英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルスに関する疑問 その23「続・PCR検査の疑問」

2020-05-05 16:54:43 | 時事
(「その2」~「その14」までの記事はありません。今までにいろいろ書いてきましたし、書かずにきたものを含めると、このくらいにはなるだろうということで記事タイトルに付けています)

 「その18」で大まかなPCR検査の現状と検査数が伸びない理由を考察したが、やはり、疑問は大きくなるばかり……検査そのものの信頼性や検査体制を疑いたくなる事例が絶えない。最近では……

1.高熱が5日ほど続いてPCR検査を受けたが「陰性」判定(4月10日)。翌日(11日)に体調が急変。顔が青ざめた状態で病院に搬送されたが死亡。
 その後の再検査を行ったところ、「陽性」だった(前日の検体を再検査したのか、亡くなった遺体を再検査したかは不明)
(東京、85歳男性

 専門家によると
「PCR検査は非常に感度の高い検査法だが、ウイルス量などによって、擬陽性や偽陰性が出ることがある」らしい。
 上記のように、感染していても「陰性」と判定されることが多いような気がする。分母(総事例数)が多いせいかもしれないが、上記の専門家が言うほど信頼できないように思う。
 最近ずっと「PCR検査に関する丸田佳奈氏の変な見解」という記事へのアクセス数がなぜか多い(PCR検査の信頼性への疑いという観点なのか、丸田佳奈氏に関心が高いせいなのかは不明)。それはともかく、もう少し、PCR検査の正確さをアップしてほしい。丸田氏は擬陽性によるベッドが埋まってしまうことを心配していたが。


2.4月13日に感染が確認されたが、「軽症」と判断され自宅療養となり、症状が治まった。健康観察期間の2週間が経過し、神奈川県から「健康観察期間が終了しました」と電話で告げられただけ。
 再検査を希望したが、「一般的な感染予防策をとれば、日常生活に戻ってよい」と言われ、検査は受けられなかった。
 心配だったので自宅で待機していたところ、観察期間終了三日後(29日)に高熱が出て、高熱状態が続き、5月2日に検査で「陽性」が確認された
(神奈川県、30代女性)

 上記は、対応した係員(多分、保健所職員か保健師)の怠慢ではなく、神奈川県の自宅・宿泊施設での療養者に対するマニュアル通り。


 やはり、PCR検査の実施数が少ないように思われる。
 実施の少なさについては、かなり以前から指摘されていて、政府は「検査可能数を増やすように指示」→「実施可能数は増えている」
 しかし、政府が言うほど、実施数が増えていないのが現状だ。
 この理由として、政府が示した実施可能数は、各保健所(あるいは各県)に「検査可能数を増やし、その数を報告せよ」と指示して、その回答数を足しただけの数値だったと思われる。

 各県の空きベッド数に余裕がないので、「検査をなるべくしない」という意思が働いたり、検査判定機関のひっ迫のためと考えていたが、一番の理由は「保健所の業務過多」と言われだ出した。(昨日・5月4日の会見)

新型コロナウイルスに関する保健所の業務(私の推測)
・コロナ感染に関する相談(PCR検査が必要かどうか)
・検体採取の手配
・検体の回収・運搬、再梱包
・検査の結果報告、入院手配
・感染経路の聞き取り調査


 上記の業務の中で他機関に任せられるものがありそうだ。

これとは別に、
「感染法の契約に関する条項が障害物になっている」という情報もある。
コメント
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