英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『天地人』 第19話

2009-05-11 21:13:51 | ドラマ・映画
 今回、兼続とお船が夫婦として心が通い合いました。お互いの気持ちを確かめ、二人して共に生きていこうと寄り添う二人、いい感じでした。
 やはり、二人は惹かれあっていたのですね。そこをしっかり描いていて良かったです。
 ただ、やっぱり、信綱さんはお邪魔虫だったということになってしまいました。いい人だっただけに、気の毒です。
 信綱さんのことさえなければ、素直に祝福できるのですがね。だって、お船の信綱さんへの態度と、兼続への態度があまりにも違いすぎです。(これはこれで、自分の気持ちに正直でいいのかもしれません)
 NHKも二人の愛を、順当なものにしようと苦心しているように感じました。
 それに、せっかくの二人の心の通わせ合いですが、魚津上陥落の前後なので、いまひとつ、冷めた目で見てしまいます。


 ちょっと、個人的な嗜好が入りますが、今まで姉さんのような態度だったお船に、夫婦となると、ひざを付いて「お帰りなさいませ」とか「あなたさま」と言われています。「ツンデレ状態」(ツンデレとは違いますが)でうらやましいです。
私も妻に言われてみたいです。


 さて、兼続の策略通りにおびき寄せた織田軍(森長可)を討つはずでしたが、逃げられてしまい(三国峠で予想外の上杉軍の勝利が災いしたと理由をつけていますが)、魚津の面々に申し訳が立たないと兼続は嘆く。
 嘆いていないで、助けに行けよと思っているうちに、結局、魚津城は陥落、まさに犬死でした。上杉家の人々は春日山上にいるのが好きなのでしょう。
 魚津城って、いつも炎上しているけれど、あれだと、戦死する前に焼死するというか、何日も燃え続けているのも不思議です。爆発するのも変ですが。

 結局、兼続の策は裏目裏目と出てしまいました。森長可の撤退が、三国峠での上杉軍の勝利したためだとすると、それは、兼続の策と関係ないのですから、兼続が魚津城を援護したとしても越後(春日山)は大丈夫だったことになります。役立たずどころか、足を引っ張っただけ?


 戦国時代の一大イベントの本能寺の変ですが、あっさりしていました。上杉の話なので、それでもいいかな。いっそ、本能寺の変をリアルタイムで見せずに、上杉から見て、魚津城が陥落したあと、もっと危機感を出して、あれこれ策を練っているところへ、突然の織田軍の撤退。「なぜだ?」という演出でもいいと思います。
 とにかく、初音の変な活躍は要りません。


 一応、危機を脱した後、皆でお経を唱えた後、景勝が
「わしらには、おやかた様がついておられる。わしらには、天が味方しておるのじゃ」
………神頼みかい!運頼みかい!
コメント (4)
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