英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ハンチョウ ~神南署安積班~』 第7話

2009-05-26 21:41:52 | ドラマ・映画
 佐々木すみ江さんと泉ピン子さんの、ベテラン女優の演技は見ごたえがありました。流石です。


 車椅子の老女・菊乃(佐々木すみ江)が坂を転がり落ちて怪我をするという事件が起きた。車椅子を押していたのは家政婦のはつ子(泉ピン子)。はつ子が靴の紐を結んでいる時に、ひとりでに走り出してしまったという。【番組ホームページ・あらすじより抜粋】

 単なる事故と見られていたが、菊乃の娘・早苗(朝加真由美)の証言より、故意、つまり、殺人未遂ではないかという疑惑が起こる。
 「虐待があった」という証言や、死因贈与契約書などが発見されて、ますます疑いは濃くなる。

 そんな中で、安積班は、はつ子の仕事ぶりや当日の足取りや菊乃のリハビリの様子などを調べ、事故と故意の両面から検証していく。この辺りの、推論(議論)など、面白かった。
 調べていくうち安積は、別の推論を組み立てていた。そして、現場の坂の状況を調べ、坂の手前で車椅子を止めて、その後自然に動き出すポイントはない。さらに、そんな坂道を前にして、ストッパーをかけ忘れるなんてありえない。
 よって、事故はありえないと。

 そして、すみ江が自分から坂道を下って行ったという証言を得る。制度の改正?で一定期間しかリハビリを受けられず、その期限が来てしまった。その絶望感と、はつ子への感謝の気持ちから、自ら命を落とそうと考えたのが真相だった。
 安積、あるいは、安積班ならではの事件の検証の仕方で真相の究明で、面白かったです。

 はつ子の
『そんな事実が分かって、誰が喜ぶのよ!
 本当のことを分かって誰が喜ぶの?』
という思い。

 それに対する安積の答え。事件の捌き方がよかったです。




 『ハンチョウ』というタイトルなので、中間管理職としての安積を描くのもこのドラマのテーマのようですが、これはないほうがいいのでは。
 毎回、部下を信じたり理解したり、上司の叱責や妨害?にも屈しないというのは、安積の魅力ではあるけれど、なにか、無理やり詰め込んでいるという印象が強いです。
 そのため、神南署刑事課長役の田山涼成さん、いつも怒鳴ってばっかりで、気の毒です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女流棋士誕生35周年記念パーティ①

2009-05-26 16:46:33 | 将棋
「女流棋士のパーティ?何それ?」
「ああ、将棋ね。えっ?東京!いくらなの?」
と、家族の声は高くなり、答えるこちらの声は、低くなる。
「いつなの?」
「……ら、来週の土曜。一泊する」
「…いいけど」(声が低い)

 前売り券は、もっと早く購入していたのだが、言い出せずに、ようやく一週間前に、家族の承諾を得た。

 と、思ったら、新型インフルエンザの国内感染が!
 もし感染して、あるいは、かかわって、帰れなくなったら。
 もし、福井に帰ってから発症して、「福井県第1号」になってしまったら。

 悪い予測が頭の中を巡る。

 しかし、「自分はかからない」「こういう時だからこそ行くのだ」と
強引に理由をつけて、行くことを決めたのが水曜日。

 それでも、東京で感染者が出たりしたら、イベント自体の開催がないかも。
 まあ、それならそれで、諦めがつく。自分からあきらめてはいけないのだ。
 いや、やはり東京に行って感染したら、非難されるかなぁ。

 ええい、引くものか!と、決意を固めるため、ブログにて「東京行くぞ」宣言。
 それに、読んだ方の中に当日の参加者がいるかもしれない。
 あ、でも、誰も反応してくれなかったら嫌だなあ!

 翌日、やさしいkoumamaさんが、励ましの書き込み。ありがとね。

 幸い、関東ではそれほど感染者が増えなかった。
 当日の12時前に、ブログをチェックすると、yutanpoさんの書き込みが。
 確か競馬と室田女流が好きな方だ。
「馬券が的中すれば私も参加したいです」って、おい!

 自分の体力と運を信じて、12時49分発の特急「しらさぎ」に乗り込む。
 13時44分、米原に到着。乗り継ぎ時間は10分。新幹線ホームとはやや離れているが、普通に歩けば大丈夫。でも、足の不自由な方だと、大変かもしれない。

 と、その途中、右足かかとに違和感が!
 なにか、かかとにビローンと何かくっついている感じがする。ガムテープの切れ端でもくっついたのかな?と思った瞬間、その感覚はなくなる。
 気のせいだったのかな。とにかく、「ひかり」に乗るのが先決。
 無事、乗り込み、かかとを見る。
 ない!……ないのだ。右足かかとが!……あ、靴のかかとです。かかとの部分が半分、えぐり取られたように、なくなっている。半分、残っているので、歩くのにはさほど支障はなさそうだ。

 それにしても、不吉!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする