3月25日に世界銀行は、東アジア・大洋州地域半期経済報告(2021年4月)を発表しました。この報告書は、年2回春と秋に発行されています。
報告書では、新型コロナウイルス感染症の世界的流行から1年以上が経ち、東アジア・大洋州地域の途上国では回復に大きなばらつきが見られると指摘しています。世界銀行では、「新型コロナウイルス感染症の世界的流行が引き起こした経済的ショックにより、貧困削減が行き詰り、格差が拡大している。各国は2021年に回復を図ろうとする過程で、脆弱層を守り、環境に配慮した包摂的で強靭な回復を確実に達成するため、緊急措置を講じる必要に迫られるだろう。」と分析しています。
カンボジアの2020年のGDP成長率については、昨年時点の予測(マイナス2.0%)から、マイナス3.1%に引き下げました。今後についても影響は続くとして、2021年の成長率は4.0%(前回4.3%)、2022年5.2%(前回5.2%%)、2023年5.2%と予測しています。
新型コロナ関連では、カンボジアの感染状況は「低レベル」、ワクチン接種状況は「中レベル」としています。また、対策に必要な財政余力については、十分な余力があり、2021年には支出を拡大すると分析しています。
なお、地域的なリスクとしては、ワクチン接種の遅れやウイルス変異種の拡大等による感染収束の遅延と、米国等の金融緩和政策の出口戦略の影響等を挙げています。
(写真は、ビルの建設が進むプノンペン市内)
世界銀行の新聞発表(和文)
https://www.worldbank.org/ja/news/press-release/2021/03/25/uneven-recovery-drives-growing-inequality-across-east-asia-and-the-pacific
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報告書では、新型コロナウイルス感染症の世界的流行から1年以上が経ち、東アジア・大洋州地域の途上国では回復に大きなばらつきが見られると指摘しています。世界銀行では、「新型コロナウイルス感染症の世界的流行が引き起こした経済的ショックにより、貧困削減が行き詰り、格差が拡大している。各国は2021年に回復を図ろうとする過程で、脆弱層を守り、環境に配慮した包摂的で強靭な回復を確実に達成するため、緊急措置を講じる必要に迫られるだろう。」と分析しています。
カンボジアの2020年のGDP成長率については、昨年時点の予測(マイナス2.0%)から、マイナス3.1%に引き下げました。今後についても影響は続くとして、2021年の成長率は4.0%(前回4.3%)、2022年5.2%(前回5.2%%)、2023年5.2%と予測しています。
新型コロナ関連では、カンボジアの感染状況は「低レベル」、ワクチン接種状況は「中レベル」としています。また、対策に必要な財政余力については、十分な余力があり、2021年には支出を拡大すると分析しています。
なお、地域的なリスクとしては、ワクチン接種の遅れやウイルス変異種の拡大等による感染収束の遅延と、米国等の金融緩和政策の出口戦略の影響等を挙げています。
(写真は、ビルの建設が進むプノンペン市内)
世界銀行の新聞発表(和文)
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