英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『天地人』 第20話「秀吉の罠」

2009-05-18 16:57:14 | ドラマ・映画
「命の恩人の顔を忘れるとは、上杉の義も何もあったものではござりませんな」
「フッ、それとも義とは、都合の良い時だけに振りかざすものなので、ございますか?
 それに、貴殿は出しゃばりすぎじゃ。それでは景勝様の立つ瀬がござるまい」
「真っ直ぐで正直なのもよろしいが、何事も行き過ぎると、あほうに見られますぞ」

 三成くん、どこぞのブログを読んだのでしょうか?
 言ってくれましたね。拍手、拍手。

 ぐうの音も出ず、拗ねて、涙目の兼続くん。
 そもそも、命の恩人の顔を忘れるとは、三成くんでなくても、頭に来るでしょう。三成くんの個性的なヘアスタイルに幻惑されたのかもしれませんが。


 のっけから「怒っている訳ではありません」って、笑いました。
 初音は、わざわざ訪ねてきて、横恋慕。あんたも、三成に怒られてしまえ。

 今回の見せ場は、秀吉と景勝の会見。秀吉の懐柔術、それとは対照的な景勝の無口。面白かったとは思います。
 しかし、兼続の無策さに呆れます。
 秀吉が景勝に上洛せよと持ちかけるのは分かっていて、立てた策は景勝の「だんまり作戦」。これはこれでいいのですが、参謀としては、断った場合と応じた場合の、メリット・デメリットを比較検討し、どのように応じるかを決めておくべきでしょう。
 断る場合は、如何にして断るか、それとも、うやむやにする手段を講じるとかしないと。本当に、人のよいだけの泣き虫です。

 『秀吉の罠』という題も適当でないように思いました。
コメント (2)
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