英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『臨場』 第5話 「Mの殺人」

2009-05-15 17:49:23 | ドラマ・映画
 急に立原管理官、かっこよくなりました。でも、5千円はせこいよね。

 総合的には面白かったです。

 今回のポイントは、「コーヒーのシミ」(女心)でした。

①シミがついている服で、自殺はしない。
②好きな人(松川一弥・元Jリーガー)と会うのに、シミのついた服では会わない。

  女心に疎い私は「おお!なるほど」と感心しました。
  よく考えると、そうでなくても、家に帰ったらシミ付きの服は脱ぐのでは?

 さて、このほかの疑問点ですが、
③早乙女検事は、なぜ、逮捕を急かすのか?
④Mとの会ったのは、夜の10時だけでなく、コーヒーをこぼした昼(借金返済を催促した)にも、会っている。手帳に夜の約束しか書かれていないのはおかしい
⑤クリーニングのおばさん(松金よね子)に聞かなくても、倉石(内野聖陽)なら、汚れの正体(コーヒーやユリの花粉)は分かりそうなもの。(被害者、十条かおり(小島可奈子)がコーヒーを飲まないという情報を示したかったからかも)
⑥なけなしの金を工面してくれた自分の手塩にかけたタレントを借金を返せないからといって、殺すのはありえないように思う。
⑦こういったどうしようもない男に、学校の教師が何でも言うことをきいて、クロロホルムまで持ち出すなんて、考えにくい。

⑧正直言って、マネージャーはノーマークでした。でも、最後で動機が分かったり、女性教師もグルだったというのは、反則気味。⑥、⑦についても、多分、意識的に設定を乱暴にして、視聴者の目を眩ませようとしたと考えられます。



 あと、他の皆さんのブログを、「なるほど」と拝読させていただいているのですが、伊達さん(『伊達でございます!』の指摘は、特に鋭いなあと思いました。


【以下、抜粋】

手帳の「M」。説明はありませんでしたが、「M」というイニシャルが書かれていたのは、1か所だけだったのでしょうか? マネージャーの「M」なら、普段からそう書いていたということで、他のページにも書かれていてもよさそうなものですが。手帳を丹念にチェックすれば、何かわからなかったのかと。その種の、視聴者が考えるであろう推理を、ドラマのなかでうまく先手を取って潰して=その可能性はないと見せて、ならば誰が? どうして? と、僕たちを袋小路に追い込んで見せられるはずなのに、そのあたりはスルー。ああ、もったいない(テレビ朝日のドラマって、この傾向が多い印象があります)。

 
早乙は、世間で注目を集めている事件なので早期解決して、世間にアピールなんて言ってましたが、ドラマのなかの世間では、そんなに話題になっていましたっけ? 聞き込みを受けた人々は、みな、自殺じゃなかったのですか? という反応が多かったと思うのですが。テレビも騒いでいなかったし。大騒ぎされていたら、あきマネージャーは、最後に死んでひと花咲かせたぐらいの厭味を言いそうなものですが。
 
松川逮捕は決定事項。だったら、あんたの辞表も用意しておかないと。早乙女への倉石の言葉、スカッとしました。世間から注目を集めているなら、指揮官は、勇み足な逮捕こそ、諫めるべきではないのでしょうか? 手柄を焦るあまり、誤認逮捕をしたら、かえって警察の威信に傷がつくのではないかと。注目を集めている事件だとしたら、そういう説明への理解も得られるのではないかと。


【抜粋 終】
コメント (2)
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