佐々木すみ江さんと泉ピン子さんの、ベテラン女優の演技は見ごたえがありました。流石です。
車椅子の老女・菊乃(佐々木すみ江)が坂を転がり落ちて怪我をするという事件が起きた。車椅子を押していたのは家政婦のはつ子(泉ピン子)。はつ子が靴の紐を結んでいる時に、ひとりでに走り出してしまったという。【番組ホームページ・あらすじより抜粋】
単なる事故と見られていたが、菊乃の娘・早苗(朝加真由美)の証言より、故意、つまり、殺人未遂ではないかという疑惑が起こる。
「虐待があった」という証言や、死因贈与契約書などが発見されて、ますます疑いは濃くなる。
そんな中で、安積班は、はつ子の仕事ぶりや当日の足取りや菊乃のリハビリの様子などを調べ、事故と故意の両面から検証していく。この辺りの、推論(議論)など、面白かった。
調べていくうち安積は、別の推論を組み立てていた。そして、現場の坂の状況を調べ、坂の手前で車椅子を止めて、その後自然に動き出すポイントはない。さらに、そんな坂道を前にして、ストッパーをかけ忘れるなんてありえない。
よって、事故はありえないと。
そして、すみ江が自分から坂道を下って行ったという証言を得る。制度の改正?で一定期間しかリハビリを受けられず、その期限が来てしまった。その絶望感と、はつ子への感謝の気持ちから、自ら命を落とそうと考えたのが真相だった。
安積、あるいは、安積班ならではの事件の検証の仕方で真相の究明で、面白かったです。
はつ子の
『そんな事実が分かって、誰が喜ぶのよ!
本当のことを分かって誰が喜ぶの?』
という思い。
それに対する安積の答え。事件の捌き方がよかったです。
『ハンチョウ』というタイトルなので、中間管理職としての安積を描くのもこのドラマのテーマのようですが、これはないほうがいいのでは。
毎回、部下を信じたり理解したり、上司の叱責や妨害?にも屈しないというのは、安積の魅力ではあるけれど、なにか、無理やり詰め込んでいるという印象が強いです。
そのため、神南署刑事課長役の田山涼成さん、いつも怒鳴ってばっかりで、気の毒です。
車椅子の老女・菊乃(佐々木すみ江)が坂を転がり落ちて怪我をするという事件が起きた。車椅子を押していたのは家政婦のはつ子(泉ピン子)。はつ子が靴の紐を結んでいる時に、ひとりでに走り出してしまったという。【番組ホームページ・あらすじより抜粋】
単なる事故と見られていたが、菊乃の娘・早苗(朝加真由美)の証言より、故意、つまり、殺人未遂ではないかという疑惑が起こる。
「虐待があった」という証言や、死因贈与契約書などが発見されて、ますます疑いは濃くなる。
そんな中で、安積班は、はつ子の仕事ぶりや当日の足取りや菊乃のリハビリの様子などを調べ、事故と故意の両面から検証していく。この辺りの、推論(議論)など、面白かった。
調べていくうち安積は、別の推論を組み立てていた。そして、現場の坂の状況を調べ、坂の手前で車椅子を止めて、その後自然に動き出すポイントはない。さらに、そんな坂道を前にして、ストッパーをかけ忘れるなんてありえない。
よって、事故はありえないと。
そして、すみ江が自分から坂道を下って行ったという証言を得る。制度の改正?で一定期間しかリハビリを受けられず、その期限が来てしまった。その絶望感と、はつ子への感謝の気持ちから、自ら命を落とそうと考えたのが真相だった。
安積、あるいは、安積班ならではの事件の検証の仕方で真相の究明で、面白かったです。
はつ子の
『そんな事実が分かって、誰が喜ぶのよ!
本当のことを分かって誰が喜ぶの?』
という思い。
それに対する安積の答え。事件の捌き方がよかったです。
『ハンチョウ』というタイトルなので、中間管理職としての安積を描くのもこのドラマのテーマのようですが、これはないほうがいいのでは。
毎回、部下を信じたり理解したり、上司の叱責や妨害?にも屈しないというのは、安積の魅力ではあるけれど、なにか、無理やり詰め込んでいるという印象が強いです。
そのため、神南署刑事課長役の田山涼成さん、いつも怒鳴ってばっかりで、気の毒です。