英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『BOSS』 第5話「悲しい復讐の結末…」

2009-05-17 20:30:33 | ドラマ・映画
 大澤絵里子(天海祐希)のBOSSとしての、優しさと厳しさが遺憾なく発揮され、また、投げやりだった木元真実(戸田恵梨香)も、前に一歩踏み出して、他のメンバーも味や能力を発揮し、盛り上がりや魅力のある回でした。木元刑事は吹っ切れたようで、表情が変わりましたね。
 しっかり叱るところはしかって、自分の至らなかったことは認める。
「もう泣いていい、見ないから」
 かっこいい!と言うしかないですね。


 また、犯人田島慎吾(山田孝之)がやたら手ごわく、非常に緊迫感もありました。
 しっかり、田島を糾弾するところも良かったです。
 通報の際に名を名乗らなかったこと、そして、
「あいつらと同じことしてどうする。それ、江川さんからもらった命だよ」
 この言葉、ずっしり田島の胸にも響いたでしょう。
 田島もずっと名を名乗ることができず、江川君を死なせてしまったことが、胸の奥に仕えていたことでしょう。


 と言うわけで、他のブログでも、おおむね非常に評価が高かったようです。が、
今回の一つの見せ場の監禁場所の絞込みに、疑問を感じました。
 第一監禁場所から3時間の移動範囲、ノイズの入り方、ネットの書き込みなどの情報の分析、そして、木元刑事(戸田恵梨香)のモールス信号、リンチ現場と絞り込んでいったのですが、もともと、江川君のリンチ死が事件の根本にあるのだから、高倉山辺りでピンと来るのではないでしょうか。


 それにしても、片桐刑事(玉山鉄二)が、真面目顔で関東一円を指して、「この辺りですね」と言うのは、可笑しかった。
 神奈川県の高倉山と変電所で2箇所に絞り込めていると思うのですが、「絞り込めていない」とのこと。「え?なんで?」と思いました。

 科学捜査研究所所属の鑑識官の奈良橋さん(吉瀬美智子)は、画像のノイズから変電所付近だと推測したのは流石だと思いましたが、そのあとは、木元の精神状態が極限状態だと分析して、切迫感を煽るだけでしたね。
 科捜研を駆使して、外に映る植物からの特定や、時刻と太陽高度からの絞込みや、特徴的な間取りから神奈川県の不動産屋から情報を募るとかして欲しかったです(特定は難しいでしょうけれど)


 シグナルが「4」から「5」に変わりましたが、田島は江川を助けられなかった(見殺しにした)ことを、悔やんでいて、自分を許せなかった。なので、初めから死ぬ気だったように思います。(リンチ事件の時、警察ではなく、消防に連絡する手はあったかもしれません)
 なので、この変化は不可解です。もっとも、最初から「5」にしてしまうと、リンチ事件の匿名の通報者がクローズアップされてしまう可能性があるからかもしれません。
 犯人役の山田孝之の演技も良かったと思います。鋭くて、それで居て、投げやりな感じが良く出ていました。


 謎解き、緊迫感、大澤のかっこよさと面白さ満載でした。
コメント (2)
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世界卓球②  中国の層の厚さ

2009-05-17 11:07:18 | スポーツ
 中国の圧倒的強さが目立った大会でしたが、記録に残ったもの以外にも、中国の強さがあります。それは、層の厚さです。

 世界ランキングというのは、国際レベルの成績を基に決定しているので、国内でトップ10ぐらいに入らないと、国際大会に出場できません。なので、例えば中国国内ランキングが30位だと、相当強いのですが、実績を残せないので、世界ランクは低くなっています。しかし、実際に実力だけを比較すると、世界で35~40位ぐらいなのではないでしょうか?
 逆に世界ランク20位だとすると、実力順位は100位を越えてしまうような気がします。
 なので、もし、人数制限なしで大会を開いたとすると、ベスト16がほとんど中国選手になってしまう可能性が大です。

 それと、中国の強さといっていいのかは分かりませんが、最近、中国出身の選手が世界各国から出場しています(日本も例外ではありません)。
 中国に居ては芽が出ないという中国選手の思惑と、自国の成績を上げようとする各国の思惑が一致して(それだけではないと思いますが)、今日の状況に至ってます。この現状を重く見た国際卓球連盟は2008年9月以降に国籍変更した選手に対し、世界選手権やW杯への出場制限を設けた。だが、五輪には適用されず、北京五輪ではエントリー選手で男子86人中18人、女子では86人中33人が中国出身でした。

 そんな中で、日本選手は地元の利もありましたが、凄く健闘しましたし、今後につながる大会だったと思いました。
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