英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルスに関する疑問 その37「北九州市のPCR検査」

2020-05-31 22:37:52 | 時事
(「その2」~「その14」までの記事はありません。今までにいろいろ書いてきましたし、書かずにきたものを含めると、このくらいにはなるだろうということで記事タイトルに付けています)

 北九州市は今日(5月31日)も12人の新たな感染者が確認され、9日間で97人に上っている。
 二日前(29日)には、市長が北九州市は、市内で感染確認が急増している状況について「第2波の真っただ中にいると認識している」と会見で述べていたが、深刻な状況と言える。(26日には「第2波の入り口」と表現していた)

 《なぜ、北九州市にだけ唐突に?》と思っていたら、気になる情報が30日に開示された。
 保健衛生部の会見(映像とキャスターの読み上げのみ)
 《感染確認が増えている要因のひとつに、今月25日に濃厚接触者のPCR検査の方針を見直したことが考えられる。
 それまでは、症状が見られた場合に限って検査を実施してきたが、これを見直して症状がない人も含め、濃厚接触者全員を検査対象としている》

 保健衛生部部長の言葉(映像と本人の声)
 「濃厚接触者を(感染の)可能性のある方として(全員)検査することは(感染者の)数が増えていく(ことになる)…それはもう覚悟のうえでやっております」(カッコ内の言葉は補足したもの)

 上記の《感染者の確認数が増えるのを承知で、敢えて検査の対象を広げた》ことは評価できるが、(私の)意地が悪いが、裏を返せば、《すべての濃厚接触者にPCR検査を実施しなければ、感染者数は少なかったのに》という気持ちが見えてきてしまう。

 そもそも、初めから(症状がなくても)濃厚接触者全員に対してPCR検査を行うものではないのだろうか?

 北九州市だけが怠慢?なのかと思ったら、「濃厚接触者のうちPCR検査を行うのは感染したと疑われる症状がある人のみで、無症状の人はPCR検査を行わず、自宅で14日間の健康観察が求められるだけらしい(誰か詳しい人、教えてください)
 濃厚接触者を拾い出すのは、感染の拡大を防ぐためではないのだろうか?最初の感染者の感染が確認されて、濃厚接触者と指定されるまでにその濃厚接触者がまた他の人と接触して感染を拡大していく。濃厚接触者を経過観察をしている間にどんどん2次3次感染が起こる可能性がある。


 《無症状の濃厚接触者は自宅で健康観察だけ(PCR検査はしない)》というのが全国基準で、もし、全国各地で北九州市のように濃厚接触者のPCR検査の方針を変更したら、全国各地で北九州市のような状況が発覚していたのだろうか?
コメント (2)
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