英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『幽かな彼女』 第7話「負ける事を認められる強さ」

2013-05-22 23:23:26 | ドラマ・映画
「昔からついてないんですよねぇ。ちゃんと評価してくれる人に巡り合えないというか、やる気出せる場所、与えてもらえないというか……」
「最低ですね…そういう考え方。
 最低だって言ったんです。自分は何も悪くない、間違えてないって。悪いのは全部周りだって。文句ばかり並べて
「なんで、あなたにそんなことを言われ…」
「好きだからですよ!
 好きだから嫌なんです。好きな人がそうやって言い訳ばかりして、逃げているのなんて見たくないんです。
 自分が間違っていることを認めなきゃ、成長なんてできませんよ。

 河合先生はいつまでそういう生き方していくつもりなんですか?」


今回のタイトル(テーマ)「負ける事を認められる強さ」を訴える林先生(北山宏光)の言葉だが、奇しくも今週の『空飛ぶ広報室』の鷺坂の言葉と合致する。
「粗末にしたと認められなきゃ、お前はこれから何度でも、いろんな人を…粗末にするよ」
自分の非や足りないところを、素直に受け入れ認めないと、前へは進めない


念を押すような副校長の言葉
「離婚率や家庭の問題の増加を鑑みて、その在り方に配慮すべきというのは大人の勝手な言い分でしょ。
 大人も間違えてしまうことはあるんです。まずそれを認めなければ、子どもの信用を得ることはできません」

「大人の勝手な言い分」というのは決めつけ過ぎだと思う。特に今回のアンケートは、慎重さに欠けたと思う。
「『可能な限りで』と書いてあります。あくまでお願いですから、強制はしておりません」
というのは、悪徳弁護士の言い逃れのように思う。



「ここは穏便に」という校長の言葉に対して「それが一番の問題です」と指摘し、
「ぶつかることで初めて生まれるものもあるのに」
と呟く。

 確かに、問題を起こさないのは現実的に考えると、重要なことかもしれない。でも、確かに、ぶつからないと分からないことも、得られないこともあると思う。


過去に向き合う暁
「吹っ切ることと目を逸らすことは、全然違う。(原因に)ちゃんと向き合わなきゃ、吹っ切ったことにならない」
と、アカネに言われ、暁は過去の失敗を打ち明ける。
「≪あの時ちゃんと話してくれてれば≫とか≪学校が揉み消さなきゃ≫とか言い訳ばっかり考えて、生徒から目を背けて、典型的なダメ教師の出来上がりって」
 今の河合先生の姿と重複するが、ちょっと気の毒な気もする。確かに、苛めを止めることができなかった罪はあるが。

 アカネに背中を押されて、守ることができなかった広田かすみと会い、辛辣な言葉を浴びせられる。
「まだ先生続けてるってのも、正直、意外でした」
(「すいません」)
「謝られても困ります。だって、許す気ないんだから」
「先生はあたしを守れなかった。先生はあたしを追いつめることしかできなかった」
「神山先生のような教師には、絶対ならない」


 う~ん、それを逆恨みと思うのは、私にとって他人事だからだろうか?
 一番悪いのは、いじめた生徒たちで、そちらには恨みが向かないのかなあ。
 暁は未熟だったが、河合のように「おざなり主義」ではなかった。
 そういうことが理解できず、許すことができないのはどうなのだろうか?
 

打ちのめされた河合先生は…
「いつまで学生気分でいるのかしら」
という面接官の辛辣な言葉に打ちのめされ、林先生の言葉に追い打ちをされ、ついに辞表を出す。
 今回のこともあるけれど、普通に授業をしてきただけで、暁や岩名先生や副校長の教師ぶりを見て、思うことも大きかったのではないだろうか。


もう一人の負け(自分の非)を認められない人・根津亮介
「間違ってたのは、お父さんとコーチです。それは僕も、その通りだと思います。その後、サッカーをやめたのは違いますよね。本当の自分の実力に自信がなくなったからじゃないですか。それで部活にも入らないでやめたんでしょう。それってただのお父さんへあてつけじゃないですか。≪自分がこんなに傷ついたのはお前のせいだ≫って子どもっぽく拗ねているだけでしょ。
 被害者面していつまでもウジウジ引きずってたって、時間の無駄だって、そろそろ気づけよ。俺は7年間、そうやって無駄にしてきたんだよ。お前は2年で充分だ。
 お前と喧嘩したいって言う奴、もう一人いるから、そいつ(健太郎)と正面からちゃんとぶつかってみろ」

「お前今でも思ってんだろ。≪金なんか使わなくたって、本当は実力でエースに成れたんだ≫って。だったら、それ証明してみろよ。ボール取ってみろよ。(くだらねえと言って立ち去ろうとする根津に)また逃げんのかよ」
と、挑発し、挑んでくる根津を叩きのめす。
「殴りてえのはこっちの方なんだよっ!。勝手にサッカーをやめやがって、結局はてめえは逃げていただけじゃねえのかよ。2年間、逃げていただけのてめえなんかに、負けるわけねえだろ!」
 ベタなシーンだけど、まあ良かった。
 でも、親友なら2年間もほっとくのかなあ?大いに疑問。 
 それはともかく、しゃくり上げるだけの台詞回し、もう少し何とかならないかなあ。

「むかつくよなあ、ほんと………。だがな、俺の負けだって」
「よかったじゃないですか、ちゃんと負けて」
「ドヤ顔すんなよ。てめえが一番むかつくんだよ」
本当にドヤ顔だった。
 

爆発寸前の京塚りさ
「ぶっ壊したくなるんだよねえ、こういう(生ぬるい)雰囲気」
森野の弱点(暁のアパートに出入りしている)をつかみ……(次回に続く)

【その他の感想】
 浮遊霊・吉岡らがアパートの管理人(趙和)に乗り移るのは、学校に行きたいアカネの為、憑代を学校に持ってく必要があったが、必要以上に乗り移って騒動を起こしたのは、今後、アカネが誰かに乗り移るの伏線か。
 管理人さん、気の毒だった。

【ストーリー】番組サイトより
クラスの問題児・根津亮介(森本慎太郎)が健太郎(岩橋玄樹)に突然殴りかかった。暁(香取慎吾)は理由を問い詰めるが、2人は何も話さず、亮介は停学を命じられる。

暁は拓途(神宮寺勇太)から、亮介と健太郎はかつては同じサッカークラブの親友で、ともにエース候補だったと聞く。だが、父親がリストラにあい、クラブを辞めた亮介が健太郎を避けるように。サッカーを辞める原因を作った父親への怒りが、操緒(濱田マリ)が保護者に宛てたプリントに刺激され、健太郎に向いたのではないかというのだ。

そんな折、暁に「広田かすみ」という大学生の元教え子からハガキが届く。暁は重い口を開き、7年前の苦い後悔をアカネ(杏)に明かす。当時、中学2年のかすみがクラスでイジメられていたことに、担任の暁は気づけなかった。そればかりか、元気のないかすみを励まそうとした行動がかえってイジメをエスカレートさせ、かすみを自殺未遂にまで追い込んだ。以来、暁は生徒を遠ざけるようになっていたのだ。

翌日、亮介がケンカで補導された。駆けつけた暁に、亮介は父親に抱くわだかまりの原因を話す。父親はリストラされる前、亮介をクラブでエースにするため、コーチにこっそり金を渡していたという。

一方、千穂(前田敦子)は転職の面接に失敗し、学校を無断欠勤していた。林(北山宏光)はグチを並べる千穂を叱ると、「好きな人が言い訳ばっかりして、逃げてるのなんか見たくない!」と愛を告白。正直な気持ちをぶつけた林に感動したアカネは、亮介と健太郎も「ちゃんとぶつかった方がいい」と暁に告げる。

暁は亮介と健太郎をサッカーで対決させることに。亮介がサッカーを辞めた本当の理由は、金を渡せなくなった途端にエースを外された自分の実力に自信をなくしたからだと考えたのだ。サッカーから逃げた親友への歯がゆさと腹立たしさをぶちまける健太郎。これに圧倒された亮介は結局負けてしまうが、またサッカーを始めようと決意する。

明くる日、暁はアカネを連れてかすみ(波瑠)を訪ねる。今も暁が許せないかすみは教師志望で、昔の暁にはなれなかった「子どもたちを守れる教師」になると宣言。そんなかすみを暁は「前に進めてる。だからいい」と応援する。

そんな中、暁の部屋の最初の住人が小原南中の生徒だったと判明。学校では、ついに千穂が和泉(真矢みき)に退職願を提出する。そのとき、和泉の手には生前のアカネが写った古い写真が…。
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『ガリレオ2』 #6「密室る-とじる-」

2013-05-21 19:38:27 | ドラマ・映画
密室
 一般的なパターンとしては、部屋の中で人が死んでいて、中から施錠されている(他の者が外部から侵入できない、出入りができたとしても部屋の外からでは鍵がかけられない、鍵がかけられたとしても部屋の内部にその鍵が存在する)いわゆる密室状態の場合、犯行が不可能とされ、自殺や事故と判断される。
 また、怪人二十面相などの怪盗が厳重に保管された宝物を盗み出すのも、密室モノの一種と言えるかもしれない。
 こういった場合、「犯人はいったいどうやって密室から脱出したのか(鍵を掛けたのか)?」という観点になる。
 しかし、今回のケースは、「密室だった=被害者が部屋の中に居た」という理屈で、この後被害者が部屋を出て殺害されたという論理を成立させ、これを利用したアリバイトリックであった。


ホログラムを利用した密室
 ホログラムを使って、中から鍵が掛かっていたと美砂に思わせ、密室成立。
 これにより、被害者・篠田真希はこの時点で部屋に居たことになり(被害者しか施錠できない)、この後殺害されたと判断された。
 容疑者・野木祐子が不在だった時間は20分(入浴していたと証言)では、現場まで往復して犯行を行うことが不可能と、湯川の検証によって立証された。

過飽和
 一番最初にお風呂(湯船)に入ると、体に小さな気泡が付く。これは過飽和が起こす現象である。
 過飽和状態とは、空気は温度が上がると水に溶けていられなくなり、泡となって追い出されるが、実際には追い出され切れずに、許容範囲以上の空気がまだ水に溶けている状態のこと。
 この状態は何らかの刺激があると、解消され気泡となって突起物(体毛)などに付いたりする。
 なので、この現象は一番最初に湯船に浸かった時しか起こらない。

 ところが、2番目にお風呂に入った美砂にこの現象が起こった。
 一番風呂だった祐子の「湯船に浸かって眠りそうになった」という言葉と矛盾する。

≪祐子は嘘をついている≫⇒≪祐子の犯行だ≫と、科学的論理と刑事・女の勘を駆使して結論付けた。

≪お風呂に入ったと見せかけた時間で犯行を行った≫という推理は、湯川の検証によって否定されてしまったが、なかなか頑張ったと思う。それに、推理が否定された後でも、祐子の周辺や経歴を調べたのも評価できる。

こういったトリックや推論など、大筋としては面白かったが、突っ込みどころも多い。

・「ホログラムを使って密室状態を作り、真希が部屋にいるように思わせたが、実際にはもっと早く殺害していた」という仮説が可能であることを証明しただけで、それの裏付け(証拠)は何もない(美砂の仕事だ)
・関係者の証言による見せかけの死亡推定時刻と、実際の死亡時刻の差が大きく、検死によってアリバイに疑問がもたれそう
・密室と判断したとしても、あの死亡状況で自殺と断定するのはおかしい
・遺体を計画より前に他の誰かに発見される可能性や、犯行そのものやその前後を目撃される可能性が低くない
・「湯船に浸かっていない」と証言を翻したのは科学者らしくない。「湯船に浸かったのは○○の為」というようにもっともらしい言い訳をひねり出すとか、「私の犯行を証明してみろ」と開き直った方が科学者らしい。

【その他疑問点】
・美砂はなぜ「自分へのご褒美説を言ったのは湯川だ」と嘘をついたのか?記憶違いをしたのか?
・この記憶違いのシーンをなぜ入れたのか?
・湯川が数式(物理式)を書いたテーブルはいくらしたのか?
 テーブルの賠償の請求をされなかったか?

【ストーリー】番組サイトより
帝都大学物理学科准教授・湯川学(福山雅治)のもとを訪れた貝塚北署の岸谷美砂(吉高由里子)は、山歩きのイベントで起きた殺人事件への捜査協力を依頼する。

事件当日、岸谷は、某有名企業の主任研究者・野木祐子(夏川結衣)が主催する山歩きのイベントに参加していた。死亡したのは、イベント参加者のひとりで、祐子の同僚でもある篠田真希(遊井亮子)。美砂に続いて宿泊先のペンションに到着した真希は、美砂やペンションのオーナー・藤村伸一(おかやまはじめ)に挨拶をすると、疲れているからと言ってすぐに部屋にこもり、夕食の時間になっても姿を現さなかった。心配した祐子は、美砂とともにベランダ側に回って真希に声をかけた。だが、窓は施錠されており、返事もなかった。ところがその1時間ほど後、藤村は、真希がベランダから出ていったらしいことに気付く。渓流で真希の死体が発見されたのは、翌朝のことだった。地元警察は、現場の状況から自殺だと判断していた。

だが美砂は、祐子に疑いの目を向けていた。食事の後、最初に風呂に入ったのは祐子で、その間の20分間、彼女は美砂たちの前からを消していたのだ。実は美砂が祐子を疑ったのは、もうひとつ、科学的なある理由があったからだった。祐子の写真を見て「美人だ」と反応した湯川は、美砂の言う「科学的な理由」に興味を抱き、事件があったペンションを訪れるが…。
コメント (3)
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『空飛ぶ広報室』 第6話「伝説のあぶない名コンビ復活 !?」

2013-05-20 17:24:03 | ドラマ・映画
「レアな方に飛びついて、元からあった約束をないがしろにする。これからもそういう仕事をするつもりか?
 ……碓氷先生が会見を見学できなかったら、どうなっていたか分かるか?」
「大変…面目ないことになっていたと……」
はい、そこっ!パチンと指を鳴らす)そこが分かっていない。 うちの面目?…そんなものはどうだっていいんだ。
 一番の問題は、碓氷先生の時間を無駄にするところだったってことだ。
 それが、相手を粗末にしているってことだ

「粗末にしたつもりは……」
そこで認められないからいけない…片山っ!
「はい」
粗末にしたと認められなきゃ、お前はこれから何度でも、いろんな人を…粗末にするよ
「………………」


自分の非や足りないところを、素直に受け入れ認めないと、前へは進めないということなのだ。
 鷺坂さん、いいこと言うなあ。
 上記は珍しく鷺坂が声を荒げて片山を叱った(実際に声を荒げたのは、冒頭のセリフの少し前)。上記のセリフ、ポイントを突いた的確で心に沁みる叱責であった。

★今回は片山と比嘉のお話。
 5年前の“伝説のミュージックビデオ”と称される企画を担当したのが片山と比嘉のコンビ。
 この時は片山は比嘉に「おんぶに抱っこ」状態で、そのことを片山も自覚していた。それで、片山は今度一緒に仕事をするときは、自分も成長して比嘉と対等な仕事をしたいと思っていた。
 しかし、再会した時、比嘉は一曹のまま、「自分は妻の収入が大きいので、幹部に昇進しなくてもよい。このままでよい」と言う。
 上昇志向のない比嘉にがっかりした片山は、比嘉抜きで比嘉を超える仕事を成し遂げたいと心に決めたのだ。
 その気持ちが強過ぎて、小さな仕事をないがしろにしていた。また、普段の仕事も比嘉にはかなわないと自覚していた。自覚していながらそれを認めなかったのだ。

『比嘉が昇任試験を受けない』(「7不思議」とされている)理由
 広報は自衛隊の中で特殊な部署(広報をしようと思って入隊する者はいない)で、人材不足。
 広報ことなんて考えたこともなかった人間を短期間で広報官に育て上げなければいけない。
 やっと育っても、幹部は3年たったら即移動。
 さて、どうしたら広報のノウハウを繋いでいけるか?

 ずっと(広報室に)居られる人が必要。
 比嘉は、幹部にならずに一曹のままでいることで、広報室の礎になろうとしていた。


 比嘉の真意を知り、空井が動いた!
 陸上自衛隊が断ったアイドルグループのプロモーションビデオを航空自衛隊でできないか。
 動こうとしない片山に
『いつかまた、一緒にでっっかい仕事をやろう』…比嘉さんにそう言ったんですよね
と言うが、あれこれ言って片山は乗ってこない。
グタグタうるさいっ!
 分かってるんですか?ここで自分に残された時間があと1年もないことを!」
やりたい仕事が、できるのに。
 一緒に仕事したい人と、できるのに……

 片山、比嘉「……………」

 …………空井の悲しい過去。
 それでも動かないふたり。
 ひとり向きになって取り組む空井を、片山も心配するが、維持が邪魔するのか、手伝えない。
 比嘉も空井に声を掛けようとするが、片山のことを考え、動けない。

 しかし、ついに
片山「あいつさあ……たぶん、俺一人が手伝うと言っても、納得しないと思うんだよね」
比嘉「私一人が手伝うと言っても…同じでしょうね」

 暗に、「一緒にやろう」と言っているのだが、素直じゃないなあ。

 片山、比嘉……見つめ合い、にやり、うなづく。
 名コンビ、復活である。

 実際は、空井を加えたトリオだ。
 経験と実務能力、乗りの良さに加えて、空井のジェット機乗りの知識と発送の最強トリオだ。
 プラス、鷺坂の口説きと人脈で、ノリノリの企画進行ぶりも、観ているこちらもわくわく。

空井が比嘉のアドバイスを受けているシーンを見ながら、
「俺もああやって、比嘉一曹に教えてもらったんです、広報のイロハから。
 あいつがいたから、今の俺があるわけで……
 でも俺は、あいつの思いに応えられるだけの仕事を…今までちゃんとやって来れたのかなあ」

と、片山はつぶやく。

 いや、「今の俺がある」というだけのちゃんとした仕事をしてはいないだろう!と突っ込みたくなったが、まあいいか(笑)。いいシーンだった。

 リカも、後輩・佐藤の教育係を引き受けることにする。
 ところで、この佐藤、今までちゃんと仕事をしてきたのだろうか?……「帝都テレビの7不思議」かもしれない。

 ラストのプロモーションの収録シーンでは、空井が特殊能力(マサイ族並みの視力)を発揮。

 リカに恋人がいるらしいと聞いた片山が「奪え」とアドバイス?
「そんな人の幸せを壊すようなことを…」
グダグダうるさいっ!
 分かってんのか?一緒に居たいと思える相手と、一緒にいられる時間なんて限られてんだぞ!

と仕返しされるオチも着いた。
  

【ストーリー】番組サイトより
 空幕広報室の 片山 (要潤) は、人気ロックバンドの夏フェスオープニングのカウントダウンに合わせて浜松で T4 を5機飛ばすという新企画を進めていた。同じ頃、リカ (新垣結衣) も空幕広報室をターゲットにした新企画について、鷺坂 (柴田恭兵) に交渉していた。広報室はあくまでも裏方に徹するべきと考えている鷺坂に、リカは 「この企画で見せたいのは空自で働く人」 と言い切り、成長したリカの姿に鷺坂は長期取材を快諾した。まずは、片山の手掛けている夏フェスから取材をすることに。鷺坂はこの夏フェスは 「フルール」 というバンドの伝説のミュージックビデオを超える企画だと言う。その伝説の MV は、当時 “小松の名コンビ” と言われた片山と 比嘉 (ムロツヨシ) が担当していた。リカは、今回も二人がコンビを組んで担当するのかと片山に尋ねると、「コンビなんていらない」 と比嘉を無視して行ってしまう。
 ある日、リカが空幕広報室で 空井 (綾野剛) が戻るのを待っていると、漫画家の 碓氷 (矢作兼) と編集者の 浅野 (西慶子) が片山を訪ねて来た。片山は碓氷を防衛記者会の定例会見に案内することになっていたが、その件を空井のデスクにメモを残しただけで託していたのだ。比嘉が機転を利かせたおかげで、何とか碓氷の件は無事終了したが、鷺坂に厳重注意をされた片山。空井に迷惑をかけたことを謝るが、比嘉のことは無視して行ってしまう…。
 その後、片山はこっそり空井を呼び出し、自分の代わりに夏フェスの飛行計画や待機場所などについて聞いてほしいと頼んできた。どうやらフェスを行う浜松基地とこじれているようだった。比嘉にまたフォローしてもらえばと言う空井に片山は…。
 一方的に比嘉に突っかかり幹部であることにこだわる片山と、空幕広報室の七不思議のひとつになっている 「比嘉が昇任試験を受けない」 本当の理由とは…?そして無事に片山の夏フェスは成功するのか… !?
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『八重の桜』 第20話 「開戦!鳥羽伏見」

2013-05-19 20:22:30 | ドラマ・映画
慶喜秘策はあるのか?
 大坂城に向かい会津も同行させることに、薩摩を討たずして大阪へ都落ち同然に下ることに納得がいかない会津藩士に、
「これは薩摩を討つための策じゃ。世に考えのあってのこと」
(「如何なる策か?」の問いに)
「秘策ゆえ、今は語れぬ」
と語る慶喜。
 結局、
「早まっては長州の二の舞。殿に朝敵の汚名を着せることになりまするぞ」
という神保修理(斎藤工)の言葉に、説得される藩士たち。
 田中土佐(佐藤B作)「大坂に下る。急ぎ支度をせよ」
 神保と山川大蔵(玉山鉄次)「はっ」
 林権助(風間杜夫)と佐川官兵衛(中村獅童)は無言……………。

 覚馬「いつもの舌先三寸かもしんねえが……」

 覚馬に同感。
 完全に宿敵は長州ではなく薩摩になっている。
 大坂に行くかどうかより、慶喜を蹴り倒して会津に帰るべきだった。
 会津に帰るのは拒むだろうが、官兵衛なら喜んで慶喜を蹴り倒しそうだ。


秘策は外交
 大阪城にて、他国の公使らと謁見。外交で主導権を握ろうとした。
 一応、策はあったのね

会津の女子たち
 藩士の無事を祈りながら、幟(のぼり)を縫う八重たち。照姫(稲森いずみ)も現れる。
 そこへ遅れて竹子(黒木メイサ)。遅参の理由が薙刀の稽古。
 薙刀の稽古が遅参の理由に値するのか疑問であったが、照姫は居逃れではないかと問う。
(えっ、そっち?)
 言葉に偽りがないなら、その思いを歌に詠んでみよ。
(なんで、そうなる?)

 で、竹子は有名な辞世の句を詠み、皆も幟に思いをしたためることとなった。八重の歌は、鉄砲撃ちらしい勇ましい歌であった。

 竹子の有名な辞世の句と照姫を差し込むための強引さを感じた。
 幟も歌を入れるための不自然な余白が
……


竹子、角馬を訪問。
 八重と竹子、会津を想う心は同じと分かり合う。
 八重の歌、竹子の会津言葉の不出来さと互いになじり合う笑いあう。

京の薩摩藩邸にて
 琵琶の音の中と夕日に染まる廊下に西郷吉之助(吉川晃司)登場。大久保一蔵(徳重聡)と密談。何やらよからぬ話を。
 慶喜を戦に引っ張り出すため、江戸で浪士を扇動して幕府方を挑発する。
 庄内藩士が浪士に斬られたため、庄内藩が江戸の薩摩藩邸を砲撃してしまう。

戊辰戦争。慶喜、ついに動く
「1万5千の猛り立つ兵をどうやって鎮めるのだぁ!」

さすが大将(元将軍…武士の長)!……と思ったら
「薩摩を討たねば、この怒りは儂に向かってくる。
 主君の儂が、殺される……もはや、戦うしかない」


……容保、殴っていいぞ。


鳥羽伏見の戦、幕府軍大敗
 幕府軍の無策の進軍行路、闘気の薄さに、会津、新選組の奮闘空し。
 林権助、銃弾に倒れる。

今回、大仰な演出が目立つなあ。

【ストーリー】番組サイトより
 都では王政復古が宣言され、逃げるように大坂へ下ろうとする慶喜(小泉孝太郎)を林権助(風間杜夫)や佐川官兵衛(中村獅童)らが必死に引き留めるが、神保修理(斎藤工)にいさめられやむなく従うことになる。都へ出兵するも慶喜討伐の口実を失った薩摩と長州は、西郷吉之助(吉川晃司)の発案により、江戸で争乱を起こす。そして1868(慶応4)年1月、ついに「鳥羽・伏見の戦い」が始まる。
 そのころ、慶喜や容保(綾野剛)らの都落ちを知った八重(綾瀬はるか)は、藩の女性たちと共に戦勝祈願の幟旗(のぼりばた)を縫い、スペンサー銃の練習に明け暮れていた。
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少し前のいちご

2013-05-17 21:48:10 | いちご
「今更」という言葉では足りないくらいの遅ればせな記事です。

【2012年11月29日】

 言わずと知れたいちごです。
 「言わずと知れた」という言葉が使えなくなるほどのご無沙汰です。
 ほぼ半年前です。この記事のタイトルも不正確ですね(笑)(おそらく「その3」までは行くので、このタイトルで許してください)

【2013年1月8日】

 寝床です………違います。
 私の椅子です。油断すると占領されます。


【2013年1月9日】

 次の日も占領されました。

【2013年1月22日】

 ちょっと、おすましですね。


「その2」に続きます。
コメント (15)
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LPSA声明「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」について

2013-05-17 16:32:40 | 将棋
公益社団法人・日本女子プロ将棋協会「LPSA」のホームページに4月8日付の「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」という声明文が公表されました。
 この声明に関して、LPSAに次のような「問い合わせ」(メール)をしました。

=======================================
 私は、単なる将棋ファンで、何の権限も持っておりません。しかし、将棋を愛する気持ちはだれにも負けないつもりでおります。
 近年の「名人戦問題」「女流棋士独立問題」の経緯を報道・機関紙・ネットなどでしか得られる情報しか知っていませんが、一連の連盟幹部の行動に大きな疑問を感じていました。女流棋士独立問題の経緯も、女流棋士自体の行動や信念(信条)にも疑問を持ちましたし、連盟の行為も大きな疑問や怒りを感じていました。
 詳細に突っ込んで調査する位置にないので、知りえる情報で判断するしかないのですが、それ故、公平な立場で事象を観ることもできるし、そうありたいと思っていました。
 なので、今回のLPSAの行為も中立の立場で見ていますし、過去の経緯を抜きにして、判断することもしました。

 そういう目で、今回の出来事を見ています。

 まず、契約期間を残しての契約破棄はないです。もし、一方的に契約破棄ができるのなら、それはもう契約とは言えません。契約不履行なのですから、違約金を払わないといけないのではないでしょうか。(記者会見以前の1月27日付の文書で次期の契約破棄を伝えていますが、今期については触れていません)
 また、契約期間内に契約破棄をした石橋さんの対局の処遇を決めるべきでしょう。記者会見で対局を放棄すると表明しても、対局前日では大会運営側は対応が大変です。
 すでに対局は世間に告知されているわけですから、それを履行しないということは、どれだけの人を裏切り、迷惑を掛けることになるのか考えなかったのでしょうか?
 LPSAは公益法人を謳っていますが、そういう無責任なことをする団体が、それを名乗ってもいいのでしょうか?

 棋士の一番の責務は、将棋を指し、良い将棋を作り、見せることだと思います。その一番大切なことを放棄したのです。
 連盟からの弾圧や嫌がらせがあったかどうかは別にして、たとえ、そういうことがあったとしても、「対局放棄」を実行してもよいということにはなりません。ずっと嫌がらせを受けていた相手に対して、堪忍袋の緒が切れたと言って、暴力をふるってはダメなのです。
 そんな行為は、女流棋士、いえ、棋士の信用を落としてしまったと言えます。今後のスポンサーとの契約にも悪影響を与えるかもしれません。スポンサーだけでなく、世間の評価も落としたかもしれません。

 さて、ここからは、「日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について」にていて考えます。

 まず、女子柔道界の暴力・パワーハラスメントと同列にしていいものでしょうか?若干次元が違うものに思えますし、LPSAはその女子柔道界の実情を詳細に知っているのでしょうか?報道されていることのみの情報で考察し、こういう声明文に載せていいのでしょうか?

 また、
>「過去から現在も協会は抗議して参りました。スポンサーや報道機関に対しても訴えて来ました。
しかし、関わる報道機関やスポンサーの多くも、これら連盟の不当行為を知りながら「見て見ぬふり」の姿勢であります。
 そこには、スポンサーや報道機関に対しても様々な圧力が働いてのことと考えられますが、結果としてこの体質が連盟の横暴を許してきたと言わざるをえません」


と言う表記がありますが、「スポンサーや報道機関に対しても様々な圧力が働いてのことと考えられます」の根拠はあるのでしょうか?憶測、推測のレベルだとしたら、声明文に表記するのは、団体としての質を疑います。
 さらに、「結果としてこの体質が連盟の横暴を許してきたと言わざるをえません」は、スポンサーや報道機関も批難しています。

>「繰り返しになりますが女子将棋界の問題も、これらと全く同じ構図なのです」

いえ、女子柔道やいじめの問題は、個人とその個人が属する団体との問題、LPSAの場合は、大小の違いはありますが「団体」対「団体」なのです。


>「当協会は、不当な差別・みせしめ的行為を即刻止めるよう連盟に断固抗議します。」
対局放棄という暴挙を行った棋士に対する当然の処分でしょう。


>「我が国の公益法人が、同じ公益法人に対して行う行為でない事は明らかです」

対局放棄が公益法人が行う行為とは思えません。


>「今後の具体的な行動につきましては別途公表の予定ですが」

既に、ほぼ一カ月経過していますが、どこかに掲載してあるのでしょうか?

 以上、厳しいことを書きました。
 特に声明文に対しては、揚げ足取りのようになってしまいましたが、理論武装して自己弁明をしている印象を感じました。
 「対局放棄」に関しては、世間では「暴挙」と受け取られていることを自覚してほしいのです。
 団体として石橋さんを処分、出来れば除名した方がいいように思います。


=======================================


 中学生が懸命に理論武装して、自己の正当性を訴えているとしか思えません。

 さらに、LPSAサイトの「GSPならびにLPSAスタイルへの特別使途指定寄付金募集のお知らせ」のお願いの内容もひどいです。

>・GSPならびにLPSAスタイルへの特別使途指定寄付金の募集について
「日本女子プロ将棋協会(LPSA)では、Girl's Shogi Project(GSP)ならびにLPSAスタイルの趣旨である「女性・女の子が将棋を楽しめる環境作り」の為に、下記の活動の為の寄附金の募集をさせていただきます。皆様には同プロジェクトの趣旨をご理解いただきまして、ご支援・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。」(代表理事 石橋幸緒)

>〔GSPならびにLPSAスタイルへの特別使途指定寄付金への応募方法〕
使途指定寄付金のため、恐れ入りますが一般的に30,000円からの受付とさせていただきます。
トーナメントや大会開催等へのご要望などを含む場合には50,000円からの受付といたします。」


 使途指定寄付金だと、なぜ30,000円以上になるのか、その理由がよくわかりません。
 また、「一般的に30,000円から」の「一般的」て、何なのでしょう?
 さらに、「要望を含む場合には50,000円から」って、注文を付けたかったら、余分に金を出せということなのでしょうか?

 もはや私は理解不能で、LPSAは負の存在にしか思えません。


 メールでも書きましたが、LPSAは石橋さんに何らかの処分をすべきです。
 もっとも、石橋さんがLPSAの代表理事であることも話をややこしくしています(大きくしてもいます)。

 石橋さんが、単なる女流棋士として今回の騒動を起こしたのなら、彼女を処分すれば済みます。しかし、彼女が代表者なので処分を下しにくい(下せない)状況です。
 さらに、彼女の行動は、単なる女流棋士としてではなくLPSAの代表として行動を起こしています。なので、対局放棄がLPSAとして団体が行った行為なので、石橋さん(石橋さんの行為)を処分することは、LPSAの行為・決定を否定することになってしまいます。
 となると、LPSAは自己の正当性を主張し続けるか、石橋さん以下の幹部が退任するかしかないように思えます。


 しかし、あの騒動の後も、石橋さんを除くLPSAの女流棋士は棋戦に参加しています。将棋連盟も参加を認めています。
 将棋連盟の器が大きいとも考えられますが、女流棋界、将棋界全体で考えると、なるべく穏便に済ませたほうが得策だと判断したように感じます。


 さて、メールを送って1週間過ぎようとしても、LPSAから回答を頂けなかったので、「やはりLPSAだなあ」と思っていたところ、回答が届きました。
 到着時期も微妙でしたが、その内容も微妙でした。
 私のメールに対しての回答で、公開を前提とされていませんので、文面をご紹介するわけにはいきませんが、要約しますと、

問題の件は将棋連盟会長をはじめいろいろな方と解決に向けて行動しており、ファンの皆さんにも良い報告ができると確信している。
 ファンの皆さんには大変なご心配をお掛けして申し訳ないと思っており、もう少し事態を見守ってほしい」
とのことです。

 私の非礼なメールにも誠実に回答をしたとも感じられますが、マニュアル通りの回答だったとも考えられます。
 無視された方が、ブログに書きやすく、また、具体的に反論してくれたのなら、LPSAの意図も汲み取れたので、私としては肩透かしの回答でした。
 今回の一連の行動だけでなく、独立当初からの行動の拙さを露呈してきたLPSAでしたが、今回は結果的かもしれませんが、巧妙な回答だったと言えます。

 しかし、若干の肩透かしを食らいましたが、放電してしまうのが私の私たる所以と自惚れて今回の記事をアップします。時々、浅慮で騒動を招いていますが進歩がないですね。
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『幽かな彼女』 第6話「アカネ消滅!?気づいた想い」

2013-05-15 15:23:35 | ドラマ・映画
今回はふたりの両極端な母親(保護者)が登場
 ひとりは過保護で干渉しすぎもうひとりは、無関心で放任
 過保護な母親は子どもの恋愛問題まで学校に依存する。放任の母親は学校の家庭への介入を拒否。そのくせ、放置したまま。
 両者とも無責任なのは共通

「香織の行く先?………そんなことを訊くために、わざわざ人の職場の近くまで?(煙草をぷふぁ~)」
「ぼくは、相当彼女が悩んでいるように思えますけど」
「で、私に何もかも娘を優先しろって言うんですかぁ?私にだって幸せになる権利はあるんですよ、神山先生。
 だいたい、いくら担任だからって、こんなことに首突っ込むのはおかしいでしょう?警察でも役所でもないのに」

 親の責任を果たしてから、権利を主張しろよ。生徒の心の安定のため、首を突っ込むのはおかしくない。警察や役所よりは普通だと思う(転居先の住民票とかなら役所だけど)

「(香織を)私に押し付けるわけ?」
しっかり香織に聞かれていたのはお約束だが、酷い言葉、母親失格だ

「香織、見つかりましたぁ?…まだまだ夕方ですしねえ」
「(学校に来てくださいという依頼に)あ~~~今日はちょっと都合悪くてぇ。あの子しっかりしてますしぃ、きっと夜までに戻ってくると思いますよぉ。あっ、じゃあ見つかったら、連絡だけ…」

社会人失格だ。こんな女、すぐ捨てられるに違いない。

「あんたみたいな馬鹿親がいるから、子どもは苦労するし、教師の仕事も減らねえんだよ!」
(一同、唖然)よく言った!
「帰ります」
か、帰るのか……

「来年、離婚されるそうですね。いえ、私も経験者なので、結婚を続けることだけが最善だとは思っていません。
 ですが、親が子どもに対して、『私にも幸せになる権利がある』と言うのは、脅迫だと私は思います。
 あなたが良き母親ならお嬢さんの方から『お母さん、幸せになって』と言ってくれたと思います」

 今週の副校長の説法は、ちょっと間接的過ぎて切れがなく、物足りないなあ。
 こんな母親、もっと徹底的に糾弾しないと。


もう一方の母親は
「航は、あの野本(香織)って子にそそのかされているんですよ。航はこんなことをするような子じゃなかったんです。あの野本って子が無理やり…」
「いい加減にしてください!息子さんは自分の意志で野本さんのそばにいることを決めたんです。本人にその気がないなら、携帯で連絡してくれば済むはなしでしょう。
 人を真剣に好きになる気持ちは、子ども大人も同じなんです。それを否定する権利は誰にもないんです。
 だからって不純異性交遊はいけません。そこは我々大人がしっかりと指導しないと」

 今回は頑張った大原先生(濱田マリ)。
 こちらの親は、過保護であるが、子どもを心配する点で香織の母より遥かにまとも。


今週の主役……野本香織(荒川ちか)、石田 航(松井健太)
 正直、「誰だっけ?」状態
そこで、番組サイトの生徒紹介を引用
野本香織…出席番号19番。 学級委員。平然と校則を無視するりさとその取り巻きグループを、あまり快く思っていない。剣道部所属。
クラスの第2派閥、おとなしめグループの中心的存在。しかしながら公然と京塚りさと対立しようとは考えていない。
 密かに航と付き合っている。
石田 航…出席番号2番。男子運動部系中心グループの一人。性格はお調子者で、クラスのムードメーカーの一人。噂話が好きなやや野次馬な性格で、生徒間の様々な情報も持っている。
 実はクラスメートには内緒で、香織と付き合っている。

という設定らしい。京塚りさとの距離感は裏設定でいいとして、航の性格はずいぶん違うようだ。

 両親から必要とされないどころか、厄介者扱いされ、傷つき寂しかった香織。その心の痛みから逃れるため逃避し、寂しさを埋めるため航を求めた。
 こんな両親にも拘らず、香織はひねくれずに頑張っていたと思う。
 航も、香織の心の寂しさにつけ込まず、ちゃんと真正面から香りを受け止めた。
とても「お調子者で、野次馬な性格」には思えない。

「心配してないでしょう?わたしのうちは。どうせあの人たちは、私のことなんか」
という香織。事実なのが悲しい。
「だからって、お前が間違えていい理由にはならないだろ!
 親がどうのなんて関係ない!
 辛い現実から逃げてたって仕方ないんだよ!!
 だから、お前が強くなれるなら………あんな親の事なんて嫌いになったっていい。強くなるしかないんだよ。
 自分の人生は…親じゃなくて自分が決めるしかないんだから!!」

正論だし、現実的にもそうなのだろう。ただ、ちょっと悲しい現実

今週の暁とアカネ
 ケンカは口論程度だったので、アカネ消滅に関する暁の決意などのシーンは若干不自然さを感じた。
 それに、香織と航を探すのとアカネを探すのと行為が一致するので、暁の行動はどちらが主体なのか?……中途半端さを感じた。



その他の生徒の動向
葉山 風(柴田杏花)
 前話の体験により、周囲に気を配るようになった。香織の様子がおかしいことを気に掛け、暁に相談。

京塚りさ(山本舞香)
 葉山の変化や、香織と航の恋話で盛り上がるクラスの雰囲気が面白くない様子。
 まず、葉山に脅しを掛ける。
「お前さあ、この間まで≪他人に興味ありません≫て顔してたじゃん。どうしたの急に、明るい子になっちゃってさ…………へらへらすんじゃねえよ、むかつくから」
 なかなかの悪人ぶりである。
 また、副校長にも宣戦布告。
 どうやら、両親にとって自分はペットの存在だと思っているらしい。

岡本香奈(未来穂香)
 小料理屋を手伝うやや薄幸な娘だったはずだが、噂好きでお調子者と化していた。「ここだけの話」をクラス全員にしたエネルギーの持ち主。

森野小夜(盛迫永依)
 霊感少女で、アカネのアドバイザー的役目を果たす。
 今回、アカネの寄り代の入った鞄を間違えて香織に持っていかれた。

根津亮介(森本慎太郎)
 不良っぽく、一匹オオカミを気取る、屋上が好きな少年。
 森野のことを気にかけているが、暁と仲良くしているのが気に入らない。
 今話のラスト、大原先生のお節介なアンケートにキレ、クラスメートを殴る。殴られたのは……誰だっけ?

手嶋健太郎(岩橋玄樹)
 根津に殴られたクラスメイト。
 柚木明日香に思いを寄せている(第3話)。
 根津とは親友だったらしい。

波乱を呼ぶアンケート
 両親の馴れ初めや出産時の様子のアンケート、確かに良い試みだが、両親が不仲だったり、死別した生徒にとっては、心をえぐるものだろう。


 今週は、暁や福校長の言葉に説得力やキレを欠き、暁が「逃げない」と決意する過程も弱く、香織の母親がひど過ぎ、生徒二人の行動も不可解。鞄を間違えたと分かった時点で、さぼりは延期。金がないのにそんな遠方にある海に行かなくても……。
 面白かったけれど、若干不満。


【ストーリー】番組サイトより
暁(香取慎吾)の調査で27年前、小原南中に「滝沢茜」という職員がいたことが判明したが、生前のアカネ(杏)を知る手がかりは得られない。そんな折、生徒の石田航(松井健太)の母親が学校に怒鳴り込んできた。航がクラスメイトの野本香織(荒川ちか)に誘惑されていたというのだ。

香織と航は付き合っていたが、母親は激怒。暁と千穂(前田敦子)は香織の両親に知らせようとするが、連絡が取れない。香織の両親は共働きで、夫婦仲は冷え切り、香織の高校入学を待って離婚するという。翌日、暁は香織の母を訪ねるが、香織のことなど気にもとめていない様子。一方、アカネは小夜(森迫永依)とこっそり連絡を取り、過去を探る手伝いをしてもらっていたが、これを知った暁とケンカになってしまう。

翌朝、アカネは小夜とともに学校へ。その途中、走ってきた香織と小夜がぶつかり、アカネとこの世を繋ぐ憑代(よりしろ)の入った小夜のカバンを香織が間違えて持ち去ってしまう。追ってきた航とバスに飛び乗る香織。その直後、アカネが小夜のそばから消えてしまった。「アカネさんがいなくなった!」と小夜から知らせを受け、がく然となる暁。憑代が効力を保つのは1日が限界で、それまでに部屋に戻さなければアカネの体は消滅してしまうのだ。

その頃、アカネは香織、航と遠い田舎町に向かっていた。娘のことなど構わず離婚を進める両親に寂しさを募らせ、遠くへ行きたいという香織にやさしく寄り添う航。2人を微笑ましく見つめるアカネだが、その体はすでに消え始め…。一方、学校では、香織と航が“駆け落ち”をしたと大騒ぎに。暁は「僕が探してきます」と夜を徹して2人の行方を追う。

朝になり、香織と航が見つかった。暁は親への恨み言を漏らす香織を「辛い現実から逃げてたって仕方ない」「自分が強くなるしかないんだよ」と叱咤。「俺も、もう逃げるのはやめた」とつぶやき、アカネを探すが、どこにも姿がない。「戻ってきてくれよ」と残された憑代を抱きしめる暁。すると目の前に、アカネが現れた。「眠っていたのを起こされたような気がして」と不思議がるアカネを、暁は家に連れ帰る。

翌日、操緒(濱田マリ)が作ったプリントが生徒に配られる。それは保護者に向け、両親の馴れ初めや我が子が生まれたときの気持ちを子どもに話してあげて欲しいと呼びかけるものだった。だが、これが思わぬ騒動を招き…。
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『ガリレオ2』 #5「念波る-おくる-」

2013-05-14 14:52:36 | ドラマ・映画
双子のシンクロニシティがテーマ
 双子は同一遺伝子を持つことから好みや思考パターンも似てくるので、その意思決定なども一致することが多いと言われている。
 今回、美砂が湯川の興味を引くために、連れてきた双子たちの選択の一致も、上記の理由からある程度、説明はつく。

 さて、今回は「虫の知らせ」が事の発端。双子の姉の危機(重体)を知り、しかも犯人の顔も目撃したという。
 これは、意思決定のレベルではなく知覚(情報取得)レベルで、上記の理由では説明できない。

「双子間の知覚の(遠隔)交信ができるのか?それを立証できるのか?」がテーマだった。


 犯行状況から、行きずりの強盗犯ではなく、顔見知り、あるいは、内部事情に詳しい者の殺害目的の犯行と考えられた。
 そこで、湯川は被害者の夫(実は犯行の首謀者)に夫婦の知人・関係者の写真を提出させ、妹が受け取った犯人のビジョンと合致する人物がいないかを検証した。
 結果、合致する人物は浮かびあがらず、実験(検証)は失敗と思われた。

【私見】
 「実験(検証)が失敗」という表現は正確ではない。実験の失敗というのは、仮説の真偽を確かめる為の実験の条件の整備の不備や、実施の段階で操作ミスがあり、実験そのものが機能しなかったことを言うように思う。
 ただし、仮説を立証しようとしたが、立証できる実験結果が得られない時も、「実験失敗」ということもあるので、今回の場合は後者に該当すると言えなくもない。
 しかし、「姉からキャッチした犯人像を妹が受け取った」という仮説が、立証はできなかったが、否定されたわけでもない。妹が「この人」と指定した人が、犯人でなかったのなら、仮説を否定できるが、「写真の中に該当者がいない」というのは、誤りではなく、あれだけの写真の人物を否定し、さらに、犯行を感知したことも事実であるので、どちらかと言うと仮説の信憑性はあると言えるような気がする。


探偵・湯川の推理
 今回は、物理学者・湯川というより、探偵・湯川であった。(前回もその傾向はあった)
【仮説】「犯行の首謀者は夫である」(この仮説は有力だが、立証されていないのが、今回の大きなマイナス点)
1.犯行時刻の夫のアリバイは立証された
2.犯行を誰かに依頼した(知人と断定したが、ネットなどで依頼した可能性もあるが)
3.夫は実行犯の写真を提出しない
4.夫の関係者の中で、写真を提出されなかった人物が実行犯

 この論法で、実行犯を特定した。
 そのために、大がかりな実験をしたふりをし、夫をだました(美砂も)。
 この推理は面白かったが、途中でネタが分かった方も多かったのではないだろうか。
 美砂の実験否定ぶりも鬱陶しかった。自信過剰で人の目を気にしないタイプだと思っていたが、小心者である。
 最後の、姉が湯川の名を知っていたというのも不要に思う。

 今シリーズは前回に比べて、クオリティに疑問を感じていたが、特に前話、今話と、落胆している。
 一番面白かったのは、妹が書いた実行犯の似顔絵を見て、「それは似ているのか?」と聞いたところというのが、クオリティを物語っている。

 

【ストーリー】番組サイトより
帝都大学物理学科准教授・湯川学(福山雅治)のもとを訪れた貝塚北署の岸谷美砂(吉高由里子)は、ある殺人未遂事件の捜査協力を求める。被害に遭ったのは、磯谷若菜(桐谷美玲)という女性だった。自宅に侵入した何者かにハンマーで頭を殴られた彼女は、一命は取り留めたものの、生死の境をさまよっていた。倒れている若菜を発見したのは、ビジネスコンサルタントをしている若菜の夫・知宏(桐谷健太)と彼の部下の山下慎一(清水優)。事件は、知宏がセミナーで講演中に起きたものだった。が、不思議なのは、長野に住む若菜の双子の妹・春菜(桐谷美玲・2役)が、東京に住む姉の危険を察知し、「若菜を助けて!」と知宏に電話したという点だった。

話を聞いていた湯川は、双子の間に説明のつかないコミュニケーション能力があるというのはよく聞くが、それらは偶然と思いこみで論理的に説明がつく、と美砂に告げる。実は美砂は、そんな湯川の反応を予測していたかのように、何組もの双子を連れてきていた。湯川たちの目の前でその不思議な能力について証言する双子たち。湯川は、彼らのケースも双子のシンクロニシティ=意味のある偶然の一致だと返すと、何故そこまで双子にこだわるのか、と美砂に問いかけた。すると美砂は、春菜が犯人の顔を見たと証言していることを湯川に告げる。つまり、双子の姉が東京で襲われた瞬間、長野に住む妹が犯人の顔を見たというのだ。この現象に興味を抱いた湯川は、上京して若菜の看病をしている春菜に話を聞きに行くが…。
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『空飛ぶ広報室』 第5話「過去との再会・初めての告白」

2013-05-13 16:02:34 | ドラマ・映画
 前話「美女がオッサンになった理由」の収束編。
 前話はあれで終わっても良いような出来だったので、今回はやや冗長感があった。と言っても、一応のケリがついたのですっきりして良かったと言える。

 ここまでの5話、期待以上に面白かった。
 特に第3話と第4話はおもしろく、第4話の一つ一つの会話に登場人物の思いが込められている奥の深さ、また、過去の感傷・トラウマや現在の意思が精妙に積み上げられたストーリーに引き込まれた。
 これに比べ、冒頭に述べた2話に引き伸ばした冗長感のせいかもしれないが、第4話と第5話では、若干の質の違いを感じた。
 そこで、調べると、第1話、第2話、第5話が土井裕泰氏、第3話、第4話が山室大輔氏となっていた。
 第1話、第2話も面白かったが、登場人物、特にリカの行動に一貫性が欠け、ストーリーにやや強引さが感じられた。
 また、第5話は冗長感の他に、ある手法が使われているのが気になった。
 それは、漫画家との打ち合わせ中、空井が使っていた自衛隊グッズのイーグルのボールペンを欲しがった漫画家に、片山が勝手にあげちゃったシーン、それから、バーに一人残された空井と藤枝(リカと同期)が会い、好きなタイプを聞かれたシーン。この両シーン、直後の展開を隠して、あとで種明かしするという手法が使われた。
 私としては、空井が使っていたボールペンを漫画家が使用しているのを目撃して、空井からもらったと聞きショックを受ける展開になるのかと思った。
 電話でリカが空井をデートに誘い空井が断ったシーンだが、このシーンも視聴者に肩透かしを食わせる演出だった。この時、バーでの会話を時間軸に沿って明かしてしまうと、肩すかし効果が薄れてしまう。
 個人的には、空井とリカの恋愛ストーリーで盛り上げなくても、充分に素晴らしいドラマだと思う。なので、恋話は「ついで」ぐらいのポジションで十分で、余計な小細工は不必要だと思う。

 と、文句はつけたが、高射群機動展開訓練のエピソードはよく練られていた
 自衛隊車両同士の衝突事故で、連絡係に古賀准尉(的場浩司)が来ることにより(ちょっと偶然過ぎではある)、柚木と古賀の接触機会が増え、柚木の仕事ぶりを目にする古賀、古賀の上司の赴任1年の女性隊員が、伸び伸び仕事していることから、古賀たちの男性隊員の接し方を推し量るなど、単なる後悔・懺悔のエピソードでは終わっていない。
 ただ、「自分のくだらない自尊心で組織を停滞させることが二度とあってはならない」という言葉は、間接的過ぎ。「傷つけて悪かった」とはっきり謝ってほしかった。
 また、その衝突事故の報道対応も、過去のエピソードのメディアトレーニング(記者会見シミュレーション)に繋がったり、ガツガツ記者の暴走のシーンもリカの活躍と成長を感じさせた。
 ニュースで流された柚木のオッサンぶりは面白かったが、ダミーのミサイルとは言え、その車両が衝突事故を起こしたことは、きちんと反省しなければならない。あの記者会見があそこで終わるのは拙かっただろう。

 それにしても、経験を積み重ねた男性隊員(的場浩司の実年齢は44歳で、ドラマでの設定も35~40歳ぐらいと思われる)が、赴任一年の若い女性隊員(この隊員の場合幼ささえ感じた)の指示に従うのは、抵抗があるだろうなあ。
 それと、柚木が訓練の統括を行っていたが、広報室所属の隊員が統括することってあるのかなあ?報道に関しての責任者というのなら分かるが。
 あのガツガツ記者が割り込んできたとき、カメラマン助手が「なんじゃあ!」と大声で凄むのは余分かな。せめて、睨みをきかすぐらいに留めてほしかった。

今週のベスト会話
リカ「マスコミに公開されるのは深夜0時からの訓練で、各社の報道も、けっこう集まるみたいです」
阿久津「ウチの番組で扱うなら、そもそもの説明が要るな。何だかちっとも、わからない」
リカ「じゃあ説明用に昼間の取材ができるかどうか、訊いてみます。
阿久津「………………顔が違うな」
リカ「えっ」
阿久津「最近なんか、いい顔しているじゃないか。前は毎日不景気な面してたがなあ。
    仕事は楽しめ。その方が、人生得だぞ」
リカ「どうしたんですか?遺言みたいなこと言って」
阿久津「ふっ、勝手に殺すな」
リカ「まさか、奥さん、出て行っちゃったとか?」
(動きが止まる阿久津)
リカ「えっ、ほんとにぃ?…なんで?」
阿久津「いやぁ、お…」
(阿久津の言葉を遮るようにリカの携帯が鳴る)
リカ「ちょっとすいません…」
と、リカ、去っていく。


今週のベスト会話、次点
柚木「(朝焼けを見て)綺麗だね………………あいつにも見せてやりたかったな」
そのあいつ(槙)も、デスクワークを終え広報室の窓から朝焼けを見ていた

リカ「空井さんが雲の上から見ていた空は、もっときれいなんでしょうね」
空井「雲の上のもっともっともっと上です。高度が上がるほどだんだん青が濃くなって深くなって……この先に宇宙があるんだって感じられる…静かで澄んだ世界です」

リカ「大違いですね。地上とは……ゴチャゴチャしてて、揉め事ばっかりで。
空井「だから楽しいんじゃないですか。こっちの世界は。
   色んな人がいて、色んな気持ちがあって、キレイな朝焼けを一緒に見たいと思える人がいたりして」

今週のベスト会話、次点その2
鷺坂「よくやったよ、……柚木。……………よくやった」


【ストーリー】番組サイトより
 新企画「自衛隊で活躍する女性幹部に密着!」が通り、柚木(水野美紀) が担当する高射群機動展開訓練の密着取材を進めるリカ(新垣結衣)は、見違えるほど活き活きと仕事に取り組むようになっていた。
 ある日、防衛大の見学からギクシャクしたままの柚木と槙(高橋努)の仲を取り持つため、空井(綾野剛)に頼まれたリカは柚木を、空井は槙を誘い、行きつけのBARに集合することに。気まずさからすぐ帰ろうする2人を何とか留めるリカ。そのうち柚木は11年前の高射隊にいた頃の話をし始めると、男らしく振舞う柚木に槙は再び反発し、結局ケンカ解散となってしまう。
 翌日、柚木は鷺坂(柴田恭兵)から 古賀准尉(的場浩司)が訓練にいることを知った槙から、訓練に補佐で参加させて欲しいと申し出があったことを聞くが、槙を一蹴してしまう。
 いよいよ入間基地で高射隊の訓練がマスコミ公開で始まる。基地に着くなり「槙は柚木の気持ちが分かっていない。」と言うリカと「槙の気持ちも知らないで柚木は強情すぎる。」と言う空井とで言い争いをしていると、訓練に向かっていた車両が交通事故にあったと無線が入る。
 11年前に柚木に何があったのか?槙が知る柚木の過去とは…?柚木は無事に高射隊訓練を終えることが出来るのだろうか…。
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『八重の桜』 第19話 「慶喜の誤算」

2013-05-12 21:39:53 | ドラマ・映画
大政奉還
 徳川家の存続のためにのみ下した慶喜の決断だったが、容保、曰く「天下万民の為、将軍家が下されたご英断だ」だそうだ。
 ここまで来ると、容保の忠義も、その上に「馬鹿」が付く。慶喜の真意は知っているのに、なぜそこまで尽くすのだろうか?

大政奉還によって共和制へ…政は諸侯会議の場で決める
 なまじ、この共和政が正しいやり方に思えるので始末に悪い。
 しかし、実情では大名が集まるまで薩摩が大人しくしているとは思えず、幕府方も爆発寸前で、一触即発状態を招く

 これを憂いた容保は、挙藩出陣の備えを命じる。


的を射た一家の会話
八重「大政奉還?……それは、なじょなことですか?」
権八「ご公儀が天下を朝廷にお返ししたつぅことだ」
八重「これまでは(天下を)お借りしていたんだべか?」
権八「…………」
尚之助「朝廷から(幕府が)庶政を委任されていたということです」
八重「将軍様がお辞めになんなら、会津は誰にお仕いすんのかし?
佐久「なじょなるんだ?」
権八「うまく収まって太平の世となるか、天下分け目の大いくさとなるか。だけんじょ、なにも騒ぐととはねぇ。我らは会津藩士として、ご下命に従うだけだ」
八重、うら「はい」
 返事はしたものの、不安そうな一同。
 ただでは済まないと慮る尚之助を見て、八重の不安は深まる。

 そう、八重が言うように、会津が仕える幕府がなくなったので、京都守護職の義務もなくなったはずで、さっさと会津に引き上げればいいものをと思っていたら頼母が代弁してくれた。
 しかし、神保内蔵助曰く、「都では、その正論が通らん」
       ………唖然とする頼母

 都が悪いのか、慶喜が悪いのか、薩摩が悪いのか……それとも容保が悪いのか………


薩摩(西郷吉之助、大久保一蔵)朝廷(岩倉具視)
 大政奉還によって倒幕の大義を失ったが……
 しかし西郷は、「徳川家と容保を討て」という偽勅を拠り所に、「挙兵倒幕」の気勢を挙げ、出陣の支度を整える
 この覚悟を受け、岩倉は「王政復古」の準備にかかる。

 大義を大事にする会津と、とにかく動く薩摩と対照的である。

【私見(素人考え)を述べると】
 偽勅を用意した岩倉が、そのまま出陣するように西郷を動かす(そそのかす)のが流れのように思う。
 敵の主役の西郷(薩摩)の顔を立て、岩倉に「王政復古」で面目を保たせる。しかし、日本を神武創業の初めに戻す。2500年 もさかのぼれば、たかが300年の徳川など一息に吹き飛ぶわ」などと、訳の分からない詭弁を言わせるのは、どうかと思う。



覚馬、危うし!
 討幕派の浪士が襲われ、危機に陥る覚馬。
 そこへ下女としてやってきていた小田時栄(谷村美月)が短銃を構え追っ払う。弾が入っていなかったのは、お約束。
 緊迫のシーンであった。

ついに竹子に勝利す
 竹子を覚馬に来るよう誘う八重。ライバル竹子と関わりが深まっていくのだろうか。


慶喜の誤算
 確かに、「大政奉還」によって、薩長に「倒幕」の名文を消滅させたが、薩長が兵を動かしたことにより、慶喜が怖気づき、朝議を欠席。これで、新政府での主導権が薩摩に渡してしまった。山内容堂(土佐藩藩主)や松平春嶽が抵抗したが、西郷の脅しに抑え込まれた。

 大阪城で巻き返しを図ろうとする慶喜。これに行動を共にする容保……
 会津には雪が……
 戦が始まろうとしていた……


【ストーリー】番組サイトより
 1867(慶応3)年、慶喜(小泉孝太郎)は徳川家の存亡を賭け、大政奉還を決意する。その知らせは会津の八重(綾瀬はるか)たちにも伝わり、尚之助(長谷川博己)は藩から軍備増強策を実現するよう指示される。八重たちは、都にいる会津藩の動向がわからず、不安を募らせていく。
 都では、息を吹き返した討幕派の藩士や浪士たちが、会津藩や新選組に嫌がらせを繰り返していた。覚馬(西島秀俊)にも討幕派の浪士が襲いかかり、視力を失いかけている覚馬は斬殺されそうになる。しかし、その危機を小田時栄(谷村美月)が救う。時栄は、大垣屋(松方弘樹)が覚馬の視力を心配して送り込んだ下女だった。
コメント
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