 45点 豊島七段(昨年度52点、4位)
 BⅠに昇級5点、竜王3組1位5点、大和証券杯準決勝敗退0点、年度成績35勝13敗。

 5位 46点 佐藤九段(昨年度47点、6位)
 王将位失冠3点、A級残留5点、大和証券杯優勝7点、銀河戦準決勝敗退0点、日本シリーズ準決勝敗退0点、年度成績31勝16敗。
 4位 49点 藤井九段(昨年度15点)
 王位挑戦失敗10点、BⅠに昇級5点、竜王2組2位3点、年度成績31勝17敗。
 3位 56点 永瀬五段(昨年度36点、14位)
 新人王優勝7点、竜王5組1位5点、加古川青流戦優勝0点、年度成績44勝12敗。
 2位 133点 渡辺竜王・棋王・王将(昨年度107点、2位)
 竜王位防衛20点、棋王位奪取20点、王将位奪取20点、王座失冠3点、NHK杯優勝10点、朝日杯優勝10点、A級残留5点、王位挑戦者決定戦敗退0点、年度成績45勝16敗。
 1位 136点 羽生王位・王座・棋聖(昨年度121点、1位)
 棋聖位防衛15点、王位防衛15点、王座奪取20点、第70期名人位挑戦失敗0点、第71期名人位挑戦権獲得15点、銀河戦優勝10点、NHK杯準優勝6点、日本シリーズ準優勝4点、棋王位挑戦者決定戦敗退0点、朝日杯準決勝敗退0点、年度成績51勝17敗。(達人戦優勝・非公式戦)


 こうして振り返ると、羽生三冠渡辺三冠の激烈な争いを再認識。これについては、2012年度棋士活躍度ランキング 「渡辺竜王・棋王・王将vs羽生王位・王座・棋聖」編をご覧いただくとして、年度成績44勝12敗、新人王の永瀬五段が3位と健闘した。44勝は年度勝数2位の渡辺竜王と1勝差である。
 4位の藤井九段の復活もうれしい。5位佐藤九段も王将を失冠したものの地力を発揮した。6位の豊島七段は2008年度の17位→5位→7位→4位→6位とこのランキングの上位安定勢力の一人となっている。
 昨年度ベスト20から転落したのは、広瀬七段(昨年度7位46点)、橋本八段(8位45点)、佐藤(天)七段(12位41点)、船江五段(14位36点)安部(健)五段(18位32点)、牧野四段(20位30点)。佐藤(天)七段は今年度32点で次点(21位)だが、広瀬七段と橋本八段はそれぞれ23点、10点と残念な成績だった。
 この他のA級棋士(昨年度)は、屋敷九段28点、三浦八段26点、谷川九段16点、高橋九段10点。


以下は、各棋戦ごとに、まとめたもの
 竜王戦
防衛20点・渡辺 挑戦失敗15点・丸山 挑決8点・山崎 準決4点・飯島(深浦は1組優勝なので除外)
1組1位6点・深浦 2位4点・山崎 2組1位5点・佐藤天七段 2位3点・藤井
3組1位5点・豊島 2位3点・片上 4組1位5点・稲葉六段  2位3点・高崎五段
5組1位5点・永瀬五段 2位3点・中村太五段 6組1位5点・大石四段 2位3点・菅井五段

 名人戦
防衛20点・森内 挑戦失敗0点・羽生 
A級1位15点・羽生 2位8点・三浦八段 残留5点・郷田、渡辺、屋敷、佐藤、深浦、谷川 降級・高橋、橋本
B1→A級7点・行方八段、久保九段  降級、井上九段、中田宏八段
BⅡ→BⅠ5点・藤井九段、豊島七段  降級 神谷七段
CⅠ→BⅡ4点・稲葉六段、村山六段  降級、森九段、内藤九段
CⅡ→CⅠ4点・菅井五段、阪口五段、斎藤五段  降級、川上六段、上野五段

 王位戦
防衛15点・羽生 挑戦失敗10点・藤井 挑戦者決定戦0点・渡辺
 王座戦
奪取20点・羽生 失冠3点・渡辺 挑戦者決定戦0点・中村太五段
 棋王戦
奪取20点・渡辺 失冠3点・郷田 挑戦者決定戦0点・羽生
 王将戦
奪取20点・渡辺 失冠3点・佐藤 挑戦者リーグ2位0点・深浦
 棋聖戦
防衛15点・羽生 挑戦失敗10点・中村太 挑戦者決定戦0点・深浦

NHK杯 優勝10点・渡辺 準優勝6点・羽生 3位0点・郷田、鈴木八段
朝日杯  優勝10点・渡辺 準優勝6点・菅井 3位0点・羽生、谷川
銀河戦  優勝10点・羽生 準優勝6点・阿久津七段 3位0点・佐藤、屋敷

大和証券杯  優勝7点・佐藤 準優勝4点・郷田 3位0点・羽生、豊島
日本シリーズ 優勝7点・久保 準優勝4点・羽生 3位0点・佐藤、丸山
新人王    優勝7点・永瀬五段 準優勝4点・藤森四段 3位0点・佐々木勇四段、宮本三段

【獲得点なし】
加古川青流戦 優勝・永瀬五段 準優勝・伊東真四段 3位・及川四段、宮本三段
【非公式戦】
達人戦   優勝・羽生 準優勝・森内 3位・加藤九段、谷川九段

2012年度 勝数ベスト20
1 羽生 善治 51  6 豊島 将之 35  9 稲葉 陽  31  13八代 弥  28
2 渡辺 明  45  7 大石 直嗣 33  12村山 慈明 29  18飯島 栄治 27
3 永瀬 拓矢 44  8 行方 尚史 32  13丸山 忠久 28  18佐藤 天彦 27
4 糸谷 哲郎 37  9 佐藤 康光 31  13佐々木 慎 28  18船江 恒平 27
4 澤田 真吾 37  9 藤井 猛  31  13中村 太地 28  18斎藤慎太郎 27
                        13菅井 竜也 28  18佐々木勇気 27
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『お天気お姉さん』 第4話

2013-05-04 21:53:38 | ドラマ・映画
今週の気象現象
★ダストデビル(塵旋風・じんせんぷう)
強い日射で地面が暖められ、地表付近の空気が渦巻き状に立ち上げられる現象。春から秋にかけて晴れた日に起こりやすい。竜巻とは違う。
 竜巻積乱雲の強い上昇気流によって起こる。竜巻は雷雨のときに起こるものだが、ダストデビルは晴れた日に起こる。竜巻より規模は小さいが、予兆がないところが怖ろしい。

 (ダストデビルの起こる条件に、強い日差しに加えて横風が必要とWikipediaにある)

★環天頂アーク(逆さ虹)
 上空高いところにある氷の結晶に太陽光が屈折して出現する現象。別名「逆さ虹」。逆さ虹は真上に出現する。


今回の不可思議事件
落ちる場所がないところでの転落死
 この事件がダストデビルによって起きたのではないかと考えたが、他に落下物がなかったためダストデビル説は誤りであったと結論。

 事件の真相は、トレーニング中、歩道橋から転落、路上に仰向けになる。そこで自分のホームランの軌跡に似ている逆さ虹を発見。少年との「ホームランを見せる」という約束の代わりに、逆さ虹を見せようという一心で、何とか病院の屋上に辿り着いたのだった。


今週の原口蘭(笛木優子)とディレクター・染谷(野間口徹)
「これで(女子アナの不祥事の)ほとぼりを一気に冷まします。わかったぁ?染谷!」
「へっ?、ああぁ…何で俺なんだよぉ」

(別の日)
「っていうか、染谷!阿部晴子に手を振らせたの、あんた?」
「はあぁ…」
「ばっかじゃないの!阿部晴子は無愛想が売りなのぉ」
「手を振らせたら、ますます、無愛想が際立つかと思って」
「失敗です!」
「でも…」
「しっぷぁいです!」
「はい、すいません!」

変化を見せたヒロイン
・少年を勇気づけるるため、気象予報士なのに教師のような説得をした。その際、涙を見せたらしい。
・ディレクターの「手を振れ」の指示に従った。
・地面に這いつくばる
・地面に仰向けに寝る


「安倍晴子スレッド(掲示板)」のやり取りが面白い
 一人浮く三雲監察医(佐々木蔵之介)、
「パンツ見てえ」「パンツ脱げ」「脱げ」「俺の前で四つん這いになれ」「かしづけ」
「かしづくのは、お前達だ!」
「ジジイ登場!」「晴子、地面に這いつくばれ」
場面転換……調査の為、地面に這いつくばる晴子

蜜代(壇蜜) VS 女子アナ・茜(佐々木希)
 壇蜜さんのネチネチぶりが面白かった。

その他の感想
・不可思議現象の真相(理由)は非常に無理がある。
・事件解決を豪太(大倉忠義)の特殊能力(記憶力)に頼らな勝ったのはよかった。
・茜のストーカーの話は必要ないと思う

【ストーリー】番組サイトより
 ある病院の屋上で、元大リーガーの間瀬良一(佐藤祐基)が死亡しているのが見つかる。検死の結果、間瀬の死因は脳挫傷。転落死だったということがわかる。だが、その屋上には周囲に高い建物はなく、どこかから飛び降りたり、突き落とされたりすることは考えられない。
 自殺なのか、他殺なのか、事故死なのかもわからず、豪太(大倉忠義)は『蜜の味』で三平(佐々木蔵之介)に相談を。間瀬の側頭部には骨折が見られ、頸椎にも損傷があるため、間違いなく3,4mの高さから転落したと思われる、と説明を受ける。
 するとそこに晴子(武井咲)が現れ、「それはダストデビルによるものではないか」と告げる。ダストデビルとは、強い日射で地面が暖められ、地表付近の空気が渦巻き状に立ち上がる現象で、過去には重さ60kgもあるテントの重しを上空40mまで巻き上げた事例もある、と話す晴子。晴子が言うなら間違いない、これで事件解決だ、とはしゃぐ豪太だったが・・・。
 一方、晴子の前で病院の入院患者・佐藤寛治(加部亜門)が突然倒れる! 寛治の手には間瀬のサインが入った野球ボールが。寛治と間瀬の関係を探った豪太と晴子は、ある驚きの事実を知る!
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東京紀行 その12「大盤解説会」

2013-05-04 16:46:20 | 日記
 「その11」で記したとおり、1日目とはうって変わって、2日目の午前中はゆったり過ごした。
 あ、そうそう、「その11」で書き忘れたが、庭園散策の早々、向こうから見慣れた顔の人物が(…やや浅黒く、精悍さの中にも柔和さを感じさせる人物…)、バッグを片手にやや足早に歩いてきた。「屋敷先生、こんにちは」
と声を掛けると
「やあ、こんにちは」
不意を突かれても、にこやかに挨拶を返す。想像通りの人物だった。


  
 12時45分、≪頃合いよし≫と腰を上げ、会場に向かう。
 ……と、受け付けどころか、すでに開場している。受け付けを済ませ、会場に入ると、既に前の方中央の席はすでに詰まっていた。前から三列目の一番右の席に腰を掛けたが、呑気に『将棋世界』を読んでいるんじゃなかったと、後悔。
 それにしても、ホテルのフロント、イベントホール(プラザ)のコンシェルジュと2か所で尋ねたのだが、どちらも「1時から」という返事だった。確かに、午前中に下見した時は「1時受付、1時30分開始」だったが、もっと、正確な情報が欲しかったな。

 1時30分ごろ、木村八段と矢内女流四段が登場、大盤解説が始まった。
 観客の気持ちを考え、巧みな話術で、解説の面白さはナンバー1の木村八段に対し、解説者の意図をくみ取り、絶妙の受け、突っ込み、流しで応じる聞き手の上手さナンバー1の矢内女流四段と、名人戦開幕の一局に相応しいゴールデンコンビだ。

 ここで、後悔。右側の席からだと、矢内さんの横顔ばかりで、なかなか正面からお顔を拝見できない。シャッターチャンスがなかなか訪れない。そのため、この記事を書く際になって、初めて気がついたが、木村八段の姿が全く写っていなかった。木村八段、申し訳ない。

 昼食休憩後、再開直前の対局室の様子をモニター見て、
「まだ、対局者が戻って来ていませんが、昼食後自室で寝てしまっているということはないのかなあ」
という木村八段に対し、矢内女流が
「実は、女流の対局であったんです。昼食休憩の時、寝てしまって……そのまま…。女流の持ち時間は短いので、時間切れになってしまいました」

 う~ん、誰だろう。2、3人、しでかしそうな女流の顔が浮かんだけれど。

 木村八段、矢内女流四段がメインみたいだが、ゲスト解説者も飯島七段、佐藤(天彦)七段、広瀬七段、立会人を務めている佐藤九段の方々が、交代で登場するという豪華さ。



 将棋界で一番真面目な男と言ったら、佐藤九段を挙げる方が多いのではないだろうか。


 将棋について真面目なのはもちろん、すべての物事に対して真面目なのである。真面目、堅物な人間は、他人に対しても厳しく、融通が利かないタイプが多いが、佐藤九段は他人に対しては寛容で、相手に対する心配りも忘れない。友達になってほしい棋士ナンバー1である。
 イベント会場でも、人を楽しませようとするサービス精神も旺盛で、やや天然なところと相まって、実に楽しく場を盛り上げる。
 『将棋世界』誌の観戦記でも紹介されていたが、
「今回、初めて正立会人という役目を務めさせていただいたのですが、本当に大変です。いままで、副立会人は何度も務めたことはあったのですが、その責任の重さが全く違います」
 確かに、両対局者が十分に実力を発揮できるように、対局場のセッティング、毎日新聞社・朝日新聞社との対応など配慮しなければならないことが多いのだろう。真面目な佐藤九段があれこれ心配する様子が目に浮かぶなあ…と思っていたところで
「発声練習もしました」
 発声練習……?……「定刻になりましたので、対局を開始します」という声が変にならないよう練習したらしい。普通、語句を間違えないようとか心配するかもしれないが、声の調子まで心配するとは。
 その他、封じ手をなくしたらどうしよう。どうも、部屋の備え付け金庫では信用できないらしく、自身のバッグの中に入れたそうだが、
「テーブルの上に置いておくと、お茶をこぼしたり、掃除の人が捨てちゃったり…」
佐藤九段らしい心配ぶりで、場内大受けだった。

 2日目の午後の時点では、先手の羽生三冠の右銀の働きが悪く、若干苦しそうだ。
 苦しいところから勝負手を繰り出す羽生三冠、時には手堅く、時には強気に対応する森内名人の手に、解説陣の予想手が外れっぱなし。
 特に木村八段は、
「夕休まで指しません」
と言った3秒後に、パチリ(△5二金)。
 断言した直後、着手され、最後まで面目丸つぶれ。

 木村、矢内は絶妙のコンビ。大盤を前に立ち位置も素晴らしく、阿吽の呼吸であった。
木村の難解な手順解説に翻弄され、「将棋って難しい……」とつぶやく矢内さんも可愛らし過ぎる。


 解説会は何度か休憩をはさむ。
 2度目の休憩時に、会場に到着したnanaponさんと再会。この時、『玲瓏』-羽生善治(棋士)データベースを運営されているたいがーさんと引き合わせていただいた。
 たいがーさんの『玲瓏』はご覧いただければ一目瞭然だが、羽生善治の棋士としての戦績が網羅されていて、そのデータの分類も完ぺきで、私も氏のデータにはお世話になりっぱなしである。
 もちろん初めてお会いしたが、几帳面で優しい」というイメージ通りの方であった。
 彼が羽生三冠に魅せられたきっかけが、羽生さんの負け将棋で、その負け方に感じるところがあり、興味を持ったら一気に魅せられてしまったとのこと。
 負けた棋士の名もお聞きしたはずだが失念してしまった。そんなに大きな勝負ではなかったと記憶している。もっと、いろいろ突っ込んで聴きたかったが、酒の席ならともかく、初対面でネットでのやり取りも1、2度しかなかったので、気後れしてしまった。

 次の休憩時には、Guten Tagさんとお会いすることができた。
 「ただ今、帰りました」の記事に、コメントをいただいた方です。「シンデレラ帰宅」という絶妙な表現力を発揮されました。
 渡辺竜王と清水女流六段のファンで、タイトル戦では全国各地に応援に行っているという強者である。東京へ行くだけで大騒ぎする私とは大違いだ。

 帰りの列車の関係で、東京発19時33分発の新幹線に乗らないと帰れなくなるので、夕食休憩時に帰らなくてはならず、nanaponさんたちとは名残惜しいが、会場を後にした。多分、終局まで残っていられると、もっと、いろいろな方とお会いできたのだろう。
 今度は月・火に行われるタイトル戦、1日制なら火曜日に行われるタイトル戦にしよう。あるいは土曜日に行われるイベントやタイトル戦でもいいな。

 今回、私の上京におつきあいくださった、koumamaさん、nanaponさん、ssayさん、楽しかったです。ありがとう。たいがーさん、Guten Tagさん、また会いましょう。【終】
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へこんでいます その2 「当分、レビュー記事へトラックバックは飛ばせません」

2013-05-02 17:50:46 | 日記
 先日、愚痴ってしまいましたが、その続き(もう少し詳しい事情とその後の経過)です。粘着質ですね、私。(以下に理由を書きますが、当分、ドラマレビュー記事へはトラックバックを飛ばせません)

 ずいぶん前になりますが、ある記事について、あるブロガーさんからコメントをいただきました。
 要約すると、私のレビューに対してそのブロガーさんの解釈をコメントしようと思ったが、長くなったのでご自身の記事に追記したので気が向いて暇だったら読んでみてください。で、特に私へ向けて反論しようとしたという記事(追記)ではなく、もともと後で追記しようと思っていた内容なのだとおっしゃっていました。
 私も、それに対するレスで、「拝見し再考した上で新たに記事にします」と記したのですが、忙しさにかまけて、その再考記事が一か月後になってしまったのです。
 そんなわけで、普通にアップしたのでは気がついてもらえませんし、その方のブログのコメント欄で「書いたので読んで下さい」というのも押し付けがましいと思ったので、記事のタイトルを「○○さんへのお返事」としたのです。(現在はタイトルを変えています)

 ですが、その方のブログの該当記事のコメント欄で
「私は、常々記事の中では1サイトさまの記事にあてての反論や愚痴は書かないようにしております。
 ましてや記事中に自分の意に染まない記事のリンクを貼る事もした事がありません。
記事は多数の方々に向けて書いている物で、芸能人や政治家以外の個人名をタイトルにするなど私には理解できません。
 以前2ちゃんにブログを曝された時と同じくらいの恐怖を感じてしまいました」
という返答されていました。
 最近まで、そのコメントに気付きませんでした。あの時、私の追加記事に
「記事のタイトルに自分の名前を入れられる日が来るとは驚きですわw」
とコメントされていたので、その文から、深刻さを読み取れませんでした。

 私としても、ああいうレスをしたのでその方を意識して記事を書きましたが、反論するという意志はなく、再考したという意味で書いたものでした。そのことも十分伝えようとしたのです。また、元記事のその方へのレスでも、「多少違うなあと感じることはあるけれど、非常に深い考察をされるので、ブログの記事をとても楽しく読ませていただいている」という気持ちも伝えました。
 確かに、軽率な行為だったと思いますが、悪意や敵意は全くなかったのです。もちろん、悪意がなくても人を傷つけてしまったことに変わりはなく、事情を理解したので、その方の別の記事のコメント欄で謝罪をしました。その記事をアップした事情も説明しました。(この時点で、先日の記事「へこんでいます」をアップしました)

 その後、その方のブログのコメント欄でレスをいただきました。
「すいません…私はあれから一度もそちらに伺っていません。
お余所の記事のトラバ欄でそちらのお名前を発見した程度の時でさえ恐怖感を覚えます。
それほど恐いのです。できたら放っておいてください。
あれのタイトルは今からでも変えていただければと思います。では。」

 自らが招いたこととはいえ、先のコメントレスの「以前2ちゃんにブログを曝された時と同じくらいの恐怖」や、今回の「お余所の記事のトラバ欄でそちらのお名前を発見した程度の時でさえ恐怖感を覚えます」の言葉は、心に突き刺さりました。心が痛いです。そう思われていたと思うと、当分、トラックバックは飛ばせません。(そう言えば、いくつかのブログにトラックバックをいくら飛ばしてもはじかれるブログがありましたが、拒否されていたんですね)
 事を大きくしたくなかったので、管理人だけが見ることができる「鍵付きコメント」という投稿をさせてもらったのですが、その方のレスを読んで、他の方が「鍵付きコメント」で、その方を心配し励ます主旨の内容コメントをしたのだと推測されますが、そのコメントに対しては

そうそれです^^;いや~ホント今さらですね。
お気遣いありがとうございます。
風邪も良くなってきました。ありがとうです。励まされます。」

という返信をされています。
 これだと、私がまた、いちゃもんを付けたように取られるように思います。
 私は謝罪したかっただけなのに……

 こんなことを、ブログの記事で発信する自分が情けないです。
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『幽かな彼女』 第4話「教師は意味ある職業か?」

2013-05-01 16:14:47 | ドラマ・映画
「意味がないことって、そんなに悪いことですかね。
 たとえば友達が変わろうとしている瞬間を見るのは、意味がありませんか?」


藤田ともみがダンスに参加して見事踊ったのを見て
「葉山さんどうですか?」
「別に。中三でダンスが踊れるようになったって、何の意味がないでしょ」
「彼女にとっては、価値があります。
 自分を変えることが出来たって価値が。
 意味はないけど価値があるってこともあるんですよ」

じっと考える葉山風。
「よかったですね。でも、私、興味ないんで」
と走って去っていくが、きっと、何か感じたのだろう。

★意味価値
 今回は、ともみが自分を変えようと一歩踏み出したこと、友だちのその姿を見ること、中三でダンスが踊れたこと、の意味や価値を考えたわけだが、
幽霊のアカネがオシャレすること……普通の人は見えないのだからオシャレしても意味はない。しかし、アカネ本人にとっては意味がある(価値がある)。
進路指導……塾の判断の方を重要視するので意味がない。確かに、形式的な進路指導だったら意味はない。

と、うまくテーマを重ねている。
 それはともかく、「教師は意味ある職業か?」というのはどうなのか?教師が意味のない職業ってあり得ないと思う。


 しかし、「意味はないけど価値がある」という言葉に、うまい表現だなと思うと同時に引っかかりを感じてしまう。
 
そもそも「意味」「価値」って?
 「意味」と「価値」、主観的とか客観的という視点で見た場合、「価値」の方が客観的で、一般的な見地から見て「価値が高い」とか評価することが多い。場合によっては「価格」が付けられる。
 対して「意味」の場合、「意義」と置き換えられ、それやその行為を見る(行う)者によって違ってくるものと考えられる。
 今回の場合、「進路指導」は葉山風をはじめとする塾の判断で決定派にとっては、まったく意味がないと考える。また、今話のような形式的な進路指導は、教師・暁にとっても生徒たちにとっても意味はない。「進路指導」も職務として考えるなら、意味は出てくる。
 「価値」は一般的意味あいがあると述べたが、「価値がある」という言い方だと、「大切だ」とか「重要だ」とかいう意味で、「意味がある」と同様、いや、大切さの度合いが強いニュアンスになる。
 と、考えると、今回の使われ方の「意味はないけど価値がある」というのは、適切ではないように思う。
 「ダンスができる」ということは、「一般の中学3年生」にとっては「意味(価値)がなく」、「ともみ」にとっては「意味(価値)がある」ということになる。
 つまり、「意味」も「価値」も意味合いは似ていて、「○○にとって」評価が変わってくるだけである。
 以上が、引っかかりを感じた理由であるが、些細な私のこだわりで、ドラマの本筋とは関係ないことである。


 一方、前話で、アンケートでの評価が最低だった千穂(前田敦子)
 その評価を受け止め、自分が教師として向き合っていなかったことも認める。
 しかし、副校長の「たった一度だけでいいので、心の底から≪ありがとう先生≫と生徒に言ってもらえるようなことをしていただけませんか」という提案を、初めからできないと諦めていた。
 が、自分より劣ると見下していた林先生(北山宏光)の今回の奮闘ぶりを見て、葉山風同様、何か感じるものがあったのかもしれない。
 その林先生だが、今回、題材が自分の顧問のダンス部の生徒だったためとはいえ、いつもとキャラが違うように感じた。


【ストーリー】番組サイトより
生きていた頃の記憶をよみがえらせたいというアカネ(杏)に頼まれ、学校に連れて来た暁(香取慎吾)。アカネは何も思い出せないが、偶然すれ違った和泉(真矢みき)に何かを感じる。

同じ頃、林(北山宏光)が顧問を務めるダンス部に問題が持ち上がる。部員たちが、新歓オリエンテーションで披露するダンスのメンバーから、踊りが一向に上達しない藤田ともみ(上白石萌歌)を外すと言い出したのだ。

そんな折、和泉の提案で、部活の顧問を試験的に民間のコーチに委託することが決まった。顧問を外された林はショックを受けるが、ともみからダンスの自主練習に付き合って欲しいと頼まれて発奮。2人で毎日特訓に励み、ともみのダンスも上達を見せる。

だが、まだ自信がないと弱気なともみは、ダンスを始めた理由を林に打ち明ける。勉強も運動も苦手で、昔から自分に自信がなかったともみ。友だちだと思っていた成績学年トップの秀才・葉山風(柴田杏花)に「つまらない人間」と冷たく突き放され、「自分を変えたい」とダンス部に飛び込んだという。

「がんばれば、人は変われる」とともみを励ます林。ところが、クラスメイトの前で特訓の成果を見せろとダンス部員に迫られたともみが、緊張のあまり過呼吸の発作を起こしてしまう。千穂(前田敦子)から「林先生のせい」と責められ、返す言葉がない林。さらに、この一件ですっかり自信をなくしたともみが「やっぱり、変われない」とダンスの特訓をやめてしまい、林は無力感にさいなまれる。

その夜、暁の部屋にやって来て、自分は間違っていたのかと落ち込む林を、思わず叱咤するアカネ。成績のような目に見える結果を出すことだけに意味があるのではなく、「教師が生徒のために何をしてあげられるかが大事」と訴えるアカネの言葉は林には聞こえない。だが、その話に心を動かされた暁に「間違ってませんよ、林先生は」と告げられた林は自分の思いを貫こうと決心する。

翌朝、暁から「簡単に変われなくても、変わろうとすることに価値がある」と励まされたともみは林との特訓を再開。数日後の新歓オリエンテーションで見事なダンスを見せ、大喝采を浴びる。ともみと手を取り合って喜ぶ林に、千穂は嫉妬を覚えて…。

一方、アカネは自分の腹にくっきりと残された“刺し傷”に気づいてがく然となり…。その頃、小原南中の図書館には、物陰から風を見つめる少年の姿があった。その手にはカッターナイフが握られていて…。
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