さんぽ道から

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気になったニュース 220331a

2022-03-31 08:55:02 | be short


ウクライナ情勢を伝えるBloomberg News をそのままコピーします。

・ロシアは兵力再編、ドンバス地方完全解放に注力と説明 2022年3月30日 14:00 JST 更新日時 2022年3月31日 6:32 JST
ロシアはウクライナ国内の兵力を再編成し、同国東部ドンバス地方の掌握を完了させる意向を示した。ロシアはウクライナの首都キエフなどでの軍事作戦縮小を29日に表明したものの、軍事活動全般を低下させる意思はないことを示唆した。ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は「ロシア軍の再編成は、優先される方面での作戦を活発化するためだ。まず第一に、ドンバス地方の完全解放を完了する」と発表文で主張した。首都キエフ周辺と北部チェルニヒウでは、ロシア軍はウクライナ軍の動きを止めるという主要な目標を達成したとも説明した。ロシアのラブロフ外相はウクライナ侵攻後初めて中国を訪れ、王毅外相と会談。中国中央テレビ局(CCTV)によると、王外相はロシアとウクライナが困難を克服して和平交渉を継続することに支持を表明。大規模な人道危機の阻止に向けたロシアや他の国などの取り組みを中国は支援するとも述べた。

▽バイデン米大統領がゼレンスキー大統領と電話会談、追加支援を約束
バイデン米大統領は30日、ウクライナのゼレンスキー大統領と約1時間にわたり電話で会談し、「5億ドル(約610億円)の直接的な財政援助」を約束した。ホワイトハウスが発表した。この発表文によると、両首脳は「ウクライナが要請する主要な安全保障上の支援を米国が履行するためいかに絶え間なく取り組んでいるか」を協議。また、ウクライナ軍の国防支援のための追加措置を米国と同盟国などが模索し続けていることについても意見を交わした。ゼレンスキー大統領はツイッターで、会談では「戦争と交渉の状況評価、特定の国防支援、新たな追加制裁措置、人道上の支援」について話し合ったと説明した。

▽プーチン大統領、戦況について誤った報告を受けている-米国務長官
ブリンケン米国務長官は、プーチン大統領が戦況について誤った報告を受けていると主張した。側近らが悪い報告を上げることを恐れているからだと語った。ブリンケン氏は訪問先のアルジェで、「独裁体制の弱点の一つは、権力者に真実を話す人が体制内にいない、または真実を話す能力を持つ者がいないことだ」と指摘。「それが今起きていることだと思う」と続けた。AP通信が匿名の当局者の話として報じたところによると、米情報機関も同様の結論に達した。プーチン氏は軍に欺かれたと感じており、同氏と国防当局との間で緊張が続いていると、最近機密扱いが解除された情報は結論付けているという。プーチン氏はまた、徴集兵がウクライナに送られていることや制裁でロシア経済が被る打撃の程度についても知らないことが分かったと、この当局者は述べたという。

▽ロシアのテクノロジー大手、1年半以内に半導体不足に陥る恐れ
ロシアで圧倒的シェアを持つ検索エンジン、国内最大の配車アプリなどを生み出したテクノロジー会社ヤンデックスが、米国の制裁によるハードウエア不足に直面している。事情に詳しい関係者によると、同社は1年から1年半のうちにサーバーに必要な半導体が不足する可能性がある。

▽ロシア側交渉担当者:ウクライナは主要な要求を満たす用意
ロシアの交渉団を率いるメジンスキー大統領補佐官は、ウクライナが29日の交渉で行った書面による提案は、ロシア政府が提示した「最も重要な条件について全体的に満たす用意を初めて示した」ものだと述べ、交渉結果を前向きに評価した。国営タス通信が報じた。

▽ドイツ、ウクライナに安全保障の確約提供を協議
ドイツのショルツ首相はウクライナのゼレンスキー大統領との数回にわたる電話会談で、ドイツが他国と共にウクライナの安全を保障する国として行動する「全般的な意思」があることを示唆したと、ヘーベシュトライト政府報道官が明らかにした。ただ、停戦もまだ実現していないため、依然「極めて初期」の段階だとくぎを刺した。

▽エアキャップが35億ドルの保険金請求、ロシアが接収の航空機巡り
世界最大の航空機リース会社エアキャップ・ホールディングスは、ウクライナでの戦争開始以来ロシアが事実上接収した形となっている航空機やエンジンに関連し、総額約35億ドル(約4270億円)の保険金を請求した。請求額は発生し得る減損へのエアキャップのエクスポージャーより大きい。戦争によって生じた損失を誰が負担するのかを巡り、ロイズ・オブ・ロンドンなど保険会社との間で争いが勃発しそうだ。

▽EUが新たな対ロシア制裁検討、対象の銀行を追加-DJ
欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会はロシアの銀行に対する新たな制裁案を来週に示す見通しだと、ダウ・ジョーンズ通信(DJ)が匿名の外交官の話として報じた。EU、制裁対象の銀行を追加する新たな対ロシア制裁を検討-DJ

▽ウクライナ大統領:ロシアは新たな部隊を投入
ロシアは新たな部隊をウクライナ戦線に投入していると、ゼレンスキー大統領がノルウェー議会での演説で述べた。具体的な時期は示さなかった。ゼレンスキー大統領はビデオリンクを通じてウクライナから演説し、「この戦争を止めるにはさらなる取り組みが必要だ」と呼び掛け、一層の兵器提供を求めた。

▽ウクライナ、海上保険グループにロシアを対象外とするよう訴え
ウクライナ大統領の首席経済顧問を務めるオレグ・ウステンコ氏は海上保険の引き受けで圧倒的なシェアを持つ団体に対し、ロシアを保険対象外とするよう書面で呼び掛けた。エネルギーの買い手からロシアに流入する資金を削減する狙いがある。書簡の送付先は国際P&Iグループ。同グループは相互保険組合の集まりで、グループ全体で世界の外航船の船腹量の9割以上の保険を引き受けているとしている。この書簡によると、同グループのメンバー企業は戦争開始以降、ロシアの港から石油やガス、石炭を輸送する363隻の保険を引き受けている。

▽ロシア大統領府:ウクライナとの交渉で大きな進展なかった
ロシア大統領府のペスコフ報道官は29日にイスタンブールで行ったウクライナとの和平交渉について、事態の打開につながる大きな進展はなく、まだ多くの作業が残っていると記者団に語った。ただ、ウクライナ側が書面で具体的な提案をする意思を示したことは「前向き」だと評価した。ペスコフ氏はまた、ロシアが一部のガス輸入国に要求しているルーブルへの支払い通貨変更は、実施に時間がかかり、今週から直ちに開始することはないと説明。「この手続きは技術的に時間がさらにかかる」と述べた。プーチン大統領は31日までにルーブル決済を可能にする仕組みを開発するよう命じていた。

▽欧州、戦争の経済的な影響が深刻化
ウクライナでの戦争が及ぼす経済的な影響が欧州全域で深刻化している。ロシア産エネルギーへの依存が高いドイツは、リセッション(景気後退)の危機に直面している。スペインでは3月のインフレ率が10%近くに達し、約40年ぶりの高水準を記録。ドイツ政府の助言機関は同国の経済成長予測を大きく引き下げた。

▽ウクライナ国外への避難者、400万人突破
戦争開始以降の5週間でウクライナ国外に逃れた人の数は400万人を超えたと、グランディ国連難民高等弁務官が明らかにした。同氏は現在、リビウで当局者と会談するためウクライナ入りしている。国内での避難を含め自宅から退避を余儀なくされた人の数は合計で約1000万人に上るという。

▽ポーランド、ロシア産エネルギー輸入を年内で打ち切りへ
ポーランドはロシア産の石油とガスの輸入を今年末までに停止するため「何でもする」計画だと、モラウィエツキ首相が記者会見で語った。ロシアからの石炭購入は4月か5月までに打ち切るとも言明した。

▽制裁は継続、ロシア軍が撤退するまで-英副首相
英国のラーブ副首相は、ロシア軍がウクライナから撤退するまで制裁は続くと、BBCラジオに対して述べた。

▽キエフ周辺で戦闘続く、ウクライナ側発表
ロシアは軍事作戦を縮小すると表明したものの、キエフの北部や西部で戦闘は続いていると、ウクライナ国防省が発表した。ロシア軍はまた北部のチェルニヒウを夜間に砲撃し、図書館やショッピングセンターを含む民間施設を損壊させたとチェルニヒウ州のチャウス知事が明らかにした。同知事はロシアの約束について「信じられるはずがない」と動画で語った。

▽ドイツ、天然ガス供給確保で緊急計画を始動
ドイツはロシア産天然ガスの供給途絶に備えており、エネルギー供給の圧迫を管理するための計画の第1段階を開始した。同計画は第3段階まで構築される可能性がある。ハーベック経済相が30日の記者会見で明らかにしたもので、新設の対策チームが毎日、状況をモニターするという。

▽ロシア、インドにSWIFTに代わる決済システム利用を提案-関係者
インド政府はロシアとの2国間決済について、国際銀行間通信協会(SWIFT)国際決済ネットワークに代わりロシア中央銀行が開発したシステムを利用するよう同国側から提案を受け、それを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。インドは、厳しい国際的制裁を受けるロシアから原油や武器を引き続き購入したい意向。

▽ロシアのラブロフ外相が訪中
ロシアのラブロフ外相はアフガニスタンに関する国際会議出席のため中国・安徽省に到着した。同相の訪中はウクライナ侵攻以来初めて。インタファクス通信は同相がアフガニスタン周辺諸国の外相会談に参加すると先週伝えていた。中国の場合、公式には米国などによる対ロシア制裁に反対の立場だが、これまでのところ制裁自体には従っている。

▽原油相場は反発-ウクライナでの戦争の先行きに慎重な見方
アジア時間30日午前の原油先物相場は反発。投資家は2カ月目に入ったウクライナでの戦争の先行きに慎重な見方を示している。

▽ゼレンスキー大統領、停戦交渉で「前向き」のシグナル
ウクライナのゼレンスキー大統領は29日の停戦交渉について、「前向き」なシグナルが見られるが、こうしたシグナルではロシア軍の砲弾の爆発はなくならないと恒例のビデオ演説で指摘。大統領は交渉ではウクライナの主権と領土保全に関していかなる譲歩もしないと従来の見解を繰り返した上で、対ロシア制裁緩和の問題は侵攻が終了するまでは取り上げられないとした。

▽米国防総省、キエフへの脅威続いている
米国防総省のカービー報道官は記者団に対し、ロシアが作戦縮小を表明しても、プーチン大統領の目標は引き続きドンバス地方以外に広く及んでいるため、キエフへの脅威は終わっていないと述べた。

▽仏ロ首脳、ロシア産天然ガスのルーブル建て支払いについて協議
ロシアのプーチン大統領とフランスのマクロン大統領は29日に会談し、ロシアが欧州連合に供給するロシア産天然ガスにルーブル建ての支払いを求めた問題について話し合った。ロシア大統領府が電子メールで送付した発表文で明らかにした。

▽LMEアルミ、下落-ロシア・ウクライナ停戦交渉受け供給懸念が後退
29日のロンドン金属取引所(LME)のアルミニウム相場は3週間ぶり大幅下落。ロシアとウクライナの停戦交渉を受け、アルミの主要供給国であるロシアからの供給混乱を巡る懸念が和らいだ。

▽米大統領、ロシアの軍事作戦縮小の実行を見守りたい
バイデン大統領は停戦交渉後にロシアがキエフとチェルニヒウ周辺での軍事作戦を大幅に縮小すると表明したことについて、ロシアがどう行動するか見守りたいと述べた。

以上

ウクライナとロシアの停戦交渉は、両国の意思決定機関が入っていないため、お互いの腹の探り合いで、即日の停戦を望んでいる会議体ではないような感じがします。戦いの一環なのでしょう。また国力が圧倒的に違う両者ですので、ロシア主導の会議体でしょうからロシアが折れない限り停戦はないでしょう。軍事面はともかく経済面で中国はロシアを支援するといってますので、ロシアへの欧米日の経済制裁は短期的には効果をもたらさないものでしょうから、停戦は中国のロシアへの経済支援がどの程度のものになるか(インドのロシアからの輸入がどの程度まで膨らむかも)にも寄るでしょう。


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