英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルスに関する疑問 その34「“新しい生活様式”と将棋大会」

2020-05-24 11:22:55 | 時事
(「その2」~「その14」までの記事はありません。今までにいろいろ書いてきましたし、書かずにきたものを含めると、このくらいにはなるだろうということで記事タイトルに付けています)

“新しい生活様式”……「3つの密」を避けるため、《身体的距離の確保》《マスクの着用》《手洗い》を基本とする感染防止策をとる(詳しくは厚生労働省の『新しい生活様式の実践例』

 それにしても、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、新しい用語が登場し、あやふやな理解状況のもと国民は納得させられている気がする。(もちろん、基本的に感染防止の対策などに異を唱えるつもりはない)
 ……「クラスター」「ソーシャルディスタンス」「3密」「出口戦略」「新しい生活様式」「ロードマップ」(←これは東京都)などなど………

 ところで、“新しい生活様式”という表現には抵抗を感じる。
 上記の厚労省のホームページによると、「5月4日、新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を具体的にイメージいただけるよう、今後、日常生活の中で取り入れていただきたい実践例をお示しいたします」とあるが、感染拡大が起きつつあった3月あたりから、盛んに励行を求められていたこととほぼ同じような気がする。
 それはともかく、“新しい生活様式”という表現は、《今後は、これがスタンダードな生活様式で、ずっと続きますよ》と言われている気がする。

 ………相当ストレスが溜まるし、それだけでなく、これまでの商売が成り立たなくなるのではないだろうか?
 現在、「緊急事態制限」が解除された地域でも、「スポーツジム」「ナイトクラブ」「ライブハウス」などは休業要請や休業協力がされているし、その他の施設や店舗も、収容(入場)人数・営業時間を制限している。
 いずれ、「スポーツジム」などの休業要請が解除されるだろうが、“新しい生活様式”が今後のスタンダードとなると、商売が成り立たない業種が多数ありそうだ。

 さて、タイトルに挙げた将棋大会だが、“3密”に完全に引っかかる。
 “3密”とは……
1.密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、
2.密集場所(多くの人が密集している)、
3.密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)

と定義されているが、1は換気を頻繁に行えば、回避できるが、2と3はダメ。かなりの人数(昨年の日本シリーズ子ども大会・東京大会には2,494名)が参加するし、しかも、至近距離の対面。しかも、駒を媒体として接触、さらに長時間(午前9時~決勝は午後8時過ぎはザラにある。

 そんなわけで、これまでのような将棋大会は当分無理だ。
 で、お先真っ暗かというと、そうではない。打開策としては、ネット将棋。詳しくは分からないが、ネット将棋の運営サイトでは大会も開かれているらしい。
 しかし、大人数だと色々問題も生じそうだし、回線の不具合の危険性もある。カンニングなどの不正行為の防止が難しい。


 やはり、相手の息遣いや表情を含めての勝負を味わいたい。
コメント (4)
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